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2008年03月12日
1巻目の「くるぐる使い/大橋薫」

くるぐる使い/大橋薫
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
死期を悟った老人が、懺悔として語る「くるぐる使い」の物語。
大槻ケンヂ原作により評価の高い作品のコミカライズではあるんですが。
あんまりにも救われないひどい話なもんで、読んでてずーんと沈むなぁ。
貧しさゆえにあらゆる悪事に手を染めてきた主人公。そんな彼が金を求めて目指したのは、「くるぐる使い」。一部の狂人(くるぐる)が持つという、普通の人には見えない物を見る力を披露し、興行を行う大道芸人である。
そして、他人の過去を読み取る能力を持った少女を見つけた主人公は、その精神を追い詰め発狂させ、くるぐるとして二束三文で親から買い取り、「くるぐる使い」として芸を見せるようになる。
というようなまぁ、己の欲のために人の道を踏み外した主人公の送る悲劇と懺悔の物語でして。
話としては最後に一抹の、ほんのわずかな救いも残されてはいるものの、目を背けたくなるほどの、主人公の外道っぷり、非道っぷりが作品の肝となっております。
特に主人公が少女を追い詰め、発狂させる「くるぐるづくり」の描写はまさに狂気の迫力に満ちており、惨たらしい行為に一度は読むのを止めてしまったくらいでもう…。
作家・大槻ケンヂの中でも有名なこの作品を、今になって漫画化したのは大橋薫の熱意の賜物のようですが、やっぱ設定と内容がアレなだけに、紆余曲折あったのだろうなぁということが後書きからもうかがわれます…。
どうしようもない救いの無い話なので、読むときは覚悟を決めて。
アングラ、見世物といった要素に耐性が無いとちとキツいかも。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年03月12日 22:44
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