« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »
2008年06月30日
起きて欲しくない時に起きる事故
6月末発売の新作ソフトで、エロゲでもなんでもなくおいらがひっそりと発売を待ち望んでいたタイトルがありまして。
自分用にと1本だけ仕入れ発注行いまして。
もともと、流通上の問題なのか問屋さんからは「発売日後の納品になります」と聞いていたので、まぁしかたないかと待っていたんですが。
それにしては遅すぎやしないか、と待ちくたびれまして。
問屋さんに確認をとったところ。
なんと発注書を送ったはずが届いてない、という事態になっており。
発注自体が通ってないのでなるほどいつまで経ってもこないはずで。
今となってはどこに問題があったのか、こっちに不手際があったのか確認するすべも無く。
こーいうトラブルって、たま〜〜〜に発生するんですが。
そうそう何度も起こることではなく。
しかしよりにもよって、仕入れ担当が自分用にと発注かけた時に起こりますかね…。
まぁお客さんに迷惑かけたわけじゃないからまだ良かったほうではあるんですが…。
起きて欲しくないときにこういうことって起きるもんですねぇ。
投稿者 bird_chief : 23:31
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0630-2331.php
1巻目の「明日泥棒/別天荒人・外薗昌也」

明日泥棒(1)/別天荒人/外薗昌也
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
サラリーマンとして空虚に忙しい日々を送る主人公の前に、突如あらわれた謎の物体から、何年も恋焦がれていた昔の彼女が登場する。かつての彼女らしいが彼女ではない。そんなヒロインとともに送る、青春の日々よいま一度、というファンタジックラブコメ。
あの頃に戻りたい、あの時の出会いと別れをやり直したい。そんなノスタルジーに響く内容。
主人公は都内で働く30歳のSE。やり甲斐の無い仕事に追われる日々を送っている。そんな彼が後悔や憧れとともに忘れられないのが、いつまでも子供でいようとしていた学生時代の彼女のことだった。
そんなある日、都内上空に宇宙から謎の物体が飛来。その物体から主人公に向けて、9年前に分かれたきりのはずの元彼女が、当時のままの姿で主人公の前に姿を現す。
という設定。
謎の物体が作り出した幻影か虚像か、しかしまごうことなく「過去の彼女」であり、しかしどう見ても人間ではない彼女。
そんな彼女との奇妙な同棲生活が始まる一方、本物の「現在の彼女」が登場し、SF設定をチラチラと活かしたラブコメが展開される感じ。
同棲ラブコメとしてドタバタ風味でお約束的シチュエーションも散見しつつありますが、ノスタルジーと男子の成長をテーマにした内容でもあるわけでして。
別れた女に縛られる主人公がいて、彼女への憧れと後悔をひきずりつつ、そこに現れた「過去」があり。
過去との対面を果たしながらも、そこにある「過去」が自らのイメージから作り出された幻影であり、自分自身が枷となり過去に捕らわれている状況からはたしてどうなる、というストーリー展開なんですな。
ライトなラブコメに見せかけて、仕掛けられたテーマが胸を打つわけですよ。
己により美化された過去がそのまま出てきたら?その彼女とやり直せたら?しかしそれが幻影だとしても?
という問いかけに満ちておりまして。
「もうそろそろ俺もおっさんだよなー」という年頃の男性が読むとね、いろいろと割り切れないモヤモヤが噴出する作品ですよ。
大人の男のためのジュブナイルっすな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:21
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0630-2321.php
2008年06月28日
1巻目の「わたし、オタリーナですが。/吉川景都」

わたし、オタリーナですが。/吉川景都
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
(ひょうたん書店通販ページ)
女性オタクの送る日常をわりと普通の人にもわかりやすく描いたエッセイコメディ作。
様々なタイプの女性オタクの生態を晒す内容ではあるものの、たまにポロリと転がるオンナとしての本音が面白い。
4コマが続くような体裁で、オタクの女ってこういう感じですよー、と幅広い題材を取り扱っておりまして。
全体的に一般人向けに作られているのか、最初は「BLとはなんぞや」から始まり、やがてジャンルについてや同人誌についてに話が及び、徐々にディープになっていくという感じ。
オタクの生態漫画として、女性のオタク側からこうして「こんななんです」と各方面に渡り見せてくれるというのはけっこう珍しい。腐女子ものは確かに最近他で多いんだけど、それだけじゃないところでしかもジャンルが幅広いのが特徴。
オタクの側にとってはいちおうの「そうだよねー」という共感が得られるものの、やっぱ普通の人が読んで楽しむものなので印象は少々薄くなるか。
しかし「オタク女だって恋愛したいんだ!」というテーマで描かれたパートは面白かったなぁ。「オタクってこんなですよ」という趣味と日常を晒すネタよりも、作者も含めた女性オタクの「女」としての本音を語ってくれたほうが、アプローチとして興味を引きやすいと思うわけで。
あとこれWeb掲載の漫画だったようで、カラーページが多いのはうれしいね。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:32
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0628-2232.php
2008年06月27日
1巻目の「男魂!!インポッシブル/深海魚」

男魂!!インポッシブル(1)/深海魚
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
少子化に悩む日本において、女だらけの秘密機関がオトコ達に「恋する力を取り戻す!」てな社会派(?)エロギャグコメディ作。
………そうか、パンダ以下か…そうか…。なんて変なところでショックを受けている場合ではない。
少子化対策に設立された政府の極秘機関であるセクシャルGメン。そこに配属された女性達は、ふがいないオトコ達の「恋する力」「セックスする能力」を目覚めさせるため、日夜活躍しているのであった!という感じ。
具体的には、やる気のない成年男子に無理やり恋愛に前向きになってもらうべく、強烈な逆セクハラをかます、という具合。
あるいは美少女フィギュア好きの男に現実の女性を知ってもらうべく、女性の生態観察から自らの趣味を公言する羞恥プレイまで行わせ、女性恐怖症を解いたりとか。
要は「ダメ男更正マンガ」なのだが、その手段がぶっとんでるところでギャグとする内容。
まぁやってることはどれもこれも大きなお世話と言わざるをえないばかりか、なんでもかんでも「男がだらしない」という前提なのはテーマとして強引すぎるなぁとも思いますが。
プロとしてばっちりセクハラ行為に及び、強引すぎるぶっとんだ展開もノリが良いため「んなわけあるかー」と突っ込みながらもニヤニヤ読んでしまう、という作品。
しかしギャグとして読みつつも、主題として「恋をすることは素晴らしい!」「男どもよ、堂々と恋をしよう!」というまっすぐなメッセージは、響くものが無いわけでもないんだよなー。
でもやっぱ大きなお世話だよな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:41
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0627-2341.php
2008年06月26日
1巻目の「プアプアLIPS/後藤羽矢子」

