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    <title>濃霧-gNorm- ひょうたん書店 準公式サイト</title>
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    <updated>2011-06-02T15:58:24Z</updated>
    <subtitle>管理人：バードチーフ（鳥酋長）
鹿児島にあるひょうたん書店の駆け出し店長が色々と。
あれこれやってる間に、気付いたら店長になってました。
スタンスとしては以前と変わりなくただの個人サイトですので
そのつもりでひとつよろしく</subtitle>
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    <title>キュートで残念なのが、またキュート！とてもステキな変人たちとの下宿生活！１巻目の「僕らはみんな河合荘／宮原るり」</title>
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    <published>2011-06-02T15:48:15Z</published>
    <updated>2011-06-02T15:58:24Z</updated>
    
    <summary> 僕らはみんな河合荘（1）／宮原るり 少年画報社／YKコミックスオススメ度：★★...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005005000860.jpg"/>
<strong>僕らはみんな河合荘（1）／宮原るり
少年画報社／YKコミックス</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★★☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◆◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■□□□</td></tr></table></span>女性の漫画家さんが描く男性向け漫画において、女性キャラのリアリティを維持しつつ男性読者の支持を得られる作品を描くのって実はけっこう大変なようでして。
リアリティのバランスをとるのがむずかしいのか、偏り過ぎると生々しくなってしまうこともあるんですよね。
そこに来て今回の作品は、ちょっとアダルトで、でも漫画的な萌え要素もありつつ、等身大の女性らしさが出ておりまして、なかなか絶妙なさじかげんのキャラクター陣に感心いたしました。]]>
        <![CDATA[　
舞台となるのは、対人関係にちょっと問題のある男女が暮らす下宿、河合荘。
そこの新たな住人となった高校生の男の子が、個性的な住人たちの間で四苦八苦しつつ、きになるあの娘との仲を深めてゆくというストーリー。
・・・いやぶっちゃけこーいうあらすじの説明の仕方だと、ありふれすぎていてどこが面白いのかまったく説明になっていませんね。
ところがこれが、しっかり面白いのだ。

個性のキャラに囲まれてたじたじな主人公の宇佐くんをはじめ、妄想変態道を突き進むルームメイトの城崎くんに、巨乳で美人なのに大酒飲みで男運の無いお姉さんキャラの麻弓さん、計算高く男を振り回す猛禽系女子彩花さん、クールでアンニュイな読書少女の律ちゃん、ほんわかな顔してズバズバ物言う大家の住子さんといった登場人物の、この性格が一枚岩でないところが非常にステキ。
漫画的にコミカルにディフォルメされたキャラクターなんだけど、ときおりはっとさせられるようなところがあるのよね。

読書が好きで一人でいることが好きなんだけれど、「孤独だ」と思われることは嫌だ、とか。
異性に愛されたいけれど、安い女と見られたくない、とか。
そーいった「女の子の本音」がちらっちらっと垣間見えるところがほどよいスパイスとなってまして、単なる「一つ屋根の下嬉し恥ずかしラブコメ」を超えた、男女の人間関係を描くドラマとなってます。

特に、メガネ巨乳で姉御タイプな麻弓さんがとってもいいキャラしてまして、宇佐くんの恋の相手となっているのは律ちゃんなんですが、そのメインヒロインよりもよっぽど出番とエピソード持ってるほど。
ガサツな姉貴キャラなのに、時折見せる乙女の表情が良いのだなぁ。
振ったはずの元カレがまた言い寄ってくる話では完全に主役をつとめるくらいだし。

ドタバタわちゃわちゃやっているように見えて、ふとした時に繊細で有機的な人間模様をふわりとさりげなく描いておりまして、そのへんのこまやかさにおいては少女漫画的でもあり、女性陣がみんな等身大の性格であったりと、女性が読んでもいけるんじゃないかという作品。
それでいて、ウブな男子高校生の目線でそんな女性たちのかわいさと魅力を存分に見せてくれます。

「人間関係に難がある人々」というテーマを、ある時は笑いにして描き、またある時は切なくシリアスなドラマとして語りつつも、「でもみんなどこかしら、他人と接する時は不安だし問題を抱えてるよね」という優しい目線にほっとする漫画。
かわいくユカイなラブコメ漫画として読んでもらって結構ですが、その印象を超えた面白さを与えてくれますよ。
あと、話と話の間の、幕間にある4コマが本編の補足程度の内容なのにきっちり面白いのもさすがです。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>暑苦しい全力ハイテンションギャグがやってきた！これぞ小野寺浩二！１巻目の「カバディ7／小野寺浩二」</title>
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    <published>2011-05-31T16:01:42Z</published>
    <updated>2011-05-31T16:03:34Z</updated>
    
    <summary> カバディ7（1）／小野寺浩二 メディアファクトリー／MFコミックス フラッパー...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005012000605.jpg"/>
<strong>カバディ7（1）／小野寺浩二
メディアファクトリー／MFコミックス フラッパーシリーズ</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◇◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■■□</td></tr></table></span>ギャグマンガも好物なもんですから、日頃からあれこれ読んではシュールだナンセンスだ不条理だ日常系だといろいろと言ってきてはおります。
が、ギャグというものはもうそういった細かい御託をぐだぐだと並べるようなものではなくて、ハチャメチャだろうがなんだろうがやたらめったらにノリと勢いで押し切ってしまったものが勝ちなのではないかと。
全てにおいてそれが正しいのではないかと、俺が間違っていたんだと、価値観をまるごとひっくり返されそうな熱血ギャグテイストにゲップ出そうです。]]>
        <![CDATA[　
謎のマイナースポーツ・カバディをテーマとする学園ギャグなのだが、とにかくまー何から何まで濃くてクドい。
主人公はインド人と日本人の間に生まれてブシドーサムライに憧れていたのに現代日本の姿に失望して怒りわめく熱血大和魂の持ち主。
そんな彼を見初めてカバディ部へ勧誘したのが、「マイナー競技で頑張れば、日本一になるのも簡単そうだし、TVにとりあげられて映画にもなっちゃうかも」と不純な動機を真面目にアツく語る女の子でして。
他にも良くも悪くも変態な部員たちとともに、カバディを始めることになるわけでして。

ギャグの路線としては、特定の価値観にかたよった登場人物達が、しょーもないことにいちいち大真面目に熱血スポコンのテンションで挑むという熱血パロディギャグなわけですが、その勢いが、テンションが、終始フルスロットルで持続しているのが特徴。
まるでド派手な格闘バトルマンガのような文法でもって、マイナースポーツをギャグとして描くわけですな。

ところが、無駄な暑苦しさと過剰で強引な熱血スポコンテイストで突っ走りつつも、実はマイナー競技の紹介マンガとしてはけっこう丁寧なのも持ち味でして。
猪突猛進支離滅裂な展開の中にも、こまかなルール説明や競技としての勝負の要点についての説明が入るのだ。
また、実際の試合シーンにあたっても、カバディという競技そのものが持つ意味不明さや、日本国内でもあまりにマイナーなために起こる現象（いきなり全国大会とか）や、独特のルールのヌルさ、寛容さをきっちりネタとして組み込んできてまして、単にギャグのモチーフとして選んだだけじゃなくて、ちゃんと調べてるのねと妙なところで感心してしまいました。

