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2008年04月30日
漫画を読む時の体調
月末でバタバタしつつ
しかし漫画の新刊はいっぱい出まくっておりまして。
今夜もひたすらに読む。
とっとと寝ちゃいたいなぁなどと思いつつも読む。
で、そんな月末を幾度も迎え、そのたびに感じるのですが
疲れたなー、頭がぼーっとするなー、という時に新作漫画を読むと、普段よりも面白く読めるような気がするんですよねぇ。
思考力や判断力が鈍る分、作品と著者の感性をありのままの受け取ってしまうからなのだろうか、などと考えたり。
「どこがどうというわけではないが、なんか楽しめた」というような新作新刊が増えるタイミングなのであります。
投稿者 bird_chief : 22:35
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1巻目の「ADAMAS/皆川亮二」

ADAMAS(1)/皆川亮二
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
宝石の意志を受け取り宝石に秘められた力を操る女性が、宝石に関わるトラブルをアクションで解決、という痛快娯楽劇。
やっぱこの著者はモチーフがなんであれ的確に一定水準の出来にしちゃうんで凄いわなぁ。今回も楽しませてもらいます。
ヒロインはとある日本人女性。かつては財閥令嬢として、宝石に囲まれ宝石と通じ合う能力を育んできたが、現在は没落してアパート暮らし。しかしズバ抜けた宝石鑑定眼とその不思議な能力をもって、宝石に関わる事件の解決を依頼される。
やがて様々な事件の背後とに、ヒロインの家族が没落するきっかけとなった組織の影が見え隠れする、という展開。
皆川センセにしては珍しく女性主人公ではあるものの、このお嬢さんの見せ場はダイヤモンドを鋲打ちのごとく散らしたカイザーナックルで敵をボッコボコにするといった具合でして。そこにお馴染みの爽快アクションもあり。美しい女性が強くてかっこよくて、旧作に比べ華やかさがぐっと増した印象。
事件ごとに異なる宝石が登場し、宝石の名前と由来に基づいたエピソードを展開させるとともに、宝石の種類ごとにヒロインの使用する能力にも変化を持たせ、ファンタジー要素のあるギミックとして用いており。
けどそのギミックに頼りきりにならず、ヒロインの個性を充分にアピールしつつスピード感溢れるアクション劇を展開させておりまして。
このへんが実に巧いんだよなぁ。アクション作として安心して読める出来栄え。
面白さは保障済みなので、あとはじっくり長編ストーリーを堪能していきたいところ。
投稿者 bird_chief : 22:31
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2008年04月29日
愚痴をこぼすわけではないが
なーんかここのところ、店の内外で良くないことが続くなぁ。
大小いろいろと立て続けに起こるもんで。
なーんか気持ち悪いなぁ。
個人的にお祓いにでも行くか。
投稿者 bird_chief : 23:45
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1巻目の「いいんちょ。/秋風白雲」

いいんちょ。(1)/秋風白雲
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
とある中学を舞台に、ふがいない先輩たちに代わり校内の秩序を取り戻そうと立ち上がった一年生女子の学級委員達を中心に繰り広げられる、ドタバタ学園コメディ。
主要ヒロイン全員が眼鏡で委員長という挑戦的な内容に、全国3400万の眼鏡委員長好きはもう決起せざるをえない。というくらいに意味不明な迫力に満ちているのだ。
展開としては、学園内でトラブル発生→委員長出動→ドタバタトラブル→パンチラ蹴り一閃。という感じ。蹴りを食らうのはたいていの場合は委員長達の周りを爽やかに、しかし変質的にうろつきまわるセクハラ生徒会長(♂)でして。
ドタバタといってもプロット自体はけっこう落ち着いたものでして、飛躍の無い学園生活を下敷きにした内容になってます。学校行事を背景程度に扱い、そのぶん委員長同士のカラミをふんだんに、という具合。このへんもうちょいはっちゃけてもいいと思うが。
とりあえずまー、つるぺたの、委員長が、んもっ。こう、けしからんわけですな。
ぶっちゃけストーリー的なものはもうどうでもいい。
控えめで主張のおとなしい曲線が、未成熟なこの中一女子の肢体をエロスに描き!
フェチズムを存分に刺激してやまないニーソが!眼鏡が!おでこが!
と。シチュエーションにより垣間見えるそれらの要素をあますことなく堪能するべき内容なのだな。
だからもーエロい。エロくないのにエロい。
俺もう読みながらニヤニヤしっぱなしよ。
絵の質として、どちらかというと一枚絵で見せるイラストレーター的ではあるものの、逆にそんな絵描きの漫画作品が単行本として読めるってのは貴重だと思うんですよ。
我もという同士は是非手にとっていただきたい。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:38
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2008年04月28日
入院患者に差し入れしてはいけない漫画
入院している親父に「聖お兄さん」もってったらキレタ。……純粋におもしろいかった持ってったんだが、そういや鉢植えもってくとか、菊もってくみたいなもんだやな。あんまりにも粗忽すぎて笑ってしまったので
間抜けっぷりを晒してみる。
リンク先で一応の紹介もありますが、「聖☆お兄さん」といえば
キリストとブッダが日常でギャグという内容であり
こんなもん入院中に送られてきたら「なんの皮肉か嫌がらせか」と怒られてもしょうがないっすな。
だからっつって命の尊さを謳うような漫画を持ってこられても白けてしまう気もしますが。
やっぱ、何も考えずに楽しめて、それでもってやたらに長い長編ものとかよさそうすな。
時間を忘れさせてくれるような。
投稿者 bird_chief : 23:49
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1巻目の「エハイク紀行/吉田戦車」

エハイク紀行/吉田戦車
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
「エハイク」シリーズ第3弾となる単行本であると同時に、「吉田○車」シリーズでもある一冊。どっか出かけていってそこで一句詠んだり。だから「紀行」なのね。
味わい深いんだけどくだらなくて、情緒があるんだけどどーでもいい。そんな奥ゆかしい笑いのある中身だ。
というかまぁ、これを漫画のレビューとして載せるのもどうよ、と。しかもシリーズ3冊目じゃねぇかと。
そういった突っ込みはまぁ目をつぶっていただくとして。漫画家ではあるんだし。
日常の、あるいは非日常の些細な光景に対して著者が一句詠むと同時に、そこに絵を添え、評者の解説が入るという作り。
句のみだとなんだかわかんないものも絵の効果でぱっと世界が広がり、さらに評者のツッコミにより笑いが生まれるという具合でして。
たとえば単行本のコシマキからの引用ですと
生卵
合わぬおのれを
恥じよパン
てな感じ。
日常的なんだけれどもぜんぜん日常にない。シュールで不条理な光景を鮮やかに吉田戦車独自のセンスで切り取ったものが多く、簡素で分かりやすいんだけれども誰にも真似できない、矮小に広がるイマジネーションの世界が楽しいのですな。
蝉の目線に立った句とかはまだ分かる。しかしガリの気持ちで詠んだ句もあるしなぁ。もはや生き物ですらない。
この独特なセンスは一度知れば誰かに教えたくなること請け合い。しかしこんなもんについてこれる人、身近にいるのだろうかと、おろおろとした不安に駆られることも。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:46
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2008年04月27日
「リトルバスターズ!エクスタシー」の予約の入り方が好調なんだが
先日正式に告知されました、keyの「リトルバスターズ!」成人向けリメイクとなる
「リトルバスターズ!エクスタシー」
告知開始と同時に店頭でも展開を開始。予約受付もスタートしたんですが。
……なんかえらい勢いで予約が入ってくるぞ。
気になったので、去年出た無印の「リトルバスターズ!初回版」との、告知開始から三日間の予約受付のデータを出して見てみたら。
………。
…うお!?倍近いペースだぞ!?なんだこりゃ?
やっぱエロか?エロなのか!?
まぁいっぱい予約入ってくるのはいいことだ。
でも型月の新作はまだ勘弁してくれな。
大手の新作は告知展開も足並み揃えないと色々と怒られたりするんだよ。
投稿者 bird_chief : 23:52
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1巻目の「まじぱに/山鳥おふう」

まじぱに(1)/山鳥おふう
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
平和な世界に解き放たれてしまった「邪竜」を封印するべく、デコボコパーティーが冒険を繰り広げるというファンタジーコメディ作。
感覚的にはTRPGリプレイでも読んでるようなもんかなー。ドタバタアドベンチャーだ。
舞台は剣と魔法の世界。三千年に渡る永い平和を享受していたが、過去の英雄の冒険譚に憧れ自らも英雄となるべく、血気盛んな魔法使いの少女が封印を解いてしまう。そして、この事態に対して冒険者が集まり、邪竜を封印する旅が始まる、という流れ。
終始コメディとドタバタであり、ファンタジーアドベンチャーなんだけれどもどこかずっこけたトーンで展開される内容。そこに作りこんだ世界設定をきっちり見せるとともに、世界の運命を握る謎が仕込まれてある、という具合。
まぁありがちっちゃぁありがちなファンタジーコメディなんだけれども、パーティーご一行となるメンバーが良いキャラしてまして。
主人公となる、好奇心旺盛だがトラブルメーカーでドジな魔女。
邪竜とともに封印から解き放たれた初代の王様だが、記憶が曖昧でしかも見た目がお子様。
魔を討つ宿命を背負った勇者の子孫だが、羊飼いやってたちんまい眼鏡っ娘。
美形の王様だが、性格に難があり平和な世界に退屈して「何か起こればいいのに」思ってたり。
こーいう変なクセを持つキャラでぐいぐい引っ張っていく作品です。
絵柄もけっこうかわいいし、よくあるファンタジーとしてはなかなか読める出来ではないかと。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:48
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2008年04月25日
いくらなんでもやりすぎてる鹿児島ローカールCM
ま た 御 社 か
いやしかし、パクりにもほどがあるだろう、これは。
すでにいったいなんの企業のCMなのかすら分からなくなってるのがもう。
いやしかしすげぇな。
投稿者 bird_chief : 21:40
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1巻目の「くままごと/黄島点心」