プアプアLIPS(1)/後藤羽矢子
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
ド貧乏な女性が勤めることになった宝石店。そこのお嬢様店長は自らレズビアンであることを公言しておりまして。
なにもかもがまったく正反対の2人の、デコボコドタバタわきあいあい、そしてちょっぴりしんみりシリアスなほのぼのラブコメ4コマ。
主人公はいまどき珍しいくらいのド貧乏な女性。そんな彼女が高給につられて宝石店に勤めることになるが、女店長はレズビアンでして。
互いに惹かれあうことはありつつも、恋愛としてなかなか一歩が踏み出せない2人のほのぼのコメディ4コマ。
貧乏娘は子供のようなちんまいナリで、生活は苦しくてもいつも笑顔で何にもめげず、そしてちょっと天然系。
女店長はステレオタイプなお嬢様でありつつも、世話焼きで主人公のことが気にかかってばかりだが、なにがあったか「恋愛はもうしない」と誓っており。若干ツンデレ
で、ベースとなるネタは、度を越えた貧乏暮らしと金持ちお嬢様との対比で4コマやってるんですが、長編的に読めるよう、若干の恋愛要素が加わっているというスタイル。同性愛ではありますが、最近流行りの「百合系」ってぇのよりはもすこしアダルトな雰囲気か。
貧乏コメディとして、なんだか妙に生々しいリアリティを伴う日常描写が笑いを誘いつつも、じわじわと変化する2人の関係がラブコメ展開として楽しめるようになってます。
また、2人ともそれぞれに家庭の事情や恋愛経験からくる心の傷を抱えており、そういったシリアスな部分をアクセントとして、全体を良い具合に引き締めている感じ。
ほのぼのコメディにささやかな奥の深さが出ているわけですな。
もともとコメディ4コマの作家として定評のある作家だけに安心して読めますんで。キャラクターが気に入れば楽しめるでしょう。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:25
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0626-2325.php
2008年06月25日
1巻目の「由良COLORS/藤堂裕」

由良COLORS(1)/藤堂裕
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
淡路島にある、小さな小さな漁師町を舞台にした、ドタバタギャグ有り人情話ありのドラマ。
実際に由良出身であるところの作者による、生まれ故郷に対する愛に溢れた作品。地元民ならではの目線により描かれる景色が印象的。バカバカしいんだけどどこか暖かい、そんな内容。
小さな町でずーっと一緒に育ってきた男ども4人組。その中の一人が主人公。
東京へ出たい、何も無い町から出たいと言い続けながらもそのまま大人になってしまった、という主人公。
町に対する嫌味は口にしながらも、それでも地元が一番、という連中でして。
女っ気の無い中で運良くコンパできたとしても、地元の悪口を言われたらブチ切れる、という具合。
そんな彼らが、下品でやかましいドタバタコメディを繰り広げたかと思いきや、過疎のために静かに寂れゆく町を想いしんみりさせる人情劇もあったり。
感触的には「木更津キャッツアイ」に近く、またさびれた漁師町の、貧乏と人情のどしゃめしゃ関西人ドラマという点は西原理恵子を思わせたりも。
根本的には、いたって中綴じ青年誌的な、エロとシモネタの馬鹿馬鹿しい青春ギャグコメディではあるんですが。
過疎と高齢化がありどうしようもない田舎の町なんだけれど、そんな地元が大好き、という、生まれ故郷に対する著者の愛情が伝わってくるようで。なんか好きなんだよなぁ、この漫画。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 20:28
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0625-2028.php
2008年06月24日
MC☆あくしず最新号にて、野上武志の東方イラスト発見
本格ミリタリー+萌え系美少女でおなじみ、ニッチなターゲットにドはまりな雑誌「MC☆あくしず」vol.9が入荷したもんで
さっそくパラパラやってみまして。
うしろのページに、美少女イラスト+兵器ネタで星座占いという、コーナーの本来の趣旨である占いなんぞどうでもよく、一発ネタ絵を12個連続で見るのが目的と化している「萌ゆる!妹兵器占い」のページにて

わーお
「ゆっくりして逝ってね!」(ケータイ画質でボケボケ…)
今回のネタは兵器+東方であったようで


十二星座すべてこの調子。
ページ内をざっと見ても「東方」の文字はどこにもなく、とーぜん元ネタ作品に対する解説もなく、まさに「知ってる人だけ分かればいい」世界に。
いやしかしこーいう遊びを平気でやっちゃうから大好きだぜこの雑誌。
東方でミリタリーなんてもう、ただでさえニッチな雑誌なのにさらに狭いとこついてくるもんなぁ。
投稿者 bird_chief : 23:07
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0624-2307.php
1巻目の「速水螺旋人の馬車馬大作戦 /速水螺旋人」

