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2009年02月27日

1巻目の「ぷりぞな6/金月龍之介・KOJIHO」


ぷりぞな6(1)/金月龍之介・KOJIHO
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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プリズナーNo.6がまさかの美少女モノに!?なんてマニアックな1

とある孤島に集められた記憶喪失の少女達。いったい誰が?何のために?
何もかもが謎の中で、少女達は島での生活に馴染んでいるなかで、ただひとり、主人公だけはしきりに脱出を図るのだが…。ちう感じ。
設定と舞台の下地は、こう、SFサスペンス的な何かなのだが、全編に渡ってギャグコメディのテイストが強いため、読んでて困惑する内容。そこからのシリアスへの転換がひとつの特徴か。

 
舞台となるのは、地図にも無く名前も無い「島」。そこには町があり電気も水道も通っているが、完全に外の世界とは隔絶しており。
島の住人は、数人の少女達。全員が島に来る以前の記憶を自分の名前も含め失っており、それぞれ数字が名前代わりになっており、互いに数字をもじった愛称を付けて呼び合っている。

で、ほとんど全ての少女達が、奇妙ではあるが生活には不自由しない環境を受け入れ、日常生活を送っているものの、主人公となる「6」の少女だけは、かすかな記憶の断片を頼りに、何度も島からの脱出を試みる。
しかしことごとく失敗しつつも、周囲の女性達とともに暮らすうちに、次第に主人公も島の住人として馴染んでいくようになる。
やがてそのうちに、登場人物ごとに秘められた秘密と、そして島の謎が明らかになっていく、という流れ。

基本的には、SF的な謎の環境に追いやられてしまった女の子達が、まぁ悩みはあるけど気楽にワイワイとやっている、というギャグコメディであり、主人公は一種のトラブルメーカーとしての立場を持ってます。
そこにふとしたときに、観念的、抽象的な会話が挟み込まれ、色々と歪んだ世界の中で少女達が自分の立場についてどうのこうの、という感じ。
そして、外の世界はどうなっているのか、いったいこの島は何なのか、という大きな謎が、全体を牽引していくところ。

ストーリーと設定的には、これサスペンスのはずなんですが、序盤の雰囲気があんまりに剣呑としすぎているため、なんか妙に違和感のある漫画だったりします。
そこでこのドタバタ劇は必要あるんだろうか?なんて思っちゃったりも。
もちろん全ては、シリアス展開への布石となっているわけですが。

あとこの作品、1960年代に作られた、「プリズナーNo.6」というカルト的人気を持つドラマシリーズの、分かりやすいオマージュとなっておりまして。
プリズナーNo.6知ってる人は、共通点や違いを読んでいくのもまた一興かと。
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2009年02月26日

1巻目の「キミとボクとの∞(インフィニティ)/小野寺浩二」


キミとボクとの∞(インフィニティ)/小野寺浩二
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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出た!眼鏡っ子馬鹿漫画だ!逃げろ!いや逃げるな!

重度のメガネっ娘好き野郎と、その彼女であるちんまい眼鏡っ子との間で繰り広げられる、バカフェチトーク満載のどたばたコメディ。
「メガネ」というパーツの一部分についてのみを題材にここまで馬鹿馬鹿しく漫画描けちゃう人はこの人を置いて他にはいないだろうな。

 
メガネ愛に満ち満ちた主人公が、自分の彼女をオカズにして眼鏡っ子萌えの道を熱血テイストで突き進みつつ、彼女のほうもちょっと天然気味で流されやすい性格のため、まんざらではない様子で彼氏のノリに付き合いバカップルぶりを披露する、という具合。

ここで言う眼鏡っ子萌えの道とは、めがねを「くいっ」と上げるしぐさの種類とパターンを並べ、その印象の違いを語ってみせたり。
メガネとメガネっ娘にときめくシチュエーション(例えば、気温差の激しい室内と室外とを行き来したとき、メガネが曇っちゃって困惑する様子とか)を追求したり。
伊達メガネやコンタクトレンズに対して激しい憎悪をたぎらせたり。
暑苦しいことこのうえないんだが、それが全て「メガネ」のためであるという馬鹿馬鹿しさで終始突っ走る内容となってます。
なんちゅかもうこうして語るだけでアホらしい。

しかしながら、やっぱこの作者、こういうギャグコメディは十八番なだけあって、ノリノリでやってるのである意味安心して読めるんですな。
変なノリのフェチ萌えコメディの第一人者なだけはある。
非常に狭いとこを突くような内容ですが、このノリについてこれればかなり楽しく読めるはず。
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2009年02月25日

1巻目の「私の血はインクでできているのよ/久世番子」


私の血はインクでできているのよ/久世番子
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
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誰もが懐かしく、あの頃を思い出す!おかしくてやがて切ない漫画家エッセイギャグ!