くままごと(1)/黄島点心
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
熊のかーちゃんとその他大勢の子供たちによるギャグ作品。
なんだかイロモノっぽい表紙だったけれど、これは面白かったなー。
登場するのはでっかいごっついお母さん熊と、ちっさいぬいぐるみみたいな小熊たち。
んでまー毎回毎回、大きいのと小さいのとで冬眠に入ったり先生と生徒になったり、番町皿屋敷やったりという具合。
キャラクターを同一にして、毎回異なる独立したネタを展開させるという方法。
ギャグの王道を真正面から描きつつも、下ネタや過度のパロディに安易に走らず、常にネタの工夫もあり、1冊分最後まで読んでも飽きない作りになっています。
シチュエーションとなるモチーフのパターンも多く、手法的にも色々とやってるし、ベタ気味なのにどこかシュールというのもいい味になってます。
また、状況としてのネタ自体ではなく、絵で笑いを取る方向性もあり。
あとテンションも高めで力押しも目に付くのに、空回りせずに安定感もあるなぁ。
新しさや先鋭性は薄いんですが、既存のギャグ漫画のネタ要素を洗練された形でまとめたような作品。
ギャグ漫画として安定して読めてクスクス笑える出来になってます。
…そしてどうしても言いたくてしょうがないので最後に言わせてくれ
「そんなエサでおれが釣られるかクマー!」
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 21:37
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2008年04月24日
1巻目の「櫻狩り/渡瀬悠宇」

櫻狩り 上/渡瀬悠宇
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
大正時代の東京。華族の青年と若き書生との、公爵家を舞台に繰り広げられる愛憎入り混じるロマン作。少年愛の要素があるものの、括りとしてはBLというより耽美ロマンという感じ。
ドロドロとした愛と狂気の悲劇でありまして、重いんだけれどもじっとりとした面白さがあるなぁ。
世界恐慌の影響にある日本。地元で優秀な成績を収め、学問のために東京に出てきた少年が一人。当てにしていた居候先を失っていたところ、あるきっかけで出会った華族の屋敷に書生として暮らすことになる。
ところがどーも、屋敷の主人は容姿の良さから複数の男性と関係を持っており、また屋敷と一族にもなにやら因縁が秘められており。
しかしそういったものに気付かされることのないまま、書生と主人は固い信頼関係を築いていくが…。という内容。
快活で純真無垢であり、勤勉で忠義の心を持つ少年と、謎と憂いを秘めた美しき御曹司とが、互いに心を通じ合わせていく一方で、屋敷に秘められた秘密が明らかになり、閉ざされた世界の中でどろっどろに愛情と憎悪の渦巻く悲劇が始まる、という展開でして。まさしく「耽美!」な作り。
ことあるごとに描かれる、若い書生のひきしまった肢体とかもう、エロいもんなぁ。
単行本として、A5版ハードカバー上製本という豪華な作りであり、読めば分かる著者の意気込みもビシバシと伝わってきまして。
ハードな展開で重くシリアスなドラマでありますが、その分読み応えは充分。
「え?男同士なの?BL?」とかいう偏見抜きに読んでもらいたい。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:37
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2008年04月23日
この上なく嫌われた、とある映画監督
映画監督のUwe Boll氏,WoWの映画化をBlizzardに断られる
表面上のニュースとしては、「世界的人気のネットゲーム、『World of Warcraft』に映画化の話が浮かんだが、メーカーが断った」というだけのことなのですが。
その詳細がえらいこと面白すぎるんだわ、これが。
映画化させてくれないかと持ちかけたのは、ドイツの映画監督ウーヴェ・ボル(Uwe Boll)氏でありまして
それに対するWoWのメーカー、Blizzard Entertainmentの弁
同社の副社長Paul Sams氏は「あなたに(World of Warcraftの)映画化の権利を売るつもりはありません。とくにあなたにだけは絶対に。大成功したゲームを,ひどい映画によって壊されたくありません」
ひどい。ひどすぎる。
そしてこの監督、過去にも有名なゲームを映画化しているんですが
それがまたひどい評判だったようで、記事中では
これ以上映画を撮らないでほしいというオンラインの署名運動まで起こされるなど,ある意味では伝説的ともいえる人物(ちなみに署名は20万人に達したという……)。
なんか面白すぎるぞ。
軽くググってみただけでも素晴らしい話がごろごろ転がってくるなぁ
どれもこれも、ネタとしか思えないような罵詈雑言が飛び出しています
ウーヴェ・ボル 第一章〜得なキャラクター
ウーヴェ・ボル 第ニ章〜謎
マスター・オブ・エラー
溜め息が止まりません
資産家の息子なので製作費だけは使い放題
IMDB(世界規模の映画データベース)にて、何百万と作品があるにもかかわらず、ワースト30位以内に3作品がランクイン
ストーリーは作れないが金ならあるので全てゲーム原作
演出力は無いが金ならあるので出演者が変に豪華
なんか楽しすぎる。
…ほんとーにダメ映画らしいが、ここまでひどいとどのくらいダメなのか、一度見てみたくなりますな。
投稿者 bird_chief : 21:10
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1巻目の「ミカるんX/高遠るい」

ミカるんX(1)/高遠るい
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
宇宙から飛来する謎の宇宙怪獣によりたびたび襲われている未来の東京。
とあるお嬢様女子高を舞台に、百合で全裸で巨大怪獣特撮、な作品。
「…いや俺こういうの好きだけど…なんだこれは?」という戸惑いと困惑を生む作品。おもろいんだけどね。
主人公は二人の少女。一人は、幼い日に謎の存在と出会い、どんな願いも叶える腕輪を授かり。もう一人は、幼い頃に紛争に巻き込まれ瀕死となるも、謎の力により五体満足で生存を果たし。
そんな二人が、お嬢様学園にて出会いを果たし、互いに仲良くなるも、突如宇宙怪獣が飛来する。怪獣の被害により、事故同然の悲劇が二人を襲うが、そのとき二人に備わった力が相互に作用し、ヒロインが合体・巨大化を果たし怪獣に立ち向かうことになる。……ただし全裸で。
なんだかもう設定やらキャラやら様々な要素がごっちゃまぜでありまして。
百合ラブコメ、レトロな怪獣特撮パロディ、あとSFとセカイ系もちょっと入ってるかな。
これらを基本的にギャグコメディのノリでおおまかに囲い、百合で特撮パロディという枠組みを作りながらも、細部はシリアスに描いているのが特徴。
冒頭でのヒロインのショッキングな死亡をはじめ、「人が死ぬ」特撮パロであり、一般人や防衛隊の隊員はかなり容赦なく、しかもグロ目に死んでいくのだな。
…でも日常描写やコメディパートがちゃんとあり、重いんだか軽いんだか変な困惑を生む感じ。
けれどもそれが著者の特徴でもあるし、作品として一種の魅力はなってるのも興味深いところ。前作も仲良し女子校生が殺し合いの格闘バトルしてるしなぁ。ミスマッチな空気が共存している作品です。同人誌っぽいとも言うけど。
見た目としていいかげん流行りも下火な百合コメディかいな、と思わせつつも、けっこうマニアックなツボをくすぐる怪獣特撮モノであります。
……いったい誰を対象にしてんだ、とも思いますが、まぁおいらは好きです。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 20:58
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2008年04月22日
1巻目の「精怪異聞/時任奏」

精怪異聞(1)/時任奏
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
(ひょうたん書店通販ページ)
妖怪や伝承に詳しい物書きのお兄さんが、自分の住処として古ぼけた元神社にやってきたところ、そこにいた少女の神様とドタバタのほほんコメディ、といった具合。
主人公となる物書きのお兄さんは、常に余裕の笑顔の表情で、飄々としていてなんでもお見通し、というようなタイプのキャラ。雰囲気的には小ぎれいな加持さん(エヴァの)。
対する付喪神の少女は何かと喧嘩を吹っかけてくるような気の強さがありながら、少女らしいかわいい一面もあったり。
で、ひょんなきっかけから付喪神としての力が物書きに移ってしまい、神様としての力を取り戻すために供に暮らすようになる、という流れ。
ほんでもののけの類やら伝承と妖怪やらにまつわるトラブルが起きてコメディ、という具合。
いつも笑顔なんだけれどもちょっと得体の知れない大人の男と、彼を中心に和風伝奇でちょい人情噺気味のシチュエーションコメディを展開させてまして。大雑把な雰囲気としては「拝み屋横丁顛末記」に近いか。違いはちっこい女の子キャラがかわいい部分。
軽めのアクションもあり、和風伝奇コメディのいいとこどりをした作りであり、キャラクターもそこそこの主張を持っておりまして。
ただ構造がシンプル気味なので、あと1〜2人ほどメインキャラを増やしいい位置に据えて、キャラの関係性で作るコメディとしてもうちょい賑やかになってくると面白くなりそう。
期待も込めて。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:30
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2008年04月21日
PS2運用記
次世代機がなんだというこの時期にPS2を初めて買ったわけですが。
ここ数日になってあれこれバタバタしていてゆっくり遊べません。
それもなんだか悔しいので画像を残してみたり。