速水螺旋人の馬車馬大作戦 /速水螺旋人
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
硬派なオタク向けの雑誌でちょこちょこお目にかかる、知る人ぞ知る著者の作品集となる一冊。
ミリタリーとアナログゲームとソ連と他いっぱいで。んもうゲップが出るほどおなかいっぱいになる内容。
マンガとはちょーっと違うんだが大いに気に入った1冊なので紹介。
宮崎駿の雑想ノート持ってるような人ならニヤニヤしながら何度でも楽しめることうけあい。
複数の媒体にまたがりあっちこっちの色んな連載をまとめてあるんですが、マンガというよりは絵描きの手書きコラムのようなスタイルでして。
フリーハンドの絵に手書きの文字がびっちり、という模型誌のコラムにあるようなやつ。前半部分では兵器コラムの体裁を借りた大ウソなんちゃって兵器とその歴史のホラ吹き連載。後半では主に無電源ゲーム(TRPGとかウォーゲーム、ボードゲーム類)のリプレイ、レビュー漫画が掲載。
いずれもだいたい4〜8ページ前後と短いながらも、その情報量、密度の濃さがもうたまらんくらいで。じっくり読んでるとあっという間に時間が過ぎていくんですわ。
ミリタリー雑学と歴史ネタと、著者特有の嗜好であるソ連を始めとした共産圏ネタがあますことなく埋め尽くされておりまして。
スミからスミまで読もうとすると、いったいどれだけ時間がいるんだと思わずにはいられないっす。それだけ濃ゆい。
軍事・兵器なんちゃってホラ話に登場するメカもなんとも味わいがありまして。いい趣味した大人が考えるものですから、「装甲モノレール」とか「装甲オート3輪」とか「対空迎撃用ロケット飛行機空母」とか。どこかトンデモでへっぽこで、けど魅力的。
ページもたっぷり分厚い一冊でして。適当なところをパラパラめくって好き勝手にちびちび読むのが実に楽しいのだ。
いい趣味をしたいい大人のための愛読書ですな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:40
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0624-2240.php
2008年06月23日
1巻目の「妹本/曙はる・むんこ」

妹本/曙はる・むんこ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
全1巻
(ひょうたん書店通販ページ)
現在はプロ作家として商業誌で活躍している二人の作家の、同人誌にて発表された作品をまとめた1冊。
ファンにとっては非常に貴重な本ですなこれ。
曙はる、むんこの2人の合同企画でありまして。2人で同人やってたんだなぁと軽い驚きがありつつ。
作品のコンセプトとなっているのは「妹」でして。様々な「兄と妹」の関係を、ハートフルにおだやかなコメディとして綴っておりまして。単発ものだったり連続シリーズだったり。
作品ごとのページ数も短く、1エピソードにつき1シチュエーションといった具合で、ストーリーとしての起伏も薄く創作系同人誌特有の淡白な感触に。
しかしそれぞれの作家の持つスタイルとその風味はいかんなく出ておりまして。
ファンなら納得いくと思いますよ。
収録作の中ではむんこによる幼い兄と妹との、サイレント4コマが良い出来でしたな。
言葉の無い情景の中に、妹をおもちゃに好き勝手しながらも愛情を見せる兄と、いいように遊ばれていじめられながらも兄が大好きな妹、という2人の、きょうだい特有の変な関係がじわっと心に染み入るのだわ。
投稿者 bird_chief : 23:32
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0623-2332.php
2008年06月22日
提案:「孤独のグルメごっこ」
先日の飲み会にて
「孤独のグルメ読んだんですよ」
「ああ、新装版出たもんねぇ」
「あれ読んで、別に一人でもいいんだって割り切れたんで、最近『孤独のグルメごっこ』やってるんすよ」
「ほう」
「休日に一人でふらっと出かけて、適当な食堂なりメシ屋なりに行って、もくもくとメシを食うんですよ」
「……」
「酒はナシでメシだけ。んでこう、それっぽいモノローグを自分の中で散りばめてですね」
「ちょっとごめん、………そもそも休日に一人ってのがありえねぇよ」
「……」
仲間がみんないい歳になってくると妻帯者が多くなっちゃって
肩身が狭いったらないですねぇ。
投稿者 bird_chief : 22:53
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0622-2253.php
1巻目の「特務機甲隊クチクラ/日向陽市郎・櫻井圭記」

特務機甲隊クチクラ(1)/日向陽市郎・櫻井圭記
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
アジア諸国からの侵攻により首都・東京が陥落寸前となった近未来の日本。
日本側の、子供や半端者で構成された部隊を主人公に、SFサイバーな武装を駆使して戦うサバイバルミリタリーアクション作。
設定的には、ナノマシンの使用により電波を使ったレーダー類が使えなくなり、目視による白兵戦が主流という戦場であり、敵味方ともにパワードスーツや多脚戦車を用いている、といった具合。
東京は完全な戦場となり、山の手線が最後の防衛ラインになっているという状況。
そんな中、いわくありげな連中ばかりが集まる部隊に身を置く主人公。つい最近まで高校生だった主人公の視点により、いかにも今風の若者という内面描写で学生であった頃の日常の記憶と過酷な戦場の現実とを描いていく、というスタンス。
幼さゆえに子供っぽさが抜け切らない職業軍人が、学校生活を振り返りクラスメイトや女友達のとこを思いながらも、戦場で人を殺し殺させる、という現実に向き合っていくというドラマが基本軸にあり、このあたりのモノローグと内面描写が非常に目に付く内容。
同時に、圧倒的に不利な状況下に置かれた自軍にあって、クセのある人間ばかりの愚連隊が多数の相手を向こうに回して活躍、というミリタリーアクション要素も描かれるわけでして。
設定や作品としての意図や描きたいものは割と見えやすいものの、漫画として少々ちぐはぐな印象。このへん色々ともったいない。
少年の独白と愚連隊の活躍という二つの話の流れがありながら、互いに結びつきが弱く必然性が感じられず、結果として主題がブレて読めてしまうところがあり。
また、デザイン・作画においては士郎正宗の影響が見られるものの(欄外の説明文まであったりする)、構図や構成に問題があり、立体的かつ同時に展開される戦場の様子を把握するうえで描写があちこち欠けており、何が起こってるか分からないためセリフと文章を読むだけになりがち。
士郎正宗マンガの場合は意図的に描写を省いても情報量は減らないのだが、こちらは描写も情報量も減ってるわけで。
白兵戦を描いているのに地形は把握できないしキャラの配置と位置関係や時間軸に沿った動きも読み取れないのは致命的。
もーちょい精進してほしいなぁというのが本音。
あるいは、もっと割り切って、ある一人の少年兵の内面性のみを深く追うようにしてもいいと思うんだが。
ただまーSFのあるミリタリーってのが好きならば、このへんは無視して小道具から世界情勢に至るまでの設定をあれこれ読み解いていくだけでも充分楽しめますんで。
どっちかってーとマニア向けだなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:49
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0622-2249.php
2008年06月21日
1巻目の「ちはやふる/末次由紀」