ただのお絵かき好きな女の子が、漫画家としてデビューしていくまでのお絵かき遍歴を、お絵かきのコピーまでそのまま引用しつつ語る作品。
自伝というよりも思い出エッセイという感じであり、漫画が好きで絵を描くことが好きだった、子供の頃の記憶を大いに呼び起こされる内容。
女の子の話ではありますが、根っこにある「好き」という気持ちの部分は男も女も関係ありませんね。

 
子供の頃から絵を描くのが大好きだった女の子。漫画絵にあこがれ一生懸命真似して描いたらくがき帖。
中学にあがり始めてのコスプレ体験に、見よう見真似で作った同人誌。
次第に仲間も増え、同人活動を続けるうちに本気でプロを目指すようになり、そして雑誌への投稿を続け…。という作者の体験と、そこに伴う「お絵かき」の記憶をネタにしておりまして。
子供時代の体験談なんかは思わず「あったあった!分かる分かる!」とニヤニヤ頷かずにはおれないところ。
このへん、非常に共感を呼ぶところなので細かに紹介したいんだが長くなるので割愛。本編で確認しとくれ。自分で絵は描かなくても「ああこういうやついたなぁ」ときっと思い出すはず。

特徴的なのは、小学校1年のお絵かきからプロデビュー後の原稿まで、当時の実際の絵がコピーとして作品中に登場すること。
小さい頃の絵を今でも捨てずに貯めてあることが驚きなんですが、そこで登場する「子供の絵」がまたこう、懐かしくてニヤニヤできるのだわ。
もちろん作者にとっては自らの恥を晒すようなものであり、そのへんで恥ずかしさに悶絶する様子も笑えるのだ。
特に、まさに黒歴史と呼ぶにふさわしい中学時代の話なんかは、もうイタさ全開で読んでるこっちがいたたまれなくなるくらいですよ。笑えるけど。

漫画が大好きで、絵を描くことが好きで、クラスでちょっとした人気者になったりして。
でも自意識過剰で思い出すとイタいんだけど、でもあんなに熱心だった頃の思い出。
この作品の場合は「漫画と絵」ですが、これを自分が得意だったものに置き換えると、実に共感できる体験談となるのですな。…おいらの場合は「作文と文章」だなぁ。
そういった、「好き」の気持ち。そして自分で書いたり作ったりするようになり、それを他人に見てもらうことの喜び。さらには仲間ができて「好き」を共有することの楽しさ。
そういったものに溢れているエッセイです。

女の子で漫画が好きで、小さい頃に絵を描く練習をした方はもうストライクで読んでいただきたい。もちろん男性でも。漫画でなくとも文化系少年、少女だった方なら絶対共感できるはず。
…俺も久しぶりに何か書きたくなったなぁ。
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投稿者 bird_chief : 23:06 | トラックバック
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2009年02月24日

1巻目の「LOSTSEVEN/高冶星・中島かずき」


LOSTSEVEN(1)/高冶星・中島かずき丸
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
1・2巻同時発売
 
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中島かずき、劇団☆新感線の戯曲が漫画化!

最近では「グレンラガンの人」としても知られる、中島かずき原作となる舞台演劇のコミカライズ作品。
メリハリの利いたファンタジーアクションという感じで、原作が良いのか知らず知らずに引き込まれる面白さが。

 
舞台となるのはとある中世ファンタジーな世界。白雪姫と七人の侍をモチーフに、姫を救うため、諸悪の根源となる魔女を打ち倒した七人の戦士達。
しかしとある事態により七人はそれぞれ散り散りとなり、それから10年後。魔女を倒したはずなのに、魔物がはびこる世の中になってしまった中で、主人公と魔女の娘が出会う。てな流れ。
劇団☆新感線の舞台ではあるんですが、このロストセブンはまだ見てなかったんだよなー。確かけっこうシリアスな内容だとかは聞いたんだが。

枠組みとして、「絵のきれいなよくあるファンタジーアクション」に良くも悪くもはまりきっているものの、ちゃんと読むとしっかりよく出来ている漫画。
最初に「大ボスとのラストバトル」をもってきてツカミとしてためのっけから盛り上がると同時に、話の転がし方と構成が巧く、燃えるドラマとして王道的なのに読み進めるほどに面白くなってくるんですな。
ストーリーは、主人公と娘との出会い、主人公にかけられた呪いの存在、戦士たちの再会、そして変わってしまった世界と魔女の鏡に秘められた秘密などなど。これらの要素をテンポよく提示し、緩急をつけながらも飽きさせない作りになっています。