熱血スポコンギャグの強引なノリで押せ押せと展開しつつも、実は割とちゃんとしてる試合シーンと競技の紹介…。これは意外と、マイナー競技の話ながらまっとうなスポーツ漫画としても読めるのでは？？
…と、思っていたら甘かった。
1巻目の最後では、セパタクローやらカーリングやら吹き矢やらなんやらと、マイナースポーツの刺客たちが次々と襲いかかり…！とまぁ、破天荒な展開をさらに壊してひっくり返す無茶苦茶っぷりが素敵です。

バカバカしさとくだらなさを全力のノリで押し切るギャグ。
ほぼ全てが勢いにまかせっぱなしだけど、これでちゃんと破壊力と圧力を連載として維持出来てるというのはやっぱスゴイです。
読む人はちょっと選ぶけどね。こってこてだし。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>ネガティブヒーローが甲冑メカで異世界に降臨！異色すぎる主人公に注目！１巻目の「ヴァルハラ／イセダイチケン／山口宏」</title>
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    <published>2011-05-30T15:34:41Z</published>
    <updated>2011-05-30T15:37:07Z</updated>
    
    <summary> ヴァルハラ（1）／イセダイチケン／山口宏 アスキー・メディアワークス／DCオス...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005026000743.jpg"/>
<strong>ヴァルハラ（1）／イセダイチケン／山口宏
アスキー・メディアワークス／DC</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>今回のこの新刊、ファンタジーな格好の女の子と学校の制服来た女の子がふたりいる表紙でして。
んー、異世界ものかなー、ややシリアス気味で美少女要素もあるよ的な？？んーでもそれだけじゃなんとも言えないというか角川・電撃系だとよくある感じだしなーとぱらぱらめくってみましたところがですよ、
「なんだよロボ出るじゃん！異世界ファンタジーな甲冑ロボ出るんじゃん！先に言ってよそういうのは！」
といった具合に、中華料理屋で意味不明な漢字の羅列のメニューを何気なく頼んだらただの肉野菜炒めだった的な、まったくもー好物だから喜んで食べるけどさーまったくもーモグモグ、とぶつくさ言いながら堪能したのでした。]]>
        <![CDATA[　
さておはなしのほうは、甲冑型のロボ「戦機」をどこからか手に入れたものの、安っぽい正義感を振りかざしセコい悪事に手を染める尾張くんという男の子がおりまして。
ひょんなきっかけで、彼から戦機を奪い異世界へワープしてしまったのが主人公の神崎優。
優は読書好きで思慮深いが、どこか不敵で世の中すべてを見下しているような性格で、頭の回転も早く洞察力に優れている。
そんな彼が訪れた異世界「ヴァルハラ」にて、彼はその世界の王族と反乱軍との戦いに巻き込まれる。

とまあ、80〜90年代におけるリアル系ロボット物の要素と異世界ファンタジーの要素をソツなくきっちり踏襲した展開が特徴的。
西洋甲冑を意識したメカデザインや、現代社会の政府や軍も話に絡んでくる展開といい、どうしたってダンバインやリーンの翼の面影がちらついてしまうのですが、これはオマージュとして意図的にやっているのでしょうな。

そのなかでこの作品の個性として目立つのは、やはり優の性格。
戦機に乗り強大な力を誇示する尾張くんに対して一歩も引かないところや、異世界に飛んですぐにあたりの様子から自分の置かれた状況を把握したりと、巻き込まれ型のドラマにしては相当に利口な主人公です。
さらには、軍隊同士のぶつかり合いを見て冷静に戦況の趨勢を予測するくらいに博識。
頭が良くて適応力があるという、異世界ロボものとしては異質な強さを持つ彼ですが、そこからさらに話をおもしろくするのは、彼が積極的に異世界「ヴァルハラ」に関わりを持ち、すすんで戦機に搭乗するという点。
しかもその表情は、油断のならない野望を秘めた不敵な面構えです。
現代日本とヴァルハラとを向こうにまわし、いったい何をやらかそうとしているのかがドラマの柱となり、かつ異世界ファンタジーやリアル系ロボ作品ではあまりいなかったタイプの主人公である点が、良い意味で話の先行きを不透明にしてます。
不穏で不気味なのに、この男の行く末を見てやりたい。そんな気にさせてくれるのだ。

あとメカ類のほうは、マンガとしてのアクションや動きを優先させた作画でして、激しい斬り合いもしっかりしてます。丁寧にこまかく書きすぎていないのが、良い感じ。
西洋甲冑に近いフォルムのパーツで構成されたデザインで、曲面が多いのにきっちり描けてます。
おまけにこの戦機って全高が10メートルも無いのよね。小さいメカやロボって、必然的に人間とのカラミを描く構図やシーンが多くなって大変なはずなんだけど、ようやるなぁと感心しますよ。

あとヴァルハラの世界観もおもしろいよな。ビルなどの建築物が朽ちたような岩がそびえ、大地は鉄粉やコンクリート片に割れたガラスが混ざっており、文明が一度ほろんだ遠い未来の地球のようでいて、文明レベルは地球の近代以前で、戦機という巨大ロボはあるんだけど、火器類は未熟だったり。

オーソドックスな異世界もの、リアルロボットものなようでありつつ、主人公やメカ類や世界観にきっちりとした仕事を感じる出来でして、またお約束を踏襲し全体の読みやすさを維持しつつも、話のキモにはオリジナリティを意識させるといったストーリーにも抜け目の無さを感じます。
実直でしっかり楽しませてくれる、そんな作品です。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>ノリとキャラと勢いで強引に押してくるハイテンションギャグ！でもこういうの嫌いじゃないぜ！１巻目の「プラスチック姉さん／栗井茶」</title>
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    <published>2011-05-28T17:02:33Z</published>
    <updated>2011-05-28T17:02:59Z</updated>
    
    <summary> プラスチック姉さん（1）／栗井茶 スクウェア・エニックス／ヤングガンガンコミッ...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005022001274.jpg"/>
<strong>プラスチック姉さん（1）／栗井茶
スクウェア・エニックス／ヤングガンガンコミックス</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>これだけ日々4コマだの萌えコメだの増えてきますと、「とある学園の放課後の、文化系の部活の、部室を舞台に女の子数人がなんかやってるコメディ」と聞いても、正直なところたいして期待はできなくなってくるものです。
それはジャンルとしてどうこうというよりも、器として、土台として同じものを持つものが増えてるからなわけでして。
しかし、器や材料に目新しさを感じないからといって、手に取らないというのは気が早いというのも事実。
この作品のように、なんだか予想してないところから鋭い何かが突っ込んできたりもするんです。]]>
        <![CDATA[　
この作品の舞台となるのは、とある学園の模型部。
女の子三人で毎日プラモ作ったり作らなかったりしてるんだけど……、萌えコメかと思ったら本気のギャグだこれーー！
という作品。

姉さん、マキマキ、オカッパの主役三人はなぜか常に頭にプラモのっけてるし、
野球部には真性の変態がいるし、キモオタくんは窓から落ちるし、双子姉妹はモチをつくし・・・。
放課後部活コメディのはずが、不条理ナンセンスなハイテンションギャグである本作。
んんん〜〜〜、やっぱり案の定プラモデルはあんまり関係ないけれどでもこれはこれで良し！打撃力のあるまっすぐなギャグが素敵！とうれしい方向で期待を裏切ってくれたのだ。