ちはやふる(1)/末次由紀
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
かるた取りに情熱を燃やし、かるた取りによって結ばれた三人の男女のドラマを、小学生時代から描く作品。
いやー、これは読み応えあっていいわー。ドラマとしてかなりの良作。少女漫画ではありますが、恋愛よりもかるた競技のドラマと少年少女の出会いと別れのドラマであり、年齢性別問わず読んでいただきたい一品。
競技かるたの選手である女性が主人公。話は彼女が小学生の時の、かるたとの出会いからスタート。
全国レベルのかるた取り選手である男の子が、転校生としてやってくるとともに、彼と縁があって仲良くなり、やがてかるた取りの世界と出会うことになり。最初はその転校生をいじめていた男の子も加わり、三人一緒に競技かるたに打ち込むようになるものの、やがてそれぞれの家庭の事情から、別れが訪れようとする、という具合。
まずヒロインとなる女の子の、気持ちの良い性格が印象的。
思ったことをすぐ口にし、異性と喧嘩するようなやんちゃ少女だが、その分表裏が無く、誰とでも公平に付き合える性格で。思考も単純直情的で、ちょっとおバカなんだけれども憎めない、そんな少女でして。
そんな彼女が、天性のとんでもない耳の良さと集中力の高さをかるた競技に活かすわけですが、この部分では競技漫画、スポーツ漫画の良さが前面に出され、大人顔負けの素質を披露し、その才能と将来への期待を抱かせるシーンは実にかっこよいのだ。
またドラマとしては、小学生時代の出会いと別れを1巻目で描き、そして離れ離れになってもかるた取りで結ばれた三人が、どのように成長していくかを2巻目以降で追う展開になっていくようで。
夢を追う子供達がいて、大きくなるとともに夢から離れたり現実の壁にぶつかったりいろいろあるんだろうなぁと。こういった、年数を費やし出会いと別れとそれぞれの歩みを描くというドラマに弱いんだよなぁ。
競技ものとしての面白さ、かっこよさがありながら、ノスタルジックな少年時代のドラマを見せ、そして2巻目以降では離別の後の人間ドラマが控えております。
面白い面白くないではなく、「良い漫画」。長編としてちょっと長丁場になりそうなので、じっくり付き合っていきたい。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:16
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0621-2116.php
2008年06月19日
1巻目の「TISTA/遠藤達哉」

TISTA(1)/遠藤達哉
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
組織に属し特殊な能力を持ち悪人を始末してゆく狙撃手の少女と、彼女の正体を知ってしまった少年、事件を追う警察、FBIとがそれぞれに錯綜しあう、ノワールサスペンスロマン。
絵柄と設定は少年誌向けながらも、ストーリー自体は暗く、重いドラマになってます。昔の映画を見ているように、読み応えあるなー。これは面白い。
ニューヨーク中の悪人を震え上がらせる一人の暗殺者。驚異的な能力を持つこのスナイパーの正体は、孤児として教会に住む一人の少女だった。彼女は教会の指示により、社会的な悪を始末してきたのだが、正体を隠し学生として日常を送るなかで、ある一人の少年と仲良くなる。
そして彼女が新たな任務に赴いたとき、その現場に少年がいて……。
という展開。
構造的に見ると、組織に属する殺し屋の少女が、少年に恋心を抱き、暗殺業に身を置く自分をかえりみて罪の意識に苦しみ、ボロを出すことで組織や警察からマークされ、というようなところで。なんか全然少年誌っぽくないです。でもそれが良い。
設定としてはいちおう、なんか能力を持った眼球があってそれを受け継ぐことで超一流のスナイパーになるとか、ファンタジー要素あるんですが、舞台がニューヨークということもあり、なんか映画であったなーこういうの、という感じ。懐かしく親しみやすく、しかし確かに人の胸を打つロマンですな。
作画は今っぽくポップで明るいんですが、話の重さが漫画全体を引き締め、また精神的に追い詰められ徐々に病んでいく少女の姿が読者の心を掴みますな。なんかこう、圧倒されるのだ。
悩み苦しむ少女の姿に、暗殺者としての能力に疑問を持ち始める組織、そして少しずつ彼女を追い詰める警察。
この先の展開も救いが無さそうなんですが、少女が辿る道はどうなっていくのか、嫌でも気になりますな。
ジャンプSQ陣の中では思わぬ掘り出し物を見つけたような、そんな良作。
ガンスリンガーガールとか読んでるならこれも面白く読めるかも。色々と違いのほうが大きいけど。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:59
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0619-2159.php
2008年06月18日
1巻目の「まつりスペシャル(1)/神尾葉子」

まつりスペシャル(1)/神尾葉子
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
プロレスラーの娘として生まれ、弱小プロレス団体の家庭に育った女子高生が、同級生と恋に騒動にあれこれやる、というような感じ。
やっぱ手練れの作家なだけあって巧く面白いなぁ。ジャンプSQ本誌ではちょっと埋もれがちだけど、良作ですよ。
主人公は現役女子高校生レスラーとして、覆面かぶって正体を隠してリングにあがる女の子。レスラーとしての戦積は一勝もせず負け続け。本人にやる気がないせいだがどうやら素質はある様子。
それというのも父親が伝説的なレスラーで、弱小団体を経営しながら娘のことも鍛えているが、肝心の主人公はプロレスが嫌でしょうがない、という設定。
そんな彼女が同級生に正体ばれてしまったり、好きな男の子からひどい言葉を投げかけられたり。
ジャンプSQ連載ながらも、体裁としては少女漫画に近く、プロレス大好き男子とゴツイ女は嫌いという男子と、妙な三角関係のラブコメとして展開していく様子。
そんな中で、トラブルが起こっては主人公がアクションしてプロレスのワザを披露する、という感じ。
女の子向けラブコメっぽいものの漫画のベースがしっかりしておりポテンシャルも高いため、こういうラブコメだと分かって読めばかなり面白い作品。
しかしどーしても、ジャンプの名を冠して出されると違和感はあるか。
変な先入観無しに読んでいただきたい。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:18
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0618-2118.php
2008年06月17日
1巻目の「こうかふこうか/佐藤両々」

