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2008年04月05日
1巻目の「オトノハコ/岩岡ヒサエ」

オトノハコ/岩岡ヒサエ
全1巻
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
とある高校の、部員数の少ない合唱部がコンクールに出るまでの様子を、ほのかな恋と青春のストーリーとしてコミカルに、そしてセンチメンタルに描いた作品。
ファンタジーやSFの多かった岩岡ヒサエの真骨頂だなー。なんてことのない少女たちのがんばる姿が、うっかり涙を誘うのだ。
主人公はこの春入学したばかりの高校一年生。たった4人だけの合唱部に入ることになり、コンクールを目指して練習に励み、そのうちささやかな恋が芽生えたり、というストーリー。
熱心だけどちょっとおかしな部長がいたり、口の悪い踊る指揮者がいたり。そして部員の間に密かな三角関係が芽生えたり。「全国大会を目指す」という目標のもとに展開するストーリーですが、個性の強いキャラクターにはコメディ要素もあり、人間関係のドラマもありで、色々と読むとこ多くて飽きない作りになってます。
また、ファンシーでポップなのに、絵本のような優しさを持った絵柄でして。こういう絵柄は普通の学校の、小さな部活の、どこにでもいるような女の子たちの、ちょっと素敵な物語を描くのに適していますな。
これをいまどきの標準的な少女漫画の絵でやると、クドかったりわざとらしかったりするもんで。
この絵柄だからこそ、女の子達の心に生まれる、小さいけれども確かな想いや決意を自然に表現できるんでしょうな。
「合唱」という誰にも経験のあるテーマであり、思春期の少女たちの気持ちの変化は感情移入しやすく、センチメンタルなんだけれど青臭くなりすぎず、コメディとしても面白い良作。話の結末もきれいだしなー。
文系の部活とかやってた女の子はこういうがいいと思うのだ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年04月05日 22:51
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