ギャグの方向性は、キャラとノリ優先。
場の空気とテンションをうまいこと維持したままシチュエーションを転がしつつテンポよくギャグを繰り出し、それでいてキャラの個性がちゃんとしてんのが立派です。
姉さんのバカっぷり、オカッパのクールな凶悪っぷり、そしてマキマキのたまに見せるピュアなとこが良いのだ。
会話のリズムを大事にするギャグシーンの連続でありつつ、1話ごとのページ数は非常に短いためどの回も明確なオチが無く唐突に話がぶち切られるんですが、これが逆に良いテンポとなっており、一個の話でスパーンと的確に無駄の無いギャグが打ち込まれてくる印象。
グダグダだらだらしないのだ。

プラモからちっちゃい軍人が出てきたり、人外の巨人が校内にいたり、都市伝説並の怪物ババアがいたりと、ネタの方向もなんでもありで話の予想をつけさせてくれません。
このハチャメチャでフリーダムで、勢いとテンポ重視なところはなんだか少年チャンピオン的なノリも感じさせてくれます。
少年誌ギャグに近いということでもあるんで、けっこう色んな人に笑ってもらえるかも。
なんだか萌えな印象の表紙を「萌えだから」と敬遠するのは逆に避けよう。
「萌えだから」と手にとろうという人はそのまま釣られましょう。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>ヒトの心の内側までも、ドラマにしたらこんなに楽しくなるなんて！１巻目の「脳内ポイズンベリー／水城せとな」</title>
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    <published>2011-05-23T16:43:03Z</published>
    <updated>2011-05-23T16:43:50Z</updated>
    
    <summary> 脳内ポイズンベリー（1）／水城せとな 集英社／クイーンズコミックスオススメ度：...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005019003345.jpg"/>
<strong>脳内ポイズンベリー（1）／水城せとな
集英社／クイーンズコミックス</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★★☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●●○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>ここのところ良作を連発しております水城せとな。・・・というか、出す作品出す作品どれもしっかり私の心に響く出来栄えでありまして。
いったいこの良さはどこにあるんだろうとかねてより考えておりました。
本作を読んで、その良さの元をいくらか垣間見たような気がしました。]]>
        <![CDATA[　
本作の主な舞台となるのは、主人公・櫻井いちこさんの、その脳内の会議室。
いちこさんが日常で迎える様々な迷いや選択について、彼女の自我が複数の人格となって会議を行っているのです。
これは別に彼女が多重人格であるというわけではなく、ヒトがその局面において様々な選択を迫られたときの逡巡や葛藤を経て決断を迎える内面の様子を「会議室での議論」という形をとって描いているわけですな。
いちこさんの会議室には、ネガティブ思考担当者やポジティブ担当、直感担当、記録担当とそれぞれの理性や感情を司る5人の会議メンバーがおり、いちこさんの行動に対してここは押すべきか、引くべきか、行動するのか、何を言うのかといったことを喧々諤々と言い合い、その末に時には多数決をとり、時には議論が紛糾したりメンバーひとりが暴走したりといったことを経て、会議で決まったことがいちこさんの行動として出力されるわけです。
また彼ら脳内会議のメンバーは、いちこさんを客観的に見守る第三者でありつつも操縦者であるのだ。

そんないちこさんの悩める恋のストーリーは、ちょっと前の飲み会で出会ったいい感じのかわいい年下の男の子・早乙女くんを違う場所で目撃してしまい、彼に声を掛けるかいなかというところから始まります。
声を掛けたら話題はどうする？何を聞く？飲み会で何を話してたっけ？そのあとどうする？といった男女のやり取りや駆け引きが脳内会議と進行し、その会議が荒れるほどにいちこさんはパニックを起こし、会議のメンバーが暴走してしまうことで彼女が思いもよらぬ行動を取り、そのおかげでこの恋はどんどこどんと予想外の展開を見せ・・・、という内容です。

ちょっと奥手で気弱で、考えが理性的にまとめられずパニックを起こしがちな女性の、その頭の中の様子を擬人化と会議によって笑いとドラマに変えるということでありまして。
キツい言い方をすると、恋に対してちょっと要領の悪いいちこさんですが、それを暴走するドタバタ脳内会議として描くことで、女性の本音を滑稽にシニカルに、それでいて優しく温かく見守っていく作品となってるわけですな。
・・・なっているんですが、彼女の脳内会議はいつも決まって大騒ぎでして。パニックの末に起こすアクションが「なぜそうなる！」と思わず笑っちゃうことも。
でもそこにも、暴走と紛糾を繰り返してはいるけれど脳内会議での思考過程があるんだよと見せているわけです。

またいちこさんと早乙女くんとの恋のストーリーは基本的にすれ違いのドラマであり、またこのことはあとがきでも言及されているのですが、人と人が話をしていて、どういった時に誤解が起こるのか、互いの認識の違いがどういった影響をおよぼすのか、表現や言葉の使い方や表情ひとつで相手にどんな印象を与えるのかといった点に非常に注意して描かれています。
これがまた、仕組みとしてはなんてことない出会いのドラマなのに、暴走する脳内会議によるてんやわんやな展開と相まって話を引っ掻き回すことに一役買ってくれてまして。
何気ない一言や思いの積み重ねの末に出た行動が、思いも掛けない受け取られ方をしてしまい、そこでまた恋の行方がややこしいことになっていくのですな。

けれど、傍からこうして読者の立場で見ていると、実は彼女たちのあいだに生まれた誤解の元が何であるかちゃんと分かるし、いちこさんの脳内会議も出すべき結論は何だったのか、彼女はどうするべきだったのかも分かってしまえるんです。
でも、分かっているのに、ヒトとヒトってそううまくいかない。すれ違うし、暴走するし、間違いも起こす。
そういった内面のこまかな機微とその動きと、それが対人関係で何をもたらすのかといったところまで静かに見据えた作者の目線が、時にスラップスティックな笑いを産み、またある時は心にヒリヒリと響く悲劇を語るわけですな。

それでいてなによりもこの作品でいちばん盛り上がるのは、いちこさんの脳内会議のメンバーと一緒になって、読んでるこっちも彼女を応援して、恋の成就に協力したくなってくる不思議な一体感があるんですよ。
俺もその会議に加えろと、そう言いたくなってくるのだ。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>ありそうで無かった吸血鬼＋サムライマンガ。笑いありお色気ありのオススメ品です！１巻目の「侍ばんぱいや／おがきちか」</title>
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    <published>2011-05-22T15:23:53Z</published>
    <updated>2011-05-22T15:29:15Z</updated>
    
