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2008年05月08日
1巻目の「シュガーはお年頃/二宮ひかる」

シュガーはお年頃(1)/二宮ひかる
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
人知れず「娼婦になりたい」という夢を持つ能天気な少女と、いつも図書室で一人きりだが後ろ暗い噂の絶えない少女。二人の出会いから始まる、ちょっとヘンテコなドラマを通して思春期の少女達の姿を描く作品。
百合とはちょっと違う、女友達の結びつきを描いた内容ですが、コメディタッチの青春群像ものに見えてかなり独特な作品。
主人公は一人の女子高生。どこにでもいるような女の子で、クラスでお喋りする友達もいるし、ケータイブログをやってたり。けど、彼女は「娼婦になりたい」という誰にも言えない夢を持っていた。
という導入から始まる内容。
やがて、彼女が女性としてのココロがまだまだ子供であることや、「娼婦」という言葉の持つ古風なイメージに憧れていることが描かれまして。
「友達」はいちおういるんだけれどもなんとなく付き合いづらそうだなぁ、というところに、図書室で一人読書にふける女性に出会う。という展開。
性的な知識や興味をすっ飛ばしたままに高校生になってしまった女の子と、何らかの事情で「大人」にならざるを得なかった女の子とが出会い、互いに影響しあい内面的に大人になっていく、というドラマでして。
コメディライクで浮ついていながらも、そこにある気持ちは丁寧で落ち着いて描かれる、女の子と「性」のお話なのですな。
言葉にしにくいような感覚的なところで、自問自答を繰り返し少しずつ成長していく姿が面白いっすな。
女性主観で恋とセックスについて描きながらも、肝心の男性が不在、という変則的なラブコメという感じだ。
特に主人公となる少女の個性の打ち出し方が抜群でして。
元々は男勝りな運動系の少女だったが高校になったのを機に「ふつーの女の子」になろうとするも、周囲とはなんとなく打ち解けないが持ち前の明るさで友達はいる。とか。
性への興味はあるが何をどうすればいいのか分からないので「娼婦になりたい」なんて言っちゃう子供っぽさとか。
このへんの女性の描き方は卓越しとりますよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年05月08日 23:36
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