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2008年04月12日

1巻目の「DOLLMASTER行徨の六花/藤岡健機」


DOLLMASTER行徨の六花(1)/藤岡健機
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
漫画家であると同時にメカデザイナーとして、MS IGLOOのやADVANCE OF Ζのメカデザインを担当する藤岡建機のオリジナル作。
架空の世界を舞台に繰り広げられる、ロボットアクション+戦記ロマン。
エンターブレインの旧作を読んで以来惚れ込んでいたシリーズの新作ですよ。嬉しいったらもう。

 
旧DOLL MASTERでは、架空の機動兵器を用いたアクションロマンとして、快活な少年による派手な少年向け漫画となっていましたが、本作ではその世界観と舞台の歴史的背景や設定からじっくり描いていくつもりのようです。
話は軍隊に入ったばかりの若い主人公の目線で、政府中枢における対立ときな臭くなっていく情勢を描いております。解説部分が多く、物語の全体像を見せるためか場面と主観がころころ変わる構成をとっており、しかもそれらの因果関係がまだ見えてこないため、ちょっと漫画としては読みづらいか。
断片的な情報をつなぎ合わせて世界と設定を想像していくような読み方が好きならOKなんですけどね。おいらも好きだし。

しっかり作りこまれた世界に反して、登場人物はぷにぷにころころとかわいらしく、キレイな顔立ちの主人公の、女装した姿もひとつの売りに。
また柔らかで繊細なタッチがが印象深く、血なまぐさい軍事ものとしての側面がありながらも実に幻想的な作品とも言える画面。
が、メカニックがめちゃんこ未来的かつ先鋭的なのがシビレるんだよなぁ。
漫画家としてのキャリアもある作家なので、漫画の表現としてメカをどう見せるかにもこだわっており、美しい構図、美しいシーンが多いのだ。

SFや架空戦記、架空の世界史を読み解く漫画となっているのでマニア向けではあるんですが。
一線級のスゴ腕メカデザイナーが巧い漫画を描いている、てのはすげぇ貴重なことなので、そのつもりで。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年04月12日 22:14

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