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2008年08月05日
1巻目の「モノクロームボックス/熊谷カズヒロ」

モノクロームボックス/熊谷カズヒロ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
「悪意」を肥大化させ悪意により変質してしまう人間を狩る、謎多きヒーローのドラマ。
ダークな変身ヒーローもの、とでもとらえればいいんだろうが、作品の風合いが非常に個性的であり、ドライでストイックなアクション作。
主人公はフリーライターを名乗る1人の青年。陰惨な事件の元に現れ、犯人を追う彼は悪意を持つ人間と対面したとき、その姿を黒ずくめの戦士に変え、人間の脳から直接「悪意」を吸い取り、悪人を打ち倒す、という内容。
形式的にファンタジックなSFアクションか何か、というところなのですが、読んでみると実にスタイリッシュでハードボイルド。主人公はクールで理性的であり、犯罪者は気分を害するほどに猟奇的な殺人者ばかりであり。大人のアクション漫画、という感じ。
コントラストがはっきりとしたアメコミ調の作画も特徴的で、構図にもこだわりがあり、画面がいちいちかっちょよいんですな。
人の心の「悪意」により怪物と化してしまう人間を退治するヒーローではあるんですが、主人公達は善意や正義感から悪人退治をしているわけではなく、実に淡々と「仕事」としてこなしており、スマートなかっこよさがあるドラマでして。
同時に、モチーフとして猟奇犯罪やアングラ、SF要素を多分に盛り込み、エロスとバイオレンスで彩ることで、類を見ないアクション作となっております。
ちゃらちゃらと浮ついたヒーロー劇ではないんだけれど、痛快な勧善懲悪劇でもあり、でもどこか後味が悪かったりもしまして。
ハードなダークヒーロードラマってとこですな
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年08月05日 20:34
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