一見どこにでもありがちなアクションものに見えちゃいますが、埋もれさすには少々もったいないなー。作画がもうひとつインパクトのある飛び抜け方をしてればいいんですが、ソツが無いだけにクセも無いのがまた良かったり悪かったり
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投稿者 bird_chief : 21:58 | トラックバック
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2009年02月23日

COMIC ZIN開店についてのよもやまと、ささやかな声援

先日、COMIC ZINが秋葉原に開店しまして。
大々的なオープンの様子が記事にもなったりしておりまして。

このご時世、秋葉原に専門店オープンというニュースと、漫画家さん達からの協力による、サイン会にオリジナルPOPに漫画家さんのオススメ棚などなど、各種展開はもう同業者としてうらやましいと言うほか無く。
また「漫画人のための」というスローガンは頼もしくもあり、端で見ていて応援したくなりますな。

ニュース類や周辺情報でちらちらと出ていますが、このCOMIC ZIN、元々は大手の○○○○○の社員であった方々が独立して開業されたお店でして。
実はこれ、ひとつの「事件」として、密かに一部で話題になっていたのですよ。

 
それというのも、だいぶ前の話になるんですが、○○○○○の内部で、商業本の取り扱いを縮小、もしくは止めにするという動きがあったらしいのですな。

ここからは推測なんですが、マンガ本なんて利益は固定だし単価は安いから薄利多売にならざるをえないし、さらに他店との差別化のためにショップごとに特典なんか付けるようになり。
そしてあちこちで特典付きが当たり前になっちゃうと、今度はその特典の質を競うようになってしまい。
より豪華な特典をという動きがエスカレートすると、コストがかさんで利益を圧迫してしまい、特典付きを謳っていくら大量に売ったところで儲けはどんどん薄くなるわけで。
そうなってくると、「こんだけ売って利益たいして出ないんじゃ、やめたほうがよくね?」という流れになってもしょうがなかったんじゃなかろうかと。

で、事情はともあれ、商業本の取り扱いに関して、○○○○○の中で意見が対立したようであり。
挙げ句、商業本からの撤退に反対する人たちが揃ってごっそりと退社。
そして対抗店として、このたびのCOMIC ZIN立ち上げとなったわけなんですな。

なんとも勇ましい話でありますな。
なるほどこういう成り立ちならば、こう、

COMIC ZINの中の人いわく『僕らはやっぱり漫画が好き。新刊はもちろん、いい漫画・オススメしたい漫画をお客さんに知っていただいて、コミック業界をもっと盛り上げていきたい』
こういった言葉にも重みがありますな。

今後の行く末は順風満帆ではないだろうし、離脱した○○○○○からの圧力もいろんな形で確実にかかってくると思うんですが、こう、頑張ってほしいなーと心情的に応援したいお店です。

実はこのネタを書くに当たって、ちと内部事情に立ち入りすぎかなぁとも思ったんですが
上司に相談したところ「そうして色んな人に知ってもらえれば、それだけでCOMIC ZINの援護射撃にもなるよ」と逆にプッシュされたので記事にしました。

遠く南の土地から、同じ漫画専門店としてエールを送ります。

投稿者 bird_chief : 22:33 | コメント (7) | トラックバック
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2009年02月22日

今夜の焼酎

にしかわ酒造 奄美黒糖焼酎「あじゃ」30度

なんか着実に焼酎の記事が増えてるような気がする…
でもまぁ味の違いなんてわからんしなー。
いろんなラベルの瓶集めてるようなもんです。

投稿者 bird_chief : 21:24 | トラックバック
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2009年02月21日

1巻目の「幻覚ピカソ/古屋兎丸」


幻覚ピカソ(1)/古屋兎丸
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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古屋兎丸がジャンプコミック??こりゃ意外だ!目が離せない!

他人の心の中を絵にし、さらにその絵の中に入ることで、他人の心に直に変化を起こすことができる主人公が、クラスメイト達の様々な心の闇と暗部に触れ、それを修復していくというストーリー。
精神と心理と、記憶とが結び付き繰り広げられる、異様でグロテスクでありながらも美しい心象世界の描写が見事。話の仕組み自体はシンプルなのに、絵に引き込まれるんだよなー。なんか目が離せなくなっちゃうような感じ。

 
主人公は絵が得意な学生。しかし周囲からは「ピカソ」と呼ばれクラスでも浮いた存在であり友達も少なく、本人も少々卑屈。そんな男の子でありまして。
ところが、ある日突然の事故をきっかけに、主人公には特別な能力が宿る。
心の中に暗いものを抱えた人の心象世界をスケッチブックに描き、描かれた世界に文字通り潜ることができるというものでして。
この能力を使い、周囲の人々が抱く様々な問題を、心の中の世界に飛び込み解決してゆく、というストーリー。

