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2008年07月21日
1巻目の「PUNISHER/佐渡川準」

PUNISHER(1)/佐渡川準
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
とあるファンタジー世界。何者かに父親を殺された少年が、形見となった武器を手に仇を求めて旅を始め、その矢先に少女と出会う。一緒に旅をすることになる彼らには、やがて世界を動かす運命が待っている、という感じ。
王道的な、コメディ調子の少年向け熱血ファンタジーアクションでありますが、キャラの個性とアクションシーンの強さが光っておりまして。ぐいっと引き込まれるように没頭しちゃう漫画。
主人公は1人の少年。父親に先立たれ、父親の遺した巨大な剣を手に、出稼ぎに出ている母の元へ向っており。
そんな彼が、無鉄砲でやたら陽気で「死神になりたい」という突拍子も無い夢を持つ少女と出会う。2人ともまだまだ子供であるものの、大人顔負けの強さを誇っておりまして。
で、彼らはいつのまにか、旅先のある領主の元で罪を働いたとされ、捕縛され投獄される。
なんとか脱走した2人の前に領主である青年が立ちふさがり、領主を主人公達は剣を交えることになる。
という流れ。
至極王道的な少年向けアドベンチャーアクションやるんだなぁ、と思って読んでると、この領主とのバトルで一気に心を奪われるんですわ。
とにかくアクションシーンが抜群に巧い。
絵がいいとかそんな程度の話ではなく、アクションシーン自体に起承転結を持たせつつ、アクションの一挙手一投足で人物の個性をしっかりと打ち出し、さらに一連の流れに意外性とオチも与えてありまして。文句の付けようが無いバトル漫画が展開されています。
元々、永らくアクションバトルでギャグを描く、という特異なスタイルを持っていた著者だけありまして、殴ったり蹴ったりがただの動きのある見せ場ではなく、キャラを活かし展開自体にストーリーを組み込む要素として漫画の中で作用してるんですな。
形式的には、最近流行の能力バトルというよりは熱血格闘に近いんですが、テンポが良くあちこちに読み手を楽しませようという工夫が見られるため、すかっと読めるのに面白いんですよ。
で、物語としてはなんだかんだあって主人公2人に世界を巻き込む何がしかの運命があるようだ、というところで1巻目は終わり。
スケールとテーマをでっかくもってきてあるため、けっこうな長編漫画を意識しているようです。
しかしほんと王道的な冒険漫画だよなぁ。
王道的なのにちゃんと面白い少年向けアクションってなかなか貴重なだけに、プッシュしておきたいところ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年07月21日 21:01
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