PinP機能を持ったアップスキャンコンバータを経由させてPCモニタに出力させてます。
PS2側の映像・音声ともにPCを経由してないので、PCへの負担はほとんど無し。
この小画面は、大きさや場所は変更可能。スピーカーからはPS2かPCかどちらかの音声が出ています(切り替え可)。

フルモード時はこうなる。画面の周囲にフチは出ちゃうがまぁこのくらいは許容範囲。
テレビよりでかいわけだし。

アップスキャンコンバータ本体。IOデータのTVBOXes。
チューナー付きでPinP機能があり入出力端子も多いのにそこそこ安い。それでも1万超えるけど。
ただし型としてやや古めなので、PC画面が1280×1024を超える解像度ではPinP機能が使えなかったり、D端子は未対応だったり(S端子、コンポーネント入力まで)、ディスプレイはアナログRGBだったりと時代遅れになりつつあるのは否定できないところ。
まぁそんなに贅沢言わなければ充分遊べるぜこれで。
そしてほぼ完全に、我が家のテレビには終了のお知らせ。
テレビいらないよなーほんと。
投稿者 bird_chief : 23:55
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1巻目の「不思議くんJAM/小池田マヤ」

不思議くんJAM(1)/小池田マヤ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
4コマコメディ……と思わせておいて、輪廻転生と業の司る長編ファンタジーロマンスであるという一品。小池田マヤ渾身の快作。
ちょっと重めなほのぼのコメディだなぁ、と思っていると、怒涛のごとく盛り上がる展開に、「お?おお??おおおおー!?」と興奮せずにはいられない。
序盤の主人公は、生まれ変わる前の前世とあの世の記憶を持つ少女。見た目は小学生なのに中身は大人で、クラスでも浮いた存在としてイジメにも遭っている彼女が、少女の目線で送る日常と前世やあの世での思い出を語る内容。
1巻目途中からは主人公が代わり、前世とあの世に何か因果を抱えた少年のストーリーが始まります。
基本的に4コマコメディとして進行するわけですが、謎と伏線があり長編ストーリーとして展開し、重要なシーンやターニングポイントでは4コマではなく普通のスタイルの漫画になったり。
また、キーとなるアイテムやシーン等の要素を、4コマの「コマの外」からコマにかぶせるように示唆のあるオブジェとして描いたりしてまして。作品の幻想性を深める演出が巧いっすな。作りとしてあまり類を見ない漫画になっています。
テーマが輪廻転生と時空を超えたロマンスであり、しかもそれを4コマで基本的にやろうというわけで、前世と現世で登場人物も入り乱れ構成も複雑であり、輪廻と転生の概念も独自色が強いため、全体像を把握するのは少々難儀。
ただそれを理解して読む価値のある作品。
おはなしとしては、輪廻転生を繰り返す人々が、「業(カルマ)」に縛られ翻弄され、それぞれの運命に従い出会いと別れを繰り返す、というものであり、世界観の壮大さやドラマの重さ、哀しさもあり、読むと心にクるものがありますな。
また、輪廻転生ものとして、舞台に「あの世」があるのは珍しい。つまり「前世−あの世−現世」という構成なのですな。
愛と死と運命と転生、といったスケールの大きな幻想ロマンなんかが好きなら、これは是非とも読んでいただきたい。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:45
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2008年04月20日
多忙の週末
友人の結婚式に参加。
気合いを入れた格好してったら他の参列者から大不評をくらう。
「そんなネタの仕込みはいらねぇ」
「どこのヤバいのかと思ったら……お前だったか!」
「頼むから離れてくれ」
などなど。でも新郎新婦にはウケが良かったみたいなのでまぁ良し。
二次会のカラオケで、レッツゴー陰陽師をデュエットで歌うような新婚夫婦だったしなぁ。
翌日、minoriの体験版配布+αのイベント。
二日酔いで軽くふらつきながらの参加。
人いっぱいで嬉しい。話を聞いたところでは、○○の───の××店と同じくらいの人数だったようで。まぁ成功かなと。
投稿者 bird_chief : 23:54
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1巻目の「月の海のるあ/野上武志」

月の海のるあ(1)/野上武志
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
水上機乗りの少年と、不思議な少女を主人公に、旧ドイツ軍や大国をも巻き込み南洋を舞台に繰り広げられるヒコーキアクション。そして乳と尻とぱんつ。
メカと美女というオタの好物をぶらさげやがって、なんともあざといぜ、こん畜生……でも大好き!というような感じ。けど出てくる飛行機や艦艇についてはかなりマニアック。
時代は1960年代。主人公は、パラオの海で旧日本軍の艦艇を引き上げ、再利用する仕事に就いており、観測員として白く塗った零式観測機、通称「ゼロカン」を駆っていた。そして彼を「パパ」と慕う、銀色の髪を持つ不思議な少女がその傍らに。という設定。
地元海賊団をゼロカンでのしてやったり、仕事仲間のおねーさんたちの裸体を堪能したりしつつ、やがて銀色の少女の持つ謎と秘密に引き寄せられ、ナチスドイツやら謎の軍隊やらがやってきて…。という感じ。
開放的なパラオの海で、かっちょいい飛行機とエロい美女いっぱいでドンパチやってる漫画でして。全体的なトーンは終始コメディライクでありつつも、アクション部分でシリアスやってる具合。しかしまぁ何も考えずに美女+ミリタリーを堪能するのが楽しい読み方か。
ミリタリー要素はページ間に詳細な解説がつくほどにマニアックでありながら、漫画の本編ではあまりその側面を強調せず、まっとうな娯楽作として誰にでも読めるように作ってあるのは好感が持てるところ。
飛行機とか知らなくても楽しめるアクションコメディでありつつ、コアなマニアをニヤリとさせてくれるんですな。このへんのさじ加減は巧い。
主人公の機体が零式観測機ってだけでもなんかもう、ニヤニヤですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:52
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2008年04月18日
エロゲのイベントやりまっせ
2週連続で、メーカー主催のエロゲの体験版配布会やります。
鹿児島なんて地の果てで細々とお店やってっと、なかなかこういう機会に恵まれないもんで(愚痴)
かと思ったらなんかいきなり2週連続での開催ですよ。
嬉しい。
開催日は4/20(日)と4/27(日)
人いっぱい来てほしいな
以下に詳細。
告知テキストのコピペですまねぇけども
4月20日(日)minori様主催 公式イベント
日 時:4月20日(日)12:00〜
場 所:ひょうたん書店西田本店
内 容:「ef -the latter tale.」体験版配布会
ソフトご予約のお客様にポスタープレゼント
オフィシャルグッズの販売
4月27日(日)Lump of Sugar様主催 公式イベント
日 時:4月27日(日)14:00〜
場 所:ひょうたん書店西田本店
内 容:「タユタマ -kiss on my deity-」体験版配布会
投稿者 bird_chief : 23:44
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1巻目の「ランペイジ(1)/吉永裕ノ介」

ランペイジ(1)/吉永裕ノ介
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
三国志における劉備と関羽・張飛のドラマにファンタジー要素とアレンジを加えて描く作品。アオリには「劉備が美女!?」とあるがそれだけではない。
三国志を踏襲しながらも独自色が色濃く、史実がどうのという以前にただのファンタジーアクションドラマとして実に面白い内容に。
時代は黄巾の乱。劉備の率いる義勇軍の中に、主人公である張飛の姿はまだ無い。
男として性別を偽りながら戦場に赴く劉備との出会いを果たしながら、戦も知らず力も弱く、チンピラ同然の若者である張飛は、義勇軍に一兵卒として加わる。そして黄巾軍とのいさかいによりその命失おうとしたとき、ある事件が起こり、その日から一騎当千の猛者として張飛が活躍することになるが…。といった具合。
三国志をモチーフとした作品で、「性別の転換」「ファンタジー設定」「既存イメージに無い人物像」、といったアレンジは過去の作品で見受けられるわけですが、この作品の場合、これら全ての要素を絶妙なバランスで盛り込み、かつ、ほとんどオリジナルのストーリーなのにちゃんと三国志やってるという、構成の巧さが光りますな。
また、弱っちぃそこらの兄ちゃんにすぎなかった主人公(張飛)が偶発的に「力」を手に入れ、そのために大きな争いの渦中に身を投じることになる、というヒロイックアクションの王道としての側面もよくできてます。
正直なところ、「はいはいまた三国志ですか」と思ってたんだわ。でも読んでみると面白いですわ。
「三国志?よく知らないからいいや」なんて敬遠されるのが実にもったいないアクションファンタジーですぜ。
もちろん三国志を知っていればより一層楽しめますが。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:41
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2008年04月17日
スーパーロボット大戦の新作が判明したので………
スパロボZの
参戦作品を知って思わず………
……
…
PS2買ってきた