まずもって非常にインパクトがあるのは、この「描かれる心の中」ですな。
対象となる人にとっての障害やトラウマがそのままの形で登場したり、あるいは何かを象徴したなんだかわからないものがあったり。これが時にグロテスクであったり、意味不明でシュールだったり。問題のある人物の心を絵にしているので、見てるだけで不安になってくる絵と世界なんですが、不思議と美しさがあるのですな。
また、非常に絵の質は高いだけに、「美術の得意な学生が、デッサンのように心の中を再現する」という設定も充分な説得力があり、潜り込む「心の絵」も確かにそこに生々しく存在するひとつの世界、としての重さを持っています。

そういった物の正体を解き明かし、逆に直接触れて変化を与えることで、心の問題が解き明かされていくわけですな。
ベースとなってる設定類やエピソードそのものについては、ちょっと拍子抜けするくらい読みやすくシンプルなんですが、「心の世界に直接触れる」という行為が、他人の秘密を暴くような快感を伴い、不思議と高揚するんですな。
今のところ、話としては割と軽めでもれなくハッピーエンドで済んでますが、これがもっとドロドロと、本当にシャレにならないような心の闇をテーマにするとどうなるんだろう…、と期待しちゃうんですが。
そっちの方向で展開してくんないですかね。でも鬱漫画になってもあれだしなぁ。
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2009年02月20日

1巻目の「曲がり角のボクら/中村明日美子」


曲がり角のボクら/中村明日美子
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
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やはりこの人にハズレは無い!何度でも読める短編集!

私のお気に入り、中村明日美子の最新刊。バラエティ豊かな短編を6つ収録。
初出がけっこうばらばらで、デビュー作もあったりなんかして、ファンにとっては嬉しい。俺、嬉しい。

 
基本的に学園モノが多いながらも、シチュエーションが多様で実に飽きの来ない短編集となっておりまして。
また、恋愛関係を土台するストーリーながらも、好きの嫌いのやるだけでなく、好きの嫌いのがある上で登場人物達が何を感じるか、そのへんをじっくりやっているため、浮ついたところが無いため男性でも読みやすいのが特徴。

収録作は、先生と生徒の恋愛に立ち入ってしまった女の子、自称吸血鬼と大学講師とその教え子との奇妙な関係。または娘の通う保育園の先生に対抗心を燃やすパパ、女の子同士による幼稚園時代の淡い記憶と再開、そしてオーソドックスな2対2の学園群像ラブコメ。となっております。
こうして並べるだけでも、なかなか面白そうな設定が並んでるなと思ってもらえるはず。
個人的なお気に入りは吸血鬼の話。「あ、くそ、やられた、そう来るか」というオチが待ってます。

BLも描く人であるだけに、男性が主人公で男性に主観を持たせた話が多いんですが、この男の子達がみんないいキャラしてまして。
ちょっとまぁありえないかなーと想いつつもキュートで純情でちょっとバカ、という男性陣。そういった男達が振り回されたり、うろたえたり、恋したり、そーいう姿を読む漫画です。
やっぱ男性キャラを魅力的に描ける少女漫画家は本物だと思うわけですよ。
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2009年02月19日

1巻目の「ゴクジョッ。極楽院女子高寮物語/宮崎摩耶」


ゴクジョッ。極楽院女子高寮物語(1)/宮崎摩耶
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
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絵がスゲーのにお下品馬鹿ギャグとか…。いいぞもっとやれ。

寮生活を送る女子高校生徒達の、赤裸々で破廉恥で恥知らずなエロとアホと勘違いの日々をドタバタと描くギャグコメディ。この画力でハイテンション下ネタギャグ全開とか。マジありえん。
重版分でようやく読めましたよ…。

 
舞台となるのは、仰々しい名前が特徴の女子高校。寮生活を送る生徒達は、異性の目など気にすることの無い女の園となった学校にて、本音も本性も丸出しで暮らしておりまして。
主人公となる亜矢は、耳年増でいかにもなギャル系に見えて、実体験がまったく伴わず、行き過ぎた知識と妄想と勘違いであらぬ方向に常に全力で爆走しておりまして。主にシモ方向に。
そんな彼女の阿呆すぎる騒動に、多種多様なクラスメイトが巻き込まれる、てな感じ。
とにかくもう最初からひたすらに、「女同士の下ネタギャグ」を突っ走っており、校内でノーパン××ぐり返しを衆目の元にさらけだしたり、×××のヒダを確かめようと指つっこみあったり。下ネタもさすがに行き過ぎてるだろこれは。
乳や尻がこぼれおちるのは当然で、もう毎回のように全裸になってるし。
なのにこれっぽっちもエロくない。いやエロいんだけど、シチュエーションがあまりにくだらなさすぎて、馬鹿馬鹿しさが先に立ち、エロいとかそういうの忘れてしまうのだ。