    <summary> 侍ばんぱいや／おがきちか 太田出版／エフコミックス 全１巻オススメ度：★★★★...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005021008839.jpg"/>
<strong>侍ばんぱいや／おがきちか
太田出版／エフコミックス
全１巻</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★★☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●●○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◇◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>時代劇好きとしてかねてより、もっと色んなひとが気楽に時代劇というテーマを扱えばいいのになーと常々思っておりまして。
時代考証だとか堅苦しいことは抜きにして、もっと自由にいろんなモチーフの時代劇があっていいはず。
そしてあたりを見回してみますと、人情劇からクトゥルフものまでバラエティ豊かとなりまして、これはいい時代になったなぁとにんまりしておるわけですが。
・・・しかし、サムライで吸血鬼とはありそうで無かったなぁ。サムライも吸血鬼も、モチーフとしてはオーソドックスなのに、この古典的要素の組み合わせは新鮮でした。]]>
        <![CDATA[　
主人公は、長屋暮らしの痩せこけた浪人・黒羽冬馬。
お堅く真面目でいかにもなお侍様で、浪人とは思えないくらいめっぽう腕が立ち、また女にもやたらとモテる。
実はその正体は、ある些細なきっかけから不老不死となったバンパイアであった。
そして、彼の住まう長屋の主で遊び人の少年・朔太や、黒羽をバンパイアにした張本人の女・かむらや公儀退魔師の娘・たみやといった登場人物を交え、お江戸のドラマが花開くといった具合。

マンガとしては、処女の生き血が好物である黒羽と、黒羽が狙ってた処女をことごとくモノにしてしまう朔太のコンビによる掛け合いを中心としたコメディ仕立てでありまして、そこにセクシャルでエロス〜なシーンがちりばめてあるという感じ。
江戸時代＋お侍＋吸血鬼という組み合わせから生まれる設定が、随所で話の面白さとして作用しておりまして、バンパイアとして斬られて死なないのが分かると厄介だから鍛錬に励んでたら超強くなったとか、縁切り寺に用心棒として雇われたらそこはハーレムだったとか、必要以上に踏み絵に熱心とか、「あ、なるほどそれはアリだ」とナイスなシチュエーションが多いのだ。

またキャラクターコメディとしてもどのキャラも非常に魅力的。
主役コンビとなる黒羽と朔太のふたりは、女性向け作品における男性キャラのコンビとして定番な、クールな紳士と無邪気な少年という組み合わせがありますが、そこを時代劇という舞台に合わせて実直なお侍と江戸っこ気質の少年としたものでして。また、かむらとたみやの二人も、妖艶でエロースで超然とした余裕を見せる姉御に、跳ねっ返りだが子供っぽさが抜けない純情乙女とうまい具合にハマってます。
設定がどうの、吸血鬼で時代劇がどうのと言う前に、この四人組がそれぞれにいいキャラしていて、彼らの掛け合いを見ているだけで楽しいぞ。

吸血鬼ものというとその設定からたいていは暗いドラマとなりそうなところが、なんでもありでおおらかな江戸の町人文化と、陽気でいなせな江戸っこ気質が、明るくカラリとした風変わりな吸血鬼マンガとなっている一冊。
またその内容も、時代劇であり、ホラーファンタジーであり、不老不死の吸血鬼ドラマであり、長屋の町人コメディであり、アクション要素もあり、セクシャルなお色気要素もありと読むべきところは多い。
1巻で完結させるのが惜しいくらいなんですが、オチもよくできていてスマートな終わり方しているのでこれはこれで好きだしどーしようむむむと悩ましい。
仏頂面の痩躯の武士がでんと居座る表紙なもんで、BL的な香りただよう女性向け作品なのかなと思われるかもしれませんが、広く男女問わずマンガ好きに手にとっていただきたいです。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
    </content>
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    <title>不思議な縁で結ばれた奇妙な二人組。こまやかな感情の交錯にドキリとさせられるのだ。１巻目の「明治失業忍法帖／杉山小弥花」</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://b-chief.org/mt/cgi/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=2772" title="不思議な縁で結ばれた奇妙な二人組。こまやかな感情の交錯にドキリとさせられるのだ。１巻目の「明治失業忍法帖／杉山小弥花」" />
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    <published>2011-05-20T16:30:27Z</published>
    <updated>2011-05-20T16:32:22Z</updated>
    
    <summary> 明治失業忍法帖（1）／杉山小弥花 秋田書店／ボニータ・コミックスαオススメ度：...</summary>
    <author>
        <name>b_chief</name>
        
    </author>
            <category term="1st" />
    
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005004001718.jpg"/>
<strong>明治失業忍法帖（1）／杉山小弥花
秋田書店／ボニータ・コミックスα</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●●○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◆◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>マンガにとって何が重要かというのは、人によって、また年齢性別趣味嗜好によって様々なんですが、僕にとっては「キャラ」というのがなによりも重要でして。
どんな人物が何をして何を想いどういう影響を受け、もしくは与えるか。そういったことをひっくるめての「キャラ」でありまして。また逆に言うと、良いキャラがいればストーリーはどんなものであってもかまわない、とも思っております。
そして時には「キャラが素敵」としか表現しようのない作品もあるものでして。
本作もその一種であります。]]>
        <![CDATA[　
舞台となるのは明治維新直後の東京。
商家の跡取り娘の菊乃は、明治の気風のなかで女だてらに髪をおろし袴を着用し、道場や私塾通いに明け暮れて男勝りなじゃじゃ馬娘として近所じゃ有名な女性に。
そんな娘をなんとかおとなしくさせようと親の用意した縁談相手が、元は幕府直参旗本で由緒正しい忍者の末裔で、現在は貧乏士族をやってる柘植清十郎。
しかしその清十郎は、昼間から酒をあおり何をするにもぼんやりと不抜けた昼行灯だった、という展開。
んでまぁ、ここから先はお定まりのコースでして、昼行灯な失業忍者が実は超スゴ腕で、菊乃と奇妙なカップルになるという具合。

良いカップルだけれどもどこか素直になれない二人がいて、互いが互いの何かを補うように寄り添うという関係ですが、この作品が素晴らしいのはそこからもう一歩踏み込んだ描写力でありまして。
この出会いにより、自分のどこにどのような変化が現れ、相手のことをどう感じているのかという点が非常にこまかく丁寧に語られ、それにより「昼行灯な失業忍者と、お転婆ムスメ」といった形式的なカップリングを超えた絆を垣間見ることになるわけです。

こうして描かれる一対一の男女のつながりは、非常に奥ゆかしく、はっきりとした輪郭すらとらず、形を見せたと思った時にはもう違うものになっているくらいに繊細かつ曖昧で、それでいて美しい。
またそれほどに微妙でこまやかな、男女それぞれにうつろう「情」というものを、わずかな言葉と最低限の描写であざやかに切り取って見せる手前も見事でして。
ただのおとぼけ忍者とじゃじゃ馬ムスメのはずが、二人が一瞬だけ見せる複雑でナイーブな心の奥の感情に、読んでるこっちがハッとさせられることもしばしば。

んで、丁寧で細やかで、かつ鮮やかで奥深い感情表現が、驚くほどに立体的に入り組んだ二人のキャラと関係性を浮かび上がらせ、テンプレに押し込めないどころか簡単には言い表せないほどに素敵なカップルとして読み手の心に迫ってくるのです。

ほんとーに、キャラのセリフやモノローグがささやかに素晴らしいんだよなぁ。
ふわりと自在に、かつ語り過ぎず軽やかな言葉ひとつで、そのキャラの人となりが一枚も二枚も魅力的に色味を帯びていくようでして。
素晴らしい表現がいっぱい転がっております。

