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2008年02月09日

1巻目の「まつろはぬもの/木根ヲサム・恒川光太郎」


まつろはぬもの(1)/木根ヲサム・恒川光太郎
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
死者の魂を喰らい、その魂と縁の有る人間までも獲物とする妖怪がおりまして、その妖怪に狙われる人々と妖怪を狩る謎の少年のドラマを描く内容。読みきり連作ホラーアクションといったところか。
エピソードごとの主人公は普通の暮らしを送っていた人々で、それが親兄弟であるとか友達であるとかの形で死者と関わりをもっていたために妖怪に狙われ、そこを学ラン姿の少年が救う、という構成に、今のところはなっています。

 
死者との縁や関わりかたでドラマを作りつつ、そこからグロテスクな異形のものに襲われるホラー展開となるわけですが、ヒーロー登場までのアテ犬とならず、けっこうしっかりと1話限りのキャラと話を作っているため、その部分だけでも単体として普通に読めるようになってます。
謎の少年も、怜悧な表情に学ランまとって武器はナタ、という印象に残るキャラにはなってますが、まだ作品全体を牽引するほどの強さは無いか。
ただ、彼らが関わるこの世でない世界の姿や、学ランヒーローの設定が徐々に明らかになるにつれ、作品世界も深まっていくという広がり方を見せておりまして、導入部分がゆっくりとしていると思ったほうがよさそう。

学ランヒーローの目的や舞台の全体像が明らかになってからが、この作品が面白くなってくるかどうかという感じなので、付き合うなら長めにじっくりと読んでいくしかなさそう。
ところでこれ読んで鬼切丸思い出した人は少なく無いと思うんだが。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年02月09日 23:03

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