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2008年04月09日

1巻目の「ジエンド/村枝賢一」


ジエンド(1)/村枝賢一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
他の世界からの力の出現により、ごく普通の人々が突如モンスターとなり超能力を持つようになった、という設定の世界。
一般の人間たちと能力者たちとの確執が深まり、人間が公的な組織を結成し能力者達を狩り立てようとするなか、一人の青年が超人として覚醒する。という物語。
同一の設定と世界観を多くの作家が共有する、大型クロスオーバー企画の中心となる作品。

 
「ヒーロークロスライン」と称された企画でして、普通の人々の中から超能力者が怪人のような姿とともに目覚める、という大まかな設定があり、それぞれの作品はこの設定上で時間軸をずらしながら共存している、という具合。たしかに類を見ない企画だなぁ。

で、設定の肝として、能力者達と人間との共存(あるいは対立)があり、そこである作品ではSFコメディになったりこっちではバトルものになったりとするわけでして。

そんな中でこの作品の場合は、この企画の屋台骨を背負っていると言ってもいいくらいの、まっすぐなヒーローアクションに仕上がっております。
怪人と人間との対立があり、社会に潜む怪人を排斥する人間があり、力に溺れ人を襲う怪人があり、その狭間で主人公がどうする、というドラマ。
構造として、超人同士の戦いに人類のエゴが絡むという作りであり、平成仮面ライダーに見られたような、シリアスで現代的なヒーロードラマとなっています。

そしてもちろん作画は「仮面ライダーSPIRITS」を手がける作者なだけあり、迫力と読み応えのあるアクションシーンに重苦しさと深みのあるヒューマンドラマを織り交ぜ、重厚な活劇作となっています。
「〜SPIRITS」のノリが好きならばこれもいけるはず。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年04月09日 23:57

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