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2008年06月21日

1巻目の「ちはやふる/末次由紀」


ちはやふる(1)/末次由紀
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
かるた取りに情熱を燃やし、かるた取りによって結ばれた三人の男女のドラマを、小学生時代から描く作品。
いやー、これは読み応えあっていいわー。ドラマとしてかなりの良作。少女漫画ではありますが、恋愛よりもかるた競技のドラマと少年少女の出会いと別れのドラマであり、年齢性別問わず読んでいただきたい一品。

 
競技かるたの選手である女性が主人公。話は彼女が小学生の時の、かるたとの出会いからスタート。
全国レベルのかるた取り選手である男の子が、転校生としてやってくるとともに、彼と縁があって仲良くなり、やがてかるた取りの世界と出会うことになり。最初はその転校生をいじめていた男の子も加わり、三人一緒に競技かるたに打ち込むようになるものの、やがてそれぞれの家庭の事情から、別れが訪れようとする、という具合。

まずヒロインとなる女の子の、気持ちの良い性格が印象的。
思ったことをすぐ口にし、異性と喧嘩するようなやんちゃ少女だが、その分表裏が無く、誰とでも公平に付き合える性格で。思考も単純直情的で、ちょっとおバカなんだけれども憎めない、そんな少女でして。
そんな彼女が、天性のとんでもない耳の良さと集中力の高さをかるた競技に活かすわけですが、この部分では競技漫画、スポーツ漫画の良さが前面に出され、大人顔負けの素質を披露し、その才能と将来への期待を抱かせるシーンは実にかっこよいのだ。

またドラマとしては、小学生時代の出会いと別れを1巻目で描き、そして離れ離れになってもかるた取りで結ばれた三人が、どのように成長していくかを2巻目以降で追う展開になっていくようで。
夢を追う子供達がいて、大きくなるとともに夢から離れたり現実の壁にぶつかったりいろいろあるんだろうなぁと。こういった、年数を費やし出会いと別れとそれぞれの歩みを描くというドラマに弱いんだよなぁ。

競技ものとしての面白さ、かっこよさがありながら、ノスタルジックな少年時代のドラマを見せ、そして2巻目以降では離別の後の人間ドラマが控えております。
面白い面白くないではなく、「良い漫画」。長編としてちょっと長丁場になりそうなので、じっくり付き合っていきたい。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年06月21日 21:16

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