元々はこの作者、キレイ目な絵柄が特徴の成人コミック作家であり、女性キャラの肢体の、肉感的な生々しさとシャープで滑らかな描写に特徴があり、絵の質としてはかなり高い方なんですよ。
その筆力をもってして、全力でくだらんギャグをやる、という心意気が偉いねぇ。すんげー阿呆なシチュエーションに変な格好、馬鹿なポーズいっぱい出てくるけど、それでもしっかり「女性の肉体」を描いているのが凄いのだ。
分かりやすく言うとあれよね、「絵がすごく巧くて女性キャラしか登場しない、稲中」。
しょっぱなからかなりハイテンションなノリなので、読み手もそれにのっかるつもりでハイにならないとついていけないかも。

あと登場キャラの中で、アヤナミ風キャラの宇都宮さんが凄く良いねぇ。無口無表情でミステリアスなのに、頭の中はけっこうエロい、とかもうたまらん。
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2009年02月18日

1巻目の「ミツバチのキス/伊図透」


ミツバチのキス(1)/伊図透
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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一人の能力者と一人の政府機関職員。二人の不思議な旅の行く末には…。

触れた人間の全てが「見える」女性と、彼女を国家のために利用としようと接近する政府の職員。二人の間に生まれる奇妙な交流を描いたドラマ。
会話のやり取りの中に互いの心情とその変化を読んでいくような作品であり、ドラマとしては地味だが読み応えのある内容。尺としても、こう、邦画を一本見ているような感じになる。ちょっとしたSF的設定を持つヒューマンドラマってとこ。

 
主人公は、宗教団体に囲われている一人の女性。彼女は触れた人間の全てが見える能力を持っており、過去の出来事から未来の予知、病気の有無までなんでも見えてしまう。
力を利用され続け、精神的にも負担がピークに達していた彼女は、ある日脱走。
しかし、彼女の動向は政府の情報機関に把握されておりまして。その能力を国家の安全保障の切り札として、つまりスパイとして利用するべく、機関の職員が派遣される。そして遂に二人は接触することになり…。てな展開。

能力を持ちながらも内面は打たれ弱く、他人を傷つけ他人に怯え、孤独の中で萎縮して暮らしているヒロイン。そして、真面目な仕事ぶりながらも人を食ったような性格で、表面的にはへらへらしつつも、常に何かに対して負い目を感じている中年の機関職員。
あくまで、強制ではなく自主的に彼女に協力してもらいたい職員のほうは、「友達になろう」と接近。
互いに特殊な立場に置かれながら、言葉を交わすうちに奇妙な結びつきを感じる二人。
そんな二人の、危ういけれども見守っていたいような繋がりが面白い。

設定的には超能力だとか国家の謀略なんかが絡んでくるものの、非常に静かな作品であり、丁寧な会話と細かな筆遣いのなかに、繊細な感情の交錯する様子を読む漫画。
話の結末もいい具合に爽やかになっておりまして。中篇読み切りとしてはなかかの……と思ったら、この漫画「第1巻」て巻号数が付いてるじゃないか。
ええー、2巻目なにするの?
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2009年02月11日

須藤真澄先生オリジナルグッズ、通販開始してました

通販サイトでなにやらおもろいことをやってるようで。

うちのお店と何かとご縁のある須藤真澄先生。
先生が、東京は高円寺のギャラリーにて販売されていたグッズ類を
このたび通販のほうで扱うことになったようです。
あと文庫版の「おさんぽ大王」セットにはひょうたんオリジナルの、気合いの入ったポストカードがついてきます。

■須藤真澄先生オリジナルグッズ通販ページ
ひょうたん書店−通信販売(楽天支店)
ひょうたん書店−通信販売

通販ページに飛んでみると分かるんですが、バナー類がきれいですねぇ。
この画像類、全て須藤先生の自作だそうで。
いや普通漫画家先生が自らそこまでやりませんて。ありがたくってもう。

投稿者 bird_chief : 23:20 | トラックバック
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2009年02月10日

ソフトバンクGA文庫からの粋な贈り物

店のレジのとこ立ってましたれば、ふと、チロルチョコのパッケージのようなものが目に入りまして。
しかもなんか、パッケージにはラノベのキャラが描かれておりまして。

どーやら、ソフトバンクGA文庫の、店頭での配布物であるようです。
包装紙にGA文庫作品のヒロインが描かれたチロルチョコ。
メッセージカード付き。配布は2月13日から。
寂しい独り身のあなたに2次元からバレンタインチョコが!ってやつですな。

