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2009年06月30日
1巻目の「メロ3!/野々原ちき」

メロ3!(01)/野々原ちき
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
三人娘は恋のライバルで仲良し友達同士!朴念仁が妬ましい4コマ!
新学期を向かえたとある高校の一年生。同じクラスとなった三人の女の子が、同じ男の子を好きになり、互いに友達同士になりながらも、同時に恋のライバルとなる、という4コマ。
恋のライバルといっても、終始なごやかなムードのコメディ4コマ。
んで当の男の子は、複数の女の子に思われながらもお約束通りに鈍くて朴念仁で何も気づかず。とりあえずこいつ殴っていいか?
女の子のタイプは、それぞれに明るく元気でブログやってるクラスの人気者、委員長タイプでまじめで厳しくてツンデレ、お嬢様でおっとり天然マイペースで巨乳、とそろっておりまして。
そんな彼女達が三者三様にアタックをかけたり、学園生活を満喫したり、という内容。
で、恋の相手となる男というのが……。
萌えオタクで妄想過剰で、新学期早々ついたあだ名は「勇者」で、中学時代はいじめられっこで。特に目立った特長は無く、とりえといえば足が速いことだけで。
女性に対して免疫が無いうえにぶしつけでつっけんどん。免疫が無いもんだから、立ちまくってるフラグにもいまいち気づかなかったり。
……こんな男になんで女の子三人も……。
とまぁこういうキャラクターが中心になりつつも、展開自体は割りとオーソドックスな学園コメディ。
しかし恋愛コメディとして、こう、好きな相手に対するちょっとした気持ちの変化や揺れ動き、3人の女の子のそれぞれのスタイルで細やかに見せてくれるもんで。
気づけばけっこーニヤニヤと、ラブコメとして楽しんでいたりします。
この作者さん読み切り1巻簡潔モノが多かったんで、こうして連載で読めるのはうれしいねぇ。
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:15
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2009年06月26日
’00年代最強パロディ漫画の、まさかの続編が出たよ!(ネタは昭和だけど)
けっこー前にレビューで「パチ漫」つーコミックを紹介しましたが
まさかの続編が発売となりました。

「パチ漫三国志 かわかずお作品集2」
内容はほぼ前回同様、ちょい昔の著名な漫画家の絵柄で、他の作品とのミックスやったり、ストーリーを時事ネタに絡ませてみたりとかそんな感じ。
前回の単行本では収録されていなかったネタも。
……ただまー、裏BUBUKAなんかのアングラサブカル誌で細々とやってた作品なだけに、時事ネタが若干古いのはしょうがないか。
以下に今回収録ネタの抜粋
キャバクラ三国志
(これを「横山先生追悼企画」としてやってるのがすげぇよ……)
ガモウひろしの絵柄でデスノート
(ちょうど、デスノの原作者=ガモウではないかというウワサが広まっていた頃の作品)
帰ってきたプラモ狂○郎
AKIBA
カイジでモー娘。
愛とまこと
(そのまこと違う人です!)
安野モヨコでエヴァ
(アンノでアンノ、夫婦ネタ)
手塚治虫でジョジョ3部
とまぁ数々のはっちゃけっぷり
他にもドーベルマン刑事やら、赤塚不二夫でサラリーマン金太郎とか
浮浪雲とか池上遼一で釣りバカ日誌とか
巻末のちびまる子ちゃんパロディに至っては、あなたの漫画読みとしての経験が問われる一作となってます。
……「花輪」と「丸尾」は分かったが、みぎわさんが分からなかった
やっぱ何度見ても、一人で全部描いたとは信じられないくらい、どれもこれもよく似てるんだよなー
さりげないところでの再現度の高さに、ついニヤニヤしてしまったり。
それにしても……
元ネタがあまりにも昭和すぎる……
なんというオッサンホイホイ。
ともあれまー、こういう馬鹿馬鹿しいのが大好きって人は絶対に買っておくように。
40歳前後の漫画読みならストライクだと思うよ(今年30になるおいらではピンと来ないネタがちらほらあるので)。
投稿者 bird_chief : 23:08
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1巻目の「青春鉄道/青春」