また幕末、明治のドラマとして、当時の世相や時事に関わる用語の数々も多く、おかげで話の厚みも生まれておりまして。
数奇な二人の奇妙な恋のお話…以上に、明治の息遣いと、時代の転換期に暮らした人間の本音が見えてくるようでもあります。

少しドタバタで、切なくて、愛おしいというラブコメなんですが、読んでみるとキャラとキャラのつながりの奥深さと複雑さに惚れ込んでしまうようなマンガです。
この良さは一度読んでもらわないと、いくら説明してもしきれません。
語るほどに野暮というやつです。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
    </content>
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    <title>かわいいけれど、ちょっとコワイ？宇宙人新妻とのイチャラブトンデモ新婚生活！１巻目の「ヨメがコレなもんで。／宮田紘次」</title>
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    <published>2011-05-19T17:33:53Z</published>
    <updated>2011-05-20T04:21:18Z</updated>
    
    <summary> ヨメがコレなもんで。／宮田紘次 エンターブレイン／ビームコミックス 全１巻オス...</summary>
    <author>
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    </author>
            <category term="1st" />
    
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005018000861.jpg"/>
<strong>ヨメがコレなもんで。／宮田紘次
エンターブレイン／ビームコミックス
全１巻</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■■□</td></tr></table></span>最近ひそかに燃え上がっている嗜好のなかに、ケモノ娘やモンスター娘といった、亜人間な種族の人外キャラというものがありまして。
シュミとしてはマイナーな分野ではあるんですが、「人間とは違う」という前提が、ドラマやエピソードを産み、また通常ではありえないシチュエーションを生み出すことになるわけです。
本作はそのなかでも「宇宙人娘」をヨメにした男性が送る、ラブとハプニングの新婚生活である。]]>
        <![CDATA[　
主人公はごく普通のサラリーマン、真壁さん。
謎の宇宙船にさらわれて、そこで出会ったヒト型宇宙人に一目ぼれ。そのまま結婚して新婚生活を営んでおります。
んでその新婚さんは、宝石のようなきれいな瞳と、頭から髪の毛のように生えた触手がチャーミングでして。
ふだんは地球人型のスーツを着用して人間としてふるまっているんですが、たまに正体がばれそうになったり。
性格はなにより旦那さんひとすじですが、ちょっと子供っぽくて横着しちゃうところも。また、泣いちゃうと目からビームを発射したりもするけれど、明るく優しい新妻さんである。

そんな新婚カップルの夫婦生活をドラマとする作品なんですが、ほとんどが1話完結のスタイルをとっており、それぞれのテーマとなっているのは、出産や公園デビュー、お姑さんやご近所さんとの付き合いや浮気の危機といった、いわゆる「新婚夫婦のメロドラマ」そのもの。
ただ、奥様が宇宙人であるために、ごくふつーのメロドラマがなんだかおかしなことになってしまうという具合です。

いずれの話も、奥様が宇宙人であることから生まれるスラップスティックなコメディ調でして、奥様の宇宙人としての生態やなんかはだいぶぼかしてあります。
SF的なディテールの積み重ねよりも、こむずかしくならないように雰囲気とノリで楽しく読めるドラマ作りが優先している感じです。
しかしそれでいて、ちゃんと見ているとオモテに出てきていない設定も読み取れるようになっているのがポイント。

それにしてもまー、この奥様の宇宙人としての外見のデザインも、エイリアンとしての異物感を維持しつつ、ずっと見ていてなんだかかわいくなってくるという絶妙なところがナイスだ。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
    </content>
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    <title>かわいいだけじゃない！「なるほど！」の驚きが詰まった漫研コミック！ １巻目の「まんがのCOCOはキケンなつぼみ！／徳冨数志／長谷川裕一」</title>
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    <published>2011-05-16T16:13:54Z</published>
    <updated>2011-05-16T16:26:17Z</updated>
    
    <summary> まんがのCOCOはキケンなつぼみ！（1）／徳冨数志／長谷川裕一 ソフトバンクク...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005028000205.jpg"/>
<strong>まんがのCOCOはキケンなつぼみ！（1）／徳冨数志／長谷川裕一
ソフトバンククリエイティブ／フレックスコミックス</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>ちょっとオタクでマンガの描ける男の子がいて、おっぱいが大きな女の子とハプニング的な出会いを果たし、彼女といっしょに漫研を始めることになり、気付けば他の部員は女の子だらけ。
ああはいはいよくある図式ですねとページをめくってみますと、原作に長谷川裕一の名前が。
どう見てもテンプレどおりの放課後文化系部活ラブコメな枠組みなのに、長谷川裕一とな。SFでもロボでもない。
これは何かがあるぞと思わずにはいられませんでした。]]>
        <![CDATA[　
お話としては、マンガは描けるけどいまいち無難な男子と、絵も描いたことがないけれど情熱だけはある女の子が運命的な出会いを果たし、時を同じくして開催されたマンガの競技会で優勝を目指すというものでして。
二人以外の部員は、BL好きの不良、古風で和風なお嬢様、省力スタイルの貧乏少女と方向性はてんでばらばら。
この5人で、「COCO」の頂点を目指すわけでして。

お約束的なシチュエーションにキャラ配置に、メソッドどおりのイベントやハプニングを配置し、やっぱりこれはこのままラブコメ展開になるのかなーというところ、このマンガ競技会から出される試練が、しっかりと「漫画を描く」ということでドラマを盛り上げる作りとなってます。

最初に出された課題というのが、「これこれこういうシーンを、コマ割りだけで表現しなさい」というものでして。
この、一見すると「え？どういうこと？」と疑問に思うような試練が、うまいツカミとなっています。
そしてこの試練に対して、主人公が出した答えがまた「おおっ！なるほど！」という驚きがあっていいんだなぁ。
またこれは、この作品にとっての「マンガ競技」というものが、予定調和を前提とするストーリー上の試験なのではなく、作品を通して長谷川裕一が「マンガのテクニック」を伝えるために用意した仕組みでもあるのですな。
単に線を引いたりトーンを貼ったりすることだけではない、表現としてのマンガ技法をテーマとして描くつもりなんですよ。

そこに気付いてからもう一度この作品を俯瞰で眺めてみますと、このマンガそのものが、構成としてもかなり理詰めのテクニックに溢れていることに気付かされます。
ストーリーを動かすポイントは王道的なお約束なパターンで馴染みやすく作り、そのうえで新キャラの登場シーンは読み手へ印象を刻み込むようにインパクトと意外性を与え、そして第一の課題とそれに向きあう主人公達の苦悩と戦いがあるという展開。
ベタなラブコメのようでいて、非常に丁寧に作られてます。

女性キャラはみんなかわいいのでそれ目当てで読んでいたはずが、いつしかストーリーにのめりこんでしまうような作品でして、ノリもけっこう熱血。まったり部活ラブコメなんて第一印象はいつしか吹き飛んでいました。
またこのヒロインである、画力もマンガ経験も皆無な女の子がどうなるのかも気になるところ。
マンガ競技として提示されたこの最初の問題が非常に面白かったので、次はいったいどんな「マンガ試験」が出てくるのか楽しみですね。
これ、たぶん実際に漫画を描いてる人が試しにやってみてもいいくらいのお題ですよ。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
    </content>
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    <title>新機軸！コブタ呼ばわりされるメインヒロイン！でもかわいいから不思議！ １巻目の「ぽちゃぽちゃ水泳部／遠山えま」</title>
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    <published>2011-05-14T14:39:31Z</published>
    <updated>2011-05-14T16:23:13Z</updated>
    
