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2008年05月14日

1巻目の「乙姫各駅散歩/矢直ちなみ」


乙姫各駅散歩(1)/矢直ちなみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
はるばる竜宮から浦島太郎の様子を見に来た乙姫さまが、浦島の子孫である一家に居候する、というコメディ4コマ。
乙姫さんが元気いっぱいでかーいいのよ。

 
「浦島太郎が玉手箱を竜宮においてきてしまった」という仮定の現代日本。
おとぎばなしのキャラの子孫ではあるものの、ごく普通の高校生として暮らしている主人公のもとに、浦島太郎の様子を見に来た乙姫さまがやってくる、という内容。
竜宮と地上世界では時間の流れが違うため、乙姫さまは主人公のことを浦島太郎本人だと勘違いするものの、誤解に気付くとともに現代日本でホームステイすることになるわけで。

ネタとしては、季節ネタを交えつつ、地上のいろんなものに驚きながらも好奇心のおもむくままになんでも堪能してしまう乙姫さまと、彼女に振り回される浦島一家のコメディといった具合で。
時候のネタの扱い方はこの手のコメディ4コマとしてはごくごくベタで、どノーマルではあるんですが。
そのひとつひとつに表情豊かなリアクションを見せる乙姫さまがひたすらにかわいくて。乙姫さまの笑顔だけで読めちゃう感じ。
しかし乙姫さま、なにかワケ有りのご様子で、ときおり寂しげな表情で「まだ帰るわけにはいかない…」とつぶやいたりしており。
長編的なバックボーンもいちおう用意してはあるみたいです。が、あまりそっちでネタ展開させるつもりは無いようで。大オチのために引っ張ってる程度ですな。

ひたすらに元気でおてんばなくらいに何にでも興味を示す乙姫さまの天真爛漫さに和やかな気分となる4コマではありますが、やっぱちょーっとネタが陳腐かなぁというのはもったいないところ。
ワケ有り乙姫様の憂いのある表情も魅力的なので、このへんでメリハリ付けたり、登場人物の関係性もあと少し掘り下げてくれることを期待したい。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年05月14日 19:50

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