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2008年11月12日
1巻目の「トリコ/島袋光年」

トリコ(1)/島袋光年
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
ワクワクと興奮がここにある!子供に帰れる豪快無比なアドベンチャーアクション作!
食とグルメを求め、食材を狩る破天荒なハンターを主人公とする王道的アドベンチャーアクション作。
まっすぐでストレートでわかりやすいのに、まるで子供に戻ったような気分で読める作品。
奇をてらわずシンプルでもこんなに面白い漫画ができるんだなぁ、と感心。
現代によく似たとある世界。その世界では一大グルメブームが起こっており、希少な食材とその料理を求め、美食屋達が活躍していた、という設定。
んでその食材が、とんでもない化け物だったり、危険なところであったりするため、この世界の「美食屋」というのは冒険家でもありまして。そんな冒険家の中でもトップクラスな力を持つのが、主人公のトリコ。
トリコとともに、べらぼうにデンジャラスな狩りの冒険で出るとともに、アクションシーンでは彼の無茶苦茶な強さを堪能するという具合でして。
テーマは食でもやってることは少年向けアドベンチャーアクションそのものであります。
登場人物も少なめで、難しいことはやっておらず、冒険と強大な敵とバトルと強い主人公、という王道なのに、これが実に楽しい。
まず、主人公の強さを説明する演出が実にうまく、派手でケレン味たっぷりで、大きいものはより大きくとシンプルな誇張が分かりやすく、その上でところどころに現実味のある解説を織り交ぜることで、でたらめなのになんか納得しちゃうんですな。
架空の生物、架空の設定に現実味のある解説を持たせることで、そのシーン自体に具体的な説得力を持たせるこの手法は、冨樫義博なんかがよくやってます。
で、テーマは食なので、見事獲得した食材を料理していただくわけですが、この食事シーンがもうなんかすげぇおいしいそうなんですな。
登場する動植物を始めとする世界観は、「バナナのように生っているキュウリ」とか「でかくて腕の多いゴリラ」「すげぇでかくて足がいっぱいのワニ」といった程度に実にわかりやすいものの、全て架空のものでして。
見たことも無いような食材と、いったい何料理かもわからないようなメニューなのに、主人公の食べっぷりが見事なため、読んでて「一口ちょっと食べてみてぇな」と思わせてしまうのですな。
漫画としては実にシンプルなうえに、キャラはゴツいし女ッ気はこれっぽちもないし、どこからどう見ても清く正しく熱く萌える男の子向け少年漫画ではあるんですが、漫画読みでも素直にのめりこめる楽しさ、面白さがある作品。
変にくだらないギャグも控え目になってるしね。
これだけストレートであり、変なことしてないのに面白い漫画になるってのはもう、センスと才能としか言いようがありませんな。
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投稿者 bird_chief : 2008年11月12日 22:06
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