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2008年03月31日

雑誌の履歴書を書いてみよう!

「暴れん坊本屋さん」の久世番子新刊、「番線」を読んでたら(しかしまぁこのタイトルw)、
「雑誌の履歴書」っつーネタが出てきまして。
その人が幼い頃からどんな雑誌を読んでいたかを生い立ちとともに並べていくと、その人となりが分かる、というもので。
性格や趣味や成長に伴う変化がいっぺんで見てとれてなかなかに面白いようで。
自分の場合はどんなんだろうなーと並べてみました

〜小学生−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・「ボンボン」
・学研の「学習」
コロコロじゃなくてボンボン。科学じゃなくて学習。
マイナー指向がこの頃から現れていたのかと…

〜中学生−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・「月刊PCエンジン」
・「本の雑誌」
ファミコンじゃなくてPCエンジン。やっぱりマイナー
あとこの頃に椎名誠にハマって、「本の雑誌」買うようになりました。

〜十代後半−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・「本の雑誌」
・「コンプティーク」
自分用のPCを持つようになり、パソゲー専門誌が。
この頃のコンプは、萌えエロゲ誌になる前の一般PCゲーム誌でした。
エロゲに特化しだして買うのやめたなぁ。

〜20代前半−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・「IKKI」
・「電撃hp」
・「ザ・スニーカー」
・「テックジャイアン」
・「コミックメガフリーク」
・「小説すばる」
・「QuickJapan」
一気に何かがハジけてます。オタク開花。しかもちょっとサブカル臭いし。
小説すばるは思い返すと謎。何があった俺。

〜現在−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・「コミック乱」
・「コミック乱Twins」
・「MCあくしず」
前の時期が何かの過ちであったかのような落ち着きっぷり。
同時に、ADSLによるネット常時接続に入る時期でもあり、情報の大部分がネット上でまかなわれるようになり、雑誌を買って読むことが無くなってます。
MCあくしずはご愛敬。

と、このように並べてみましたが
振り返ると面白いですなー。その頃の自分がどういう人間であったのか見えてくるようです。
また10年後、20年後とかに同じように雑誌の履歴書作ってみるとさらに面白いのかも。
逆に言うと、年上の人ほど面白い履歴書になると思いますよ。

この「雑誌の履歴書」、ネット上とかで広まらないかなー。
その人の趣味嗜好から、生い立ちに伴うその変化まで簡単に見てとれて面白いので、いろんな人の履歴書を見てみたいです。

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1巻目の「宇宙兄弟/小山宙哉」


宇宙兄弟(1)/小山宙哉
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
日本人初の月着陸を果たす弟と、会社をクビになり無職となった兄。幼いころの思い出と約束を思い出し、兄が夢に向かい宇宙への道を歩む、というストーリー。
宇宙SFとしての堅苦しさをとっぱらい、一人の平凡な人間の、宇宙への道を綴る内容。

 
会社をクビになった一人の男が、夢に向かわんとする弟の姿を追い宇宙飛行士を目指すわけですが、サラリーマンの再起の物語、という具合であり、キャラクターが非常に身近で等身大の男性と設定されているのがポイント。

主人公の特徴や性格設定、行動などを親しみやすく誰でも共感できるような部分を持っており、それが長所となり宇宙飛行士への審査に対してプラスに働いていく、という作り。
小難しいところを省き、主人公をスーパーマンとせず人間離れしたところも強調しないことで、読者がこの兄貴に自分の姿をどこか重ね合わせ、一緒に応援したくなるようにできているわけですな。

そのため宇宙飛行士という専門性や特殊性はやや薄く、西暦2025年という時代設定もあまり反映されていないのは宇宙モノとしてどうかなー、というところですが。
まぁ一般青年誌における社会人向けのドラマとしては読める漫画。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

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2008年03月30日

ひとり

2年ほど一緒に暮らしていた妹が余所に部屋を借り、
週末に少しずつ荷物を移しての引っ越し。
だんだんと妹がうちに帰ってくる日も少なくなり、
おいらはいよいよ一人暮らしに戻りつつあります。

帰宅時、前から気になっていたラーメン屋で夕食をとる。
最近できたばかりの店で、小ぎれいな店構えが目を引き、
いつか行こうと思っていたいたラーメン屋だった。
いざ食ってがっかり。味は普通以下で、まともなのは店の内装だけ。

そういった無念と若干の腹立ちを誰かにおもしろおかしく聞かせることもできず
そんな一人暮らしに戻ります。

投稿者 bird_chief : 21:03 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「マコちゃんのリップクリーム/尾玉なみえ」


マコちゃんのリップクリーム(1)/尾玉なみえ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
うわああぁぁ!なみえが来たぞ!
というわけで尾玉なみえ最新作。
なんにでも変身できる魔法のリップクリームを使ってあれやこれやと相変わらずのギャグが堪能できます。

 
魔法のアイテムを使い好き勝手していたために、呪いがかけられてしまった魔女がおりまして、その呪いを解くにはアイテムを用いて善い行いをしなければならない。そこでそこらにいた少女に魔法のアイテムを託すのだった、という内容。まぁこのへんの設定はどうでもいいんだが。

今日び珍しいアクの強さを持つギャグ作家でありますが、その特徴はベタベタ気味でシモネタ炸裂な展開なのに、ギャグがシュールでサブカル系、といったところにありまして。
加えて独特の言語感覚を持ち、セリフの言い回しがいちいち凝ってて面白い。
あ、あと今作からは2chネタなんかもやってたり。つかVIPネタとかww

非常にクドさのあるギャグではあるんですが、シモネタ股間ギャグやってても子供向けにならず、ベタなドタバタ劇なのにシュールでありまして。
けど好き嫌い分かれる作家なのでそのへんはいちおうアレで。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 20:44 | コメント (0) | トラックバック
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2008年03月29日

1巻目の「EVILIVE/D.P」


EVILIVE(1)/D.P
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
残された命があとわずかとなった男性の前に現れたエロエロ悪魔美女。そして契約を果たしてしまったがために心も体も悪魔女のものとなってしまった主人公のドラマ。
過剰なお色気伝奇コメディ風かと思いきやなかなか面白い。エロいけど。
特に1巻目終盤の盛り上がりが良いすな。

 
美少女ヒロインアクションとエロマンガコメディと伝奇ホラーのいいとこどりをしたような作品で、エロ中心なんだけれどもシーンごとのノリと勢いが良くなかなか読ませてくれます。
また、美少女悪魔が3段変形を取るという設定を持っており、通常の少女の姿と、凶暴性をあらわにする際には異形のモンスター、そして魔力を失ってしまうと2頭身のギャグキャラ、という具合。
姿が変わるだけでなく、この3つの姿それぞれによって、主人公との接し方や関係が変化するという構図を持ち、漫画として多様なスタイルを持つ作品となっています。

特に1巻目の後半で見られる、もうバケモノ以外の何者でもない異形のヒロインという姿はかなりインパクトがあり、平井和正もかくやというエログロバイオレンスな展開を見せるんですな。このへんがなかなかに良い。
モンスターとなったヒロインに全力で犯される主人公、という画面はなかなか無いぞ。

そしてヒロインが魔力を失いちんまいSDキャラになるとこの関係が一転。悪魔女は主人公から家畜のような扱いを受けるわけですな。このへんがひとつのオチになるとともにエログロバイオレンスの対極として供に描かれているというのが面白い。

美少女系○○とカテゴライズできるものの、伝奇ファンタジーの体裁を借りていろいろやってて楽しい漫画。もちろんエロエロ。
(ひょうたん書店通販ページ)

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2008年03月28日

1巻目の「SINfinity/佐々木拓丸」


SINfinity(1)/佐々木拓丸
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
悲劇的な運命に見舞われた人々が、その原因に対して殺意を抱いた時、異形の「鎌」を持つ青年があらわれ、殺意を「行使」してくれるという内容。
伝奇ホラーアクションとヒューマンドラマの融合、てな感じ。

 
設定が少々ややこしく、他者により悲惨な目に遭った人物が復讐のために殺意を抱くが、、殺人犯にはなれない、殺すことができないという葛藤も同時にあり、そういう人物に成り代わり、普通の人間には見えない「鎌」を用いて、憎むべき相手の命を絶つ、という漫画。
この制裁の方法がなかなかに面白く、理不尽な悲劇に対する残酷なカタルシスとなっております(どんな制裁なのかはさらに説明を要するので割愛)。

同時に、鎌を振るう人間とその傍らにいる少女との、なにやら永い時を越えての因縁や関係もありまして。いろいろとまーファンタジー設定もあるよ、という感じ。
神による魂の救済とか、罪と業からの解放とかそんなイメージ。
しかしこのような込み入った設定よりも、グロテスクな巨大鎌のその姿を一発、絵として提示するだけで、有無を言わさず納得させてしまう迫力はたいしたもんだなぁ。

1話読みきり形式の、残酷さと後味の悪さを特徴とするドラマとしての側面が強く、1巻目の段階では設定が入り組んでるなーというだけですが、ラストで気になる人物も登場させたりして。
それなりに楽しめそうではありますな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

