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2008年05月30日

1巻目の「花やしきの住人たち/桂明日香」


花やしきの住人たち(1)/桂明日香
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ロクデナシな父親を持つ貧乏高校生が、お嬢様学園の女子寮に住まうことになり、その女子寮の住人達とトラブルを繰り広げながらもほのかにラブコメ、という内容。
変に定型的な様式に落ち着かないラブコメでありまして、独自の調子とキャラクター性の高さが売り。なかなかに読ませてくれる。

 
主人公は貧乏な暮らしのせいで家事の得意な高校生。しかし男が家事なんかするもんじゃない、男なら周囲に女をはべらせて目指せハーレム、というむちゃくちゃな祖父の主張により、女子寮で寝起きすることになる。しかしお嬢様学園の生徒達つっても、女らしさのかけらもなく…。という設定。
が、よくある男一人に女の子いっぱい、というラブコメなのねーと思ってるといい具合に予想を裏切られる。

キャラの関係としては、主人公とその相棒的な位置づけにある天然お馬鹿ムスメのカップルを中心になってまして。このお馬鹿ムスメに惚れてる(つまり主人公のライバル)女性キャラ「あやめさん」が出てきてからがぜん面白くなってきますな、この漫画。

どうやら作者自体がベタなラブコメを描けないことがいい方向に作用したようで、序盤にカップリングされるメインヒロインよりも、恋敵として複雑な性格設定を施したサブキャラのほうが、俄然魅力的なキャラになってるんですよ。
過去になにかトラウマを抱え、男性恐怖症でありながらも主人公の好意に引き寄せられるものの、恋のライバルでもあるため苦悶しつつ。んでそれがかわいかったりするわけで。
ヤンデレでツンデレなキャラなんですが、流行のパターンを踏襲しただけではなく深みがあるんですわ。

パターンを外した「変なラブコメ」であるんですが、それが正解だと気付かされる内容。…まぁ、メインヒロインが空気になってんのは気になりますが。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年05月30日 23:54

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