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2008年09月08日

1巻目の「トライピース/丸智之」


トライピース(1)/丸智之
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
少年ガンガン本誌が現在の路線を見直そうとしているのか、最近の新連載作は王道的かつシンプルでわかりやすい少年向け作品が多いようでして。
それでいてビジュアル面での訴求力を強く持っているのが特徴的。
これもそんな作品のひとつ。

 
舞台となるのはどこかのファンタジー世界。文明の見た目より軍事的な戦闘機械が発達している社会でして。
主人公はそんな世界で、記憶も何もかも忘れた状態で登場する。この主人公、名前や居場所どころか、見るもの聞くもの全てがわからないという状況。
そんな彼がある子供達と出会うものの、やがて襲いくる悲劇から、主人公はこの世から戦争を無くそうと決意する。
が、しかし、社会常識も何も知らない彼は、何をすればいいのかわからないのだった。という話。

普通、記憶喪失で純真無垢な主人公というと、「実はすげー強かった」なんてのが定番だが、この作品では主人公は何の力も持っていない。
やる気と心意気だけはあるものの、特別な力も無ければ腕力も人並み。強いて上げれば、顔がきれいで女装が得意、というだけである。
そんな彼が自分だけの方法で、戦争を止める方法を見つけようとする、てな話なのですな。とりあえず女装は関係なさそうだが。

全般に分かりやすい少年向けアクションのノリであり、冒頭でのショッキングな事件とそこからくる主人公の決意と、主題がはっきりとしております。
また登場人物の感情もオーバーに描かれ、喜怒哀楽のメリハリでドラマ全体を牽引する感じですな。

また、世界観とビジュアル面に凝りながらも、アクション面とそこに付随する設定はとことんシンプルでして。
こーいう見た目で能力系バトル物にならないというのは珍しい。

見た目にかっこいい絵柄ながらも、何も持っていない主人公がどう成長していくのかというストーリーをじっくり読ませる意図があるものの。
やはりどう読んでもビジュアル志向の強いアクション漫画でして。そのへんをギャップをどう埋めていくかが見物。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年09月08日 20:47

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