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2008年03月26日

「倫理」と「法律」は別問題

児童ポルノ法改正案という本末転倒
児童ポルノ法の議論がかみ合わない訳

普段はあんまこういうイデオロギーに関わることをこの場で言わないし見たり聞いたりしないんだけれども
それでも目に付く理不尽なことがある
ので貼っておく
一読を。

あきらかにおかしいことがおかしいまま進行している状況
個人が何かできないことはないのだろうかと考える

投稿者 bird_chief : 22:57 | コメント (1) | トラックバック
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1巻目の「ネムルバカ/石黒正数」


ネムルバカ/石黒正数
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
大学の女子寮で同室の、先輩と後輩。彼女達ふたりの、いきあたりばったり気味でハチャメチャ気味な日常をコメディとしつつも、モラトリアムな不安と焦燥、葛藤を描く青春群像ドラマ。
これまたなかなかの秀作。リュウコミックはここのところ当たりが多くて嬉しい。

 
女子寮の二人。先輩はバンドを組みメジャーデビューを目指している。後輩はやりたいこともなくバイトの日々。
メシのことで口げんかしたり男相手に揉めたり、一緒に酒飲んでゲロ吐いたり。
調子外れでちょっとアホな登場人物たちが、そういったとりとめのない日常を送りながらも、「やりたいことってなんだろう?」と考えたりする漫画。
馬鹿で楽しく日々を怠惰に過ごしながらも、ふとしたときに不安になるような、若いころに誰もが体験した姿がそこにあり、30前後になってくるとこういうのが響くのよねぇ。

おいらも大好き石黒正数。「それでも町は廻っている」との共通項は、ドタバタ不条理コメディのスタイルをとりつつも、そこにいる登場人物や町の景色、部屋、空間といったものは等身大であるのが特徴。
ありえんくらいにお馬鹿だったり間が抜けているんだけれども、ギリギリのところで生身の人間としてのリアリティを持ち、親しみが持てるようになっているわけでして。
背景設定とキャラの作りだけ並べると地味なのに、漫画となると実に活き活きとしているのもそのためでしょう。小道具やネタやパロに頼らずにコメディを描くという姿勢は評価してもいいところ。

さて、作中では夢に向かうにあたっての「壁」の概念が幾度と無く出てくると同時に、メジャーデビューを果たしたい先輩のストーリーが語られ、そして単行本1巻分でキレイにオチまでつけられており。
すきっとさわやかに読める1冊となっております。
…しかしまーなんちうか、夢だの目標だのと正面からやられると気恥ずかしいところがありますな。それでも著者特有の軽いテンポと適度なギャグとでかなり読みやすいですが。
しかしこの歳になってもけっこう響く言葉が多いなぁ。
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2008年03月25日

不愉快になるアニメ

出版社より、アニメ化による販促展開用のDVDをもらったので、先日から○○○○○○○のアニメ映像を店頭で流してるんだが…
これがもうセリフは厨臭いうえに声優の演技に難があって
レジに立ってて一日に何度も何度もリピート再生されるの聞いてると、すんごいイライラしてくるのだな…。

こういう販促用のアニメの映像って、声と演技とセリフとがうまく噛み合ってるとすごく気持ちいいし、「これは売らなきゃな」という思いにもなるんですが
これがまったく逆だともう…

投稿者 bird_chief : 23:48 | コメント (2) | トラックバック
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1巻目の「ノノノノ/岡本倫」


ノノノノ(1)/岡本倫
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
長野五輪以来、低迷を続ける日本のスキージャンプ界。そんな中、高校生ながら世界トップクラスの飛距離を叩き出す謎の天才ジャンパーが現れる。
しかし彼は、実は名前と性別を偽り競技を行う、男装の美少女だった。という内容。
よりによってスポーツ漫画ですか??と内容には懐疑でした。そんな頃もありました。反省。謝る。ごめんこれ面白いわ。

 
中学時代の成績はドン尻の予選落ちだったにもかかわらず、現役のジャンパーや天才高校生を向こうに回しとんでもないジャンプを披露する少年。周囲が謎と驚きでざわめくが、実は主人公は少年の格好をした女性で、女子が出場できないジャンプ競技でオリンピックに行くため、身分を偽って暮らしていた、という内容。
……と、ここまで書いちゃったけど、単行本の裏で明かしてるからいいよなぁ。

で、やむにやまれず二重生活を送ることになる主人公ですが、名前と性別は借り物であり他人になりすましているわけで、外面はその役になりきってるわけですな。しかしその借りてきた他人ってのが性格が悪く他人を挑発するし口も汚い。
嫌でしょうがないんだけれども演技のせいでどんどん周囲の怒りを買い、事態をひっかきまわす主人公がいいっすな。うまいことドラマを牽引しています。

そしてそんな主人公に煽られ、勝負を挑むことになる人物もこれまたことごとく悪そうなツラしてまして。表紙の見た目は萌え系ですが、もっとこう、怒りと因縁と、やるかやられるかの勝負の世界が描かれているわけですな。
スポーツものなのにドロドロとしたドラマ展開になっているのが面白い。

同時に、美少女男装ものでもあるわけで、男性として学園生活を送りながらも、まさに少女のような容姿のために学校内で注目を浴びて嫌でも話題と騒動を作ってしまう、というそんなコメディ要素もあったり。

でもドロドロしてるんだよなー。それだけに、シビアで緊張感がたまらん。
マイナーなスポーツを題材にした内容だし表紙は萌え系に見えるしと、ちょっと手を伸ばすには躊躇しそうですが、そこで気後れせずに、幅広い方に読んでいただきたい作品。
面白いよ。
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2008年03月24日

1巻目の「ご奉仕ベアーまじかるカトリーヌ!/新久保だいすけ」


ご奉仕ベアーまじかるカトリーヌ!(01)/新久保だいすけ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
大きなお屋敷に住まうお嬢様のもとに、ちっこいクマのナリをしたメイドがやってきた、というギャグコメディ4コマ。
ビジュアル優先でキレイ目な作品が多いE2レーベルにあって、きっちり笑いを取ってくる作品。「県立雲田場高校 地球侵略部」の著者なのよね。どうりで俺好みなはずだ。

 
見た目子グマなメイドさんであるものの、一切働かないし家事は全般的にダメで居候状態。魔法の杖の力で人間に変身できるものの、その間身近な誰かが代わりにクマになってしまう、という役立たずっぷり。
そんなクマメイドとお嬢様のボケとツッコミの日々をギャグコメディに、という按配。

ほどほどの設定とほどほどのキャラクター陣であるものの、シチュエーションコメディとしての賑やかさとノリの良さがあり、4コマ目できっちりオチを付けてくることもあり、なかなかまっとうにお笑いやってる漫画でして。
人物の特徴や背景設定にあまり凝らない代わりに、その設定をうまく飛躍させてギャグにもっていくスタイル。
ネタとしては若干ベタ気味なんだけどその分テンションも高めで、うっかりニヤニヤ笑えてしまうのだな。

ギャグキャラである熊メイドがいい味してるのはもちろんなんですが、もうちょいハジけたキャラがちらほらいてもいい気がする。
また萌え系4コマか、と思ってパラパラやると、いい意味で期待を裏切る作品。
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2008年03月23日

社会人として

当たり前すぎて会社では教えてくれないフレッシュマンの作法

たいていの職場で役立つ具体的な心得が記されています。
春から社会人となるお方に読んでいただきたい。

仕事でトラブルが続いたり、何かミスをしてしまったり。
原因の根本を探ると、意外にこういう当たり前のことができていないもんで。
誰も教えてくれないなかで「こういうことが大事だ」と気付くに至るまでは時間がかかるので、前もって知っておきましょう。
…でもこういうことって新人でなくとも意外にちゃんとできなかったりするんだよなぁ。
気を付けよう。

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1巻目の「呪法解禁!!ハイド&クローサー/麻生羽呂」


呪法解禁!!ハイド&クローサー(01)/麻生羽呂
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
冴えない少年が、呪術師の争いに巻き込まれてしまい、呪術人形であるクマのぬいぐるみが少年を守ってバトルする、という内容。
少年漫画の基本に忠実、といった作りなので、もうちょい独自のなんかが打ち出せれば。

 
主人公はごく普通の中学1年生。ちょっとしたことでも失敗ばかりで何をするにも自信が無く、勝負事からは極力逃げてきた少年。
しかし実は彼は、20世紀最高の呪術師の孫であり、呪術師としての潜在的な力を持っていた。そしてその力を狙い、世界中の呪術師達が主人公に襲い掛かる、という設定。
で、主人公がピンチに陥った時、祖父からの贈り物であった熊のぬいぐるみが命を持って動き出し、彼を救うべくバトルするという漫画。

カウボーイハットにロックのグラスを傾け、葉巻をくわえたクマのぬいぐるみ。ダンディーであり熱血漢であり男気を語るこのクマのかっこよさで全編を牽引していく感じ。
同時に、気弱で臆病な主人公が、困難に立ち向かうことで成長していく姿を描き、呪術師としての才能も芽生えていく、という流れ。
このへんは作りとしてしっかりとした骨組みであるものの、肉付けとして見栄えや絵としてのかっこよさはもうちょっと何か足りないか。キャラか、あるいはアイテム、設定か。
それらをなにかもうひとつ、効果的に加えることで、魅力的な漫画になりそうではあるんだよなー。それに女の子出てこないし。
ただまぁ、まだ1巻目なんで。ここから巧い具合に話が広がっていけば、面白くなりそうではある。
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2008年03月22日

