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2008年07月22日
1巻目の「ツキとおたから(1)/渡真仁」

ツキとおたから(1)/渡真仁
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
時代は戦前の東京。古今東西さまざまな骨董品から使い魔を呼び出し、使役するこのできる「旗師」と呼ばれる人々がおり。
その旗師の一人である主人公が、名品珍品の最高峰を求め東京にやってきたところ、様々な騒動に巻き込まれる、というドラマ。
クリーチャー召喚バトル漫画にかわいい女の子と和風テイストを足したような作り。
だが設定の活かし方がちょっとひねってありまして。「おっ」と思わせる出来に。
「旗師」というのはいわゆる骨董品の「目利き」であるのですが、一部の骨董品の中には、物の怪を呼び出すことができる「おたから」と称される物がありまして。「旗師」とはその「おたから」物の怪を呼び出すことができる連中なのですな。
呼び出された物の怪の強さは、そのおたからの価値そのものであり、名品珍品であるほどに物の怪は強くなる、という寸法。なので旗師はより価値ある「おたから」を求め、自ら探索に赴いたり時には所有権を巡り争ったりするわけでして。
で、そんなおたからを求めて上京してきた女の子が主人公。
しかし、彼女も旗師であるはずが、用いる「おたから」は類を見ない物であった、という導入。
ルールをシステマチックに定め、ゲットだぜ的なバトル漫画でありつつも、主人公をそのルールの枠外に置くことでドラマを動かす作り。
この「外し方」がなかなかに巧い。なるほどその設定なら、時代設定にも必然性があるし、個性としてのクセも出せるなぁと感心しました。
つまるところ「他人にはまるで価値を見出せないおたから」で強力な物の怪を呼び出すわけですが。一体何を用いるのかは実際に読んでみてくださいな。
女の子のかわいい漫画ですが、けっこうアクションシーンもしっかりしておりまして。
しかし設定がありきたりかなーというところで、前述の主人公を用いて意外性を与えてある作品。
絵が気に入れば読んでみても損は無いかと。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年07月22日 22:00
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