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2008年05月12日

1巻目の「アリソン/晴瀬ひろき・時雨沢恵一」


アリソン(1)/晴瀬ひろき・時雨沢恵一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
とある架空の世界の物語。大陸を東と西に分かち戦争を繰り返してきた国家。
その争いの中にあってしばしの休戦状態の中で、新米軍人の少女と一人の男の子とがふとしたきっかけから大冒険、という内容。
やっぱこの原作者、物語の構成はピカイチだなぁ。

 
舞台となる大陸は太古の昔から戦争が繰り返されており。登場する飛行機のスペックから推察するに、時代と文明の設定はちょうど戦間期くらいか。単葉機と複葉機が入り混じり、まだ密閉型風防は浸透していない感じ。
ヒロインは飛行機乗りとして軍隊に入ったばかりの女の子。気が強くて行動的。
ペアとなる男の子はまだ学生で、射撃の才能があるものの、ヒロインの尻に敷かれた存在。
そんな二人がとある老人と出会い、その口から「戦争を終わらせることのできる宝」の存在を知り、宝探しに乗り出すとともに大きな事件に巻き込まれていく、というストーリー。

アニメ調にしっかりと立ったキャラクターに、仕掛けとしてよく出来た設定。
ストーリーはジュブナイル冒険ロマンを存分に堪能させつつも、戦争や軍隊といった暗い要素をシリアスに挟み込み、寓話的な「お話」に重みや深みを与えてくれます。
このへんの作り方は実に巧いよなぁ。

作画は原作キャラデザをそつなく踏襲した具合でして、キャラクター物としてはまずまずのところ。
……ただまー個人的な嗜好で気に入らないのが、飛行機の描写。
戦間期を思わせる設定にしておきながら、作中での飛行機の描写が淡白きわまりなく、ほとんど輪郭線だけでしか表現されておらず。
せーーーっかくヒロインがヒコーキ乗りなんだから、作画の面だけでもメカ要素は欲しかったなー。

しかしま、ファンタジー要素の無い架空世界の冒険ロマンとしては良く出来てますんで。ご安心を。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年05月12日 23:19

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