TRPG好きには是非とも見ていただきたい動画

ニコニコからですが。
たぶんYoutubeとかだと字幕がつぶれて読めない。

【ニコニコ動画】THE GAMERS 1【画質改善版】

全4部で動画あがってます。全部見るとけっこう長め。
アメリカの学生がTRPGに興じる様子を作品にしたムービーであり、
それだけでも「あるある」とか「いるいるこういう奴」と楽しめますが、
これの特徴は、卓を囲んでプレイしている風景と、そのプレイ内容をファンタジードラマとして再現したシーンとで構成していることでして。

そのため、「実際には起こり得ないのにTRPGならありえること」を具体的な再現映像として分かりやすく見ることができ、一種のコメディとして楽しめるんですな。
物理的に不可能と思われる攻撃がクリティカル発生でヒットしちゃったりとか。

んでいちおうストーリーのある内容でして、ちょっと驚くオチも待ってます。
オススメ
こういうの定期的にどっかのサークルが製作して公開するとかなり面白いと思うんだがなぁ。
もちろん、グダグダなリプレイのほうがおもろい。

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1巻目の「となりの801ちゃん 腐女子的・高校生活/仁・小島アジコ」


となりの801ちゃん(1)腐女子的・高校生活/仁・小島アジコ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
BL大好きオタク娘である腐女子な彼女との日常を4コマに綴ったエッセイ作を原作とする少女漫画。
801ちゃんの看板を借りてきたまったくの別物ではあるものの、ネト元からのいいとこ取りはけっこう成功している感じ。

 
主人公はごく普通の腐女子高校生。憧れの人に近づくために勉強にダイエットにと努力を重ね、いっぱしの容姿でありまして。
で、主人公の幼馴染でありサポート役の男の子がいたり、一見すると純真な美少女だが影では801ちゃんの腐女子の本性を白日の下に曝そうとする原黒女がいたり。

仕組みとしてはごく普通の少女漫画ドタバタラブコメであり、キャラの味付けとして腐女子とオタネタが散りばめてある、という具合。このへんの腐女子ネタの盛り込み方もディープにならない程度で、読みやすさを優先させたところか。
女の子向けラブコメで、主人公がギャグキャラで、腐女子ネタでコメディ、と考えればわかりやすい。
仕組みとしてどうしても、男性陣おいてけぼりでヒロインを初めとする女性側が暴れまわる内容なんですが、そのためか男でもけっこう読めちゃうんだよな。
腐女子オタネタも記号としての使われ方しかしてないし。

また、作画も割とかっちりとしたタッチであり、基本的にコメディなのでいかにもな少女漫画的画面構成でもなく、キャラ造形もポップで、やはり男性が読みやすい作りになってます。
キャラとかあれに似てるもんな、すももももももだっけ。あの顔に。

しかしやっぱ、腐女子が「萌え」を感じると、かわいいキャラに変身して萌えを撒き散らす、というのはいいアイディアなんですねぇ。
コメディシーンでの空気をガラリと変えちゃうもんな。801ちゃん。
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投稿者 bird_chief : 23:42 | コメント (0) | トラックバック
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2008年03月21日

1巻目の「鳥類学者のファンタジア(上)/望月玲子・奥泉光」


鳥類学者のファンタジア(上)/望月玲子・奥泉光
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
凡庸なジャズピアニストであるひとりの女性が、自分のルーツである祖母の記憶と謎を追ううちに、突然に時空を越えて戦時中のドイツへと赴く。そこで出会う自分の祖母やナチス高官らを相手に、謎の音階を用いた神秘主義の世界へと向かうドラマ。
なんかこうやたらめったらにいろいろと要素が多すぎて混乱しつつも、この手の込んだ漫画は最後まで読まずにはいられない。

 
主人公は女性ジャズピアニスト。小さなジャズ喫茶の片隅で演奏を披露する程度の腕前だったが、自分の周囲に死んだはずの祖母の存在を感じていた。
その祖母は、戦前に天才ピアニストと謳われており、戦時中のドイツで行方不明になっている。祖母にまつわる謎と、主人公自身の記憶にある旋律の謎を追ううちに、突然に戦時中のドイツへとワープしてしまう。
そこで主人公は自分の祖母と出会うわけだが、そこで祖母はナチス高官たちの支持を受け、音楽を用いたオカルト実験に協力していた、という具合。

ストーリーの流れとモチーフとなる要素が幾重にも折り重なっておりまして、ざっと並べるだけでも二人のピアニストと音楽、音楽と西洋神秘主義、西洋神秘主義とナチスドイツと、モチーフ同士が相互に絡み合った関係であるのが特徴。
さらに、主人公を中心とする人物ドラマとして見ても、主人公と祖母との関係と謎があり、祖母のほうにも後の世で失踪扱いとなってしまう謎と、ナチスとの関係があり。
でもってオカルト作品としても、音楽により宇宙の真理に近づく、という壮大なテーマがバックに用意されており。

上下巻で簡潔となる作品なんですが、あれこれと色々詰め込まれてます。そのためかかなり説明が多く、読み終えるまで時間がかかるんですが、手の込んだ料理をその調味料や隠し味まで味わうように、丹念に読み込んでいきたいところ。
よくこんだけのものを詰め込んで、うまく2巻分に構成できたもんだと感心しますわ。

カテゴライズするならば、女性向けミステリーのオカルト風味といった位置付けになるんですが、仕掛けと謎の多い作品なだけあり、謎解きの手ごたえが充分にありつつも、華やかで綺麗な漫画です。
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2008年03月20日

現在の日本で最も連載作の多い漫画家、の続報

現在の日本で最も連載作の多い漫画家??」にて
押切蓮介の同時連載7作、というのを紹介しましたが
そこに並ぶ大先生もいるようです

柳沢きみお先生の新連載作品情報

こちらも7作!

デビュー後間もない新人漫画家と大ベテラン先生とでは比較対象としてあれかもしれませんが、
やっぱ「たくさん描ける」てのもそれはそれで才能ですね。

投稿者 bird_chief : 23:50 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「光の海/小玉ユキ」


光の海/小玉ユキ
(全1巻)
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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ごく普通の我々の生活のすぐそばに、人魚がいるという設定で描かれるオムニバスドラマ。
短編連作の体裁で、人と人魚との間にうまれる温かなドラマを描いております。
短編作家でありまだまだ単行本も少ない人のようですが、これはまた良い作家が出てきたもんだ。

 
舞台は日本。ただし海や川に人魚が暮らしている、という設定。この人魚、幻想的な生物ではなく海洋哺乳類の一種であり、人間と会話し人間に等しい感性や知能を持っているものの、生態としては魚類のそれに近い、という具合。
現代日本の海や川で人魚が暮らすには、ちょっと環境的にどうかなぁとか、この人魚、有毒物質に汚染されてやしないんだろうかなぁとか色々と考えちゃいますが、漫画としてはそのあたりはすっぱり割り切り、無視する方向で。幻想性をちょっとだけ優先。

描かれるモチーフは人魚のいつ日常であっても、ドラマの主役はあくまで人間。
さまざまな想いや悩みを抱えた人々が、人魚と関わり合うことで、人魚の生き方、考え方から何かを受け取り、登場人物がそれぞれに変化を見せていく、という内容。
ドラマとしてもタイプが様々であり、友達だった女の子を好きになってしまった女性、妻の居ない子持ちの男性、人魚のいない海に思いを馳せる、元・海女の老婆。などなど。
そういったキャラクターのドラマに、色んな形で人魚という存在が影響を与えるわけですな。

作風として、少女漫画としては絵柄が少々独特で、漫符を多用せずキャラの輪郭線もはっきりくっきり描き、コマ構成もシンプルであり、一般漫画としてシンプルなスタイルであるため、男でも非常に読みやすいのは嬉しいところ。

お話としても基本的にハッピーエンドでありながら、ご都合主義に終わらない深みのあるドラマでありつつ、クドくならずに自然と日常描写に溶け込む「人魚」というささやかなファンタジーが、叙情性をより一層加える作りとなっています。

ほうぼうで評価が高いのもうなずけるなぁ。著者の名前ともども、記憶していきたい作品。
(ひょうたん書店通販ページ)

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2008年03月19日

レビューのコツ

感想を15分で書く7つの方法−(ウィンドバード::Recreation

あるあるw

1巻目レビューをずっとやってきて体験的に自覚してますが、
レビューに限らずどんな文章でも、書こうと思えばいくらでも長く書けるし、いくらでも時間がかかります。
決まった時間の中で、コンスタントに一定のペースを維持してレビューを書き続けるためには、ある程度のフォーマットが必要になるわけで。
漫画の場合だと↑のリンクのようになるわけですな。
おいらの場合は1巻目限定であるのがほとんどなので、もうちょいと書くこと減らせますが。

だらだらと思いつくままにテキストを起こすのではなく、最低限度に何を伝えなければいけないのかを決め、それをいかに簡潔に、的確に文章にするのか、といったところに注意を払ったほうが、すっきりと分かりやすいレビューになります。

ただまぁ、レビューという体裁を取りながらも、書いてる自分自身のキャラクター性を出していくならもうちょっと変わってきそうですがね。

…ただまーこのように偉そうなこと言ったところで、たいして説得力もないですねおいらの場合は…。

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1巻目の「ミスミソウ/押切蓮介」


ミスミソウ(1)/押切蓮介
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
東京からとある田舎町へと引っ越してきた少女が陰湿なイジメに遭い、悲劇の果てに……というモダンホラー作。
…押切蓮介が本気だ!…本気で恐怖漫画を描きに来たぞ…!

