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2008年03月09日
1巻目の「美咲ヶ丘ite/戸田誠二」

美咲ヶ丘ite(1)/戸田誠二
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
ある町のごく普通の人々の、平凡な暮らしの中に起こるドラマを描いたオムニバス作。
優しくて切なくて、時に厳しく、温かく、ハッとさせられるような内容。
主人公となるのは、世代も性別もばらばらな、不特定な人々。
ごく普通の生活を送りながらも、日常の中でのヒューマンドラマがある、という感じ。
人生の岐路に立たされた人の選ぶ選択であったり、友達づきあいのなかで垣間見るふとした事件であったり、誰でも起こりうるような事態に向き合い、そこで主人公は何を選び何を思うのか、といった具合でして。そこで独りではなく、様々な周囲の人々との係わり合いがまたドラマを生む、という作り。
そういったドラマの中で描かれる、交錯する感情と人生の変化を巧みに描いておりまして。形容しがたく、あやふやな心の変化が、実に生々しく伝わってくるのですな。
ヒューマンドラマであっても善悪白黒はっきりせず、一枚岩といかないところも、読み手にひとつの問題提起として尾を引くものを残し、「自分ならどうするだろう」と考えさせられる漫画になっております。
普通の人々の、普通の日常と些細な変化を描き、地味なんだけれどもなんだか心に引っかかる。そんな作品。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年03月09日 23:45
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