キンゲの参戦を知っちゃったら、これはもうしょうがないよね。
※今まで管理人は、据え置き機ではPCエンジンとXBOXしか持っていませんでした。
投稿者 bird_chief : 22:51
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1巻目の「愛しの焔〜ゆめまぼろしのごとく〜/もとむらえり」

愛しの焔〜ゆめまぼろしのごとく〜(1)/もとむらえり
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
人物設定にひとつだけアレンジを加え、織田信長と明智光秀とのドラマを描く戦国ロマン。
パターンとしてはよくあるアレなんだけれども、構成と見せ方が巧いもんで、読んで「おおっと、そうくるか」と驚く作品。ニクイことするなー。
舞台はは戦国時代。織田信長がまだ「尾張のうつけ」と呼ばれていた頃。主人公である明智光秀は、美濃の斎藤道三の下にいた。道三の娘である帰蝶とは密かに慕い合う間柄であったが、その帰蝶が政略結婚として織田信長のもとへと嫁ぐことになってしまう。
うつけとしての悪名が知られていた織田信長という人物を見極めるため、元より美形であった明智光秀は女装して輿入れの行列に加わり、尾張へと向かう途中、織田信長との出会いを果たし、愛憎入り混じってのドラマが幕を開ける。という流れ。
…と、これだけだとBLなんだかなんなんだかわかんない時代劇ロマンスでありまして。
さらに読み進めていくと、「なるほどそういうことか!」と分かる仕組み。
このブレイクスルーに至るまで、ネタフリとしてじっくり話を引っ張り続けてあるため、そこまで珍しくない仕掛けもけっこうなインパクトを持って読めるんですな。
この「仕掛け」以外は変に設定をいじることもなく、群雄割拠の時代におけるドラマと三角関係のロマンスとして読める作りになってます。
戦国時代モノとしては、桶狭間以前の織田信長を描くという意味でちょっと珍しいですな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:28
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2008年04月16日
久しぶりに手作りPOP作ってみた

簡単な手描きPOP以外の、大きいPOPや凝った告知ポスターなんかはDTPで作ることが多いですが、たまには図画工作でこういうのも作ったりしてます。
DTPでPOP作ってると、立体的なものが作れないのと、どーしても手描き手作りのPOPにかなわないところがあるんですな。要は使い分けってことですが。
久々にちょっと凝ったもの作ったので画像残してみました。
投稿者 bird_chief : 22:35
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1巻目の「鋼殻のレギオス MISSING MAIL/清瀬のどか・雨木シュウスケ」

鋼殻のレギオス MISSING MAIL(1)/清瀬のどか・雨木シュウスケ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
「鋼殻のレギオス」のスピンオフ作品となるコミカライズ。
設定やら世界観やらが奥深いんで、これ1巻目だけ読むにはもたいないよなー。世界の全容とかそのへんを早く知りたい。
主人公は、別の都市より放逐され、普通の人間としてやり直そうと学園都市にやってくる。
しかしその才能を見込まれ生徒会長に目をつけられ、武芸と闘いの中に身を投じることになってしまう。
受難体質の主人公にあれやこれやとトラブルの降りかかるさまをコメディとして描きつつも、彼がこの都市に来ることになった事件にはシリアスな深刻さもあり。
のほほんドタバタコメディの体裁を持ちながらも、ハードな世界観のSFファンタジーであり、重く辛い道を往く主人公のドラマでもあるわけですな。
不幸体質でヘラヘラしつつも、相当な実力を持っている主人公の、裏と表の姿をメリハリよく使い分け、いい具合のキャラとして立っているんですが、その周囲がいまひとつ目立ってこないのが気にかかる。
腹に何か含んだワケあり生徒会長とか、クセの強いのがいるにはいるんだが。ヒロインも主張が弱いしなー。
ともあれ学園群像劇として楽しむにはまだまだじっくり読んでいく必要があるか。
SF設定もあれこれあるものの、とりあえずはそういうの気にせず学園コメディとして読む1冊。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:18
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2008年04月15日
小池田マヤの「不思議くんJAM」が素晴らしかったので慌てて報告

双葉社の新刊、「不思議くんJAM」(小池田マヤ)ですが。
知らないつもりで読んだら1ページ目で「おお!あれだったか!」と思い出しましたよ、この作品。
けっこう前に、たまたま偶然に開いた4コマ専門誌のまんがタウンオリジナル誌上にて、「こりゃまた変わった4コマだわ」と印象に残ったものの、そのまま忘れていたんですが。
このたびようやく単行本化されたのですね。良かった良かった。
で、このマンガ
序盤だけだと、前世の記憶を持っている、という小学生の女の子が、ちょっとイジメに遭ったりしながらもどうのこうのと学校生活を送る、やや不思議ファンタジーなほのぼのコメディ4コマという印象なんですが。
前世の記憶とあの世での記憶が徐々に明らかになるにつれ、輪廻転生と因果応報とが現世にまで影響する長編展開を見せ、悲劇的で、重く、哀しい幻想ロマンになっていくのですな。
1ページ目からじっくりじわじわと広がっていく世界観と、「業(カルマ)」に縛られ翻弄される、前世の記憶を引きずる登場人物達のドラマに、「お?おおお??おおおお!?」とページが進むほどに盛り上がっていく1巻目となっています。
また、輪廻転生ものとして、ヒトが転生する前の「あの世」もドラマの一部となっておりまして。これはかなり珍しいかもしれないですな。「前世」−「あの世」−「現世」という仕組みになった世界観なのだ。
さっき読んだばかりで「こりゃすげぇ」と久々に思ったんで、急いで報告したわけで。
なんせ読んでから「ああ!あれだったか!」と気付いたくらいで、今までまったくノーチェックだったので
これを埋もらせてしまってはいかん、と慌てるのもしょうがない。
輪廻転生や前世の業といったモチーフに、時間と空間を超えて描かれるスケールの大きなロマンスが好きならこれは絶対に読むべきでしょうな。
これはもはや単なるコメディ4コマではない、別の何かですぜ。
ただ内容としてどうしても、構成や世界観が複雑なので理解するのに難儀しそうですが、まぁハードルとしては低いほうかと。
…あとこれ、あれなんだよなぁ。タイトルと表紙がもうちょっとどうにかなればなぁ…
もーちょっとなんかいい感じだったら、手にとってくれる人も多いと思うんだが…
なおのことアピールしないとなー。
(ひょうたん書店−不思議くんJAM(01)/小池田マヤ)
投稿者 bird_chief : 21:11
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1巻目の「ヘタリア Axis Power/日丸屋秀和」

ヘタリア Axis Power/日丸屋秀和
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
国家そのものを擬人化させ、主に第2次世界大戦時の世界情勢を背景に、「イタリアくん」や「ドイツくん」がほのぼのやってるコメディ4コマ(BL風味)。
ついに国そのものがキャラクターとなってマンガになる時代…。ってか、よくよく考えたら昔の風刺漫画もそうか。風刺漫画と違うのは「国家萌え」になってるとこ。
その国家の国民性や歴史上の立ち居振る舞いを下地とし、国そのものを一人のキャラクターとし、その国(=登場人物)がお友達感覚のようにキャッキャワイワイと賑やかな4コマ。たとえばイタリアだと、ほんわか天然ボケ系でいつもドイツのお世話になっており、ドイツはぶつくさ言いながらも面倒見がよくイタリアをほうっておけない、というような。
筋書きやテーマというものは特になく、とにかくその国ごとを反映させた人物達が日常コメディを繰り広げるという内容であり、非常に同人誌的。
また、歴史を背景にしていながらも、シャレにならないところや感情面でデリケートな側面には触れず、コメディ成立する要素だけを抽出しでありまして。都合がよすぎると言えばそのとおりなんだけど、歴史のドロドロした部分までマンガにしてもしょうがないわけで。
また、もともとがWeb上で個人サイトのコンテンツとして描かれていたものをまとめた本であり、解像度の低い粗い画面をそのまま掲載しているものが少しばかり目に付き、内容以前に単行本作品としてどうなんだろうとちょっと残念。
BL的なキャッキャウフフなほのぼのコメディ風味は存分にありますが、堅苦しい人には向かないか。歴史認識と解釈を突っ込みだすとキリが無いので、そういうの抜きで気楽に読みましょう。
投稿者 bird_chief : 20:29
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2008年04月14日
マンガの登場人物の名前が、覚えられません!!
「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 田丸浩史が田丸ヒロシとしてゲスト出演」−(大炎上)
を、目にしまして
うお、あのマンガって平野とか田丸とかモデルで出てたんじゃんスゲーよなー
という話をしておりましたれば
「てゆーかおもいっきり『平野コータ』って名前だったじゃんか」
と突っ込まれまして。
パニックアクション&アドベンチャーホラーとして傑作娯楽活劇だ!と個人的に思っており好きな漫画なのに、登場人物の名前をほとんど覚えてないという事実に気付かされて愕然としております。
けどよくよく振り返ってみると、変なマンガの読み方してるせいなのか、ほとんどの作品についてキャラクターの名前を知らないままってのが多いです。
マンガの場合は「絵」という要素があるため、キャラクターを認識するために名前というのはキャラを指し示す単なる記号の一つになってしまうのですな。
特にレビューを中心にマンガを読んでいると、キャラクターの立ち位置や相関関係で人物を把握するのが優先されるため、余計に名前まで覚える必要がないわけですな。
…好きなんだけど主役の名前が出てこない作品、けっこうあるもんなぁ。
「名前が出てこない=駄目な作品」「名前が出てくる=良い作品」というわけではないのが不思議なところ。
作品内におけるキャラの役割が固定化されているほど、名前が記憶されにくいようでして。
逆に名前が記憶に残りやすい作品というと、名前の語呂が良かったりシンプルだったり、名前自身にインパクトが有ったり、歴史上の人物や有名人に似た名前だったり、そしてキャラクターそのものが非常に魅力的であったりすると強く印象に残るものはもちろんですが、
主観の入れ替わりが多い作品や、複数のグループ・陣営が入り乱れる場合も記憶に残りやすいようです。
後者の場合は、「AとBがCについて話す」というように、その場面にいない人物の名前が出てくることで、自然と「名前」を把握しながら読むようになる(=名前が分かってないと話が分からなくなる)のだと思います。
作品内における第三者の視点を用いることで、その人物を印象づける効果もあるのでしょうな。
そういう意味で、「キャラの名前」が非常に印象深く刻み込まれている最近のマンガというと、おいらの場合は「BLACK LAGOON」が挙がりますな。理由はいくつかありますが、
・ニックネームで呼び合う
・人物自体がみんなかなり強烈
・陣営が入り乱れる
・話によって役割や相関関係が変化する
と、このような具合でして、さきほど挙げた「名前を覚えやすい理由」をほぼ全て満たしていることになります。
でもまーやっぱ、マンガにおける固有名詞ってのはひとつの記号なもんで。
なんだかんがで全然覚えられなくてもしょうがないよね……?
主役の名前が出てこなくても好きなマンガは好きだからさ……。
投稿者 bird_chief : 22:25
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1巻目の「図書館戦争LOVE&WAR/弓きいろ・有川浩」

