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2008年12月01日

1巻目の「COPPERS[カッパーズ]/オノ・ナツメ」


COPPERS[カッパーズ](01)/オノ・ナツメ
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
   
優しくてタフで、ちょっとホロ苦い。ニューヨーク市警の警官達。

様々な人物が勤務する、ニューヨーク市警のとある分署で起こる日々のドラマを描いた作品。
淡々と描かれる日常に、警官達も含め多様な人生を見せる漫画でして。ドライなのにどこか温かいストーリーがかっこよく描かれております。

 
オノ・ナツメ作品としては、絵柄や全体の雰囲気は「LA QUINTA CAMERA」や「not simple」寄り。
3頭身のキャラクター達がシニカルでクールな日常を語るというやつ。
また、ドラマとしては海外ドラマの「ER」のスタイルに近く、それぞれがそれぞれの職務を全うしつつ、職業ドラマとしての側面がありながらも、登場人物ごとに抱える日常もドラマの一部となり、複数の登場人物ごとに主観を持ったストーリーが展開される。てな具合。

自立した女性を目指しながらも親の理解が得られない女性警官。ジンクス持ちの堅物署長。パトロール勤務から上を目指す血気盛んな若手。昇進をあきらめた自堕落な警官のようでいて、誰よりも町について詳しい男。そして彼らのより所となるショップの店員。ニュースを掴もうと署に出いる日本人。
それぞれがそれぞれに、ニューヨークで暮らす一人の市民として生活する姿を見せながら、ちょっといい話もあれば悲劇的な事件も起こる。それでも明日がやってきて彼らは今日も勤務に励むわけで。

このへんが非常に淡白で、テンポ良く描かれる日常風景ながらも、そこにある人と人とのつながりはとてもハートフル。
ちょっと変なのもいるけれど、どいつもこいつも愛すべき普通の人々だなぁと。そんな感じ。
ニューヨークの空気を感じながらも温かみのあるストーリーと、人物を追うのが楽しい群像劇としても楽しめる作品。
オノ・ナツメのファンならまず買って損は無いところ。
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年12月01日 22:31

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