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2008年02月20日

1巻目の「フランケン・ふらん/木々津克久」


フランケン・ふらん(1)/木々津克久
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
人体の生命工学の世界的権威である博士がおり、その博士の教え子である少女が主人公。
彼女の元に舞い込む様々なトラブルを、その手術の腕前で解決していくという内容。
…なのですが、事件から何から全てがグロい作品。なんせ主人公の娘からして首が取れるし腕が増えるしでもう…。
でもこれが面白いんだよなー。けどシロウトにはおすすめできません。強烈すぎるし。

 
括り方としてはホラーに分類される内容であり、ストーリーの山場はとびっきりにグロい。というか異常。
事故で体がバラバラになった少女の頭を巨大イモムシとくっつけたり、研究所に侵入したスパイを手術で犬とくっつけたり。頭だけになった人の首から指を生やして動けるようにしたり…。
いやー、色んな漫画読んできてるので、恐いとか気持ち悪いとか多少のものは平気なんですが、これはさすがに読んでて軽く気分が悪くなりましたよ。

でも質は高いんだよな。内臓系のグチャグチャと、奇形的造形や人体損壊からくる生理的な気持ち悪さがうまいこと合わさるとともに、それらをストーリーにしっかり組み込むことで、絵としてただ気持ち悪いだけでなく、ストーリーの気味悪さ、異常さのインパクトが強くなっているんですわ。
もちろん話も気味が悪いだけでなく、話の展開をなんでもありの「手術」によって転がすことで、予想がまったく付かない結末がエピソードごとに楽しめるのだ。ほんとぶっ飛んでるよなー。
加えて、手術を行う主人公はグロい内容に反してあっけらかんと明るく、まるでラブコメヒロインのような振る舞いを見せるとともに、フリーキーでホラーでスプラッタというのは裏を返すとコメディになるということを充分にわきまえたシチュエーションが、極めてブラックなギャグコメディとしても読めるんですな。

グロいというだけで拒否するにゃあもったいない秀作だと思うんで、怖いもの見たさでページをめくるのもまた一興。
ま、熱血マンガは熱血でなんぼ。エロマンガはエロくてなんぼ。グロマンガはグロくてなんぼなわけですし。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年02月20日 19:59

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