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2008年03月09日
1巻目の「きのう何食べた?/よしながふみ」

きのう何食べた?(1)/よしながふみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
43歳にしては異様にスマートで美形な、弁護士やってる主人公。ゲイであり彼氏と同棲中の主人公が、なにげない日常の中で生活感溢れるドラマを演じる、という内容。そしてそこにはいつもおいしい料理がある、という感じ。
「漫画好きを自認するなら読まなきゃ損する作家」の一人である著者の最新作ですよ。おいらもファンなんですよ。嬉しいねぇ。
なんてことのない普通の暮らしを、卓越したキャラの個性と見事なシーンの切り口で見せてくれます。
43歳弁護士で、家に帰ったら一人の主夫となる主人公。ある時は彼氏と喧嘩したり、ある時は近所の主婦にあらぬ誤解をかけられたり。事件らしい事件というのも無い暮らしを送る中で、いろいろと彼の手料理が登場するという具合。
漫画として何か波乱万丈ながあるとかではないので、系統的には人情型コメディドラマになるか。ただ絵のシャープさ、線の美しさのおかげで随分とお洒落に読めますけどね。
またキャラクターの個性の描き方が素晴らしく巧い作者であり、リアリティを残したところで滑稽にデフォルメされた登場人物達は実に活き活きと、漫画の中で生活する一人の人間として描かれています。
彼ら一人一人の暮らし方、生き方、その細部までを丁寧に描きながらも、それがまたどこか滑稽で愛らしいんですな。
いちおう料理をモチーフに扱う漫画ではあるものの、料理によって何かドラマが始まったり終わったりする、ということもありません。ごく普通の暮らしをする中で、普通に料理を作って、それを「おいしい」と言ってくれる人がいる。それだけの内容です。
でもそんななのに、漫画として地味にならずきちんと成立している上に、キャラがいちいち面白いのだ。
ただやっぱ、レシピに該当する料理シーンはかなり説明も多く、文字の量も半端無いのできっちり読もうとするとちょいと大変。
料理の部分を読み込んでいくのは一度ざっと読んでからのほうがいいのかな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年03月09日 23:42
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