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2008年07月28日

1巻目の「神のみぞ知るセカイ/若木民喜」


神のみぞ知るセカイ(1)/若木民喜
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ギャルゲーに明け暮れギャルゲーに全てを捧げてきた少年が、なんの因果か現実の女性を口説き落としていくはめになる、という内容。
ゲームでのヒロイン攻略を現実世界で実践してみせる、という異色ラブコメ。
仕掛けと仕組みの妙が目に付くところですが、こういう設定だけあって王道的ラブコメ展開は読ませるものが有り。

 
設定としては、地獄から逃げ出した魂が女の子の心の中に入っちゃったので、その魂を追い出すために女の子を恋に落とさなければならない。キスをすることで、魂は女の子の心から抜け出してくれる。
そのために、恋愛の達人を求めて地獄から悪魔っ娘がやってくるわけですが、彼女が選んでしまったのは、現実の女の子とは手をつないだこともないが、恋愛ゲームにおいては「神」と呼ばれるほどに女性キャラを攻略してきた男だった、という具合。

というわけで、恋愛ゲームで得た知識とテクを武器に、目標となる女の子達を恋に落としていくわけですな。
手段としては、女の子をタイプによりパターン化し、「ゲームならこうなる」という展開を実践していき、最終的にキスまでもっていく、という感じ。ひとつのエピソードでひとりの女の子が対象となり、晴れてキスまでもっていくと、女の子は主人公のことを忘れてしまう、という作り。

エロゲ的なラブコメが溢れきった末に登場したようなメタ的作品ですが、妙なノリが有りけっこう楽しい作品でして。
話と設定は凝ってますが、要はラブコメ的パターンをいかにバリエーション多く描くか、というストーリーでもあり。
しかし主人公の性格をとびきり変人に仕立てることで、ただのラブコメ漫画ではない別の何かに思えてくるんですな。

とにかく主人公が、意味も無く尊大でゲームに全てを捧げたことを誇りに思っており、偉そうなんだけど神経質で、クールなんだけれど「恋愛ゲーム優先」なその思考そのものが間違っている、という強烈なキャラでして。「現実なんてクソゲーだ!」と言い放つ始末だし。
設定とキャラとがうまく効果的に組み合わさり、ラブコメなんだけれどメタなギャグでもある、という独特な漫画。ラブコメもたいがい出尽くしてこんなのが生まれたか、と感心しちゃうところ。

でもまーとりあえずはよく出来た美少女ラブコメとして楽しむのが吉。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年07月28日 22:36

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