« 百貨店の営業はプロ | メイン | 1巻目の「マルスのキス/岸虎次郎」 »
2008年03月15日
1巻目の「エンドレスエデン/館尾冽」

エンドレスエデン(1)/館尾冽
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
体内に強大な悪魔を宿してしまった女性が、その身を悪魔と教会に狙われることになり、戦いの中に身を置くことになるという内容。
エロ描写に重きを置く、戦うヒロイン物のひとつではありますが、丁寧に作られたストーリーがなかなかに読ませる出来となっています。隠れた佳作だよなこれ。埋もれさすのはもったいない。
舞台は現代のイギリス。パブリックスクールに通う一人の少女の身体に、リリスの娘である悪魔が宿ってしまう。本来ならその身も心も悪魔に奪われてしまうところ、少女が乙女であったため、逆に悪魔は少女の身体に封印される形となってしまう。そしてその身体を教会や他の悪魔に狙われ、危機に陥ったとき、少女と悪魔は入れ替わり、その姿も変えて強大な力を振るうという設定。
そして彼女はかつて悪魔に使えていた者や、悪魔の世界を知る男を仲間として、この事態に立ち向かうべくバトルとアクションの中に身を置くことになるという流れ。
女の子が活躍するファンタジーアクションとしておおまかなところは典型的でありながら、話の流れを実に丁寧に組み立てているのが特徴。パターンとして省略せず、キャラや舞台設定からなる骨格をひとつひとつ工夫して見せ、主要キャラ一人一人にしっかりとした主題とエピソードを持たせることで、物語として読み応えがあるんですな。
また、オカルト方面からの引用やバックボーンとなる背景設定がゴシックホラーのテイストを持ち、さらにコマの背景部分も暗めに描くことで、作品全体がダークな雰囲気で包まれておりまして。しっかりと練りこんであるな、と感心するところです。
もちろん裸に剥かれたヒロインが触手でエロい、とかそういうのも要素としてあるんですが、それ以前に読み物としてしっかり堪能できる出来栄えになってます。
系統的に、吸血鬼モノとかの伝奇アクションとか好きならこれは楽しめますよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年03月15日 23:51
Trackback Pings
このエントリーのトラックバックURL:
http://b-chief.org/mt/cgi/mt-tb.cgi/1553