こうかふこうか(1)/佐藤両々
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
何をやってもとにかく不運に見舞われる薄幸OLさんと同僚との日常を描いたコメディ4コマ。
状況とネタが限定的で縛りがあるなかでも、きちっとキャラの個性で読ませる4コマになってるのはさすが。いじいじぐすぐすベソかき不幸っ娘、てのもいいなぁ。
主人公はとにかく何をやってもアクシデントが起きるOLさん。
電車に乗っては必ず痴漢に遭い、自動改札にひっかかり、外出したら雨が降り、使おうとする機械はもれなく不調になり、生まれてこの方遠足も修学旅行も行ったことない、という薄幸っぷり。
そんな彼女が社会人としての日常を送りつつも大小問わず事件事故にみまわれるさまをコメディとしておりまして。
しかしこの主人公自体は、生まれつきの不幸に慣れきっており、やや天然系キャラだということもあり、何をやってもついてないけれどそれでも人生楽しくやってます、という具合なのだな。
んで彼女の同僚達も、ド不幸からなんとか救ってやりたいと、何かと献身的で世話を焼いてくれまして。
あまりの不幸っぷりにともすればかわいそうで痛々しくなるところ、トラブル続きでも終始和やかな雰囲気なのが良いっすな。
またヒロインをはじめ、キャラとしてちょっとしたしぐさから表情までしっかり個性が与えられているため、トラブルそのものをネタにするのではなく、事件や事故に対する登場人物達のリアクションを読ませる漫画となっておりまして。
このへんは巧さですな。なにかというとひどい目に遭う主人公。でもかわいいので「どーにかしてやりたい!」と思わせてくれるんですな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 20:56
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0617-2056.php
2008年06月16日
アフタヌーン作品のコミック見本が届きました
先日、アンケート用紙とともにこういうものが送られてきたようで

おいら別にコミックの正担当じゃないんですが「お前やれ」とアンケート記入してたりしますが。
しかしこういった、完全に書店員向けのサンプル本は珍しいですな。
「見本冊子」というと、お店の棚なんかに単行本と一緒に置いてあったりしますが、ああいう新刊と一緒に送られてくるような、お客さん向けのものとは根本的に別物でして。
単行本が発売になる前に、しかもきちんと製本されたサンプルが配布されるってのはかなり異例です。

中を開くとこのようになっておりまして(写メ画像なんでボケボケですが)。
3作品がそれぞれ1〜2話ずつ収録されています。
単行本が実際に発売となるよりも前に、こうしてある程度まとまった長さで内容の確認ができるのは非常にありがたいっすな。
新刊の発注書を前にして仕入れ数量を決める際、新規新作だと手がかりがほとんど無いわけで。キャリアの無い作家だと言うに及ばず、知った作者であっても新作となると予測は色々と困難でして。
前評判が高いものや話題性のあるものだと楽なんですが。
雑誌のチェックをしていても、知らない作品やチェックから漏れた作品のほうが多いわけで。
なのでたいていは、入荷してから「ああこういう作品なのね」となるわけでして。
そんな中でこうしてあらかじめ1話からの内容が確認できるってのは助かります。
大手はこういう販促・営業面で色々やってくれるので面白いです。
投稿者 bird_chief : 21:59
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0616-2159.php
1巻目の「暴想処女/酉川宇宙」

暴想処女(1)/酉川宇宙
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
妄想過多で何を聞いてもエロい方向にしか物事を考えられない少女が、自らの貞操を守るべく「挿れないなら何してもOK」な寸止めドタバタエロコメを展開させる、という内容。
もーね、なんかもう久しぶりにここまで突き抜けたバカバカしさを見たような気がする(良い意味で)。むちゃくちゃで超くだらないんだが、なんかやみつき。こういうの「ユリア100式」以来だなぁ。
主人公は高校生の女の子。20歳になるまではHしない、という誓いがありまして。しかしなんだか気になるクラスメイトの彼ってば私をケモノのような目で見つめているわ!貞操の危機!このピンチを脱するには彼をノックアウトするしかない!性的な意味で!
…というような感じ。「やめろ」→「舐めろ」というように、何を言われてもエロいほうにエロいほうに解釈してしまい、妄想がエスカレートしたあげくエロの実力行使に移っちゃうわけですな。
「入れさえしなきゃなんでもあり」なエロコメならわりとジャンルとして以前からありますが、この作品の特徴は、徹底した女性主観にありまして。
モノローグの多用と過剰なネームにより、エロ妄想がどんどこどんどこありえんくらいにふくらんでいくヒロインが実に馬鹿で楽しい。…というかいくらなんでも馬鹿すぎるよなこの娘…。
話として何があっても「結果的にエロ」な世界ですが、しかもその過程はヒロインの暴走する妄想によって牽引されており、最初から最後まですんごいハイテンション。読み手を冷静にさせたら負けだ、くらいのもんで。
中身も実際、真面目に紹介するのもアホらしい展開の連続なんで、勢いに身を任せてばばばっと読む漫画ですな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:53
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0616-2153.php
2008年06月15日
安静にしてます
風邪のウイルスだか菌だかが顔にまわりつつある件。
悪化するとえらいことになるのは経験済みなので、週末で病院に行けない分、睡眠をたっぷりとって安静にしておくことに。
治療には抗生物質が必要だが、ドラッグストアに寄って相談して、炎症と痛みにかなり効く市販薬を購入。
その甲斐あってか症状はかろうじて悪化を免れ現状維持で済んでます。
月曜は病院に行かないとなぁ。
それはいいんだが。
ドラッグストアで買った薬が効き目バツグンだったうえに
仕事中に飲む際、分量を間違えて多めに飲んでしまい
なんかレジに立ってるだけで頭クラクラしてきて…
倒れるかと思った…。
投稿者 bird_chief : 22:10
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0615-2210.php
1巻目の「メイのないしょ make miracle/日下皓」