 
主人公は1人の少女。転校してきた中学でイジメに遭っている。しかしあと2ヶ月で卒業なので、なんとか耐えている。しかしクラス内のイジメはエスカレートし、靴などの持ち物を隠すといった行為から、やがて直接的な暴力へと発展していき、イジメという集団の狂気はやがて少女の家族をも巻き添えにし…。という展開。

陰惨極まるイジメにより、主人公の実に哀れな悲惨さとイジメに加担する者の憎さを煽ったうえで、やがて狂気が狂気を呼び込む復讐劇へと発展していくことは容易に想像できる漫画ですが、あえてこの使い古されたパターンを用いながらも、しっかりと怖いのはさすが。

ホラーの向かう先を笑いにすることでホラーギャグというジャンルを自分のものにした作者。「でろでろ」においては週刊連載で8ページショートギャグでありながら、なんと既に単行本で12巻分にもなっておりまして。ホラー教養の深さと言いますか、ホラーというモチーフひとつでここまでいくつも描けるものなのかと感心するんですが、この「ミスミソウ」も、ホラー教養あっての作品なのですな。

正直なところ、冷静に見てみるとリアリティのある絵柄でもなく、シーケンス単位での状況設定も甘さやツッコミどころがあったりするわけで。
これが同じストーリーで社会派ドラマとして描かれる作品だとまるで成立しなくなるんですが、そういったところをごっそり省いたとしても、恐怖展開のツボをしっかりと心得ていれば、ホラーとして成立するのだという作品。

押切ファンはもちろんのこと、どこか懐かしさのあるホラーとしても楽しめる内容。

…それにしてもこの人、むちゃくちゃな多作だよな…。2008年3月時点で連載中の作品が7作って…。
なんか計り知れない人だ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

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2008年03月18日

今年の本命ネットゲームに動きがありましたよ

「Hellgate:London」日本語版の発売は2008年夏。発売元/販売元をエレクトロニック・アーツに変更し,北米版との連携を強化

Yes!
日本版がなんの音沙汰も無かったHellgate:London(以下HG:L)にようやく動きが。
要約すると
バンダイナムコ:「権利持ってるからいちおうはソフトの翻訳作業するけど、ネットの運営とか追加コンテンツの管理とか翻訳とかやってらんねぇよ」
ということですな。死ねバンナム。

どれもこれも似たり寄ったりなクリックゲームなんてやってらんねぇがネトゲはやりたい、と飢えてたおいらにとって、このHG:Lは期待のタイトルでして。
HG:Lがどういうゲームかと分かりやすく言うと、「FPSで遊ぶDiablo」。
海外では既に販売されており、当初はバグだのなんだの不完全なところが多く悪い評判もありましたが、後出しで改善されてから遊べるのはある意味幸運。

あともうひとつ日本での販売開始を待ち望んでるネトゲが、Tabula Rasa
こちらは「FPSでWoW」という感じなんだとか。

…まぁどちらもスゲー楽しみなんだが、日本じゃ「絵がキモい」とか言われて人が集まらないんだろうなぁ。
日本向け仕様としてキャラグラを萌えオタ向けにいじればウケると思うんだけど、技術的に困難なんですかねやっぱ。

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1巻目の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上)/杉基イクラ・桜庭一樹」


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上)/杉基イクラ・桜庭一樹
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
とある田舎町を舞台に、それぞれに家庭内に問題を抱えた少女同士の邂逅から巻き起こるドラマを描いた作品。直木賞作家の旧作コミカライズでございますよ。
…なんかもう上巻だけでも不幸フラグ鬱フラグが立ちっぱなしで。よくできてんだけど重たいわぁ。

 
主人公は中学生の女の子。父を亡くし母子家庭だが、引きこもりのうえに浪費家の兄がおり、家族は金銭的に逼迫している。そして、高校へは行かずに自衛隊に入るのだと決意している。
彼女と同じクラスに、浮世離れした1人の少女が転校してくる。美しい容貌でクラスの注目を浴びるが、自分のことを人魚だと言い、妄想とも本気ともつかないような言動をとる。

そんな2人があるきっかけから近しい距離となり、彼女たちを中心に話が進むわけでして。
2人とももう、なんかもーあああもおお、というくらいにいたたまれない。家庭環境に問題が、というだけなら今どきドラマの種にもならないくらいですが、理不尽な境遇にありながら、そこからの自立と大人への渇望をどこか歪んだ形で実現しようとする、主人公のもがく心理が痛々しく伝わってくる作品でありまして。
何かが欠けてしまった思春期を送る少女の姿を生々しく描いた、むしろ文学作品に近いわけですな。

んでまー、どうも人魚少女のほうには虐待の痕跡があり。そのうえ○○が××されたり。この時点でけっこう読んでズシンと応える。
で、上下巻が同時発売なので言ってもかまわないと思いますが、なんというか救われない、ショッキングな展開が…。

それでも2人の少女が、それぞれに重いものを抱えながらも、しぐさや表情のひとつひとつは魅力的に描かれているのが救われますな。
特に人魚少女の、その晴れやかであどけなく、またはかなげな容貌は印象的。
だからこそ、鬱展開がよりいっそう胸に響くわけですが…。

アニメ調美少女2人がどーのこーの、という漫画だと思ってると、面食らうような裏切りが待ってる作品。ひとつの文芸作品だと思って読んでいただきたい。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

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2008年03月17日

春先は不運でもう踏んだり蹴ったり

先週より、支店で使っている事務作業用のPCが立て続けに壊れたとの報告がありまして。
とりあえず1台調達するから最低限度の作業ができるようどうにか復旧しとけーと指示を出してましたら。
今日になって、本店でおいらが使ってる事務作業用PCも壊れる。
電源スイッチにまったく反応しないという、もう復旧だの以前の壊れ方。

いったいなんなんだろうなぁ。
この数日で、うちの店のPC、連続で3台壊れてますよ。

 
で、速攻でPC買ってきてさて初期設定と復旧だ、とやってると
今度はなんと、PCの初回起動時に入力する、winのプロダクトキーが通らず、「キーが違うよ」と言われる、聞いたことのないトラブルが。
んでPC買った店と問答してみれば
どーやら、WindowsのXPProインスコ済みとして工場出荷されたPCを、お店のほうがXPHomeが入ってるPCとして店頭に並べ、客に渡したOEM版のOSディスクもXPHomeであったため、ProにHomeのプロダクトキーを入れようとして弾かれた、ということであった

速攻で今すぐ必要なので、と買った新品PCでこんなトラブルに遭うとは…
結局、もらったHomeのディスクでクリーンインストールからやるハメに…
壊れたPCのHDDは無事だったのでデータ類は救出できたけれども、元の作業環境に戻すのに丸一日費やすことに

今回の復旧に、3.5インチ用のHDDケースを使用しましたがこりゃ便利ですな。
内蔵HDDをケースの中に入れ、USB接続の外付けHDDとして使うというシロモノで
壊れたPCからデータ救出するためにも使えるし、もちろん外付けの追加HDDとしても使える。
1台持ってると便利ですぜ。今だとHDDの接続規格がまだ共存してるので、IDE、SATA両用のを買っておくといいかも

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1巻目の「眼鏡なカノジョ/TOBI」


眼鏡なカノジョ/TOBI
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
眼鏡をかけたヒロインとのラブコメシチュエーションを徹底して描いたオムニバス作品。
まさにメガネスキーのための一品じゃないか。何をさておいても手に取りますよええそりゃもう。

 
登場人物と舞台を不特定とし、ある日常の中での男女の出会いを描くオムニバス連作の体裁をとっており、そのうえでヒロインが全員眼鏡、という特徴を持つ本作。
そして眼鏡ヒロインだからこその、眼鏡があるかさこその会話や状況設定も話の中に組み込んであり、よくもまぁこれだけ限定的でしかも読み切り連作であるにもかかわらずこれだけ考えたよな、と感心するところ。

ラブコメ部分は美少女ゲームのイベントシーンを切り取ったようなものが多く、展開もキャラも予定調和気味でシチュエーション優先。そのためキャラクターの掘り下げがいまひとつ足りず、恋愛ストーリーものとして捉えると幾分淡白な印象にはなるか。

また真性のメガネスキーの立場から言わせてもらうなら、シチュエーションの構築と、眼鏡をモチーフとするプロットやネームの工夫に重点が置かれているのは認めるものの、作画の点において、眼鏡をかけた女性の放つ、フェチズムを刺激する強い魅力に若干欠けている、というのが惜しいところ。まだまだ記号的な描き方から抜け切れてないかなぁ。
絵の上手下手ではなくてね。
しかしこの1冊だけでも、メガネスキーというマニアックな嗜好に対して大いにアピールするだけのものはあるだめ、このへんは精進していただきたい。

全体的にはゲームとかアニメ的な男性向けラブコメですが、やっぱ限定的なモチーフひとつでこんだけ描けるのはえらいなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

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2008年03月15日

現在の日本で最も連載作の多い漫画家??