文庫でもコミックでも、店頭での配布物っていろいろありますけど、
しおりやらポストカードと同じ感覚で食品を配るってのは珍しい。
過去に食い物配るってなんかあったかなぁ。ちょっと思い出せない。
そのくらい珍しい。
しかし出版者側のバレンタイン企画で本当にチョコ配るって、ありそうで無かったっすな。

けど変なこと言うと、モノがチロルチョコなもんだから、食べずに保存しておくってのはちと難しそう。
パック包装されたやつだったら、そのまま封を切らずに保管できそうなもんですが。
受け取るファンの方は悩みどころですな。

投稿者 bird_chief : 21:57 | コメント (1) | トラックバック
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2009年02月07日

今夜も焼酎

ここのところ主に黒糖焼酎ばっか飲んでたら、近所のスーパーの黒糖焼酎は一通り飲んでしまいまして。
いっそのこと専門店行ったほうがいいか、と中央駅の地下へ。
品揃えもむちゃんこ豊富な、旅行客相手の焼酎専門店があるんですが。
スーパーの割り引きついた安いのを買ってたので、こういう店は避けてましたが、まぁ選択肢が広まるのはいいことだと思って。

黒糖焼酎「まんこい 25度」
この銘柄自体は非常にスタンダードでどこでも見かけるような焼酎なのですが、よく見かけるのは、アルコール度数30°の瓶でして。

この右端のやつ。
金色の25度はあんま見ないなー、と購入。

…別に名前がアレだとかいう他意は無いですよ?

投稿者 bird_chief : 20:49 | トラックバック
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2009年02月06日

マンガ売り場にとっての、版型とレーベルの微妙な問題

ジャンプSQの新刊が棚に並びまして。「この新刊ってどーなの?」という話題になった時。

「ああこれ、いいと思いますよ。雑誌で見たときから気になってました」
「そうなんだ。出版社のほうからはプッシュしてくれって案内が来てるんだけどさー、前に同じように案内が来た「───」が悪くはなかったけど『そこまでは…』って感じだったじゃん」
「うーん、まぁ確かに。週刊少年ジャンプのと並べて少年誌コーナーに置くとアレかもしれないですねー。むしろB6版の青年のとことか…」
「ええー、そうなの?」

なんてなやり取りがありまして。

 
ジャンプSQは、月刊少年ジャンプ休刊後の後釜、リニューアルのような形でスタートした雑誌でして。
SQレーベルで刊行される単行本は、月刊ジャンプの後を引き継ぐ形で、新書版で発売日は週刊少年ジャンプと一緒、というようになってます。
慣例としてそうなっているんでしょうが、実はこの形態が本屋の店頭で少々不都合を起こしておりまして。

現在のジャンプSQの掲載陣は、週刊少年ジャンプに対する月刊少年ジャンプと言うよりも、ウルトラジャンプのほうに近くなっているようであり、対象となる読者の年齢層も少々高めになっています(サンデーGXと同じ辺りかな?)。
読者層に若干のズレがあるにもかかわらず、ジャンプSQは「少年ジャンプ」と同じ判型、同じ発売日で本屋に並んでいます。
そのため、本屋の棚において、読者となるお客さんとのミスマッチが少し起こってきています(まだあまり気にならないレベルではあるけど)。
実際、僕はジャンプSQの単行本が最初に発売された時、新書版で少年ジャンプの作品として刊行されたことに違和感を感じました(店員としてではなく、読者として)。

本屋として、そのへんをふまえてコーナー展開できればいいのですが、少々難しいというか、担当店員だともの凄く抵抗を感じると思います。
なにせ「週刊少年ジャンプと同じ判型」で「週刊少年ジャンプと同じ発売日」に出ているわけですから。

…けどこんなこと言い出したら、週刊マガジンと月刊マガジンの関係とかもあるしなぁ。意外にこれで巧くいっちゃうのかなぁ、とも思ったり。
でも今のジャンプSQは、YJやUJの近辺で売ったほうが売れると思うんだけどなぁ。そのためには判型をB6にして、書店側が違和感を感じることなく青年誌のとこに置けるようにしてもらえるといいのになぁ…。
しかし作品の対象層が、判型とレーベルの対象とズレていて、埋もれちゃう作品なんていっぱいあるしなぁ…。

などと
誰に聞かせるわけでもなく呟いていたりします。

投稿者 bird_chief : 23:53 | コメント (1) | トラックバック
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1巻目の「チャンネルはそのまま!/佐々木倫子」