    <summary> ぽちゃぽちゃ水泳部（1）／遠山えま 芳文社／まんがタイムコミックスオススメ度：...</summary>
    <author>
        <name>b_chief</name>
        
    </author>
            <category term="1st" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://b-chief.org/">
        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005011001105.jpg"/>
<strong>ぽちゃぽちゃ水泳部（1）／遠山えま
芳文社／まんがタイムコミックス</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■□□□</td></tr></table></span>萌え系4コマにおいて、キャラクターの行動や性格に影響を及ぼすような設定は実は諸刃の剣でありまして。
設定に引っ張られて自由度が無くなってしまったり、キャラに引っ張られて設定が死んでしまったりとバランスをうまくとるのは難しいようなのです。
そこに来てこれだ、主人公の女の子が「デブで食いしん坊」という、王道でベタすぎる設定。
しかしこの属性がメインヒロインに付与されるというのは珍しく、古典なのに新しいという作品になってます。]]>
        <![CDATA[　
主人公は豚カツ屋の娘・太田カツ代。自身も太ましいが、親子そろってぽっちゃりデブな一家。
トンカツ大好き揚げ物アブラもの大好きな女の子だったが、ある日あこがれのセンパイがポッチャリ系は好みじゃないとの知った彼女はダイエットを目指すことになる。
そこで向かったのは、廃部寸前のマッタリ系弱小水泳部だった。

幼なじみの男の子・ケンちゃんや大食い仲間のあゆたんとともにダイエットを目指すという4コマですが、毎回のネタがバラエティ豊かで、学園内での日常生活コメディからラブコメモードもあり、そして意外にちゃんと水泳していて練習試合にも出ていたり。
かといって競泳を前面に押し出しすぎず、勝負ごとは勝負ごととして部員たちの個性がうまくノリと展開をひっかきまわすようになってます。
特に「太っていて大食い」という個性ってこんなに便利だったっけ？というくらいに、カツ代のキャラが良い感じでありまして。
自分で状況を作ったり、他の部員からいいようにいじられたりと目立つ主役です。

水泳部なだけに水着シーン多いし、部長と副部長もいいキャラしてるし、んでケンちゃんとのラブコメ展開にもニヤニヤしたりと読むとこ多い4コマです。
カツ代ちゃんは主役で太ましいけれど、ちっこくてコロコロしていてかわいいのでこれはこれでアリよ？
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
    </content>
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    <title>「老い」を覚悟した女性に訪れた、強引な恋。不可思議な人間模様が、唐突に花ひらく。 １巻目の「姉の結婚／西炯子」</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://b-chief.org/mt/cgi/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=2768" title="「老い」を覚悟した女性に訪れた、強引な恋。不可思議な人間模様が、唐突に花ひらく。 １巻目の「姉の結婚／西炯子」" />
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    <published>2011-05-13T16:11:04Z</published>
    <updated>2011-05-13T16:14:45Z</updated>
    
    <summary> 姉の結婚（1）／西炯子 小学館／フラワーCアルファ フラワーズオススメ度：★★...</summary>
    <author>
        <name>b_chief</name>
        
    </author>
            <category term="1st" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://b-chief.org/">
        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005020003931.jpg"/>
<strong>姉の結婚（1）／西炯子
小学館／フラワーCアルファ フラワーズ</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★★☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◆◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■□□□</td></tr></table></span>10代の頃には想像もつかなかったし、それも仕方のないことであるとは思うのですが、30歳を過ぎますと「壮年期の恋」というものが一定のリアリティを持つものでして。
30過ぎても40過ぎても「恋」というものはあるのだと、実感できるわけです。]]>
        <![CDATA[　
この作品の主人公も、30をとうに過ぎ40歳がすぐそこに見えてきたひとりの独身女性・岩谷ヨリ。
東京で暮らしていたが、いろいろあった挙げ句に生まれ故郷に戻り、図書館の司書として働いている。
見た目はしゅっとした美人さんだが、老眼鏡のお世話になり、長い坂道がひといきで登れなかったりと、はっきりと「老い」を自覚する彼女。
「ここで老いるのも悪くない」と、静かで穏やかなプチ老後を覚悟している。

そんな彼女の前にあらわれたのが、いわくありげなイケメン・真木誠。本も出している有名な精神科医である彼が、ストーカーすれすれの謀略で岩谷さんに強気な恋を押し付ける。
超・押せ押せな真木のプッシュに、岩谷さんはわけもわからずたじたじで、そこに真木の妻や岩谷さんの妹も加わり、奇妙な人間関係が組みあがってゆくのだ。

この、明らかに変なのにどこかに男女の真実を感じさせてくれるドラマに、男の読み手もこうしてハマってしまうわけでして。
どのキャラも一筋縄ではいかない個性があるのに、男と女の一部分を秘めているのがいいのですな。
静かな性格のキャラが多い中で、アッパーな陽気を振り撒く妹のルイ子ちゃんがかわええなぁ。派手なお気楽娘なのに世話焼きで料理が巧いとかステキよね。

物語のほうは、老いと枯れを受け入れようとした女性に訪れた強引でちょっと背徳的なメロドラマ、なのかなーと思っていると、広がる人間関係とともに不可解で面白い展開を見せるストーリーでして。
「ええっ？どういうことよ？」という混乱を伴う動揺が楽しい。

それにしてもあれですな、前作の「娚の一生」でも感じましたが、オトナの恋においても、やっぱオトコは嫌われそうなくらいにグイグイプッシュしてったほうがいいんですかね。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>変態ロリコンな清少納言が宮中で暴走！みやびで華麗なのにすったもんだな平安4コマ！ １巻目の「姫のためなら死ねる／くずしろ」</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://b-chief.org/mt/cgi/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=2767" title="変態ロリコンな清少納言が宮中で暴走！みやびで華麗なのにすったもんだな平安4コマ！ １巻目の「姫のためなら死ねる／くずしろ」" />
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    <published>2011-05-12T15:58:57Z</published>
    <updated>2011-05-12T16:01:26Z</updated>
    
