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2008年10月01日

1巻目の「P.S.すりーさん/IKa」


P.S.すりーさん/IKa
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
   
見た目に反して、なんて毒っ気に満ちたマニアックなゲームネタ4コマだ!

わかりやすく言っちゃえば、ゲームハードを萌えキャラに擬人化した4コマなんでありますが、これがおもろかった。
ゲームハード及びゲーム業界事情に多少なりとも詳しければ、これは読んでおいていいですぜ。

 
主人公は「すりーさん」名前で、人気者であった母と姉を持つただいま売り出し中の期待のアイドル。ライバルに「うぃーさん」「でぃーえすさん」「はこまるさん」がいて、妹「ぴーさん」がいるという具合。
ゲームハード業界での争いをアイドル達の活躍にたとえ、業界の栄枯盛衰をキャラクターにあてはめて読む漫画なんですな。

元はブログ掲載の4コマであり、低解像度のドット絵みたいな線画を漫画にしてるんで、そうと知らないと読みにくいところがあるのでそのつもりで。
単行本化に際し、ネタに対する細かな解説テキストと、描き下ろしフルカラーページが追加。

話としては、期待を背負ってデビューしたものの、いまひとつ目が出ないPS3の不遇な状況を擬人化したわけで。なんちうかもう…読んでてすりーさんがかわいそうになってくるのがなぁ。泣ける。
あと、せがさんは熱くて元気だが基本的に馬鹿、ていうのがすげーツボでした。
他にも、ちょっとしたところに細かにコアなゲームネタが仕掛けられており、そういうところでニヤニヤできるのもポイント。誰がわかるんだっつーネタもかなりありますが、ブログ上での掲載と違い、細くの解説文が添えられているのはありがたいですな。

しかしなによりも、ゲーム業界をネタにした漫画として、ここまで奔放で面白いものはやっぱ商業誌じゃ描けないんだろうなぁとも思ったり。こういうのはネット媒体の強みですな。やっぱこういうのは軽めの毒があったほうが面白いのだ。
最近では、ゲーム系雑誌掲載の一般ゲーム4コマも増えてきましたが、そういうので「PS3を擬人化して、売れない不遇っぷりを描く」なんて漫画は絶対に描けないわけで。
別に描いてもいいじゃんか、とも思ったりするのですが。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年10月01日 23:43

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