押切蓮介新作新刊「ミスミソウ」の1巻目レビューを描いておりましたところ
コシマキに「4冊同時刊行!押切蓮介まつり」とありまして
確かに今月は、新作2冊を含む大量刊行となっておりまして。

でも待てよ
ちょっと前にも、3冊同時刊行とかやってなかったっけ
その時にも新作1巻目あったよなぁ
いったいどんだけ連載持ってるんだ

と気になってwikiにて押切蓮介の項を調べてみますと…

作品リスト
連載中
・でろでろ
・ぼくと姉とオバケたち
・ゆうやみ特攻隊
・スキスキ!!アクアリウム
・プピポー!
・ピコピコ少年
・ミスミソウ
……7作!?
連載7つ同時ってのはいくらなんでも多すぎだろう
4コマとかショートものとかあるにせよ、それでもかなり多い
さいとう・プロだってここまで無いよな、多分。

「でろでろ」の巻末エッセイ(?)漫画を読むと、最近になってアシスタントを入れたようで、そのため多作になっているというのは分かるんですが(wiki見ると2007年からの連載開始作がやたら多い)、それにしたって凄い。
まぁ、ファンなので、作品たくさん読めるのは嬉しいんですがね。

続報・柳沢きみお先生も7作と並んでいます。(3/20追記)

投稿者 bird_chief : 23:57 | コメント (1) | トラックバック
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1巻目の「マルスのキス/岸虎次郎」


マルスのキス/岸虎次郎
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ごく普通の高校を舞台に、タイプのまったく異なる女子2人が惹かれあう、切ない片思いの物語。純情百合作品の秀作だ。
…こういうの読むとあれだよね、もはや美しい純愛の姿は百合かBLにしかないのだろうかと思えてくるねぇ。

 
主人公はごくごく普通の女子校生。過保護に育てられた反発から、夜遊びを覚えセックスばかりの彼氏がいたり。そしてある日、彼女にとって相容れないはずの、真面目な優等生で地味な同級生が、美術室の石膏像に口付けをするところを目撃してしまう。そのきっかけから優等生の子と親しくなった主人公が、やがて彼女に自分自身を投影し、また自分の姿をかえりみるようになり、友情が憧れへと変化していく。という内容。

百合作品の純愛ものとしてベーシックな構造を取りながら、真面目にしっかり描かれた佳作。
主人公となる夜遊び少女の主観により描かれる、その内面が非常に丁寧であり、キャラ配置としてのヒロインは優等生のほうでありながらも、その彼女と出会ったことで、一人の女性として成長してゆく主人公の姿が非常に鮮やか。
ストーリーとしてもシンプルなものなのに、ひとつの出会いから主人公に変化が現れる過程が実に繊細に描写され、複雑で細やかな心情を見事に切り取り、切なく美しい印象的なシーンをいくつも堪能できるわけですよ。

話としての起伏もわずかで、短編ひとつ分くらいで済ませることも可能なのに、そこをじっくりと贅沢にコマとページを使い、単行本一冊分にしてあるのは偉いですな。

女性同士の秘められた姿を描いた百合作品であると同時に、ひとつの成長の記録なのですな。

ざっと読むだけだとシリアスだがありがちで地味な百合、という感触ですが、じっくり丹念に読んでいくと、ささやかな出会いから大切なことに気付かされ、自分自身を見つめ直し、その姿もどんどんキレイになっていく主人公の魅力にやられる作品。終盤の表情はそのひとつひとつが良いんだなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

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1巻目の「エンドレスエデン/館尾冽」


エンドレスエデン(1)/館尾冽
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
体内に強大な悪魔を宿してしまった女性が、その身を悪魔と教会に狙われることになり、戦いの中に身を置くことになるという内容。
エロ描写に重きを置く、戦うヒロイン物のひとつではありますが、丁寧に作られたストーリーがなかなかに読ませる出来となっています。隠れた佳作だよなこれ。埋もれさすのはもったいない。

 
舞台は現代のイギリス。パブリックスクールに通う一人の少女の身体に、リリスの娘である悪魔が宿ってしまう。本来ならその身も心も悪魔に奪われてしまうところ、少女が乙女であったため、逆に悪魔は少女の身体に封印される形となってしまう。そしてその身体を教会や他の悪魔に狙われ、危機に陥ったとき、少女と悪魔は入れ替わり、その姿も変えて強大な力を振るうという設定。
そして彼女はかつて悪魔に使えていた者や、悪魔の世界を知る男を仲間として、この事態に立ち向かうべくバトルとアクションの中に身を置くことになるという流れ。

女の子が活躍するファンタジーアクションとしておおまかなところは典型的でありながら、話の流れを実に丁寧に組み立てているのが特徴。パターンとして省略せず、キャラや舞台設定からなる骨格をひとつひとつ工夫して見せ、主要キャラ一人一人にしっかりとした主題とエピソードを持たせることで、物語として読み応えがあるんですな。
また、オカルト方面からの引用やバックボーンとなる背景設定がゴシックホラーのテイストを持ち、さらにコマの背景部分も暗めに描くことで、作品全体がダークな雰囲気で包まれておりまして。しっかりと練りこんであるな、と感心するところです。

もちろん裸に剥かれたヒロインが触手でエロい、とかそういうのも要素としてあるんですが、それ以前に読み物としてしっかり堪能できる出来栄えになってます。
系統的に、吸血鬼モノとかの伝奇アクションとか好きならこれは楽しめますよ。
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2008年03月14日

百貨店の営業はプロ

30近くなって体型も変わり、一張羅が着られなくなってきまして
知人の結婚式が近いこともあったので、スーツを作りに行く。
仕事ではあまりスーツを着ないので、こういう時いろいろと迷ったりするもんだが、
まぁ店員の巧みな言葉と行動力に身をゆだねてるうち、あれよあれよという間に購入。
一連の流れがあまりによどみなくスムーズなのがもう、思い返すと笑えてくる。
ふらっとちょっと立ち寄っただけの時に、あんな営業かけられるとウザったくてしょうがないんだろうが、
ちゃっちゃかいいもの決めたい時にはあれくらいでいいんだろうなぁ。
いろんな意味で勉強になった。

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1巻目の「恋愛ラボ/宮原るり」


恋愛ラボ(1)/宮原るり
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
とあるお嬢様女子中学校の生徒会を舞台に、学校行事やら授業やら勉強やらそっちのけでキャッキャワイワイと楽しいコメディ4コマ。軽めの百合。
登場キャラが増えだす中盤から俄然面白くなってくるな、これ。

 
主人公は男勝りな性格で運動神経もある女の子。「ワイルドの君」なんて呼ばれて他の生徒から憧れの的になっていたり。で、彼女がとあるきっかけから、生徒会長の女の子と毎日のように生徒会室で「恋愛指南」と称してドタバタコメディを繰り広げるという寸法。
見るからにお嬢様で会長としての仕事も難なくこなすが、生徒会室の中で恋レッスンに勤しむその姿はノリノリハイテンションで天然ボケで阿呆である、といった感じ。そのへんのギャップを軸に、テンポ良くシチュエーションコメディやってる感じ。

ただまぁ序盤の密室ギャクコメディはノリこそ良いもののいまひとつ。サブキャラが登場し出してストーリー要素が組み込まれてからが面白いです。
主人公側である現・生徒会長のコンビと、途中から登場する旧・生徒会長コンビとの確執を中心に、秘密の活動として行っていた「恋愛指南」が表沙汰になるのならないのでドラマ展開をして見せたりしまして。

1人1人の登場人物はわりとよくあるパターンに即したものであり、人数も最小限でありつつも、個々の言動のぶっとび具合と、そこから発展してのキャラ同士による絡みが巧い。
1巻目ラストでは、ドラマとしての盛り上がりも見せるしなー。
百合要素はまぁ添え物程度ですが、女の子が賑やかなコメディ4コマとしてはなかなか楽しめる。
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1巻目の「百年鋼女/喜尚藤吉」


百年鋼女(1)/喜尚藤吉
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
使い込まれた武器が人間の姿へと変身し、所有者の命令によりバトルを繰り広げるという漫画。
キャラやバトルに単純なかっこよさを追求した内容であり、アクションシーンの盛り上がりっぷりはなかなかのもの。
電撃系っぽくない変なクセの強さはあるものの、質自体は高め。

 
使用者の想いがこもった武器が「鋼女」として人間の姿へと変身するという設定でして、より人間に近い姿になるごとに、鋼女としてのランクが高くなる。
で、Sランクの鋼女が危険だとして軍が回収を決め、主人公はその任務のため一人のSランク鋼女のパートナーになる、という内容。そして回収任務の裏に潜む陰謀を巡り、主人公以外のキャラも捜査を始めるという展開。