    <summary> 姫のためなら死ねる（1）／くずしろ 竹書房／バンブーコミックス／WIN SEL...</summary>
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            <category term="1st" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://b-chief.org/">
        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005021008821.jpg"/>
<strong>姫のためなら死ねる（1）／くずしろ
竹書房／バンブーコミックス／WIN SELECTION</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★★☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>自分の趣向は時代劇マンガ好きということにしているのですが、これは何も江戸時代モノだけと時代を区切っているわけではなく、戦国時代だって好きだし歴史物全般に興味がありますよということでして。
なかでも平安時代モノというのは漫画のテーマとしては数が少なく、また少ないがためか良い作品が多く、平安を扱った作品が出るとなるとチェックを入れてきた次第でして。
そんななかでも近年の作品として、清少納言をツンデレヒロインとしてラブコメのように描いた「暴れん坊少納言」がなかなかのヒットでありました。
なるほど宮中のキャラをこのようにアレンジして見せると、それぞれの立場や人間関係が面白いから膨らむんだなーと感心しまして。
また貴族文化を扱った漫画というのも珍しく、こういったアプローチの作品はもっとあってもいいよなーと思っていたところに本作が登場したわけです。]]>
        <![CDATA[　
このマンガの清少納言は、貴族の身分に甘えて自宅にこもったまま日記ばっか書いてるという、現代で言うとことろのヒキコモリニートでブロガーというキャラ。
そんな彼女がツッコミ役兼世話焼き友人の推薦で13歳の少女である中宮定子と出会ったところ、彼女に一目ぼれ。
喜んで彼女の家庭教師となるが、宮中はクセのある女性揃いで清少納言は軽くピンチ。
が、しかし、定子への一途で変態的な愛で乗り越えるのだ、というノリ。

定子の一挙手一投足に鼻血を溢れさせて大興奮しちゃうような、ちょっと危ない清少納言。
そんな彼女のたぎる欲望に気づかず、清少納言を信頼できる友として接する定子。
清少納言と同室となり、彼女をライバル視していたはずがツンデレ気味の好意を寄せる紅式部。
んで、暗く歪んだ愛情を振り撒くヤンデレ少女な藤原彰子と、彰子の女房であり、清少納言に敵意を抱く紫式部などなど。
宮中の中で、なんだかややこしく愛憎渦巻く人間関係が形成され、その全てがドタバタのギャグに落ち着く内容。

んで何がずるいって、内容としては平安で貴族で百合でドタバタラブコメ4コマなのに、なまじっか繊細で艶やかな美しい絵を描くもんだから、余計に「やんごとないのに鼻血ブー」というインパクトが際立つ作品となってます。
馬鹿馬鹿しいのに雅で華やかなのだ。

登場人物は立ち位置や役目の説明もなくぽんぽん出てくるし、しかも史実とはだいぶアレンジを加えた人間関係なので、清少納言と枕草子を中心とした当時の宮中を多少なりとも知っておくとすんなり読みやすいはず。
あと女性キャラの作画と造形に記号的な描き分けをしていないため、4コマとして読むと似た顔のキャラばかりのように見えてパッと見誰が誰だか見分けつかないようなところも。・・・でもみんな個性的だから、ちゃんと読めば自然とキャラの区別はつくはず。

絵ぇキレイで表紙も美しいのに、ノリノリで突っ走る百合でヘンタイでニートでオタクな清少納言が強烈なインパクトを放っている作品。
それでいて、ややこしく絡まる人間関係のドラマも面白い。
またストーリーとしても、1巻目でようやく清少納言が枕草子を発表するにいたるところで終わることもあり、今後の展開も楽しみなのだ。
表紙のトーンはなんか女性向けのようだけど、良い意味でぜんぜんそんなことは無かったぞ。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>血塗られた無宿渡世の道を、無類の強さの美女が歩む！その首、金300両なり！ １巻目の「七匹の侍／鈴木マサカズ」</title>
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    <published>2011-05-11T14:00:48Z</published>
    <updated>2011-05-11T14:01:46Z</updated>
    
    <summary> 七匹の侍（1）／鈴木マサカズ 講談社／ヤングマガジンKCオススメ度：★★★☆☆...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005017004921.jpg"/>
<strong>七匹の侍（1）／鈴木マサカズ
講談社／ヤングマガジンKC</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●●○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>マンガや映画の好みに時代劇を選んで久しいのですが、昨今の流行りは戦国もの一辺倒でして。
それはそれで嬉しいんですが、「時代劇」とはやはり少々ちがうわけで。
あー、江戸の市井の暮らしを描く人情ドラマとかそういうの読みたいよねーと常日頃から思っている次第です。
そのため、このように「江戸時代の女渡世人の復讐劇」なんてなテーマの作品がありますと、それだけでもうこうして紹介したくなるわけでございますよ。]]>
        <![CDATA[　
時代は江戸時代後期。
生まれ故郷を離れ、無宿渡世の流れ者のやくざとなった二人の男、三本松の伝次郎と梟山の珍平。
ろくに人を斬ったこともないが威勢だけはいっちょ前な二人の前に、驚くような美人の女渡世人が現れる。
彼女は数人のゴロツキを一人でこともなげに切り捨てるほどの強さで、その首に300両の賞金がかかった極悪人・宵闇のお紺であった。
彼女は、家族の仇である七人組の悪党を追っており、伝次郎と珍平はお紺と旅を一緒にすることになる。

渡世人のドラマなので登場する人物は悪いヤツラばかりなんですが、大悪党も小悪党もどこか人間味あふれる泥臭い登場人物ばかりで、そんな連中の因果や奇妙な縁を土台に血生臭い展開が待っているという具合。
伝次郎も珍平も小物っぷりをいかんなく発揮するチンピラなのですが、どこか憎めない愛嬌とエピソードを背負っており、またお紺の追う悪党たちも、ただの悪人ではなくどこかしら人間臭い個性を持ったうえで、憎むべき悪いヤツとして描かれてます。

周りの男達はみんなそんな感じで、欲に目が眩んだり怖気付いて逃げ出したり、生き延びようと小細工を仕込んだりといったやつらばかり。せこくて、ずるくて、情けなくて、みっともない。
そして、だからこそ、ある意味「チンピラ渡世人」のあるべき姿を体現したようなこの連中をバサバサと冷徹に、犬でも追っ払うようにあっけなく容赦なく切り伏せるお紺の強さが引き立つんです。
腕のたつ男どもに囲まれてもあくまでクールで美しく、大根か何かのようにスパスパと切られて飛んでく生首と、紙面いっぱいに吹出す血しぶきの中にたたずむお紺の美貌が、異様に凄みのある魅力となってます。

話のほうは、凄腕渡世人・お紺を主役とするメインのストーリーがありつつ、敵であったり味方であったりと様々な形で彼女に関わってくるキャラがそれぞれにエピソードを持っており、ある意味でお紺を狂言回しとしながら渡世人たちのドラマを語るという感じであるようです。
表紙がかっこいいんで、時代劇だと分かったうえで手にとってもらえればちゃんと面白い作品のはず。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>笑えるのに、どこか哀しく切ない。スケベ妖怪と孤独な少女の不思議なドタバタ劇。 １巻目の「やまちち／吉沢緑時」</title>
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    <published>2011-05-10T15:07:43Z</published>
    <updated>2011-05-10T15:10:34Z</updated>
    
