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2008年10月13日

1巻目の「COPPELION/井上智徳」


COPPELION(1)/井上智徳
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
   
廃墟と放射能と制服女子高生

人の住むことの無くなったゴーストタウン、東京を舞台とする、廃墟SF女子高生ドラマ…とでも言ったもんか。
廃墟フェチズムを刺激する、朽ちた都市を舞台とするSFドラマという、なんともアナクロなツボを刺激される内容ですな。
まったくノーマークだったんだけど、なんか面白そうだったんで紹介。

 
舞台は2036年の日本。東京都近郊で原発のメルトダウンが起こり、都内全域は放射能で満たされ人の住むことの無い廃墟の町と化していた。
事故から20年、静かだった廃墟の東京から頻発するSOS信号。そこに派遣されたのは、女子校の制服姿ながら、遺伝子改造によし放射能への完全耐性を身に付けた3人の女の子だった。
という設定。

「とりあえず東京を廃墟の町にしたかったんだ」的に執拗に描写される朽ちた都内の姿が印象的ながらも、話として華が無いというわけで女子高生3人が主人公。
女の子達との廃墟都市ツアーを堪能しつつ、打ち捨てられた都市に住む野生化した動物達や、防護服に身を包み日常を送る人々の存在。
やがて主人公達は救助活動として都内の探索を続けるうち、政府も把握していない謎の集団の姿があきらかになってくる、てな展開。

苛烈な環境下におかれた廃墟の街と、そこに居着く人々と、放射能への耐性を持つ主人公と、設定の組み合わせ的には「喪」の香りのするダーティーなSFテイストではありますが、序盤の話もあくまで人助けがメインであり、悲惨な街の景色とは対照的にヒロイン達は明るく、ライトに軽く読めるのが特徴。
しかし原発のメルトダウンから都内が廃墟となる過程や、「放射能」という存在についての補則や説明も丁寧であり、なかなか下地もしっかりとした作品であります。
破滅世界とか、崩壊した都市のSFとか、そんなんが好きなら読んでみるのもいいかと。
(ひょうたん書店通販ページ)

投稿者 bird_chief : 2008年10月13日 23:22

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