青春鉄道/青春
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
首都圏鉄道路線擬人化で地方民涙目!この面白さが分からないなんて!
都内の主要路線と新幹線を中心に、鉄道路線そのものを擬人化し、路線ごとの関わりや特徴をコミカルに、ちょっぴりブラックに描くコメディ作。
都内で電車使ってる人間じゃないとネタの半分以上は分かりにくいものの、擬人化コメディ特有の面白さは伝わってくる一冊。元ネタ知らないけどなんか笑えるパロディ漫画、みたいなもんだ。
分からないけど面白い、というのはなかなか興味深い経験であった。
時に山手線が、埼京線が、京浜東北線が、それぞれキャラクターとなり、遅延や運休にぼやいたり、乗り入れや結合に対していがみあったり協力したり。また新しい車両の導入に喜んだり、私鉄とJRの確執があったり。
こういった内容を人格を持った登場人物に語らせることで、なんとなく鉄道路線に個性とキャラクターが見えてくる、という面白さ。
普段当り前のように利用している鉄道の、その内情までもを分かりやすく知ることができるという意味では、擬人化によって読みやすくなった学習マンガを読んでるような気分ですな。
「なるほどそういうことだったのか」というような。
んでまぁ、こういうマンガでネタとして鉄道を選ぶだけあって、内容は相当にマニアックです。
鉄道と路線と車両とについて、「最低限知っているもの」として説明もなしに容赦なくマンガは進むものの、分からないなら分からないなりに楽しめるようにはできてます。……もちろんちょっと人を選ぶけど。
その分、路線ごとのトラブルや裏事情みたいなものまで踏み込んで描いているため、「ああこれは絶対に鉄道各社の協力なんか得られそうもないな」と苦笑してみたりも。
しかしだからこそ、ここまでやってるから面白い、というのは確実にあると思いますよ。
なので、地方民であるがために、この作品を100%楽しむことができないってのは悔しくもあり。
後半で九州新幹線出てきた時は「ヒャッホーウ!我らが九州新幹線!」てなくらいに嬉しかったり。
最近流行りの擬人化コメディ、というだけではなく、マニアのためにマニアによるネタを、ヌルくすることなくびしばし繰り出す。だからこそコアな楽しみ方ができるという例ですな。
やっぱこーいうのは、「分かる人にだけ分かればいい」と突っ走ったほうが面白いのだ。
あと元が同人誌ということもあり、マンガとしてのクオリティはお察しなのでそのつもりで。
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投稿者 bird_chief : 22:42
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2009年06月25日
1巻目の「BILLYBAT ビリーバット/浦沢直樹/長崎尚志」

BILLYBAT ビリーバット(01)/浦沢直樹/長崎尚志
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
戦後の混沌と闇の中で、謎の組織の陰謀が……!
これまでずっと小学館で描き続けてきた浦沢直樹が、講談社での初連載となる作品。
内容としては、戦後間もない日本で事件に巻き込まれた日系人の男性が、その背後に得体の知れないほどの組織の存在を見い出し、陰謀の渦中に身を置くことになる、というもの。
図式としてはこれまでのサスペンス物と同様ではあるものの、やっぱ読ませてくれるよなぁ。「これからどうなるんだ!」という期待を煽るに充分な1巻目となってます。
あらすじは、アメリカにて人気漫画を描いている日系人の男が、とあるきっかけから日本へ赴くことになり、そこでコウモリのマークを発見する。
そしてそのマークが、歴史の中に根深く存在している秘密結社へとつながる手がかりとなり、否応なく陰謀の中へと身を置くことになってしまう、というものである。
下山事件を大きなモチーフとし、GHQ統治下の日本にて実際の時事を取り上げつつ進行サスペンス劇であるものの、この「コウモリのマーク」の存在が大きな謎を呼び、「ええ一体どういうことなのよ」という好奇心を駆られてしょうがない、という内容。
これまでの作品よりもさらに、風呂敷の広げ方がでかいというかなんというか。
最初は、日本の漫画作品だったはずのコウモリが、古文書の中に、イレズミに、ガード下の柱にとそして遂には……、といった具合でして。
その背景に、オカルトやら伝承なんてものでは済まされないほどのスケールの大きさを感じさせつつも、一人の男の身に降りかかる陰謀と事件と、といった目線の高さでも読み応えがある、という具合。
予断を許さない展開と、物語としての奥深さへの予感と。「続きが読みたい!」という気分にさせてくれるという意味で、これ以上ないくらいの「1巻目」ですよ。うまいよなぁほんとこういう作りが。
あと本作も、手塚治虫へのリスペクトが有り。
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投稿者 bird_chief : 22:54
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1巻目の「聖剣の刀鍛冶/山田孝太郎/三浦勇雄」

