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2008年05月01日

1巻目の「ヴァムピール/樹なつみ」


ヴァムピール(1)/樹なつみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
瞬間的に心停止を体験した主人公が、蘇生してからこの世のものではない何かを見てしまうようになり、死者の声を聞き死者の無念を晴らしてゆく、というオカルトホラーサスペンス。
1巻目からいきなり重くて救いが無いもんだからもう…。いや面白いんだけれども。

 
主人公は他人の飛び降り自殺の巻き添えになり、1分間だけ死亡する。そこから一命をとりとめたものの、体の色素が抜けて頭髪は金色に、目は赤くなってしまい、さらには幽霊の存在が見えるようになってしまう。
さらにはこの世のものとは違う一人の少女と出会い、彼女とともに死者の残したドラマを垣間見ていくことになる、という内容。

で、1巻目では世界観の説明と導入を行うとともに、主人公の変化のきっかけとなった、飛び降り自殺の少女を巡るストーリーが展開されるわけなんですが…。
これがのっけから重くて救いの無い話でして。
しかしショッキングな分だけ、作品全体を強烈に印象付ける効果は出ていますな。

この手の霊媒的な要素を持つシリアスな物語として、設定説明とエピソードの見せ方が非常に丁寧でして。
けっこうベタなのに、深みを持って読める出来となってます。
青年誌掲載ですが絵柄が少女漫画っぽい分、とっつきにくさはあるかなーというところですが、じっくり読めばじっくり面白い。
あとは「ヴァムピール」達の世界と主人公とがどのようにかかわっていくか、長編的なストーリーに期待ですな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年05月01日 20:51

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