図書館戦争LOVE&WAR(1)/弓きいろ・有川浩
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
言論弾圧に対抗すべく、政府機関と図書館との軋轢が武力抗争にまで発展した近未来の日本。
本を守り自らを救ってくれた王子様と出会い、自らも本を守るべく「図書隊」に志願した一人の女性のドラマ。
独自の世界観の中で、ひたむきに頑張る強いオンナとラブロマンス。けっこー出来いいなぁ。
まずは目を引くのが特異な舞台設定でありまして。
政府による過剰な言論統制、焚書検閲が推し進められた近未来。弾圧に対抗し言論の自由を守るため、図書館は中央から独立した機関として武装し、政府機関との抗争は激化していた、という内容。
本好き、読書好きにミリタリズムの趣味が加わるとこういう妄想しちゃうかもしれないですが、ほんとに作品にしちゃってるのは凄いなぁ。「武装する図書館」というアイディアは技ありだわ。
ストーリーは、その図書館の守護者たる「図書隊」へと入隊を果たした女性が、上官のシゴキに耐え新人として成長していくものになってまして。
軍隊モノとしての側面を持ちつつ、掲載紙の特性上、王子様を求めてのラブコメ展開が前面に打ち出された構成に。
ヒロインは熱血バカで感情的だがひたむきで純粋で、対する上官の男性は科目にして冷徹だが、厳しさの中にも部下を思いやり主人公を「女性」として扱う姿が強調されておりまして。
なるほどこの二人の構図は少女漫画ラブコメにぴったりはまってますな。
「白泉社の花ゆめ?なんで?」と思いましたが読んで納得。
1巻目ではアクションシーンがそれほど多くないですが、それでも絵の質は高め。
問題なのは銃火器の取り回しをかっこよく描いていけるかどーかですが、花ゆめの読者が対象であればそのへんはおざなりにされてもしょうがないかなぁ…。
かっちょよく描いてくれると嬉しいですが。
原作をしっかり踏襲している作りですが、ヒロインの華やかな存在感が目を引く作り。少女漫画風ではあるけどけっこうまっとうなアクション作としても読めるよ。
図書館戦争は2種類が同時にコミカライズとして連載中でして。電撃大王でもやってます。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:21
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2008年04月13日
延期する可能性のほうが大きいんだけどなー、言えないよなー
こないだ、いよいよ単行本発売の報が流れ発売日も明らかになりあちこちで予約受付も開始された───の───ですが、
担当にちょっくら確認をとってみたところ、出版社の営業さんからはほとんど延期するの前提みたいなこと言われたようで。
まぁいろいろあるのでしょうが、中の人がちゃんと出ないの分かってるのに、発売日とかアナウンスしちゃうってのは、どこの業界でもあるもんですな。
延びるんだろうなぁと分かってんのにこっちも告知を出さざるをえないわけで。
投稿者 bird_chief : 23:03
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1巻目の「あんころ。/万乗大智」

あんころ。(1)/万乗大智
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
馬への想いと情熱は人一倍強い新米騎手が、貧乏厩舎で逆境と圧力にめげずに頑張る、という競馬漫画。
なんちうか、ここまで「頑張るけれど報われない」主人公を見せられると、なんとしてもこいつが成功するとこまで見守らないといけない気になってきますな。
主人公は牧場で育ち乗馬暦も長く、馬の気持ちを深く理解できる新米騎手。やる気に満ち溢れて厩舎の所属となるが、調教師には認めてもらえず周囲の先輩達からも相手にされず、まったく騎手としての仕事をさせてもらえない。
そんな中で逆境にめげずにひたむきで純粋な熱意を持って、少しずつその素質を開花させていく、という内容。
子供のようなまっすぐな想いで馬と接するものの、周囲からことごとくつまはじきされる主人公がもう不憫でならないわけで…。
ちょっといいとこ見せたかと思うと、他人の手柄になったり裏目に出て叱られたり、とにかく報われない。
が、その才能と心意気は主人公として大きな存在感を持っておりまして、でもうまくいかない彼を見てると、なんかこー良い意味でのフラストレーションが溜まってきますな。
溜めて溜めて溜めて…でも1巻を最後まで読んでもいいとこ無し。なるほどこれは同時発売の2巻も読まないわけにいかなくなりますな。
競馬漫画として、騎手の暮らしや厩舎の様子を細かく紹介してくれるんですが、このへんは馬に興味無いとしんどいかなぁというところ。
ただスポーツ漫画としては不遇な主人公による泥臭い漫画なんで、昔っぽい努力と根性のスポーツ漫画が好きならアリかも。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:54
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2008年04月12日
1巻目の「DOLLMASTER行徨の六花/藤岡健機」

DOLLMASTER行徨の六花(1)/藤岡健機
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
漫画家であると同時にメカデザイナーとして、MS IGLOOのやADVANCE OF Ζのメカデザインを担当する藤岡建機のオリジナル作。
架空の世界を舞台に繰り広げられる、ロボットアクション+戦記ロマン。
エンターブレインの旧作を読んで以来惚れ込んでいたシリーズの新作ですよ。嬉しいったらもう。
旧DOLL MASTERでは、架空の機動兵器を用いたアクションロマンとして、快活な少年による派手な少年向け漫画となっていましたが、本作ではその世界観と舞台の歴史的背景や設定からじっくり描いていくつもりのようです。
話は軍隊に入ったばかりの若い主人公の目線で、政府中枢における対立ときな臭くなっていく情勢を描いております。解説部分が多く、物語の全体像を見せるためか場面と主観がころころ変わる構成をとっており、しかもそれらの因果関係がまだ見えてこないため、ちょっと漫画としては読みづらいか。
断片的な情報をつなぎ合わせて世界と設定を想像していくような読み方が好きならOKなんですけどね。おいらも好きだし。
しっかり作りこまれた世界に反して、登場人物はぷにぷにころころとかわいらしく、キレイな顔立ちの主人公の、女装した姿もひとつの売りに。
また柔らかで繊細なタッチがが印象深く、血なまぐさい軍事ものとしての側面がありながらも実に幻想的な作品とも言える画面。
が、メカニックがめちゃんこ未来的かつ先鋭的なのがシビレるんだよなぁ。
漫画家としてのキャリアもある作家なので、漫画の表現としてメカをどう見せるかにもこだわっており、美しい構図、美しいシーンが多いのだ。
SFや架空戦記、架空の世界史を読み解く漫画となっているのでマニア向けではあるんですが。
一線級のスゴ腕メカデザイナーが巧い漫画を描いている、てのはすげぇ貴重なことなので、そのつもりで。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:14
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2008年04月11日
「しあわせももりんご」第2巻より名言が出ました
阿呆なエロ妄想全開のお馬鹿エロギャグコメディ、「しあわせももりんご」第2巻最終話にて
アホでエロい住人達の住む「ランジェリータウン」の神社にまつられている、子孫繁栄の神様、ユバリ様からの
ありがたいお言葉
(エロ妄想過多な中学生男子である主人公に対して)
お前ら…
眺めて悶々としてるだけじゃなくて…
ガンガン声かけてけ!!
いいな!?友達にも伝えとけよ!?
まだ中学生だからって油断してると
あっという間におっさんだからな!!
…………ああっ……!(涙)
悶々としながらも妄想とエロ欲求の自己完結的な消費にあけくれ、華やかさのカケラもない青春時代を過ごし、気付いたら30手前になろうとしている独身男性の身にとって、これほど堪えるお言葉もない…!
中学当時の俺に言ってやりたい!
ガンガン声とかかけてけ!!恥ずかしいとかカッコ悪いとか、見栄や体裁を気にしてばかりだとこうなっちゃうぞ!
ちなみにユバリ様は、雄々しいジジイの顔をしたカッパの姿で、胸に「ゑろす」の文字、両手に「凹」、「凸」を持つ子孫繁栄の神様で、少子化を憂い人間のエロス能力を測定できる使者を送り込んだりしてます。
凄まじくアホで、どーしようもないエロ妄想で楽しませてくれながらも、ラストで「けど、ほんとは本物の女の子がいいんだ!」とぶちまけてくれたしあわせももりんご…。
若い世代に対して「君たちはこうなるな」とその身をもって教えてくれるようで…泣けるっ…
投稿者 bird_chief : 22:54
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1巻目の「フダンシズム−腐男子主義−/もりしげ」