聖剣の刀鍛冶(1)/山田孝太郎/三浦勇雄
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
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憎い悪を、巨大な魔を、日本刀が切り払う!剣と刀と刀鍛冶のアクションファンタジー!
剣と魔と怪物と、という西洋ファンタジーの世界を舞台に、騎士としての正義感に溢れたヒロインと、「カタナ」を用いる鍛冶師の青年と出会うという内容。
こーいうファンタジー世界に日本刀、ってのはやっぱ映えるねぇ。かっちょいい。
数十年前に、世界を揺るがす騒乱のあった世界。とある都市の警備隊の一人である、騎士の少女が主人公。
鍛冶屋を探していた彼女が、美しく丈夫な剣を振るう刀鍛冶の青年と出会うという導入部。
武器となる刀は他人には作らないという彼に対し、自分を見定めてほしいと盗賊団の討伐へと一緒に向かうことになる、という1巻目。
典型的なファンタジー設定の中に、「日本刀」というモチーフを加え、その用語を呪文のように散りばめることで独自の世界観を作っている印象。
ただそのへんの設定に頼りきらず、キャラの特色もちゃんとアピールできているのは良い点か。
まだまだ未熟でちょっと危なかったしいが、まっすぐで正義感に溢れた騎士の少女。そして、気ままで考えが読めず、なにやら過去に因縁を持っていそうだが、いざとなると強くて頼もしい鍛冶師の青年と。
このコンビの対比がいい味になってます。
割合にすんなり読めるオーソドックスなファンタジー劇であり、1巻目はまだまだ設定とキャラの紹介に終始した感じですが、先行きとしては期待してもいいところ。
不満としては、日本刀をもうちょい美しく手をかけて描いてほしいかなーという点か。けっこうきれいに描けてはいるんだけどね。
あと鍔の部分がフラットで飾りも何も無いのは原作に準じているからかね?
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投稿者 bird_chief : 22:50
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2009年06月24日
目指せ、健全健康オタク
筋トレを初めてからそろそろ50週になりますが
いい具合に体重が増えてきたので、ここらでトレーニングメニューに有酸素運動を追加
ということで、夜ごと走ってます。
……
……数年前の自分じゃ信じられないような生活になりつつあるな
投稿者 bird_chief : 22:09
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1巻目の「オレンジチョコレート/山田南平」

オレンジチョコレート(1)/山田南平
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
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舞を通じてつながる二人。ちょっと不思議な(?)ラブコメ開始!
お隣同士で幼馴染みとして、きょうだいのように一緒に暮らしてきた男女。
まったく正反対のタイプだけれど仲の良い二人が、舞と踊りを通してちょっと不思議なラブコメを繰り広げるという内容。
ゆったりと構えて読める恋愛コメディでありつつ、ある事件をきっかけとして話が面白い方向に進んでいくようでして。こりゃー気になるな。
男の子のほうは日舞の家元の跡取りで、最近ブレイクした女形。クールで美形で背も高い。
女の子のほうは、ちょっとおチビさんで元気で、少しドジ。お隣さんの縁があって、日舞を稽古してはいるものの、いまひとつ要領が悪かったり。
そんな二人に、ある事件が起こることで、単なる隣同士の仲良しだったのが、少しずつ互いに変わっていく、というドラマ。
仲良し幼馴染みが、ある契機によって関係に変化が生まれ、というラブコメの定番をやりつつも、「事件」となる設定ひとつでもって、ドタバタトラブル劇と恋愛ドラマとの話を組み立てる作りです。
「事件」とは一体何なのか、それは実際に読んで確かめて欲しい。……オビにも裏表紙にも書いてないことは一応伏せておくんで。まぁそんな意外なことではないです。
全体に、群像劇としてかなり読みやすく面白く、それぞれの登場人物同士の掛け合いとそこから見えるつながりがなんとも微笑ましい。
そこからの、巻き起こる騒動を楽しく描きつつ、シリアスに締めるとこもきゅっと読み込ませる。緩急が巧いっすな。
主人公となる女の子もいいキャラしてるもんなー。なんかこう、やんちゃな小動物っぽくて。
学園ドラマであり恋愛中心のラブコメですが、久しぶりに男女問わず広く読める作品です。
なんかこー、読んでて和む。
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投稿者 bird_chief : 22:02
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2009年06月23日
1巻目の「クロとマルコ/掘骨砕三」

クロとマルコ/掘骨砕三
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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どこか懐かしいSF短編。しかしこのインパクトはなかなか強烈だぞ!
掘骨砕三で秋田で一般コミック……。こりゃいったいどんなグロいことに……と思ってたら、意外にまともなSF短編集でちと驚いた一冊。
しかし話自体はマイルドなのに、端々にピリっとしたセンスが効いており、読むものに深い印象を与える一冊でもあります。
収録内容は、表題作となる連作に、読みきり短編が複数。
独自の進化を遂げた生命体が暮らす太陽系におけるドラマに、古城に住まう巨大な竜と小さなネズミと、狩人の一団との話。鯉の養殖に携わる友人が見つけた、不思議な「サカナ」の話。恐竜の牧場の話。少女が開いた「箱」の中にある物のお話。カラスの話。と続きます。
このお方、成人向け作品でいわゆる「グロ」を描く人なんですが、今回は一応一般作ということもあり、直接的なグロ描写はほとんどありません。
が、絵として描かれるそれ、間違いなく「何か」を感じるマンガばかり。
表題作にしても、ストーリー自体は、機械のカラダを持つ生命体の、少年少女が元気に冒険するようなほのぼのとした話なんですが、そこにある「肉体」へのこだわりが妙に生々しかったり。
後半の読み切りとなると、そのへんがわりかし露骨に表現されるようになってます。けれど内容としてグロいことやってるわけじゃない、というのがミソ。
人間の顔と乳房を持つ巨大なドラゴン。食肉として加工された後の恐竜の肉。見た目は人間の女性だけど、魚として繁殖している大小さまざまな何か。
それらが、読み手とって好奇心と嫌悪感のせめぎあう的確なポイントに提示されるわけでして。
気味の悪さや恐ろしさというのとはもっと違う、本能に近い生理的な感性をぞわぞわとなでまわされるような感じなんですな。
これがこう……妙にクセになるのだ。
人によっては「うわ気持ち悪い」と受け取られかねないのは否定しませんが、こう、想像すると嫌な光景だけれどそういうの好き、というSF読みなんかにはおすすめしたい。
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投稿者 bird_chief : 22:48
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2009年06月22日
1巻目の「鉄娘な3姉妹/松山せいじ」