メイのないしょ make miracle(01)/日下皓
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
女装ショタっ子魔法少女がお嬢様女子高の女子寮に住まうことになったことから始まる百合(?)ラブコメエロ風味。
「♂」だとわかっていてもかわいさに身悶えせずにはいられない、お姉さまが鼻血噴出したり変態モードで暴走したり。
魔女の家系に生まれ、人知れず魔法少女として暮らしてくた主人公。そんな魔女っ子が全寮制の女子高にやってくるものの、実はこの魔法少女、生まれたときから女の子として育てられた男であり、完全な女装少年だった、という設定。
しかしそのかわいさにあてられ、先輩の風紀委員は鼻血を垂れ流し、変態生徒会長は興奮してる、という具合。
女装ショタっ子が女の園でいいようにオモチャにされる、という内容ですが、これははたして百合なのかなんなのか。構造としておとボクと一緒で、男性であるはずの主人公がいっちゃんかわいいのだな。
百合風味なドラマ、というよりもかわいい絵柄で女の子達ばかりでひたすらにドタバタお色気コメディを展開させてますが、女装少年の周囲でどんどんマニアックな趣向に目覚めていくお嬢様方その他が面白く、けっこー読ませるだけの作りになってます。
「かわいいんだけど…でもこいつ男…!」てのはやっぱ、読んでて複雑だよなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:59
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0615-2159.php
2008年06月14日
POPの紙を買いに行く
休日でたまたま梅雨の晴れ間だったもんで
店の手描きPOPに使う紙を入手しに。

手描きPOPというと、大手のチェーン店ならハガキ大くらいの専用用紙があるもんでして。屋号やロゴが入ってるようなやつ。
うちの店にも一応あるんですが、おいらはこうして良さそうな面白い紙を買ってきてPOP用紙にしています。
けどこういうことって、専用の用紙があるのにわざわざ別で買ってくる必要は無いし、お客さんに気付いてもらえるとは限らないし。完全に趣味の領域なので自腹。
でもこれで業務上の「作業」もちったぁ楽しくなるよ、てなもんで。
ところでこういう紙を買うのって、文房具屋と画材屋とで値段が全然違うのは何故なんでしょうね。
あちこち比較したわけじゃないからたまたまなのかなぁ。
ところで風邪ですが
どーやら前にやったのと同じ、風邪の菌が顔にまわって悪さしてるようで
顔の右半分がうずいてじんわり痛い
月曜になったらすぐ病院行かなきゃなぁ。
投稿者 bird_chief : 21:06
| コメント (1)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0614-2106.php
2008年06月11日
よりによってこんなときに
暑くなってきたなぁと思ったら雨続きで肌寒かったり
店のクーラーも付けたり付けなかったりしてたせいなのか
風邪ひいてしまいました
早急に治さねば
投稿者 bird_chief : 21:41
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0611-2141.php
2008年06月10日
1巻目の「美少女いんぱら!/北村游児」

美少女いんぱら!(1)/北村游児
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
見た目はかわいいのに性格に大問題があるような女子校生達と、彼女達の担任になってしまった主人公の巻き起こすコメディ4コマ。ラブコメ風味であってことごとくパターンを崩し、まともなキャラが一人もいないというカオスな内容に。
「かわいいのに、かわいいのに、この性格さえ無ければ……!」と複雑な思いに悶絶することうけあい。
見た目は正統派ヒロインで性格もいじらしいのに、平気で相手を血だるまにするような暴力女。そんな彼女に好意を抱かれてしまった担任教師。そして他にも、計算高い子悪魔女やら、ひたすら男運の無い娘、牝奴隷志願の超M女と、とんでもない女子がわんさか出てくるという内容。
序盤こそ、突飛なキャラ設定を狙っただけの萌え系4コマ、という感じなんですが、担任教師が本格的に周囲の女子に翻弄されひどいことになる中盤あたりから、がぜん面白くなってきますな。ピンポイントで言うと、教師に向って平然と主従関係を望む被虐嗜好のMっ娘が出てきたあたりから。
彼女が人前で言うにはキッツイ「奴隷として」のセリフを口走り、そのせいで先生の評判が地に落ちていくわけですが、周りの女の子達のせいで先生がどんどんひどいことになってしまい、かわいそうなんだけれども笑えちゃうんですな。
しかしこのM奴隷女はインパクト強すぎるよなぁ…。
メインヒロインは前述のかわいい顔してバイオレンス女なんですが、完全に彼女を食っちゃっうほどの存在感がありますな。
このバイオレンス女、実はキャラとして出オチ気味なのでうっかりすると影が薄くなりがちなんですが、「先生が好き」という一点において他のキャラとの関わり方やリアクションを描くことに徹しており、周囲からの位置付けを描くことでキャラを立たせています。
このように人物同士の関係性でコメディを描ける作品は、そう多くなく出来の良さを示しておりまして。今後も安心して読めますな。
1巻目だけ見ても、後半になるほど面白くなってますんで、2巻目も楽しみ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:37
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0610-2337.php
2008年06月09日
1巻目の「あぶない!図書委員長!/西川魯介」

あぶない!図書委員長!/西川魯介
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
とある高校を舞台に、図書委員のメガネっ娘を中心に巻き起こる変態フェチズム満載のエロコメディ。
著者の芸風がいかんなく発揮された一品。いつもどおりの西川魯介だぁ。
図書委員の活動、と称して女子生徒が伊達メガネに伊達チチ装着のうえ図書委員としての仕事をしてたり。んでそんなメガネっ娘目当てに怪しげで変態的な生徒達が馬鹿馬鹿しい行為に及んだり。女子生徒は百合の妄想でエロくたぎっていたり。ショタっ子は友達とのいけない妄想にたぎっていたり。
つまりはそういう漫画。
メガネの女子とか男子がひたすらに変態的シチュエーションでエロい、という内容ではあるんですが、文科系部活コメディの体裁を取り、偏った雑学とパロディネタが散りばめられ、それらを一種のユートピアのごとく予定調和気味にまとめると西川魯介になる、という感じか。
記号的でありながら個性的、ってのは唯一無二の芸風を誇る作家なだけあるよなぁ。
巻末にはメガネっ娘論者の第一人者にしてメガネ絵師であるはいぼく氏の論文も掲載。
いろいろと周辺が豪華な作りだ。
全国3千5百万のメガネ教信者は義務として買うように。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:30
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0609-2330.php
2008年06月08日
1巻目の「ハニカム/桂明日香」

