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2008年03月13日

1巻目の「青春♂ソバット/黒娜さかき」


青春♂ソバット(01)/黒娜さかき
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
友達同士であったはずの男子高校生2人。しかし片一方がこゆーいゲイであったため、青春模様がなんだかギクシャク。互いを意識しあううちに友情なんだか恋なんだかわかんなくなっていく、というストーリー。完全にBLだが、なんと一般青年誌掲載作である。
なんかこう、イマドキの男子高校生ってこんななのか??と錯覚しかかりそうになるなぁ。

 
片方はノーマルで童貞で、恋とSEXに甘い思いを抱く男子。頭は馬鹿っぽくて陽気でお気楽。友人がゲイだと知ってもあんま何も考えてない。酒もタバコもやるしちょっと危ないバイトに手を出したりするものの、まぁ一般的な高校生の範疇内。
もう独りの主人公は、クールで美形で知的なメガネ。独り暮らしをいいことに、複数の男をとっかえひっかえやりまくっており、しかもオッサン好きのバリバリなゲイ。ただしノンケには手を出さない。

ノーマル主人公のほうが、友人にキスを奪われると同時にゲイだと知らされ、それでもまぁ以前と変わりない友達付き合いを送る。が、彼の家に遊びに行ったところ、その友人が別の男に抱かれているのを目撃しちゃったり、彼女ができたときの予行演習として模擬デートをしたところ、友人になんだか冗談半分で迫られたり。ちょっとヤバいバイトに手を出したら、客として魔性のゲイに引っ掛かってしまったり。
なんだかずるずるとその道に接近していくことになり、やがて2人の関係が友情からなにやら変化していく、という具合。

最低限の嘘として、ゲイに対する偏見や違和感、差別といったものをあまり描かず、男同士の関係で成立する青春ラブコメドラマとして展開される内容。
読んでるこっちは違和感ばりばりだが、それでもなぜだか男性読者が読めてしまうのは、BL的なお約束パターンにもっていかず、男性同士の関係性の変化とその過程の描き方が丁寧だからですな。
あと登場人物が無闇にキラキラと美化されておらず、ファンタジーではあってもノンケ主人公の生活スタイルはあくまで一般青年男性である、と徹底しており、男性読者が彼に感情移入しながら読めるように作ってあるわけで。

確かに男同士の恋愛をモチーフとしなければ描けない内容であり、まごうことなくBLという異色作。
これを長期連載しているIKKIはある意味頼もしいよなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年03月13日 23:45

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