鉄娘な3姉妹(1)/松山せいじ
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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美少女三姉妹と鉄道の旅!……どうせ萌えメインだろうと甘く見てましたすいません!
10年ぶりに再会を果たした三人の姉妹。離れ離れとなった父親と出会うため、10年の間にそれぞれ立派な鉄道オタクとなっており。父親の手がかりを探して、全国津々浦々の鉄道を巡りゆく、という内容。
三人の出会う駅と車両と人々の間にドラマがありつつ、駅と車両にまつわるエピソードを鉄道知識によってロマンたっぷりに浮かび上がらせるわけです。
松山せいじで美少女と鉄道ねぇ、と思ってたらこりゃ凄かった。しかもこれだけの情報量にもかかわらず、原作や原案協力者の名前がどこにも無いという事実。
あの「鉄子の旅」を手がけた編集とのタッグで、本物の鉄道オタクが描いたマンガです。
どれだけ濃密かっつぅと、松山せいじの美少女キャラと言えばいろんな意味でインパクト抜群なのに、彼女達が数多くの鉄道ネタの影に隠れちゃってるほどなのだ。
ダイヤに車両に路線図に。密度が凄いぞ。
廃止となる車両をテーマにする際も、さよなら運転の様子をちゃんと取材してるもんなぁ。このあたりの時事ネタをとりあげるのも、ほんと好きでないとできないよな、と感心します。
鉄道趣味が無いので、描いてあることはなんとなく把握できる程度なんですが、それでもここまでやってくれると、「よくわからんがなんかすげぇ」と圧倒されてしまう作品。
取材を行ったうえで作者自身のオタ趣味をモチーフとするマンガは多々あるけれども、エッセイマンガか旅マンガか、はたまた学習マンガかというくらい実地的なのに、あくまで創作されたキャラクターが演じるドラマとしているのも特徴的。
加えて、描かれる背景と車両の数々にも相当に力が込められており、写実的な説得力があるもんで、知らないはずなのに「かっこいい!」と思っちゃうのだな。
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投稿者 bird_chief : 22:12
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2009年06月21日
「アラタカンガタリ」第3巻のオビに登場しました

まんたんウェブでのお手伝いの縁があって、先日発売となった「アラタカンガタリ」3巻のオビにコメント載りました。
……え?読めない?
そりゃあなた、実物で確認してくださいという意思表示ですよ。
投稿者 bird_chief : 22:29
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1巻目の「熱帯少女/吉富昭仁」

熱帯少女/吉富昭仁
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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夏の日女の子達はとっても情熱的!
「田舎を舞台に」「夏の終わりの」「二人の少女」という共通したテーマで描かれる、1話完結百合オムニバス。ほのかにエロい。
いや「ほのかに」なんてなもんじゃないか。半エロ。
百合漫画って冗長になるとただの少女漫画恋愛ドラマになっちゃうところ、描くモチーフをあえて制限することで、「二人の女の子の秘め事」をじっくり丁寧に見せるようになってます。
こういう割り切り方はアリだなぁ。
女の子達はいずれも仲良し同士であり、友達同士の関係から、描かれるエピソードを通して一線を越えた関係になる、という流れでして。
出てくる登場人物もその二人以外にはほとんどいないため、例えば二人でやってきた海辺の午後、とか一緒に宿題をやりに来た縁側でスイカ、こっそり忍び込んだ学校のプール、とか。そういった特定のシチュエーションの中で仲良くしてる女の子だけを見せる感じ。
関係の進展よりも「何をしているか」にウェイトがあるため、ひとつのシーンがじっくり長い。
さらに、出てくるキャラが二人だけなので、性格の対比としての個性はあるものの、匿名性を持ち抽象的な存在として、受け手と攻め手があるという具合。
このへん、シチュエーションが主体となる二人のキャラの掛け合いで百合、という構造が、なんちゅうか成人コミックのそれに近いんですな。
恋愛感情を持つ二人のキャラを、状況を限定させて描くとそうなるのも必然ですな。
仲良し同士の他愛の無い会話から、ふとしたところで互いに本気になり、手をつなぎキスをして、そして、という内容。
百合姫のレーベルでは、どちらかというと女性向けの百合漫画が多いため、ここまであからさまに男性向けの百合とその絡みを描くというのは、意外と珍しかったりもします。
なんつーかこう、見ちゃいけないものをまじまじと覗き見ているような、そーいう漫画です。
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投稿者 bird_chief : 22:25
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2009年06月20日
1巻目の「ぎふと/山田J太」