    <summary> やまちち（1）／吉沢緑時 秋田書店／ADXオススメ度：★★★☆☆俺これ好き度：...</summary>
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        <![CDATA[<img src="http://www.hyoutansyoten.jp/shopimages/gmosp165/005004001708.jpg"/>
<strong>やまちち（1）／吉沢緑時
秋田書店／ADX</strong><span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●●○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>この作者、以前に「ざんねんなこ、のんちゃん」というタイトルの一風変わったギャグコメディを描いておりまして。
普通よりちょっとばかり神経質な女の子が、日常の中で目にする些細な違和感を気にするあまり、トラウマを発症してしまうという内容でして。ある種のココロの闇とも言えるこまかい人間心理を、ホラーやサスペンスのようにアプローチしつつギャグに着地するということをやってのけた人でして。
なんとも類型しがたいこの個性はずっと忘れられなかったのですが、そんなお方の新刊が出たというので早速読んでみた次第です。]]>
        <![CDATA[　
主人公は、小学生の女の子・のどか。
東京で働く母親のもとを離れ、田舎のおばあちゃんの家に引っ越してきた。
友達を作ろうと田舎の学校生活に励もうとしたところ、この地元に何百年も前から暮らす妖怪・やまちちを目撃する。
自分の姿が見える人間と出会ったやまちちは、自分をもっと妖怪の世界でメジャーな存在とするべく、のどかの友達づくりに協力することになる。
しかしスケベで破天荒で傲岸不遜なやまちちに、のどかちゃんは振り回されてばかり。

とまあ、容器としては、「寂しい少女とフシギな妖怪との交流を描いたファンタジー」なわけなんですが、これが読んでみるとピシピシと身体にキズができるような、ヒトのココロのイヤな部分を描く内容でして。

のどかは大人に対する面当ては良いし頭の回転も早い利発な子だけど、東京の小学校での学校の裏サイトでの中傷を受け、人間関係がまともに築けなくなっているし、大人に心配をかけまいと、大きな感情の変化を他人に見せないようになっていたり。
また、やまちちのほうも、アホで馬鹿なように振る舞いながらも、500年のあいだ自分を認識してくれる「他人」がいなかった孤独な妖怪でして。
かわいいキャラにユカイなオバケも出てくる笑えるドタバタ劇なのにこのような負の側面があり、ギャグと笑いの合間にヒトのココロがギスギスっと嫌な音を立ててきしむようなシーンを挟みこんでくるのだ。

友達がいないことを指摘されたり、先生に嫌われたらどうしようと悩ん、男子からの嫌がらせがイジメに発展したらと恐い想像をしたり。
神経質な不安や心配からぐらぐらと不安に揺れる心理を描いたシーンが非常に印象的で、この不安感がエスカレートするともうホラーになっちゃうようなというぐらい。
しかしそのギリギリのところでギャグに落とすというのが特徴となってます。

そのギャグにもっていってくれるのが、スケベで最低で品性下劣でどうしようもないけれど、のどかというたった一人の話し相手と一緒にいてくれるやまちちという存在でして。
やまちちの企みは利己的だし性格も子供みたいだけど、気付けばいつしかのどかと互いに寄り添いあう存在になっている。
それに毎回いろいろと騒動を振りまいて話をギャグ方向にもってくけれど、やまちちがいなかったらのどかはもっと可哀想なことになっていただろうし。

親や大人には良い顔をするけれど内心は心にキズを負ったナイーブな少女が、痛々しく可哀想なドラマを演じようとしていたところ、一人のおバカな妖怪が話をギャグにすると同時に彼女を救う。
切なくて、心がギスギスきしむのに、なんだかほっと笑えて「よかったなぁ」と思えてくる。
・・・まぁたまにはちょっとシャレにならんような事態も起こるけれども、ギャグとくだらなさの向こうに、妖怪と少女の交流のドラマが見えてくる内容です。
このノリは独特でテンプレどおりにいかないリズムが、また、魅力。
<a target="_blank">（１巻目レビューの概要と、採点基準はこちら）</a>		]]>
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    <title>ユルユルだけれどきっちり楽しい、女子書道部4コマ １巻目の「墨色えれくとろ／黒渕かしこ」</title>
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    <published>2011-05-09T15:28:49Z</published>
    <updated>2011-05-09T15:29:08Z</updated>
    
    <summary> 墨色えれくとろ／黒渕かしこ 竹書房／バンブーコミックス 全１巻オススメ度：★★...</summary>
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<strong>墨色えれくとろ／黒渕かしこ
竹書房／バンブーコミックス</strong>
全１巻<span class="star"><table><tr><td>オススメ度：</td><td>★★★☆☆</td></tr><tr><td>俺これ好き度：</td><td>●●●○○</td></tr><tr><td>万人向け度：</td><td>◆◆◆◇◇</td></tr><tr><td>ﾏﾆｱｯｸ度：</td><td>■■■□□</td></tr></table></span>毎月毎月刊行される4コママンガもだいぶ増えてまいりますと、もー正直なところいちいちチェックするのもめんどくさくなってくるものでして。
新刊萌え系4コマ作品を並べ、この右と左のマンガにどれほどの違いがあろうかと、どれも一緒ではないのかと、これだけ読んできている身としてもそう言いたくなるところでありますが、だがしかし、だがしかし。
良いものはちゃんと良い。キャラとセリフとシーンが生きている。
そう実感させてくれる一冊でした。]]>
        <![CDATA[　
金髪ハーフで巨乳の女の子・モニカのクラスに、授業中でも常に毛筆でノートをとる女の子・愛里がやってくる。
この二人に元気なチビ娘のハナを加え、書道愛好会を結成するという内容。
んで、書道具を買いにいったり放課後の部室で練習したりしつつも、合宿やら文化祭やら勉強会やらといった定番イベントで和気あいあいてな感じ。

けいおんに代表されるような、放課後部活コメディ4コマのフォーマットをはずさない内容で、ネタも日常に即した物で大きな逸脱も無く、悪く言えば無難な作り。
書道はいちおうやってても、切磋琢磨して精進してるわけでもないし大会に出るわけでもないし。
絵はレベル高めでけっこう露出度高めのサービスシーンも多くて嬉しいところですが、それだって珍しいものでもない。

けれども、読めばちゃんと分かるキャラの良さ。
それぞれの登場人物が、立ち位置や役割で会話するのではなく、ちゃんとそのキャラの個性が見えてくるようにできてます。
それを端的に見せてくれるのが、主役であるモニカさん。
明確な設定は巨乳の金髪ハーフ、という外見についての特徴しかなく、マンガ内での役割は常識人でツッコミ役という、下手すると周りのキャラに埋もれがちなタイプであるはずが、きちんとどの回でも印象的に記憶に残るんですな。

それは、彼女が周りのキャラの言動に対し、誰のどんな言葉に対してはどういう反応をするのか、といったところがちゃんと書き分けられているためでして、ハナちゃんや愛里に対するツッコミ、父親や先生に対する態度がそれぞれどのように異なっているかを読ませることで、自然と無意識に彼女のキャラというものがつかめてくるわけです。
あるキャラクターが、周囲の他のキャラに対してどういう反応を見せるのか、キャラの性格によってちゃんと書き分けてられているというのは、当たり前のようでいてなかなか徹底はできないものでして。
このへん、わりとはっきりとした線引きとして見極めにしてます。

キャラだけでなく絵もしっかりしている4コマで、毎回のいろんな衣装も見ていて楽しく、最初から最後まで安定感のある内容。
作中の展開はかなりスピーディーで、1年の夏から2年の冬までを駆け足で追う全1巻。
・・・そうなんだよなー、これ全1巻できれーに完結しちゃってるんだよなー。
もったいない。
絵もキャラも良いで、じっくり長期連載しても良かったのになーと惜しい気持ちですよ。
次回作は是非こう、長く楽しめそうな内容でお願いしたい。
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