フダンシズム−腐男子主義−(1)/もりしげ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
憧れの女性を追い、女装したうえ腐女子の世界に足を突っ込んでしまった高校生男子の静かな暴走を描くコメディ作。
冷静冷徹な主人公が坂道を転がるように事態をややこしくしていく様子が面白いっすわ。
なんかこー、ギクシャクとした笑いがあるんだよなぁ。
主人公は絵に描いたような秀才で優等生な男子高校生。女子からの人気は高いが四角四面でクソ真面目で鉄面皮。しかも俗っぽいことに疎く世間知らずなため、常識はずれな言動も。
そんな彼が、熱で倒れた姉に成り代わり女装して同人誌即売会で売り子をやっていたところ、学校ではまったく相手にしてもらえない憧れの女の子と接するようになる、という話。
んで、なんとか彼女とお近づきになろうとするものの、彼女が親しげに話してくれるのは女装した主人公を腐女子仲間として見ている時だけなわけで。彼女と親しくなるにつれ、女装と腐女子の世界にはまり込んでいく、というドタバタ展開。
腐女子漫画も最近じゃ食傷気味なくらい増えてきましたが、この作品の面白いところは、主人公の性格を「真面目なんだけどボケ役」にしたうえで、彼がどんどこ状況をややこしく取り返しのつかない方向へと突っ走っていくからですな。
クソ真面目なんだけれどオタク的な知識をまるで持ち合わせていないため、BL全開のグッズを学校で堂々と使ってたり、彼女をより深く知るためにとBL同人誌を公衆の面前で読みふけったり。
腐女子やBLの世界へ、ボケキャラがアプローチを試みるというスタンスはこれまでに無いですな(たいていは腐女子側がボケで読者目線の主人公がツッコミ)。
著者が著者なもんで萌え系なんかなーと思いきや、主人公の勘違いと空回りっぷりが楽しく、コメディとしてなかなか読める出来。
BLとはなんぞやという基礎知識があれば誰でも読めるべ。
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投稿者 bird_chief : 22:51
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2008年04月10日
1巻目の「狼と香辛料/小梅けいと・支倉凍砂」

狼と香辛料(1)/小梅けいと・支倉凍砂
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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中世ヨーロッパを舞台に、行商人の青年と、見た目は少女だが狼の神である二人の旅を描く、「中世貨幣経済」ドラマ。
ああなんか、ケモノ耳の萌え系であれね、と思ってたらかなり面白かった!迂闊だったぜ!
表紙でスルーせず、広くいろんな方に手にとっていただきたい。経済をまじめに描いたファンタジーということで、大人の人にこそ。
ストーリーは、一人の行商人がとある村を訪れるところから始まる。古来から狼を神として奉ってきたその村では、収穫の祭りの最中であった。
そして村を離れる時、その土地から美しい少女の身なりをした狼の神がついてきた、という導入部。
で、正直言うと、「ケモノっ娘萌えでまったり旅路で癒し系なそんな感じ?」とか思っちゃってたんだ。でも違ったよ。すまんかった。
実はこの作品、中世ヨーロッパの中で行われていた経済活動をテーマそのものとする漫画だったのだな。
主人公は行商人で、ただものを売り買いするわけじゃない。中世イタリアに始まったとされる為替取引も出てくるし、本位貨幣や通貨の切り下げ(銀含有量の低下)により利ざやを稼ごうとする話も出てきたり。中世期における「商業活動」の姿をかなり本気で描いているんですな。
背景をよく見ていると、ちゃんと当時の公証人や両替商の姿もあるし。
貨幣経済の歴史とその仕組みを丁寧に解説してあり、なんか後半ではマルクスの資本論をかじっているような気分にさえさせてくれます。
で、そういった複雑な取り引きの中で、主人公は損をするのか儲けるのかという部分でドラマを作る一方で、そこに永き時を生き、多少の特別な能力も持っているケモノっ娘がうまいぐあいにお手伝い、という感じ。
作画の小梅けいと氏の功績もあり、ヒロインの魅力はずば抜けているとともに、今につながる経済の仕組みの、基礎的な部分をモチーフにした商売人のドラマでありまして。
やってることとテーマは非常に地味になりそうなところを、高いキャラクター性とその魅力で補っているのが巧いですな。
まず絵で驚き、テーマに驚き、面白さに納得、という出来。
表紙の美少女で敬遠するのはもったいないんで。ご一読を。
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投稿者 bird_chief : 23:13
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2008年04月09日
1巻目の「ジエンド/村枝賢一」

ジエンド(1)/村枝賢一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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他の世界からの力の出現により、ごく普通の人々が突如モンスターとなり超能力を持つようになった、という設定の世界。
一般の人間たちと能力者たちとの確執が深まり、人間が公的な組織を結成し能力者達を狩り立てようとするなか、一人の青年が超人として覚醒する。という物語。
同一の設定と世界観を多くの作家が共有する、大型クロスオーバー企画の中心となる作品。
「ヒーロークロスライン」と称された企画でして、普通の人々の中から超能力者が怪人のような姿とともに目覚める、という大まかな設定があり、それぞれの作品はこの設定上で時間軸をずらしながら共存している、という具合。たしかに類を見ない企画だなぁ。
で、設定の肝として、能力者達と人間との共存(あるいは対立)があり、そこである作品ではSFコメディになったりこっちではバトルものになったりとするわけでして。
そんな中でこの作品の場合は、この企画の屋台骨を背負っていると言ってもいいくらいの、まっすぐなヒーローアクションに仕上がっております。
怪人と人間との対立があり、社会に潜む怪人を排斥する人間があり、力に溺れ人を襲う怪人があり、その狭間で主人公がどうする、というドラマ。
構造として、超人同士の戦いに人類のエゴが絡むという作りであり、平成仮面ライダーに見られたような、シリアスで現代的なヒーロードラマとなっています。
そしてもちろん作画は「仮面ライダーSPIRITS」を手がける作者なだけあり、迫力と読み応えのあるアクションシーンに重苦しさと深みのあるヒューマンドラマを織り交ぜ、重厚な活劇作となっています。
「〜SPIRITS」のノリが好きならばこれもいけるはず。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:57
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2008年04月08日
1巻目の「レギオン/藤澤勇希」

レギオン(1)/藤澤勇希
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
都市部の地下で異常繁殖していた大量のネズミ達が一斉に地上に現れ、ライフラインを破壊し人間を襲っていく、というパニックアクション作。
…町を埋め尽くすほどのネズミ、ネズミ、ネズミ…。ダメな人はとことん読めないだろうなぁこういうの。おいらはまだネズミはマシなんだが。本当にダメなのは虫。
日本と世界とで、ほぼ時を同じくしてネズミの超大量発生と文明社会への侵攻が始まるという設定で、電気は使えなくなりネズミの波に飲み込まれた人間はいっぺんに齧られ、食われていく。
そんななかで、ある一人の家族を中心に、サバイバルな人間ドラマが始まるという具合。
パニック系の作品として、「if」を突き詰めていくSFサスペンスとはならず、極限状態で暴かれる人間の本性と、善意と正義を持った人間がどう立ち回るかに重点を置いた構成。
そのため細部にツッコミどころはあるものの、津波のように襲い掛かる圧倒的なネズミの大群を絵として見せられると、「なんだかよくわかんないが、そうなってしまったんだなぁ!」と納得させられてしまう不思議。
この手のパニックものの例に違わず、登場人物もなかなかにクセが強く、自分の命のために教え子である自動を犠牲にする奴や、冷静で理にかなった判断力はあるが、それ故にあっさり他人を見限る奴や。
ただまぁ、ネズミの大群とそれに蹂躙される人間たち、という図は相当にインパクトが大きいため、この舞台でうまくキャラを映えさせるには、まだまだキャラの個性は足りないか。
青年向けのアクションドラマとして見た場合、おぞましさと活劇とがほどよいバランスで遜色無いものの、あともう少し工夫と魅力があればいい傑作になるかもなぁ、という歯がゆさは感じる作品。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:54
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2008年04月07日
あの男が鹿児島にやってきているようです。
鹿児島市議会議員選挙が告示されまして
こないだから市内をばんばか選挙カーが走り回っており、大変にやかましいところです。
……が、ただの地方都市の市議会選挙であるにもかかわらず
今回の鹿児島市議会議員選挙は、全国的にごく一部の層で話題になっておりまして…
それでは…候補者の顔ぶれを見てみましょう…(ザ・選挙−選挙情報データベース−)
ちょ……www
マジすか……www
一人だけ顔写真あるし
なんだかちょっと実物を見てみたいな、とも思ったり思わなかったり
投稿者 bird_chief : 23:34
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1巻目の「木造迷宮/アサミ・マート」