ぎふと(1)/山田J太
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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読めばしんみりあったかい!幼いロボットがつなぐ心と心の物語
外見は幼い女の子のようなロボットが、近所の様々な人々との出会いの中で「感情」を学びつつ、彼女の目線を通してオムニバス形式でのハートフルストーリーが語られる、という内容。
お話としてそんなに、こう、凄いことやってるわけではないのに、何故だかじんわり来る内容。設定として、うまい仕掛けを考えたもんだよなー。
主人公は小さな女の子の姿をしたロボット「ぎふと」。容姿だけでなく思考も言動も幼い子供そのままでして。人間の感情を勉強するため、色んな場所へ出かけ色んな人たちと出会う、という筋書き。
彼女は、感情を勉強するための道具として、特別なキャンディを持ち歩いておりまして。このキャンディを誰か他の人が口にすると、その人の感情や記憶がぎふとに流れ込んでくるようになっており、その感情をそのまま学習する。という設定である。
お話としてエピソードの中心となるのは、そのキャンディをもらう人々であり、ぎふと自身は傍観者となるわけなんですが、ぎふとに流れ込む心の動きと、それを感じとるぎふとを通すことで、繊細で微妙な心の揺れ動きを丁寧に読ませてくれるわけです。
このへんがなかなかに巧い。
かつ、こういう設定を駆使しながらも、描写として説明的にならず、絵として人物の複雑な感情も描き切る力量を持っており、ぎふとが受け取る感情と相まって、ストレートに読み手の心に響くんですな。
保育園での話と、祭りの夜の話が特に好きだなぁ。思わずうるうるしてしまった。
一見すると萌えコメディっぽくて、絵柄もその通りではあるものの、じっくり読めて純朴で丁寧な人情ドラマ。
あとこれ、1巻収録分は全て他社で描いてた分でして。1巻目の最後にて、それまで傍観者であったぎふとを中心に、話は大きく動くわけですが。ここからどうするのか気になる。
この最後の話から後が角川の分なんだよなぁ。どうなるんだろう。
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投稿者 bird_chief : 20:58
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2009年06月19日
1巻目の「ブラボー!/鶴ゆみか」

ブラボー!(1)/鶴ゆみか
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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青春は楽器の音色に乗って来た!文化系部活ラブコメ開演!
中学時代はブラスバンド部に所属していたものの、楽器からは遠ざかっていた男子高校生が、お色気な先生との出会いにより再びトランペットを手にする。そしてやってきた吹奏楽部はかわいい女の子ばかり。というラブコメ作。
……ちゅうかこんなお色気炸裂気味の先生いたら、吹奏楽部も男子で溢れかえると思うんだが。
主人公はここぞというところでドジ踏んでばかりで、好きだった女の子もとんでもないヤツに取られ、というしょうもない野郎。
そんな彼が、きれーなお姉さん先生をはじめとする女の子だらけの吹奏楽部に入りまして、お約束どおりのハプニングイベントを経由しつつ、気になる女の子が次々と登場、という展開。
吹奏楽の技術的な側面はとりあえず横に置いといて、王道ラブコメとして序盤のストーリーは進んでおりまして。女の子との出会いの途中に、オーディションがあったり大会があったり。そこで頑張る主人公と支えるヒロイン達、という格好。
しかし女の子出てくるのはいいものの、先生のインパクトが何かと強烈で。あとメガネ巨乳の先輩も色々と印象的だし。メインヒロインっぽい娘よりも、脇の女性陣のほうが魅力的だよなー。
でもまぁこのへんは、メインの女の子とはエピソードを重ねていってその魅力を徐々に引き出してもらいましょう。
あと気になるのは、やっぱラブコメの形式を取りつつも、1巻目から「部員による選抜テスト」「いきなりの大会」「ライバルの登場」というスポーツ漫画形式の流れを踏んでいる点。
演奏シーンにもなかなかの迫力があり、女の子のかわいさを抜きにしても「音楽と吹奏楽の漫画」として成立してるんですな。
しかし、演奏自体についてのテクニックや解説はいまのところ省略されているわけで。
このあたり、ラブコメやるのか文化系競技マンガにするのか、様子見なのかなーと思ったりも。
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投稿者 bird_chief : 22:56
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2009年06月15日
1巻目の「いなかの/井ノ本リカ子」