武器の姿を持つ女の子がバトル、てなわけでして、彼女達は自分の武器にちなんだ能力を持ち、自らの体を自在に変形させて戦うわけですな。
このへんのアクションシーンはけっこう面白い。迫力を前面に押し出しながらも、理屈っぽくならない程度にうまくギミックを凝らした能力バトルを描いています。

主人公のパートナーとなるSランク鋼女がヒロインとなるわけですが、彼女一人がやたらにキャラとして立ってる以外は、主人公までその他大勢と化しているのは気になるところ。
漫画の上で名前を与えられたキャラは1巻目からやたら多く、それぞれに個性を持って描かれてるんですがこれがどうもキャラとして希薄。
単純化された子供っぽい個性を持ついかにも同人誌的なキャラクターばかりが出てくるため、このへんは好き嫌いが別れるところでしょう。そういう意味では電撃レーベルですが角川系というよりはスクエニ系に近いです。

アクションシーンで読ませる勢いを持ち、ポテンシャルも悪くはないんですが、キャラクター性や全体の世界観は若い世代のオタク向けでしょう。
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2008年03月13日

1巻目の「青春♂ソバット/黒娜さかき」


青春♂ソバット(01)/黒娜さかき
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
友達同士であったはずの男子高校生2人。しかし片一方がこゆーいゲイであったため、青春模様がなんだかギクシャク。互いを意識しあううちに友情なんだか恋なんだかわかんなくなっていく、というストーリー。完全にBLだが、なんと一般青年誌掲載作である。
なんかこう、イマドキの男子高校生ってこんななのか??と錯覚しかかりそうになるなぁ。

 
片方はノーマルで童貞で、恋とSEXに甘い思いを抱く男子。頭は馬鹿っぽくて陽気でお気楽。友人がゲイだと知ってもあんま何も考えてない。酒もタバコもやるしちょっと危ないバイトに手を出したりするものの、まぁ一般的な高校生の範疇内。
もう独りの主人公は、クールで美形で知的なメガネ。独り暮らしをいいことに、複数の男をとっかえひっかえやりまくっており、しかもオッサン好きのバリバリなゲイ。ただしノンケには手を出さない。

ノーマル主人公のほうが、友人にキスを奪われると同時にゲイだと知らされ、それでもまぁ以前と変わりない友達付き合いを送る。が、彼の家に遊びに行ったところ、その友人が別の男に抱かれているのを目撃しちゃったり、彼女ができたときの予行演習として模擬デートをしたところ、友人になんだか冗談半分で迫られたり。ちょっとヤバいバイトに手を出したら、客として魔性のゲイに引っ掛かってしまったり。
なんだかずるずるとその道に接近していくことになり、やがて2人の関係が友情からなにやら変化していく、という具合。

最低限の嘘として、ゲイに対する偏見や違和感、差別といったものをあまり描かず、男同士の関係で成立する青春ラブコメドラマとして展開される内容。
読んでるこっちは違和感ばりばりだが、それでもなぜだか男性読者が読めてしまうのは、BL的なお約束パターンにもっていかず、男性同士の関係性の変化とその過程の描き方が丁寧だからですな。
あと登場人物が無闇にキラキラと美化されておらず、ファンタジーではあってもノンケ主人公の生活スタイルはあくまで一般青年男性である、と徹底しており、男性読者が彼に感情移入しながら読めるように作ってあるわけで。

確かに男同士の恋愛をモチーフとしなければ描けない内容であり、まごうことなくBLという異色作。
これを長期連載しているIKKIはある意味頼もしいよなぁ。
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1巻目の「仕上げに殺陣あり/今ノ夜きよし・中山文十郎」


仕上げに殺陣あり(1)/今ノ夜きよし・中山文十郎
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
「まほろまてぃっく」 「シャイナ・ダルク」の中山文十郎原作による時代劇作品。
往年の「必殺」シリーズを髣髴とさせる内容で、娯楽活劇であると同時に本格時代劇作品となっておりまして、時代劇好きのおいらとしては実に嬉しい限り。
奇をてらわずに王道的な時代劇でありながらも、原作者の「時代劇が書きたかった」という思いが伝わってくるようでして。やっぱ時代劇は良い。

 
舞台は江戸。主人公は剣の腕をもって暗殺の依頼「仕上げ」を請け負う浪人。彼がとある仕上げの依頼により標的と対峙したところ、忍びのような身のこなしの、一人の少女が現れる。彼女もまた、別のグループに属する仕上げ人であり、主人公と同じ標的を狙っていたのだった。
そしてその日から、数奇な縁により結ばれた主人公と少女を中心にした、江戸の闇に棲む仕上げ人達のドラマが始まる。といった筋書き。

いやー、読んでみて驚きましたよ。掲載誌が電撃ガオであり、女性キャラの造形や絵柄はアニメ調のそれであるものの、中身はガチの時代劇なんですもん。ファンタジーやらSF要素さらは一切無しで、このプロットが時代劇専門誌である「コミック乱」に乗っていたとしてもまったく違和感が無いくらいで。
加えて主人公も、子供がいてもおかしくないくらいの30代半ばから40手前の年齢設定だったり。
そしてあらすじから分かるように、やってることは必殺シリーズそのもの。
まさにバリバリの時代劇という感じで、こんなのが電撃ガオでやっていたとは、ほんと嬉しいなぁ。

時代劇というジャンルを一つの枠組みとしてとらえた場合、王道的なプロットに適った娯楽劇や人情劇を、嫌味や嘘臭さを廃して描くことができ、ファンタジーでありながらもリアリティを追求できるわけで、物語を容れる器としてはけっこう優れているんですよ。この作品でもその本質をしっかりとわきまえ、暗殺行を生業とする主人公達のアクション劇であると同時に、彼らの中で巻き起こる情と縁の物語もしっとりと描こうとしておりまして。 設定やら世界観やらで変なことをせずとも、これくらいの娯楽作が書けるのだという、時代劇の懐の深さを教えてくれるようでもありますな。
.しかしながら、構成として非常にシンプルな要素だけで作られている作品でもありますんで、今後どのように盛り上げ、登場人物一人一人を掘り下げていくのかは見所ですな。

1巻目では主役と少女のみにスポットが当たっていましたが、脇役のキャラもなかなか良い感じなのよね。

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2008年03月12日

BL(及び百合)の存在が漫画を変えるのか? 勝手な推論メモ

先日、1巻目レビューの「同級生/中村明日美子」にコメントがありまして
これが非常に興味深くてですね。
僕が「BLなのに男でもなんかときめいてしまう!」と言ってるのに対して

「BL」の単語を「少女漫画」に変換して読むと、なんか30年ぐらい前に、どこかで読んだ文章を思い出します。時代ってこうやって流れてゆくんですねぇ…。あと30年後はどうなっているんだろう…。
というお言葉をいただきまして。

青春♂ソバット」が一般青年誌で掲載されるようになっていたりと(あ、レビュー記事あげわすれてる。あとで載せておこう)〔3/13リンク追加〕
ひょっとすると、今のこの時期ってのは、BLジャンルが一般漫画に影響を与え始めているのだろうか、と思った次第です。

 
現在、BLからの影響として顕著なのは、よしながふみやオノ・ナツメといった、BL作家の中から一般に広く読まれるようなヒット作が生まれているという点。

また、前述のように一般青年誌で完全なBL漫画が掲載されるようになった。

百合マンガ専門誌にて、BL作家が百合マンガを描いている。

の3点ではないかと考えています。

そして、僕のような、普通の男性が、一般作を描くようになったBL作家を入り口に、女性向けBLまで読むようになっている、というのも大きな変化です。

これが何を意味するのか?ということについて考えてみたのですが、僕は最近のマンガしか読んでいないため体系立てて考えることできないうえに、BLジャンルとその作品性についての資料に乏しいので、どーしても限界があります。

なので、解説としてではなく、考えてみたことをメモとして雑多に記してみます。推測の域を出ない話ばかりですが。
これを読んだ誰かのための、何かのヒントになれば幸いです。

……
………

「BLを男性が読むようになった」という変化に似た現象は、30年前にも「少女漫画を男性が読むようになった」として起こっていた。
→少女漫画の表現が男性漫画に影響を与えたように、BLも今後長い時間を掛けて一般漫画へ影響を与えていくのか?
→→しかし、BL自体が広い意味での「少女漫画」なので、少女漫画による一般漫画全体の変化と同じことなのではないか?

むしろ変化はBLのほうに起こっているのだろうか?
よしながふみ、黒娜さかき、オノ・ナツメといった面々は変化の象徴(=異端)?
→とすると、そもそものBLの本流とはなんだ?
→→BLはジャンルが細分化しているのでそもそも本流が無い。

変化はBLだけではなく百合にも起こっている。百合専門漫画誌の発行。百合ジャンルの定着。
→BLによる変化との同期?何らかのターニングポイント?
→→ユニセックスの進行。女装ガイド本の発行。両性具有漫画家のエッセイ「性別が、ない!」(新井祥)。
→→「オタク」の性別越境=「腐女子」への注目(一般メディアによる印象操作?)

社会性、時代性の反映?。
BLへの関心と百合ジャンルの隆盛とが同期している。

少女漫画の「オトナ化」も進行。
→失われた「純愛」をBLや百合の幻想で補完?

