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2008年08月13日
1巻目の「ヴィルトゥス/義凡・信濃川日出雄」

ヴィルトゥス(1)/義凡・信濃川日出雄
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
古代ローマ帝国にて、暴君が支配する時代。汚れた皇帝を打ち倒し、ローマを救うべく、禁断の術により未来の日本からある一人の男が呼び出される。
かくして、柔道の世界王者であり父親殺しの殺人犯でもある彼が、古代ローマのコロッセウムにて屈強な戦士たちと戦うことになる。
異色の格闘アクション作ながらも、力に勝る古代の戦士に近代柔道がどう立ち向かっていくか、という点が面白い。
舞台となるのは古代ローマ。後の世に暗君として知られるコンモドゥスの時代。
彼は皇帝であるにも関わらず、コロッセウムに赴き自ら剣闘士として試合を行っており。
しかしローマ社会は荒れており一部の裕福な市民が怠惰的な享楽を貪る始末でありまして。そんなローマの行く末を案じ、皇帝の側室は術を用いて遙か別世界よりローマ人の理想の魂を持つ人物を呼び寄せることを決意する。
かくして服役中であった主人公は、過去の術者の言うところ「理をもって人を制し、傷つけない格闘術」の遣い手として、、周囲の囚人もろとも古代ローマのコロッセウムに飛ばされてしまう。
競技場のただ中で何が起こったか訳の分からない囚人達に、元ゲルマンの兵士であり捕虜奴隷に身を落とした戦士達が襲い掛かる。その時、主人公が類まれな体躯と現代柔道の技をもって立ち向かう。てな流れ。
つまるとこ、古代ローマの無茶強い戦士たちに、同じくらい無茶強い柔道選手が挑んだらどうなる、という設定な格闘アクションなわけですが。
それだけだとあれだということで、主人公にも相応の個性を与えてありまして。
この主人公、柔道の100キロ超級の世界チャンピオンであるにも関わらず、父親殺しのために殺人犯として刑についており。しかし見たところ、寡黙であるが非常に心優しく頼もしくもあり。が、心の中に獣が潜んでいるのか、どこか危うさと暴力性も秘めている、てな具合。
古代ローマの殺し合いに近い格闘シーンはけっこうにグロいもんですが、そこで日本の柔道選手が鮮やかに敵を投げ飛ばしていく様子は気持ちがいいもんですな。
ローマ皇帝と主人公がどう関わっていくのか。また、主人公1人だけでなく、囚人がまるごと大勢古代ローマに飛ばされてしまったことから、囚人の中でどのようにドラマを作っていくのかも期待。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年08月13日 22:56
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