いなかの(1)/井ノ本リカ子
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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いなかの純朴な女の子達は、むっちむちのぷにっぷに!
山があって川があって、田んぼの脇を通る通学路があって、学年にクラスは2つ、というちょっと田舎の中学校。
そんな学校の、同じクラスの仲良し4人組の女の子達の、それぞれの恋愛模様をゆったりとしたペースで描くラブコメ作。
元々成人向け描く人なだけあって、ストーリーは普通のラブコメなのにそこかしこにフェチズムが溢れておりますな。むっちりサイコー。
明るく前向きな4人組の中心人物、まじめなメガネ委員長、おっとりぽっちゃり娘、ちいちゃいお子様娘、とタイプの異なる女の子達が、「みんなで彼氏を作ろう」ということになり好きな人を見つけていく、という内容でして。
それぞれのお相手となるのは、あこがれの先輩であったりお隣さん同士であったり。
彼女達が、それぞれの季節の中での行事を通して、ヒロイン一人ずつ順番にスポットが当たりエピソードが進行していく、という形。
恋愛ものとしては、内容は微笑ましく、まだまだ子供っぽい女の子達の、ちょっとだけ背伸びした恋の姿が楽しい。
気になる男の子と話をしただけで嬉しかったり、お友達として見ていた彼が、ちょっとしたきっかけで互いを意識してしまったりとか。
が、そういうような要素がどうでもよくなってしまうくらいに、むっちむちの色気を振り撒くヒロイン達が良いのだ。
むっちむちと言うか……むにゅむにゅでふにふにでぷりっぷりで、それらを全部混ぜ合わせたような、肉感的な体つきがたまらんですな。
特に、フトモモから下の描き方には徹底的なこだわりがあるようでして。お尻からヒザの裏にかけてのラインとか、ぺたんとしりもちついたときのフトモモとか。思わずなでさすりたいくらい魅力的な曲線を描いております。
……いやこう描くとただのドスケベオヤジみたいだけど、そういうとこを見せる構図が多いんですよ。
恋愛ものとしては健全だし、多少のサービスシーンはあっても露出度はそんなに高くないのに、肉を描く線と、これでもかというクローズアップと、アピールしてくる脚とフトモモと。
可愛らしい恋のストーリーにニコニコしつつ、フトモモ見てはニヤニヤしつつ。
なんかこー、女の子達を「見守る」マンガですな。
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投稿者 bird_chief : 21:52
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2009年06月14日
1巻目の「あずまんが大王一年生【新装版】/あずまきよひこ」

あずまんが大王一年生【新装版】/あずまきよひこ
オススメ度:★★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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あずまんが大王が帰ってきた!しかも凄い量の修正!これはもうディレクターズカット版だ!
現在「よつばと!」の大ブレイクにより広く知られるようになった、あずまきよひこの前作の新装版である。
ふつー、出直し、新装版はこのレビューでは扱わないのであるが、読んでみて驚いた。かなり違うぞこれ。
いちおう念のための確認ではありますが、このあずまんが大王、現在ではひとつのジャンルを確立し、様々な出版社から専門誌まで出るほどになった「萌え系4コマ」という分野を生み出した作品でして。
よつばとのヒットの前も、このあずまんが大王もかなりのヒット作でありました。
それが、出版社を変え、版型を変え、新装版で出るということになり。
……が、正直なところ「初期の粗さがあった絵が手直しされるんだろうな」くらいに思ってたんですよ。
ところがびっくり。修正どころではない加筆の数々に面食らってしまった。
例えるなら、人気テレビアニメが劇場版になったり、映画作品がDVD化されたりして、「おいおいこんなシーンもあったのかよ」と追加カットに驚くという、そのくらいのレベルです。
具体的には、キャラの表情や造形の修正からセリフの変更、さらには4コマをまるまる書き直していたり。オチを変えてしまっていたり。
そんな修正がゴロゴロありますよ。読んで「あ、これ違う。ここも違う」と次から次に気付くくらい。
同じネタのはずなのに、わずかな修正が話の印象を変えていたりと、前に読んだはずなのに新鮮な気分で読めるというお得な新装版となってます。
しかも新作も収録されてるしで。
「前のメディアワークス版も持ってるから今回のはいいや」とスルーできませんよ。むしろ、旧版の良さと、新版の良さとを両方味わうために、どちらとも持っていてもまったく損は無いです。
新版でこれを知った人に、旧版のほうも読んでもらいたいくらい。
それにしても、今読んでも面白い4コマだよなぁ。
あずまんが大王が登場してから、萌え系4コマもたくさん出てきましたが、これだけ面白い作品というのはかなり少ないですよ。
そのくらい飛びぬけていたのだと、あらためて感心。
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投稿者 bird_chief : 22:47
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2009年06月12日
1巻目の「神曲奏界ポリフォニカザ・ブラック/米村孝一郎/大迫純一」

