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2008年03月12日

1巻目の「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊/曽野由大・サンライズ」


機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊(1)/曽野由大・サンライズ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
一年戦争を舞台に、不良軍人だがその腕前は確かな主人公がジムに乗ってどうこう、というガンダム漫画。
粗暴だけれど頼もしいヒーローが活躍するミリタリーアクション漫画のテイストをガンダムに持ち込んだような内容で、しかも登場するのはジムばっか。
ガンダム関連漫画も増えてきたけど、これだけジムがかっちょいい漫画はそうそうないぜ。

 
時期としては一年戦争も終盤。主戦場が宇宙に上がったなかで、地球上にてジオンの掃討作戦が始まった頃。主人公は前線から離れた地球上にあって、いわゆる「田舎エース」として地味ながらも周囲から信頼を集める活躍を見せていた。そこで、パイロットの訓練と新兵器の試験を任務とする教導部隊に主人公が配属されることになるというお話。
つまるところ、正規部隊に放り込まれた規格外の暴れん坊ヒーローが戦場で大活躍、という感じ。
ハリウッドのB級戦争アクション映画っぽい作品なんですな。
しかも主役はジムだし、どうしてもイロモノに見えるところなんですが、これがなかなかに面白い。
 
緻密さと重厚さを兼ね備えた作画が目を引くところですが、中身はけっこうノリ重視でギャグが目を引く。あとは理不尽ですぐ殴る上官がいたり、部隊の連中とエロ話でもりあがったり、日常会話は品の無いスラング混じりだったり。いかにも映画で描かれるアメリカ軍的なそれっぽさがあるんですな。
こういうアプローチでガンダムをやるってのはあまり見たことが無いんで、それだけでもかなり新鮮。
しかし戦闘シーンとなるとこれがメチャかっこいいんですな。やたらとディテールに凝ったメカとして描いてるのに、アクション漫画として映える作画や構図になっており、細部だけでなく場面ごとの力強さに満ちているのだ。
ただまぁ、戦争映画っぽいというのがメカ戦闘シーンにも反映されており、戦闘シーンにおけるMSのアクションが、生身の兵隊によるそれとして描かれているのは好き嫌い分かれそう。巨大兵器としてのリアリティを取るかミリタリーアクションっぽさを取るか、どちらを良しとするかは読者判断ですな。
 
ギャグシーンも悪ノリ気味でけっこう品も悪いけど、ガンダムをモチーフに扱いながらここまでクセの強い作品を描けるってのは特筆すべきだと思いますよ。
あと1巻目後半から、ジオンとの大規模な戦闘が始まるんですが、よりにもよってそこで登場するのがアッグガイとアッグなのだな!
しかもこれがまたかっこいい!
色んな意味で未知の体験が味わえるガンダム漫画となっております。
(ひょうたん書店通販ページ)

投稿者 bird_chief : 2008年03月12日 22:38

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