……
…と、このへんまで考えて力尽きてしまい、他にいろいろ考えてたことも脳内に残ってなかったりで、このあたりが限界。

ポイントは
・BLマンガの進出が何をもたらすのか?
・BL、百合ジャンルの広がりは何を意味するのか?
・そして、これらの変化が、なぜ「今」なのか?
という3点。

このへんは体系立ててマンガを語れて、かつサブカルチャー論に詳しくないといけないわけですが、どっちも今の僕では太刀打ちできない…。
『なぜ「今」なのか?』に関してはもう、10年後くらいにでも振り返ってみないと確実なことは何も言えないわけで。
口惜しい。

しかし、ここ数年に渡ってのBL、百合の広まり方は、何かの変化の兆しと言えるのではないかと考えています。1巻目マンガを読み続けていて、急速にその変化を感じますんで、このへんは間違いないです。

もちろん、一過性のムーブメントとして消費されていくものなのかもしれないですが、それでもなんらかの影響をもたらすはずだと考えています。
いったいどのような事が起きるのか、注視していく必要があるんじゃなかろうかと。

そしてまー、その変化の最中に、こういうようなことを考えていた漫画読みの端くれがいたのだと、また何年か後に振り返ってもらえれば幸いです。
面白いテーマなのでまたいろいろ考えてはみるけど。

投稿者 bird_chief : 23:29 | コメント (1) | トラックバック
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1巻目の「くるぐる使い/大橋薫」


くるぐる使い/大橋薫
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
死期を悟った老人が、懺悔として語る「くるぐる使い」の物語。
大槻ケンヂ原作により評価の高い作品のコミカライズではあるんですが。
あんまりにも救われないひどい話なもんで、読んでてずーんと沈むなぁ。

 
貧しさゆえにあらゆる悪事に手を染めてきた主人公。そんな彼が金を求めて目指したのは、「くるぐる使い」。一部の狂人(くるぐる)が持つという、普通の人には見えない物を見る力を披露し、興行を行う大道芸人である。
そして、他人の過去を読み取る能力を持った少女を見つけた主人公は、その精神を追い詰め発狂させ、くるぐるとして二束三文で親から買い取り、「くるぐる使い」として芸を見せるようになる。

というようなまぁ、己の欲のために人の道を踏み外した主人公の送る悲劇と懺悔の物語でして。
話としては最後に一抹の、ほんのわずかな救いも残されてはいるものの、目を背けたくなるほどの、主人公の外道っぷり、非道っぷりが作品の肝となっております。
特に主人公が少女を追い詰め、発狂させる「くるぐるづくり」の描写はまさに狂気の迫力に満ちており、惨たらしい行為に一度は読むのを止めてしまったくらいでもう…。

作家・大槻ケンヂの中でも有名なこの作品を、今になって漫画化したのは大橋薫の熱意の賜物のようですが、やっぱ設定と内容がアレなだけに、紆余曲折あったのだろうなぁということが後書きからもうかがわれます…。

どうしようもない救いの無い話なので、読むときは覚悟を決めて。
アングラ、見世物といった要素に耐性が無いとちとキツいかも。
(ひょうたん書店通販ページ)

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1巻目の「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊/曽野由大・サンライズ」


機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊(1)/曽野由大・サンライズ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
一年戦争を舞台に、不良軍人だがその腕前は確かな主人公がジムに乗ってどうこう、というガンダム漫画。
粗暴だけれど頼もしいヒーローが活躍するミリタリーアクション漫画のテイストをガンダムに持ち込んだような内容で、しかも登場するのはジムばっか。
ガンダム関連漫画も増えてきたけど、これだけジムがかっちょいい漫画はそうそうないぜ。

 
時期としては一年戦争も終盤。主戦場が宇宙に上がったなかで、地球上にてジオンの掃討作戦が始まった頃。主人公は前線から離れた地球上にあって、いわゆる「田舎エース」として地味ながらも周囲から信頼を集める活躍を見せていた。そこで、パイロットの訓練と新兵器の試験を任務とする教導部隊に主人公が配属されることになるというお話。
つまるところ、正規部隊に放り込まれた規格外の暴れん坊ヒーローが戦場で大活躍、という感じ。
ハリウッドのB級戦争アクション映画っぽい作品なんですな。
しかも主役はジムだし、どうしてもイロモノに見えるところなんですが、これがなかなかに面白い。
 
緻密さと重厚さを兼ね備えた作画が目を引くところですが、中身はけっこうノリ重視でギャグが目を引く。あとは理不尽ですぐ殴る上官がいたり、部隊の連中とエロ話でもりあがったり、日常会話は品の無いスラング混じりだったり。いかにも映画で描かれるアメリカ軍的なそれっぽさがあるんですな。
こういうアプローチでガンダムをやるってのはあまり見たことが無いんで、それだけでもかなり新鮮。
しかし戦闘シーンとなるとこれがメチャかっこいいんですな。やたらとディテールに凝ったメカとして描いてるのに、アクション漫画として映える作画や構図になっており、細部だけでなく場面ごとの力強さに満ちているのだ。
ただまぁ、戦争映画っぽいというのがメカ戦闘シーンにも反映されており、戦闘シーンにおけるMSのアクションが、生身の兵隊によるそれとして描かれているのは好き嫌い分かれそう。巨大兵器としてのリアリティを取るかミリタリーアクションっぽさを取るか、どちらを良しとするかは読者判断ですな。
 
ギャグシーンも悪ノリ気味でけっこう品も悪いけど、ガンダムをモチーフに扱いながらここまでクセの強い作品を描けるってのは特筆すべきだと思いますよ。
あと1巻目後半から、ジオンとの大規模な戦闘が始まるんですが、よりにもよってそこで登場するのがアッグガイとアッグなのだな!
しかもこれがまたかっこいい!
色んな意味で未知の体験が味わえるガンダム漫画となっております。
(ひょうたん書店通販ページ)

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2008年03月11日

1巻目の「そこをなんとか/麻生みこと」


そこをなんとか(1)/麻生みこと
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
司法制度改革により一斉に増え始めた弁護士達。主人公は「弁護士余り」の時代にあってどうにかこうにか零細事務所に勤務となり、弁護士一年生として活躍(?)し始める。
いや、これは面白いぞ。たぶん長期連載となればドラマ化するかもな。

 
主人公は元・キャバクラ嬢で弁護士一年生。苦労人でありながらも、給料の高さに憧れてギリギリの成績で弁護士に合格したものの、彼女が受かった年は司法制度改革により大量の合格者を出した年でもあり。「職にあぶれたエリート達」が溢れ、弁護士の給料も値崩れが始まった、という背景により語られる内容。

弁護士の、サラリーマンとしての側面を強調しつつ、仕事しながらもなかなかお金にならない姿をコメディにし、独自の作風としながらも、弁護士漫画としてのドラマ作りもしっかりしている良作。
法に絡む悲喜こもごものドラマは社会性のある皮肉に満ち、単調な情と涙のドラマになってないのもポイント。
で、基本的にハッピーエンドに終わりつつも、主人公だけちょっと不遇、てなところでオチを付けておりまして。
法律の話なので説明のネームも多いんですが、全般にドタバタコメディの体裁であり読みやすく、ややこしい法律の部分をすっとばしてもドラマ自体がきちっと読めるんですな。

社会派コメディに業界ぶっちゃけ話の面白さが加わり、ご家庭お茶の間メロドラマでもある。
それぞれの要素がバランスよく楽しめると同時に、主人公のドタバタっぷりも良いし。
たぶん2〜3年もすればドラマ化ですな、これ。
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1巻目の「鬼切様の箱入娘/有楽彰展」


鬼切様の箱入娘(1)/有楽彰展
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
祖先により封じられていた鬼の少女を解き放った少年が、彼女とともにバトルありコメディありの日常を送る読みきり型アクションコメディ。
ヒロインを中心としたキャラクターの強さが印象に残るとともに、同人誌的な青年向け美少女コメディのフォーマットをうまく少年誌媒体向けに落とし込んだ作りの巧さが光ります。
これ読んで、少年ガンガンの進むべき理想形のひとつがここにあると思ったのですが、どーでしょう。

 
主人公は小学生の男の子。とあるきっかけから、自宅の蔵の奥深く眠る一人の少女と一振りの刀を目にする。少女は鬼と人の間に生まれた娘であり、主人公の先祖により300年もの間眠り続けていたのだった。暴走する少女と色々あって仲良くなりながらも、解けた封印により彼らを襲う怨霊達をその刀で倒していく、という流れ。
この最初の段階で、ストーリーの核となるアイテム、設定等を設けておき、アクション展開のバトル漫画なのかなーと思っていると、小学校を舞台にした学園コメディの要素も。
長編の骨組みを重さと暗さのある設定で設けながら、肉付けは明るい学園コメディというわけですな。これはオタク系美少女コメディなんかではよくある形式。