神曲奏界ポリフォニカザ・ブラック(01)/米村孝一郎/大迫純一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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この世界観をここまで描き切るか!?感嘆の「黒」コミカライズ!
「神曲奏界ポリフォニカ」シリーズの「黒」にあたる、精霊と神曲楽士の刑事コンビによる事件の捜査を描く、ハードボイルドSFファンタジー。
正直なとこ「ポリフォニカのコミカライズね」てな軽い気持ちで手に取ったんだが、作画の凄さに面食らってしまった。
まさにもう「これしかない」というくらいの描き手だわ。
「ポリフォニカ」の作品シリーズ共通の世界観が少々ややこしいため、そのへんのとっつきにくさはしょうがないものの、まぁ「未来SF世界で不思議な力を持つ精霊とそれを使役する人間「神曲楽士」がコンビを組んでどうこう」という認識さえ分かればいいと思う。設定にやたら凝ってるからなぁ。
で、そんな精霊と神曲楽士のコンビであり、精霊の起こす事件を担当する専門の捜査課にいる二人が主人公。物静かなちびっこ娘とでっかいタフガイで美女と野獣であります。
ストーリーを追っていくと、ちょっと舞台設定が特殊な探偵小説モノ、というような印象を抱くが、この世界をここまで丹念に絵として提示してくれるのは驚きですな。
科学文明の発達した未来世界であり、精霊という幻想世界の存在と人間が共存している世界であり、登場人物はごっつい巨躯のナイスガイからロリ美少女まで。かつ、全編に満ちるハードボイルな雰囲気がうまく出ているんですな。
冒頭から目を引く登場をする、二人の刑事が乗る装甲車のようなでかい車両(これがかっちょいいんだ)を見ても、絵に対するしっかりとしたこだわりを感じさせてくれるんですな。
それが結果として、原作に負けない漫画としての力強さとなっているわけです。
男達はかっこいいし女性人もきれいだし、メカはかっこいいし。
いやまぁ謎の殺人事件の行方も気になるんだけれども、原作付きのコミカライズ作でありながら、ここまで絵を見るのが楽しいマンガってあんまり無いよ。
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投稿者 bird_chief : 23:11
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2009年06月11日
権利をやろう

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ガラッ. |┃ |
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AA改変してネコミミとヒゲと肉球付けようかと思ったがめんどいのでやめた
にしても、とんぬらさん面白いよなー
これ単行本化したらぜってー大プッシュするんだ、俺。
投稿者 bird_chief : 22:26
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1巻目の「童話迷宮(上)/釣巻和」

童話迷宮(上)/釣巻和
上下巻同時発売
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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ぴりっと苦くて、心地よい切なさに満ちた、大人のおとぎ話はいかが?
夢か幻か、というような、普通の日常の中に波風を起こすよ、幻想とセンチメンタリズムな寓話集。
須藤真澄のオムニバス作に近いなぁというおとぎ話コメディから、一人の女性の刹那の感情を鮮やかに切り取る大人の女性のドラマまで、話の種類に幅のあるオムニバス作となってます。
原案・小川未明とあるように、話の下敷きとなっているのは戦前に書かれた童話であるものの、話を牽引するモチーフとしての引用に近く、ストーリーはほぼ漫画独自のものとなってます。
これが、16ページ前後の1話完結形式ながらも、さらっと読めるのに心にひっかかりを作るような、印象に残る話ばかりとなってます。
深夜のコンビニでバイトの娘が見た不思議な世界や、不倫を続ける一人の女性が見た景色やら、オチにニヤリとさせられる学園ラブコメまで。
明確な結論や判断を読者にゆだねる作りが多く、詩的で情緒溢れる展開から、ぽんと話の結末を渡されて、「これはなんなのだろう」とぼんやりと思いにふけっちゃうような、そんな感じである。けどそれが思いのほか心地よいのだな。
あとこの人、徳間のリュウで描いてる「くおんの森」を読んだ時も思ったのだが、線画に独特の魅力がある人でして。
巧みに濃淡を使い、非常にこまやかでディテールにも凝る描写が多いのに、主線がまるっこく、キャラクターにいい存在感があるんすよね。見ていてクセになってくる絵だ。
幻想とノスタルジックなストーリーに、繊細なのにインパクトのある作画。読めば必ず「あ、ここ好きだな」という発見のある内容。
女の人にも読んでもらいたいね。
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投稿者 bird_chief : 22:24
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2009年06月08日
1巻目の「逆転検事/前川かずお/黒田研二」

逆転検事(01)/前川かずお/黒田研二
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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今度は検事だ!”逆転”が帰ってきた!
DSのゲームソフトであり、「逆転裁判」シリーズ最新作となる「逆転検事」のコミカライズ作。
著者陣が、前の「逆転裁判」コミカライズと同一ということもあり、ファンとして安心して読める出来。
オリジナルストーリーってのもいいね。ゲームやっててもやってなくても、これからやる人でも大丈夫、という作り。
本編主人公のライバルキャラにあたる検事・御剣を本作の主役に、そして相棒の糸鋸とともに、出会った事件の現場で犯人を見つけ出す、という内容。
基本的にはミステリーであるものの、アクの強いキャラクター同士の掛け合いと、スリリングかつスピーディーな、畳み掛けるような推理と解決のプロセスに魅力がありまして。
逆に、こう、少々現実的では無いとこもあるんで、エンターテイメント化された推理劇という割り切った作り。
今のところ裁判シーンが無く、事件の現場のみで解決まで導く作りのようでして「これじゃただの探偵モノじゃね?」と思ったりも。
あと1巻目では2つの短い話が収録となっており、長いのも読みたいなーという気になったり。
まぁそのへんは2巻目以降に期待、か。
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投稿者 bird_chief : 22:50
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2009年06月04日
ジャンプSQのインタビューコーナーに掲載されました
ちょろっと前に、「インタビュー受けてきた」と記しましたが
ジャンプSQのインタビュー記事の「このマンガがゼッタイ!!売りたいんですーッ」というコーナーなのでした。
掲載号もようやく入荷です

