« Google ストリートビューの続報 | メイン | 1巻目の「武装神姫2036/BLADE」 »
2008年08月07日
1巻目の「純真ミラクル100%/秋★枝」

純真ミラクル100%(1)/秋★枝
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
とある小さな芸能事務所にスカウトされ、プロデビューを果たした一人の女の子の、事務所内外での恋愛コメディ。
キャラクターの個性とバランスが絶妙に決まった秀作。感覚としてはいつぞやに紹介した「リカってば!」に近いものがありますな。男女問わず読めるラブコメとして。
職場コメディであると同時に、静かに進行する三角関係ラブロマンスであり。
主人公となるのは1人の少女。路上で歌っていたところを、とある芸能事務所にスカウトされるものの、女所長のストレスのはけ口に、嫌がらせのようなプロモーションをされてしまう。
が、それが功を奏し、話題と人気を一気に得てプロとして活躍するようになる彼女であったが、事務所内での人間関係に触れるにつれ、やがて恋愛について考えるようになり……。という展開。
きっかけは読み切り作として描かれたものであり、当初は天然系でいじめてオーラを放つ主人公を、やり手なんだけれどストレス過多な女所長がいじめて楽しむ、というコメディであったものの、やがて連載となりシチュエーションコメディとして話が進みつつ、人間関係があらかた出てきたところで、恋愛ドラマ要素を強く打ち出してくる感じ。
元々が読み切り作であると知ってないと、路線がふらふらと右往左往してるように見えるものの、登場人物の個性と関係性の描き方が巧いため、内容が話によってギャグだったりラブだったりしていても、キャラの存在に一貫性があるんできちんと読めるんですな。
特に恋愛ドラマにシフトしてからの面白さが際立っておりまして。初めての恋にとまどう主人公の切ない想いや、尊敬する人との間に恋愛感情を持ち込んでしまう苦悩を丁寧に描き、人間関係のドラマとして盛り上げつつ、彼女がどのようにこの恋と向き合うのか、その姿自身にもドラマを作る仕組みとなっております。
近しい間の人間関係の中に巻き起こるラブコメなのに、これがお約束的なパターンに陥っていないのがポイント。おかげで物語として面白く読めるんですが、こういうのは高いキャラクター性が無いと描けません。
男性向けのちょっと萌え寄りのシチュエーションコメディだなぁ、と思って読んでると静かにじわじわ面白くなってくる作品。
レーベルは男性向けですが、これ女性の方にも広く読んでもらいたいなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年08月07日 23:19
Trackback Pings
このエントリーのトラックバックURL:
http://b-chief.org/mt/cgi/mt-tb.cgi/1758