チャンネルはそのまま!(1)/佐々木倫子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
 
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同僚としては最悪だがタレントとしては最高!?新米女テレビ局員コメディ。

どこからどう見ても社会人として色々と抜け落ちてるのに、何故だかテレビ局に入社できてしまった主人公と、彼女に振り回される周囲の人々との騒動を描くコメディ。
丁寧で実に緻密な「テレビの裏側」を描きつつ、阿呆なのに憎めない主人公が楽しい。

 
北海道のとあるテレビ局に、周囲のほとんどが期待もかけていなかった女性が入社する。
彼女はもう生まれながらの…良く言って天然、悪く言って馬鹿でして。一生懸命ではあるんだけど要領は悪いし記憶力も無いし勘違いも多いし。が、何故かそんな彼女の元に、事件やスクープが舞い込んでくるもので。
ここ一番の運だけはいいものの、日々同僚に上司に迷惑をかけてばかり、というコメディ。

キャラクターが主体となるギャグコメディ要素はだいぶ薄く、テレビ局と放送の裏側を描いた業界コメディといった感じ。
巻き起こる騒動も、それほど波乱があったりするわけでもなく、いかにも報道の裏側としてありえるような展開が多く、ストーリーとして何がどう、という点はちょっと弱い。
主人公の粗忽者っぷりも、読んでてイラっとくるぐらいにいい性格してるんだけれども、なんちゅうかこう、「ただの要領の悪い人」で終わっているのが少々不満。
むしろ、彼女に振り回されることになる眼鏡男子やら美人アナウンサーやらのほうが面白い。

テレビ局を舞台とするコメディというよりは、実話ネタ業界裏話エッセイ、的なノリで読める話。報道の具体的なプロセスやニュースが作られていく現場が分かりやすく描かれ、主人公はバカですがけっこう真面目に読める気がする。
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2009年02月05日

1巻目の「デカガール/芳崎せいむ・長崎尚志」


デカガール(1)/芳崎せいむ・長崎尚志
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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実力派が挑む!じっくり読ませる女の刑事ドラマ!

「他人を助けたい」という一念から新米刑事となった女性。実は彼女は、嗅覚が他人より異常に優れている、という能力(?)があり、その自慢の鼻を用い、頼りになる先輩とともに事件解決に挑む、てな具合。
能力使った推理劇もの、というよりは、ちょっと変わった個性を持つヒロインと先輩刑事の二人が、様々な事件を通して互いに強い絆で繋がっていく、てなドラマ。

 
動物に囲まれた家に暮らし、発明家気取りで働いてない謎の兄と一緒に暮らしている主人公。
警官やってはいるものの、刑事になることを夢見ており。そんな時、ある事件に遭遇したことから、彼女は県警の捜査一課にて新米刑事として働くことになる。
彼女の教育係として、若手だが誰もが一目置く優秀な刑事がパートナーになり、二人で事件に挑んでいくわけですな。

人間の微細な体臭からその人の心理状態を察知するほどの、「嗅覚が異常に優れている」という設定を持ちつつも、そこを売りとしていないのがポイント。あくまで、話を組み立てるうえでのギミックとして描き、ドラマの本体は事件の背後にある人間関係と、事件を通して成長するヒロインとパートナーとの結びつきなのだな。

この二人のコンビがなかなか見ていて爽やかで気持ちいい。ちょっとやる気が空回りで天然気味だが、嗅覚を手がかりとする洞察力に優れたヒロインと、いかにも真面目で堅物で言葉数も少ないが、主人公に大きな期待を寄せ、また信頼している教育係。
二人が男女の関係である以前に、良き同僚であり上司と部下であり先生と生徒である、という繋がりの強さをしっかり描き、そのうえでヒロインの優しさや想いの強さに上司が魅力を感じていく、という組み立てが巧いっすな。

働く強き女と頼もしい男性上司とのいい雰囲気、というのはなんだかあれだな、と思いましたが元々はこれ、掲載誌はKiss+なわけで。つまり女性誌。なるほどな。
でもそういう作品を、B6版青年向けと並べてもおかしくないレーベルで出してくれたってのは、小技が利いてて嬉しいね。
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2009年02月04日

1巻目の「キルミーベイベー/カヅホ」


キルミーベイベー(1)/カヅホ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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まったりゆるゆるだけど、読んでて思わず笑っちゃう!アホの子×2の4コマ!