ハニカム(1)/桂明日香
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
とあるファミレスに勤める大学生男子と、職場仲間の間に展開されるシチュエーションラブコメギャグ。
連載媒体とその形態が特殊なため、ショートページラブコメという体裁を取ってますが、これが面白い。ツボを抑えながらもうまいところでパターンを外す、絶妙なキャラ造形がいいのだ。おすすめ。
鐘成さんがかわいすぎるよな。彼女には幸せになってほしい。
主人公は大学生の男子。入学を機に上京し、一人暮らしを始めるものの、叔父の経営するファミレスにてバイトをすることになる。そしてそこには、かわいいけれどもちょっとなんだかクセの強い女の子たちが色々いて、という具合。
形式としてほんの数ページしかない連載であり、ひとつの話でキャラ一人のシチュエーションを描ききることに特化しておりましたて。
ひとつの話には物語としてのストーリー要素がほとんど無く、シチュエーションの積み重ねによってキャラの関係性を明らかにするとともに変化を付け、ラブコメとして発展させていく、という作りになっています。
物語として言及されなくとも、特定のシチュエーションにおいてリアクションが微妙に変わっていくんですな。それを読んで、恋愛模様の進展を読者が察することができるわけで。このへんの作りは実に巧い。
またキャラクター描写が抜群でして。
女の子はどのキャラも、ぱっと見は定型的なお約束キャラながらも、そこに独特の属性を与え、強調させることで強い個性と魅力を引き出すことに成功しています。
メインヒロインは正統派っぽく見えつつも、単純バカでガノタだったり。ツンデレヒロインは同時にド貧乏で幸薄かったり。このへんのちょっとしたクセのつけ方が実に良い。
単行本のオビには「BLOOD+の桂明日香」と紹介されてるけど、違うよなー。この人もともと、ちょっと変なラブコメ描かせるとぇ面白い人なんだよなー。
太田出版の「そこはぼくらの問題ですから」とか読むとそのへんが実によく分かる。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:51
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0608-2251.php
2008年06月05日
とあるコミック単行本の、表紙に隠された恐怖
お店で配布しているひょうたん通信
その編集作業もおいらがやってるんですが、その中でのコミック紹介のページのために、三部けいの新刊「鬼燈の島」の表紙画像をいじってたんですが…

これを、白黒の原稿のためにグレースケール化して明度とコントラストを調整しておりますと…

…あれ?
…真っ黒だったところから何かが…?
と気付きまして
拡大してよ〜く確認してみましたれば…

これを、今度はグレスケ化せずに明度を調整してみると…

うわ!なんか絵が浮かび上がってきた!!
怖っ!
これはびっくりした!
単行本を手にとってみても、よ〜〜〜っく確認してみないと、黒ベタ一色にしか見えない表紙なんですが。
うっっすらと絵が描いてあるんですな。
画像をいじってたら、真っ黒だと思ってたところから不意に絵が出てくるなんて、なんかすんげー怖かった〜〜。
投稿者 bird_chief : 21:45
| コメント (3)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0605-2145.php
1巻目の「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱/ぷよ・谷川流」

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱(1)/ぷよ・谷川流
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
ヒットタイトルである「涼宮ハルヒの憂鬱」の、公式派生作品として、登場人物と設定を同じくしてかんぜんにギャグコメディ作とした一品。
キャラのいじり方は無難にまとめつつも、コメディとしての側面を強く打ち出しておりまして、これなら原作かじった程度でも大いに楽しめることですな。
言ってしまえばオフィシャルな二次創作物であり、同人読んでるようなもんなんですがこれが楽しいのだなぁ。
ただ二次創作としては原作のストーリーにはほとんど関わりを持たせない形でエピソードを描き、基本設定のみを借りているわけで。おそらく公式な商業媒体で描く上での制約だと思われるのですが、これが良い方向に作用しており、だいたいのおおざっぱなキャラ配置だけ知っておけば、それだけで充分楽しめる作りになってます。
原作キャラは設定としてSF的な配役になっているものの、シチュエーションコメディとして見た場合には割りと分かりやすい関係性と人物配置のなされた登場人物なわけで。記号として読めるわけですよ。
特に長門のいじり方がいいよなー。彼女だけ基本設定よりも二次創作としての面白さを重視したアレンジがなされており、読書家ではなくエロゲマニアだったりしており。クールな表情はそのままに、シュールな笑いがありますな。
キャラのかわいさと笑いに特化したハルヒとして、言っちゃえばもう原作読んでなくてもこれは面白いぜ、くらいの出来。
作画の質が均一に保たれてないのと、もう少し設定やエピソードを大胆にいじってもいいんじゃないか、とも思いますが、なかなかに楽しめます。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:18
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0605-2118.php
2008年06月04日
とある日の意外な来客
店頭に立っていたところ、とあるお客さんがやってきまして
お店の中をぐるっと見回して、
「ここって、マンガだけ?」
「そうなんですよー、うち、マンガとかそういうのだけなんですよー」
「ああそう、わかった」
「ごめんなさい〜」
………
………
(…今の、見間違いじゃなければ、こないだ市議選に出た外○恒○だよな??)
(何しに来たんだろう…)
色々と謎が生まれてしまった
思い切って声をかけてみてもよかったかもしんない。
投稿者 bird_chief : 23:46
| コメント (3)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0604-2346.php
1巻目の「イタダキッ!/上西淳二」