なんか恥ずかしくてまともに読めねぇな。
いやもうインタビュー終わった翌日とか、「うわ俺、プロのマンガ編集相手に何をえらそうに喋ってたんだ!」と後悔が凄かったので。
でもやっぱ、前から「このコーナーはいい企画だよな〜、いいな〜、うらやましいな〜」と思ってたので、素直に嬉しいもんです。
掲載はジャンプSQの7月号。
この表紙が目印です。

ちなみにちょっとした裏話として
このインタビューの収録は、これまでで最長の時間となったようでして。
ICレコーダーの収録時間が限界に近かったです。
収録中はずっと「おいおいこんなんでまともに記事になるのかいな」というくらい、楽しく盛り上がりました。
記事を読んでみると「さすがプロ、あのカオスな場をここまできれいにまとめるか」と感心します。
投稿者 bird_chief : 22:04
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2009年06月03日
気分が悪い夜には
例のエロゲ自主規制ですこぶる不機嫌
いつかは来ると思ってはいたが、モヤモヤが消えない
このブログでもなんか色々と書き散らしたいところだが
俺が言ったところでしょーもないし
ぐっとこらえて
こういうときはマンガだ、と「GIANT KILLING」出てる分全部、10巻までまとめ買い
雑誌でパラパラやってはいたが、まだちゃんと読んでなかったのよね
いやー、すげぇ面白いなぁこれ
放っておくとすぐモヤモヤが沸いてくるので
今夜はこれ何度も読み直して過ごそう。
投稿者 bird_chief : 21:31
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2009年06月01日
1巻目の「放課後のカリスマ/スエカネクミコ」

放課後のカリスマ(01)/スエカネクミコ
1・2巻同時発売
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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偉人のクローンとして生きる少年少女達の運命は……??
ナポレオンにヒトラーにモーツァルト。西太后にジャンヌ・ダルクと、歴史上の偉人達のクローンが普通の学生として暮らす学園。その学園においてただ一人の、クローンではない普通の人間である主人公を中心に、偉人の運命をなぞるクローン達の悩みと葛藤と、クローン達を狙う謎の組織による陰謀と、そしてこの学園そのものの秘密を追うサスペンスドラマ。
特殊な悩みと不安を抱えた少年少女達の学園ドラマでありつつ、大きな事件の影を追う緊迫感のある展開。
この学園の生徒達は、偉人のクローンとして、かつての偉人と同様の活躍を期待されて学園生活を送っているわけでして。
しかし彼らは表面上はごく普通の学生であり、オリジナルである偉人とは違った個性を持っているように見えつつも、しかしオリジナルの足跡と違った道へ進もうとするのは学園側が許さない、という仕組みであり。
普通の学園生活のように見えつつ、徹底的に管理されているわけでして。
そこに、彼らの先輩にあたり偉人クローンの先駆けであった、クローン・ケネディが暗殺されるという事件が起こる。
自分達もオリジナルの運命と同じ道を辿るのではないか、と不安に陥る学生達の一部は、いつしか学園の内部でオカルトめいた集会を行うようになり。
そして少しずつ、クローン学生達の間で不安が広がりだし…。
という学園内部でのストーリーがある一方で、学園内部の者に対して「全てのクローンを殺す」と予告を行う謎の勢力の影があり。
歴史上の功績を期待され、人為的に作り出され、管理される学園でのサスペンスとともに、自らの由来を知る学生達のドラマがあり、そしてそれらをまとめて抱える形での、謎の勢力との見えない争いがある。という作品でして。
1・2巻同時発売とはありますが、さすがにそれだけ読んでもこの先どうなるのかまったく予断を許さない話になってます。
クローンとして生きる学生達、クローンを管理する学園の者達。両者にある違和感のような、変な歪みを主人公と共に感じ、その歪みが大きくなることで話が動き出す作りになっておりまして。
見た目としてはみんな当り前の「思春期の少年少女」であり、当人達もそれとして学園生活を送っているだけに、その歪みがじっとりとした緊迫感を与え、次のページへと話を牽引しているのですな。
学園サスペンス、とひとくちに括るにはいろいろと複雑な印象の作品。読むなら最後まで付き合う覚悟が必要ですな。
それにしてもこの作者、これまでオリジナル作はずっとギャグコメディだったのに、いきなりこんなシリアスな内容になるとは。ちょっと面食らった。
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投稿者 bird_chief : 21:33
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