木造迷宮/アサミ・マート
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
売れない小説家と、彼のお世話をしている女中さんとのほのぼのとした日常を描くコメディドラマ。
「メイドがどーした!日本には女中さんがいる!割烹着サイコー!」という割り切り方が実に良いですな。和む。うちにもヤイさんが欲しい。
家事全般がこなせて大和撫子で恥じらいがあって美人で黒髪でおしとやかで、けどちょっとお茶目なところがあってお酒に弱くて…。という、なんかもうまさに女神のような都合のいい女中さんではありまして。彼女とボンクラ小説家との平和な日常とそこに起こるささやかな事件を描く内容。
ご都合主義にもほどがあるぞ、というくらいに母性愛に満ちた女神のような女中ヒロインさんでありますが、このキャラが違和感なくこの漫画の世界観にフィットしているのは、30年くらい前の日本を思わせる昭和の情景とそこにある生活観の描き方が良いからなのですな。
おひつとちゃぶ台と割烹着というファンタジーアイテムのおかげで、「よくできた女中さんが我が家に」という嘘が許されるわけで。
で、性格容姿ともに不足の無い女中さんと一緒に暮らしながらも、肝心のダメ作家先生のほうはというと、奥手で小心者なため、彼女に憧れを抱きながらも一線を越えることができず、旦那と女中という立場に甘んじている、という感じ。
しかしまーこれも悲しい男の心理のひとつではあるわけでして。
自分には不釣合いな女性がそばにいてくれる。「旦那と女中」という関係を壊せば、それは成り立たない。だからぐっと秘めた憧れを抱いて悶々とするわけですよ。
派手な色気や露骨な萌えキャラなんて無いけれど、なんちうかこう、いい歳した漫画読みの心を若返らせてくれるような、そんな作品だなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:31
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2008年04月06日
「絶対可憐チルドレン」も鹿児島でアニメやるよー

KTSにて
4/27(日)6:15〜
放送開始らしいです。朝の6時…
この絶対可憐チルドレンの鹿児島での放送については、つい最近連絡があって知らされたようで
どうやら小学館からの熱心なプッシュがあったようです。
版元もやるときはやるじゃん。
でも朝の6時…
投稿者 bird_chief : 23:06
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1巻目の「冒険野郎伝説アヴァンチュリエ/クリストフ・クリタ」

冒険野郎伝説アヴァンチュリエ/クリストフ・クリタ
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
様々な形での旅と冒険を描いたSF短編連作集。日本とフランスとを股にかけて活動する漫画家でありアニメ製作者でもあるという、特異な経歴を持つ著者による1冊。
けれども描かれるのは、あらゆる「男の子」のココロに響くSFロマンだなぁ…。こういうの好きよ。
痛快冒険活劇から毒っ気のあるショート・ショートまで。「旅と冒険」をテーマとするオムニバスでして。
描かれる物語はSFとして古典気味で、子供のころに図書館で読んだような、手垢のついたモチーフが多いものの、そこを真正面からSFロマンとして正々堂々と描いているのは嬉しいですな。
また、それぞれの話にしっかりと仕掛けとオチを用意し、ストーリーの最後でニヤリと感心、あるいはあっと驚く作りになっているのもグッドですな。
設定や主題は古典的でありながら、話にしっかりと工夫を付け、SFアドベンチャーロマンであると。こういう作品は最近じゃなぜかなかなか読めないもんねぇ。
日仏ハーフであり、日本で生まれ育つも漫画家デビューはフランスであり、日本では時代劇やSFを描き、フランスでアニメの製作に関わり、という著者。
日本と欧州と行ったりきたりの活動は作画に影響を与えているようで、人物やメカ造形、作画のタッチが見事に和洋折衷でして。読んでいるとほんと日本の漫画を読んでるのか翻訳SFを読んでるのか分からなくなってくるくらい。
ちょっと漫画読みとして玄人受けしそうな作品ですが、物語としてはSFロマン成分に満ちており、絵柄のクセを気にしなければ、ちょっと年齢高めの男性に読んでもらえると思う。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:02
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2008年04月05日
豪華執筆陣による「ゲッターロボアンソロジー」が面白かったのだ
いやー
レビューし忘れてて記事にもせんかった、幻冬舎刊行の「ゲッターロボアンソロジー」がなかなかに面白くて。ゲッター好きならたまらん1冊でして。

これは意外な収穫であったとニマニマ。
作家陣は、永井豪、津島直人、清水栄一+下口智裕、大井昌和、富士原昌幸、今石洋之、環望
とけっこうなメンツでして。
…しかしぶっちゃけ言うと、期待してなかったんだ!
だから読むの後回しにして、レビューものっけなかったんだ!
読んで素直に後悔しましたよ「もっと早く読めばよかった!」て。
共通のコンセプトは、石川賢の描いた壮大な「ゲッターサーガ」の世界を背景に、それぞれの作家が描くというものなのですが。
読んでて興奮したのは、ほぼ全ての作家が、ゲッターエンペラーを絡めた漫画を描いてること。
しかも登場するエンペラーのほとんどが、強烈なインパクトを読む物に与えたあの姿そのままなんですな。ゲッター好き漫画家が集ったアンソロジーですが、いかにあの姿が鮮烈に記憶に残されているのかうかがい知ることができます。
(津島直人の作品のみ、現在オリジナル作として自身が連載中の「ゲッターロボ飛焔」の番外編というつ作り)
収録作はどれも石川イズムを踏まえた上での独自色が出ていて面白いんですが、中でもお気に入りは大井昌和の作品。
ほのぼの萌え系とかホームコメディ4コマで知られる大井昌和ですが、ガッチガチに熱く固いSFアクションやってるんですよ。
しかも、ゲッター線とゲッターエンペラーを独自の解釈で描き、ゲッターというのはつまり○○と○○の戦いであり、400万光年彼方の××××が△△△で───と、とにかく凄い!
オリジナルデザインのゲッターも登場させつつ、石川賢の宇宙的スケール感を反映させたストーリーに魂が震えますぜ。
(後日追記。宇宙的スケールといい、この話ってばなんだか虚無ってるなぁとも思いましたが、大井昌和せんせの確信犯であるようです)
あと、「ほぼ全ての作家が、ゲッターエンペラーを〜」と書きましたが、これについては参加作家の一人、環望がBlogにて記していますが、みんながみんなエンペラーを描いたのは、まったくの偶然であるみたいです。
これにはびっくりした。だって読んでみたら、「エンペラーを出すこと」は事前に打ち合わせで決まっていたんだろうなって絶対に思う構成になってるんだもん
すげー。恐るべしエンペラー。
…と、ここまで言っておきながら
残念なお知らせがありまして…
「ほぼ全ての作家」が、エンペラーを絡めた壮大な”石川賢の”ゲッターサーガを熱気むんむんで描いているのに
豪ちゃんが…
相変わらず空気読めてないよ豪ちゃん…
だって豪ちゃん、一人だけ「なんちゃって〜、チャンチャン♪」ていうギャグ描いてるんだもん…。
まぁ残念なとこはそのくらいで
ゲッター好き、特に石川賢の描いた真〜アーク〜エンペラーが好きだというなら、これは買っておきましょうな。
投稿者 bird_chief : 23:49
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1巻目の「オトノハコ/岩岡ヒサエ」

オトノハコ/岩岡ヒサエ
全1巻
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
とある高校の、部員数の少ない合唱部がコンクールに出るまでの様子を、ほのかな恋と青春のストーリーとしてコミカルに、そしてセンチメンタルに描いた作品。
ファンタジーやSFの多かった岩岡ヒサエの真骨頂だなー。なんてことのない少女たちのがんばる姿が、うっかり涙を誘うのだ。
主人公はこの春入学したばかりの高校一年生。たった4人だけの合唱部に入ることになり、コンクールを目指して練習に励み、そのうちささやかな恋が芽生えたり、というストーリー。
熱心だけどちょっとおかしな部長がいたり、口の悪い踊る指揮者がいたり。そして部員の間に密かな三角関係が芽生えたり。「全国大会を目指す」という目標のもとに展開するストーリーですが、個性の強いキャラクターにはコメディ要素もあり、人間関係のドラマもありで、色々と読むとこ多くて飽きない作りになってます。
また、ファンシーでポップなのに、絵本のような優しさを持った絵柄でして。こういう絵柄は普通の学校の、小さな部活の、どこにでもいるような女の子たちの、ちょっと素敵な物語を描くのに適していますな。
これをいまどきの標準的な少女漫画の絵でやると、クドかったりわざとらしかったりするもんで。
この絵柄だからこそ、女の子達の心に生まれる、小さいけれども確かな想いや決意を自然に表現できるんでしょうな。
「合唱」という誰にも経験のあるテーマであり、思春期の少女たちの気持ちの変化は感情移入しやすく、センチメンタルなんだけれど青臭くなりすぎず、コメディとしても面白い良作。話の結末もきれいだしなー。
文系の部活とかやってた女の子はこういうがいいと思うのだ。
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投稿者 bird_chief : 22:51
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1巻目の「イカサマアシスタントへの道/志々藤からり」