なぜか普通の学校に生徒として登校している、ツインテール金髪ロリっ娘殺し屋ソーニャちゃんと、彼女のクラスメイトでちょっと頭の弱いボケ担当のお友達。この二人の、ごく普通なんだけどちょっと普通じゃない日常の騒動を描くシチュエーションコメディ4コマ。
うわぁーアホの子がおるぞー、という感じで楽しい。

 
金髪ツインテロリのソーニャちゃんは職業暗殺者やっておりまして。後ろに気配を察知しては条件反射で関節を外しにかかったり、なんか飛んできたらナイフで迎撃したりと物騒な女の子。でもどこかヌけており。
彼女のお友達もなんかアホであり。ソーニャちゃんにちょっかい出してはいちいち反撃食らって泣きを見る、てな関係。
そんな二人の学園コメディながらも、殺し屋とかそういうのはほぼ関係なく、校内にまぎれこんだ野良犬の相手したり、公園で迷ったり、海で遊んだりとほのぼのやってます。

ほぼ全編を通して、登場人物はこの二人のみ、というのが特徴。ゲストとして忍者のおねーさんもいるんですが、ほとんど完全に二人だけ。
二人だけでだらだらっと、漫才かコントかやってるような雰囲気でして、互いに馬鹿やって、ノリが良すぎてちょっと喧嘩になったりしつつも「仲いいなぁお前ら」と見ていてほのぼのしてきますな。

女の子二人がなんてことのない事で、わいわいきゃっきゃとじゃれあって遊んでる姿が楽しい。絵もまるっこくてかわいいしなー。
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2009年02月03日

同業の先輩との飲み

先日、マンガ売りの大先輩との飲みがありまして。
いろいろと楽しく話をさせてもらう。

そのお方、業界内に伝わるような、凄い逸話をいくつも持つ人でして。
マンガ販売に関わる店員、版元の営業さんや編集さんまで知っている人も多いお方。

いやー、いい刺激になるねぇこういう機会は。

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1巻目の「クロてん/豊田アキヒロ」


クロてん/豊田アキヒロ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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不謹慎にもほどがある!しかし思わず笑ってしまう!

病院を舞台にした萌え系4コマ。シチュエーションコメディというよりも、意識的にギャグやってます。攻めてます。
冷静に考えるとこれってグロいよなぁというネタがけっこう多いものの、絵柄の丸っこさでなぜかほがらかに和んでしまう。

 
院長は守銭奴でスケベ親父。外科医は無表情ロリ子で人肉好きでスプラッタ。ナースはセクハラ受難でコスプレエロ担当、という3人によるギャグコメディ4コマ。

エロはともかく、黒いロリ子の外科スプラッタネタがなかなかにトんでおりまして。
生肉好きで人肉好きで、医療ミスどころでは無い暴れっぷり。絵がデフォルメ利いてるからいいものの、リアルに想像するとかなりグロい。
でも無表情。黒目。ロリ。OK。

明るいトーンでテンポも良く、気楽に読める4コマではあるんですが、設定上ネタの幅が狭く、けっこうワンパターン。
にも関わらず意外に飽きない。ひょっとするとレベル高いのかこれ?
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2009年02月02日

1巻目の「超絶変身!!アースカイザー/くぼたまこと」


超絶変身!!アースカイザー(1)/くぼたまこと
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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悪の組織の怪人達は、ここでもやっぱり切なかった!

「天体戦士サンレッド」のくぼたまことによる新作。今回もそこらへんに住んでる兄ちゃんやおっちゃんと変わらないような怪人達がいっぱい。
サンレッド好きなら問題なく移行できる内容。

 
舞台となるのは静岡。なぜかここには悪の組織やら怪人やら魔界の住人やらがやたらと多く、人間社会の市井に溶け込みつつ世界征服を企てながらも、バイトしてメシ食って、と日常生活を送っておりまして。
スーパーの惣菜コーナーでお客さん達ともみくちゃになったり、電車に乗ったら痴漢の冤罪で取り調べ受けたり、おばあちゃんとルームシェアしたり、組織内部でのいじめ問題に頭を悩ませたり。
悪の組織の怪人なのに、描かれるのは金の無い一人暮らしの男性のしみったれた日常生活であったり、会社組織での世知辛い人間関係なんかだったりするわけですな。
このへんの共感できる切ない笑い、てのはサンレッドと共通。

サンレッドとの違いは、形式としてオムニバスであり、話ごとに異なる組織と怪人を登場させていること。
あとは、表題が「アースカイザー」となってるくせに、いまだに一向にそのヒーローが登場する気配が無い、という具合。

それにしてもこの作者、一貫して「悪者っぽくない悪の怪人達」という同じモチーフで作品を書き続けているわりに、ネタの引き出しが豊富なのかあまり飽きないってのが良いですな。
分かってるんだけど笑っちゃう、そんな感じ。
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