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2008年10月29日

1巻目の「ロボット残党兵/横尾公敏」


ロボット残党兵(1)/横尾公敏
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)
   
鉄の肉体を持つ兵士達の、激しくも哀しき闘いを見よ!

第2次世界大戦中に開発された、機械化人間達の戦いを描くドラマ。
ロボット物としては素朴な設定でありつつも、実に熱く激しく、インパクトのある作画でドトウのごとく読ませてくれる逸品。
華は無いんだけれども代わりに殺戮と狂気に満ちていて、これは好きだな。
タイトルはもちろん、「ロボット三等兵」のオマージュ。

 
昭和18年、日本軍が秘密裏に開発していたロボット兵器が戦場に姿を現す。
自ら志願した者や、戦場で傷を負った者が、機械の体に脳を移し、既存のあらゆる兵器を圧倒する驚異的な戦闘力を持つ「機械化人間」である。
華々しい活躍を見せる機械化人間部隊であったが、軍部は彼らを兵器としてしか見なさず、「兵器」に自意識や感情は不要とする反対勢力も存在していた。
一方、日本での機械化人間登場から、諸外国でも続々と機械化人間が戦場に姿を現し、戦争は国家の科学力を掛けての機械化人間同士の争いとなってゆく。てな内容でして。

ストーリーは、軍部の中にあって反対派との軋轢の中にある、機械化人間の開発者の一人と、病魔に冒され妻と子と別れ、機械化人間となる道を選んだ元研究者の視点で進んでゆきまして。
1巻目では、凄まじい戦闘力を見せる機械化人間の姿、機械の体となった人の悲哀、機械化人間に反感を持つ過激派の存在、そして他国の開発した機械化人間、という順に語られまして。
機械の兵士となった一人の人間のドラマであると同時に、ロボット人間同士による無慈悲な戦場の姿が描かれております。

まず読んで最初にインパクトがあるのは、濃い目の描写で描かれる戦場の姿ですな、なんつっても。
ドラム缶に鉄パイプをくっつけただけのような、かの鉄人28号よりもシンプルな見た目のロボットが、粗暴にして単純明快な武器である、自らの腕力のみで戦場を蹂躙する様子が実に迫力満点でして。この冒頭のシーンだけで鷲づかみですよ。
また、世界各国が開発する機械化人間も、人道や正義といったものをまるで無視したような殺人マシーンだらけでありまして。そしてその開発者達もどこかネジがぶっ飛んだような連中ばかりで。

設定とデザインは科学冒険アクションロマンといってもいいようなレトロさがあるのに、描かれるのは実に鮮烈で力強いドラマであり、切れ味鋭い狂気に満ちている漫画。
こんだけ強い個性を読ませてくれる、新人デビュー作はそうそう無いっすな。
(楽天内ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年10月29日 21:15

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コメント

私は本当に妹です!
兄ちゃんの漫画をとても丁寧に愛を持って理解し、解説してくださって
ありがとうございます〜o(^▽^)o??
連載はまだまだ続きます?是非是非応援お願いします(b^-゜)

投稿者 横尾の妹 : 2008年11月23日 01:35

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