イカサマアシスタントへの道/志々藤からり
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
話のネタにはよく聞くが、あまり知られていない「漫画家アシスタント」の姿を、著者自身のアシ経験から描く雑学エッセイ漫画。
…雑学エッセイものなんだけれど、仕事場のどしゃめしゃ具合に苦笑せざるをえないっすな。
漫画好きだけど漫画は描いたこと無い、という人には知られざる秘密を知るような面白さがあり、漫画描ける人にとっては「あるある」とニヤニヤしながら読める1冊。
タイトルは「アシスタント」と銘打ってはいるものの、「アシスタントから見た漫画家生活の日常」が中心。
お約束の、締め切り間際の修羅場の様子から、漫画家の仕事場における食生活やら闘病生活やらをドタバタとコメディなノリでもって描いてます。
こういった、「漫画家ってこういう感じですよ」という漫画家マンガはけっこう珍しいのよね。実は。
ネタとして、柄物トーンにはしゃぐ姿やベタ塗りミスって意気消沈とか、ペン先の予備が不足して右往左往、などなど、漫画家としての専門性のある技術的な話も多く、漫画家に憧れを持つ女の子なんかが読むのがいちばん楽しめるんだろうなぁ。
けどやっぱ、同業者がニヤニヤしながら読む本だと思う。
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投稿者 bird_chief : 22:44
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2008年04月04日
1巻目の「番線〜本にまつわるエトセトラ〜/久世番子」

番線〜本にまつわるエトセトラ〜/久世番子
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
「暴れん坊本屋さん」の著者による、本にまつわる様々な題材を取り扱ったエッセイ作。「あー、あるある」と共感を呼ぶものから、「へーそうなってたんだ」と色々と興味深く読める一冊。
分野が限定されない、「本」との本のある生活についていろいろとネタが詰め込んでありまして。たとえば本の読み方や本の並べ方だったり。印刷物としての本に着目してみれば、写植やアオリ、校正などなど。国会図書館に行ったり辞書専門の編集者を訪ねたり。
テーマへのアプローチとしては雑学マンガや学習マンガに近いものの、そこは著者の味付けとして、身もふたも無いネタやブラックなジョークがピリリと効いてますな。
身を切る「痛い」ネタにいちいちクスリとさせられるわけで。
程度の差はあれど本は誰でも接するものなので、どんな人でも読める内容なのがいいですな。
身近すぎて意外と気づかなかったり、気にはなるけど縁遠い存在だったりするものを、楽しく紹介してくれるわけです。
それでいて掲載誌の特性上、変な方向にディープだったりマニアックだったり。
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投稿者 bird_chief : 22:24
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2008年04月03日
1巻目の「騎崎サブゼロ作品集 世縒りゆび/騎崎サブゼロ」

騎崎サブゼロ作品集 世縒りゆび/騎崎サブゼロ
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
その物質の望む姿へ変化させる、錬金術を用いる人々と、錬金術師に憧れる一人の少女の物語。
独特の世界観が存分に表現された、絵本のような幻想絵巻。
主人公は金貸しの娘として生まれた少女。生い立ちとその境遇から少々ひねくれた性格に育つものの、錬金術師になることに憧れていた、という導入。
そして彼女がとあるきっかけから、過去・現在・未来を共有する空間で不思議な体験をする話。
数人の登場人物を、視点と時間を変化させさまざまな角度からドラマを描くという連作スタイルをとっており、多面的に少しずつ、錬金術の世界と主人公の身に降りかかる事件を解き明かしていくという読み方。
幻想の世界を詩的に綴るとともに、不思議な縁で結ばれた人々の時を超えて描かれるストーリーに、引き込まれるように呑まれていくような作品。
全編を通して作者独自のファンタジーを堪能するようにできており、作者の描く世界に身をゆだねるような1冊。
ビジュアルイメージを堪能するような作品なので、ストーリー要素はちょいと薄め。
創作系同人誌のそれ、と言ってもいいような感じなので、この先「物語」としてまた何か書いてくれればなーというところ。
期待の新人が現れた!という意味でもおさえておいていい1冊ではある。
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投稿者 bird_chief : 21:07
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2008年04月02日
アニメの季節はまだ終わらない…らしい
なんと!?そうだったのか!!
…というのは半分冗談で。
上司の口から絶望先生の後についてどうなるとか聞いてなかったもんで
気付いたらお店に告知が出てたんですよね。
あくまで店頭立つ身分だと知らないこともあるわけで。
というわけで
5月8日よりKTSにてアニメ「図書館戦争」やるようです。
投稿者 bird_chief : 22:58
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1巻目の「モモタノハナ/井ノ本リカ子」

モモタノハナ/井ノ本リカ子
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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とある学生同士の出会いと、恋愛にも満たないほのかな想いの交錯する様子を描いた、ゆったりゆるゆるなラブコメ作。
しかしまー女の子たちがむっちむちのぷりっぷりでたまらんなぁ。
主人公はごく普通の男子高校生。季節外れにある学校へと転向してきたところ、二人の女性と出会う。
ちょっとしたきっかけからお互いに言葉をかわすようになり、やがてゆっくりと時間をかけて、男性と女性として恋のような気持ちが芽生えていく、という展開。
エピソードを重ねるごとに互いの距離が縮まっていく、という美少女ラブコメの典型ではあるものの、そのリズムは非常にゆるやか。
全10話で単行本1冊分で、季節は一周するものの、恋愛ドラマとしての展開はほとんど進行しない、といってもいいくらい。
のんびりとしたテンポで発展していく分、行き交う気持ちと狭まる心のその過程が非常に詳細で繊細なのですな。
出会いがあり会話をするようになり、友達同士となり、そして異性としての想いが募る、といった具合で。
仲のよい友達としての関係から、恋愛へと変わっていく一歩手前の、幸福で曖昧でもどかしくてじれったい。相手のことを考えるだけで気持ちが昂ぶるような、純情で甘い片思いの姿を味わえるわけですな。
ラブコメの姿としては予定調和で恥ずかしいくらいの純愛ですが、子供じみていると思いながらもそこに憧れは消えないわけで。
でもって、もともと成人向けを描いてた著者だけあり、女の子たちのエロかわいさがもうたまらん。
露骨なエロエロではなく、ごく普通の女の子たちが見せる油断とハプニングによる色気ときわどさがありまして。こう言うとなんだが、素っ裸見せられるよりもエロい。
ムチムチで肉感的だしなぁ。フトモモがこのフトモモがもう。
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投稿者 bird_chief : 22:52
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2008年04月01日
だいま洗脳中(される側)
今うちの店の店頭にて、アニメ版「狂乱家族日記」のプロモーションDVDが再生中でして。
プロモーション映像をバックに主題歌が流れるもので、レジ前で流してるんですけど
これがもー
MOSAIC.WAVで
ものっすごい電波ソングで
繰り返し繰り返し延々とリピート再生されてるともう
不愉快ではないんですけど、頭がおかしくなってきそうです。
トリップしてくるというかなんというか。
…あの早口のフレーズが…なんて言ってるのかわからんのに耳に残って離れない…
曲名は「超妻賢母宣言」だそうです。
投稿者 bird_chief : 21:52
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1巻目の「萌道/カラスヤサトシ」

萌道/カラスヤサトシ
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
カラスヤサトシが、主に秋葉原を中心とする萌えスポットを訪れてはレポートを一本、という体験ルポショート漫画。
…萌えスポットがどうのというよりも、著者の変な個性を楽しむ漫画だよなぁ。
萌えスポットというのは、メイド喫茶をはじめとする、いわゆるところのアキバ系サービス業。おおまかにはメイド喫茶なんだけれども、コンセプトシチュエーションが微妙に違うところを見に行く、という具合。
あと女性連れての執事喫茶巡りとかも。
この漫画の特徴は、通常のルポ漫画と違いそのスポットやサービスの特徴などは割とどうでもよく、店内のさりげない光景や店員のちょっとした様子に笑いのツボを見出すところにあり、「あ、これっておもしろいんじゃないのか?」とすくいあげて披露してくれるわけですよ。
これがどーでもいいんだけれども、言われてみれば確かに可笑しいんですな。
また、著者自身がこういったサブカルチャーに対して相当に疎く、ルポの中で登場する漫画アニメのネタがキン肉マンや仮面ライダーで完全にストップしているのも特徴。
というか取材に行くんだから下調べくらいしろよ、と言いたくなるくらいにオタ知識を持ち合わせてないんですな。
なんというか、「近頃はこういうのが流行っているらしい」という興味だけのおじいちゃんによる観察日記みたいになってるのだわ。
そのため、妹系やらなんやらと提示されても理解と把握の仕方がなんかズレており、結果として変なところに笑いを見出してしまうわけで。
しかしそれが漫画としてひとつの面白さになっているのは凄いなぁ。
資質や素養は完全にオタクなんだが、知識と観点は一般人のおっさん、という変なアプローチで描かれる「アキバ系探索マンガ」ですな。
だいたい、こういう類のルポ漫画で、オチのコマで「萌え〜〜〜!」とか叫んでる絵ぇ入れてるだけでもなんかズレてるわけですが、そのズレがイタくもあり、可笑しいのだ。
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投稿者 bird_chief : 21:48
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