なのですが、これが少年向け作品として高い質で成立しているのがポイント。
もちろん、主人公の設定を小学生と低めの年齢におさえたこともあるんですが、それ以上に、主人公の想いと意志の強さが話を牽引するようにできており、また成長課題としてヒロインとの関係や憧れの存在を配置することで、学園コメディになりながらも少年漫画的な力強さを描くことに成功しています。
あとはヒロイン達の魅力が非常に強いのもポイント。
不幸な生い立ちを持ち心に傷を抱えるメインヒロインを中心に、ツンデレ眼鏡の同級生や、巫女服が似合う巨乳の年上お姉さん、と憎いくらいに急所をおさえています。
それでもやはり、メインヒロインとなる鬼の少女が一番素敵ですな。大きな悲しみを背負いながらも、主人公と接することで少女らしい無邪気な笑顔を見せてくれまして、ちょっとした表情をついつい目で追ってしまうような、いいキャラクターです。

キャラの質が高く、伝奇系・学園コメディ・熱血少年漫画の要素がうまく混ざり合い、そして非常に洗練され安定感のある絵。あと軽くエロ。
幅広い世代に読んでもらえる、贅沢な仕上がりになっている作品だと思いますよ
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投稿者 bird_chief : 23:25 | コメント (0) | トラックバック
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2008年03月10日

1巻目の「家族八景(上)/清原なつの・筒井泰隆」


家族八景(上)/清原なつの・筒井泰隆
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
他人の考えや思いが聞こえてしまう超能力を持つ家政婦さんの目を通して、さまざまな家族とその影の部分をえぐりだすドラマ。
家族という閉鎖された関係にある中で、人間のエゴと汚い部分、嫌らしい部分をこれでもかと見せ付けながらも、「家庭」という虚構を暴く秀作。

 
主人公は18歳の女性。他人の声を聞くように、周囲の人々の頭の中がわかってしまうという超能力を持っており、そのため住まいを転々とできる家政婦の仕事をしている。
そして勤め先となる家族の裏を垣間見ていく、という作り。

筒井康隆による原作小説はけっこう昔のものですが、身近な人間関係である「家族」をテーマにしつつ、汚く浅ましい人のエゴや本音と建前で生きる人の姿を重たく、ねちっこく描いておりまして。誰しも持っている自我そのものを摘出し、「ほらこんなに醜い」と提示されているような、ブラックで冷たく、滑稽でありながらも笑えないドラマとなっております。
現代社会に生きる人間の愚かさや内面の醜さを、読者に近い普通でどこにでもいるような家族の姿を借りて浮き彫りにすることで、30年以上昔の原作であっても鮮烈なインパクトと重さをもって読むことができるんですな。

と、このように重たいドラマでありながらも、基本的には1話完結の漫画とし、同時に淡白で軽やかさのある作画のため、ショートコメディを読むような感覚で楽しめるのは良いポイント。
人の心の汚さをテーマとしつつも、冷たく乾いたコメディでもある内容を的確に漫画として表現していると思いますよ。

しかしまー、登場する「家庭」の姿が生々しいというか。
誰もが自分の姿をどこかに投影してしまい、はっとさせられる漫画です。
「普通の人」というのをここまで嫌らしく、醜い存在として描けるものかと感心しますな。
原作の勝利だよなこれは。面白かった。
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投稿者 bird_chief : 23:20 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「桃色シンドローム/高崎ゆうき」


桃色シンドローム(1)/高崎ゆうき
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
重度のエロゲオタクが、兵器として生み出されたロリっ娘少女と出会いまして。この二人が基本的に部屋の中でどうでもいいロリエロ騒動を延々と続けるという内容。
こうれがもういやもうなんというか、ダメすぎる(褒めてる)。
欲と妄想にとりつかれたエロゲオタが、目の前のロリっ娘を言葉で態度でエロくなぶり続けておりまして。
これはひどい、いいぞもっとやれ、と。ニヤニヤせざるをえない。

 
見た目はシュッとした好青年なのに、中身は骨の髄までヤバいくらいにオタクな変態主人公。
対する少女は気の強い元気っ娘だけれども、純真無垢でお菓子大好きでして、そんな彼女が主人公にいいようにもてあそばれてしまうわけで。
二人が部屋の中で魔法少女だなんだのと、下ネタ交えながらテンション高く繰り広げるという感じであり、質は違えど作りとしてはラブやんに似てるか。萌えのあるラブやん。

んでまー、主人公の脳内はひたすらに萌えとエロしかないために、ひたすらに脱げだのオレのミルクだのと執拗に、しかも堂々とセクハラに励むわけですな。んでロリ少女が赤面してあうあう、と。
ひたすらにしょーもないやりとりが展開されるんだけど、このあうあうロリ少女がかわいいのだ。エロいしな。
またギャグコメディとしてもなかなかに楽しめます。ノリと勢いが良く、ひたすらに論点のズレた、噛み合わない二人の会話に吹きそうになることもしばしば。
実に頭の悪い、しょーもないやりとりばっかだけどなー。

ドラマらしいドラマもなく、エロい小ネタの応酬ばかりが続く内容でして、こりゃーひどいわと手を叩いて喜んじゃう作品。
なによりちんまいロリ少女がたまらなくかわいいんで。それだけでも手に取る価値はあるわぁ。かわいい。
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2008年03月09日

1巻目の「美咲ヶ丘ite/戸田誠二」


美咲ヶ丘ite(1)/戸田誠二
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
 
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ある町のごく普通の人々の、平凡な暮らしの中に起こるドラマを描いたオムニバス作。
優しくて切なくて、時に厳しく、温かく、ハッとさせられるような内容。

 
主人公となるのは、世代も性別もばらばらな、不特定な人々。
ごく普通の生活を送りながらも、日常の中でのヒューマンドラマがある、という感じ。
人生の岐路に立たされた人の選ぶ選択であったり、友達づきあいのなかで垣間見るふとした事件であったり、誰でも起こりうるような事態に向き合い、そこで主人公は何を選び何を思うのか、といった具合でして。そこで独りではなく、様々な周囲の人々との係わり合いがまたドラマを生む、という作り。

そういったドラマの中で描かれる、交錯する感情と人生の変化を巧みに描いておりまして。形容しがたく、あやふやな心の変化が、実に生々しく伝わってくるのですな。
ヒューマンドラマであっても善悪白黒はっきりせず、一枚岩といかないところも、読み手にひとつの問題提起として尾を引くものを残し、「自分ならどうするだろう」と考えさせられる漫画になっております。

普通の人々の、普通の日常と些細な変化を描き、地味なんだけれどもなんだか心に引っかかる。そんな作品。
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1巻目の「きのう何食べた?/よしながふみ」


きのう何食べた?(1)/よしながふみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
43歳にしては異様にスマートで美形な、弁護士やってる主人公。ゲイであり彼氏と同棲中の主人公が、なにげない日常の中で生活感溢れるドラマを演じる、という内容。そしてそこにはいつもおいしい料理がある、という感じ。

 
「漫画好きを自認するなら読まなきゃ損する作家」の一人である著者の最新作ですよ。おいらもファンなんですよ。嬉しいねぇ。
なんてことのない普通の暮らしを、卓越したキャラの個性と見事なシーンの切り口で見せてくれます。

43歳弁護士で、家に帰ったら一人の主夫となる主人公。ある時は彼氏と喧嘩したり、ある時は近所の主婦にあらぬ誤解をかけられたり。事件らしい事件というのも無い暮らしを送る中で、いろいろと彼の手料理が登場するという具合。
漫画として何か波乱万丈ながあるとかではないので、系統的には人情型コメディドラマになるか。ただ絵のシャープさ、線の美しさのおかげで随分とお洒落に読めますけどね。
またキャラクターの個性の描き方が素晴らしく巧い作者であり、リアリティを残したところで滑稽にデフォルメされた登場人物達は実に活き活きと、漫画の中で生活する一人の人間として描かれています。
彼ら一人一人の暮らし方、生き方、その細部までを丁寧に描きながらも、それがまたどこか滑稽で愛らしいんですな。

いちおう料理をモチーフに扱う漫画ではあるものの、料理によって何かドラマが始まったり終わったりする、ということもありません。ごく普通の暮らしをする中で、普通に料理を作って、それを「おいしい」と言ってくれる人がいる。それだけの内容です。
でもそんななのに、漫画として地味にならずきちんと成立している上に、キャラがいちいち面白いのだ。

ただやっぱ、レシピに該当する料理シーンはかなり説明も多く、文字の量も半端無いのできっちり読もうとするとちょいと大変。
料理の部分を読み込んでいくのは一度ざっと読んでからのほうがいいのかな。
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2008年03月07日

ふらっと飲みたい夜に

明日は休日だから仕事帰りにちょっと飲んで帰るかぁ
そういやこないだ見付けた料理のうまいあそこに行こうかな
…と思ったらうわー、漫画の買いすぎで金が無い!
といった時

安くでふらっと寄って軽く飲んでけるようなお店が鹿児島には無い
いわゆる「立ち飲み屋」がほぼ無いのだ

で、今年に入ってついに駅前に立ち飲み屋ができまして
↑のリンク先の写真でわかるように、立ち飲み屋というより雰囲気としてはカウンターバーに近い。
けど飲み食いの料金も安いし、いつか行きたいなーと常々思っているのですが、ここ夕方まわるといつ行ってもお客がいっぱいなんだよなぁ。
でもいつか行くぞ。…とささやかな決意を胸に秘めて今日も手酌酒。

投稿者 bird_chief : 23:46 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「めがねのひと/日坂水柯」


めがねのひと/日坂水柯
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○