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2008年02月10日

1巻目の「幻燈師シリーズ ボクの創る世界/カザマアヤミ」


幻燈師シリーズボクの創る世界/カザマアヤミ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
少々メルヘンちっくなファンタジー設定の中で、とある学園を舞台にして、話ごとに一組のカップルが生まれていくさまを読みきり形式で追った作品。
いやー、30歳がもうすぐそこまで近づいてくると、こーいう微笑ましい純愛モノが胸に来るねぇ。
読んでてうっかり泣きそうになるよ。

 
「幻燈師」という職業のある世界。幻燈師とは、ある機械を媒体として、自らのイメージするものをその場に立体的な幻として描き出し、人々を楽しませる仕事なのだ。
で、その幻燈師を育てる学校に通う、普通の少年少女達がこのお話の主人公。形式的には軽めのファンタジー学園ラブコメといった感じか。

全体の体裁としては、ひとつのお話につき一組の男女のドラマを描き、ある話で登場した人物が別の話でもゲストとして登場し、舞台を同一にしたオムニバスとしての読み方になります。
描かれる恋愛ドラマは、これが今時の少女漫画ではアナクロ気味とも思えるほどにまっすぐ純情。
しかしだからこそ、世代や性別を超えて抱くことのできる、つたなくもセンチメンタルな恋愛の原風景が堪能できるわけでして。ファンタジー設定だからこそ、時代による習慣や意識の違いを超えてベタなラブコメが許容されるわけですな。

ただ、それだけだと単にチープで凡庸なラブコメとなるのも事実。
しかしこの作品は話ごとの登場人物がうまい具合に個性を出しており、また恋愛ドラマということで、特色のあるキャラ同士がカップリングとして相互に作用し個性を引き立てる造りになっています。
特にキャラ設定はなかなかのもんで、シンプルに掴みやすい個性でありながら、パターンの枠にはまらず特色があるというのはなかなかのもんだと思います。

汚れや悪意のないキャラクター陣により、実にかわいらしく、読んでてにやけちゃうような甘々なラブコメ。
大人になっても、こういう作品を素直に読めるのってステキなことだと思うわけで。
ま、大人じゃなくても、少女漫画として読むってのもアリだけど。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年02月10日 22:58

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