イタダキッ!(1)/上西淳二
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
六本木のキャバクラにて伝説とまで言われたナンバーワンキャバクラ嬢である主人公。
しかし彼女はある日、その1位の座から転落してしまい、再起を賭けて看護士を目指す、という内容。
破天荒だがその行動は理に叶い、常に強気なヒロインの活躍がかっこよくて、ぐいぐい読ませてくれる作品。
設定としては、主人公を追い落としナンバーワンとなった女性は看護士の卵であり、癒しの精神を持っており。男性がそこに魅力を感じていたことに気付いた主人公は、あろうことか看護学校に入学し、本格的に看護士を目指すことになる。
しかしその看護学校がどうにもいわくありげであり、ライバルや学校の主達と対決していくことになる、という展開。
学校の寮に入ったら学校側と通じた生徒を懐柔したり、合格率100%を謳うために落ちこぼれを退学に追い込む寮母と対決したりといった感じ。
社会的にどーにもムカつく連中を、ヒロインがキャバクラ嬢としての経験を活かし、人間心理のスキをついたあの手この手で鮮烈にやり込めていく姿がかっこいいのだ。
とにかくこの彼女の存在感がズバ抜けておりまして。1位であるためにはあらゆる努力を惜しまず、行動力もあるし頭もいい。ただしあまりにも強気でプライドが高くて他人を見下し、自分を負かした人間に対して激昂するという欠点もあるんですが、キャラとして完璧ではなく弱点があらかじめ設定されているのがミソですな。そのため行動力と心理戦が試される人と人との対立に予断を許さないドラマが生まれるわけでして。
一般青年向けの、ちょっと社会派な味付けをほどこした痛快娯楽ドラマでありまして。
キャラクターがいちいち立っているために面白く読める作品。
後々にドラマ化されたりするかもなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:39
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0604-2339.php
2008年06月03日
夜の街にこだまするアニソン
ちょっと帰りが遅くなって帰宅時。
自転車を走らせていると、道路のむこうから聞き覚えのある音楽が…
どっかににいちゃんの乗った、スピーカーの付いた大型スクーターから
MELLの、ブラックラグーンのOP主題歌がガンガンと響き渡っておりまして
…いや確かにあれはかっこいいんだけど、バリバリのアニソンなんだがな、それ
と、内心で突っ込まざるをえませんでした。
まぁバイク乗ってる本人がそれで満足してるならいいよな、別に周りがどう思おうと…。
投稿者 bird_chief : 23:55
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0603-2355.php
1巻目の「ぶっ★かけ/松山せいじ」

ぶっ★かけ(1)/松山せいじ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
チビでさえないショタ気味な新入社員が、やり手のツンデレロリ上司と、その母親である天然系おっとり爆乳女社長との間で度を越えたセクシー展開のハプニングラブコメをやってる作品。
ここまでくると、もうお色気ラブコメのひとつの到達点だとさえ思えるなあ。色んなものがもうぶっ飛んでます。
従業員1万人、うち7割が女性社員、という超巨大企業。主人公はそこで、年下で子供のような見た目だが仕事に厳しい女性上司のもとで、下っ端の雑務をこなす入社2年目の平社員。子供のような外見で、オタク趣味を持ってまして。
そんな彼がある日、包容力に溢れた超巨乳な女性と知り合ったところ、その女性は社長であり、しかもロリ上司の母親であり。
社長と上司の母娘との間でいつもエロくてセクシーなトラブルに見舞われることになる、という内容。
展開としては、色々あったあげく「うっかり全裸に」とか「偶然にも乳に手が」とか「間違って女湯に突撃」とか、お約束なハプニングコメディですが。
なんちうか、お色気描写が良い意味で突き抜けてるんですな。
ねっとりじっくり粘着質に濃厚に描かれる肢体とシチュエーションとコスプレ。これがもーこれでもかといわんばかりで。
けどこれだけやっても、絶対に「お色気ラブコメ」の枠からは出ないってのも凄いよな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:52
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0603-2352.php
2008年06月02日
1巻目の「ケンたま/上田悟司」

ケンたま/上田悟司
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
未来からやってきた美少女ロボットと、彼女の力の源となる小学生男子との、アクションとバトルといちゃいちゃラブラブな中篇作。
これでもかといわんばかりの、かっこいいアクションシーンの連続だけで作られた、少々特殊な漫画。しかし絵がすげぇ。何者だこの作者。
ナゾの美少女ロボットは主人公にラブラブ。いつも一緒でいちゃいちゃくっついておりまして。触れ合う時間が長ければ長いほど、彼女は強くなれる、という設定。
んで2人でナゾの物体と毎回バトル、という内容。
アクション+ラブコメではあるんですが、それ以外の要素がほとんど無く、ストーリーも極めてシンプルで、設定も必要最小限度にとどめているのが特徴。いたって単純明快な漫画でして。
そのため全体的に単調で、絵しか見るとこないような漫画になってますが、それが許されるだけの作画力は持ってると思いますよ。
大コマ見開きの連発と効果線の多様によるダイナミックさを強烈に打ち出し、またひとつひとつのコマも構図にこだわり、描写はトーンをほとんど使わずコントラストの効いたポップな画面に仕上がってます。
ストーリーとしては単純なアクションコメディなのに、作画は不釣合いなまでにハイセンスでして。「どうだ!すげぇだろ!」という作者のアピールがびしばし伝わってくるんですわ。
これでストーリー要素と深みのある設定やキャラが描けるようになったら、この作者は大化けする可能性がありますんで。
今後に注目ということで紹介。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:06
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0602-2106.php
2008年06月01日
1巻目の「あきば浪漫ス!/貴島煉瓦」

あきば浪漫ス!(1)/貴島煉瓦
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
校内一の美少女でありながらも隠れオタクなヒロインが、うっかりクラスメイトの男子にオタ趣味を知られてしまったことから始まる、どこかズレたラブコメ。
ラブコメとしてはノーマルだが暴走するトンデモヒロインが強烈なインパクト。
主人公はちょっと妄想過多な天然お馬鹿系暴走少女。そのお友達にオタクに理解の無い女の子がいたりしつつも、オタライフを満喫しておりましたところ。
買い物に行ったショップにて、バイトしていた地味なクラスメイトの男子にその趣味がバレてしまい…。という出会いから始まるラブコメ作。
いちおうはラブコメとしての体裁をとっているものの、オタ趣味がばれてしまった末に取るヒロインの行動がどれもこれもぶっとんでおり、先走る妄想で見事に空回りを見せておりまして。
そんな彼女に地味な男子も翻弄されつつ、やがて奇妙なラブコメ展開、といった具合。
絵としては非常にかわいいキャラなんですが、やたらうるさい上にボケ役として暴走するヒロインがアリなナシかは好みが別れそう。
かわいいんだけど馬鹿、てのはいいんだけれどもね。色気もあるし。
著者の女性キャラが好みなら買ってもいいですぜ。
投稿者 bird_chief : 22:46
| コメント (0)
| トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0601-2246.php

