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2008年02月05日
1巻目の「魔王/大須賀めぐみ・伊坂幸太郎」

魔王(1)/大須賀めぐみ/伊坂幸太郎
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
再開発の波に揺れるひとつの街を舞台に、小さな能力に目覚めたごく普通の少年と、街の浄化という名目で自警団を組織し、街を裏側から支配しようとする男の物語。
大きな野心を抱いた男と、彼の本性を暴こうとする少年とのドラマなのですが、社会派サスペンスであったり少年向け能力アクションバトルであったり。
自警団と称して若者を束ね街の美化に励んでいる男がいて、人々の支持を集めていた。ところが主人公はそんな自警団の裏の顔を垣間見てしまう。自警団とそのトップの男に疑問を抱いた少年は、少しずつその姿に迫っていくとともに、街全体をも巻き込んだ危機の渦中に身を投じていく、という具合。
んで、主人公はたったひとつだけ、小さな能力があるわけでして、それを武器にトラブルの数々を乗り越えていくわけでして。
街ひとつを舞台にしたサスペンスドラマであると同時に、能力アクションバトルでもあったりするわけです。
基本的に少年誌掲載の少年漫画であるところに、なんか社会派っぽさとかサスペンス展開を持ち込んだ作りになっているようで、要素としては色々あるんだけれども何を軸に読んでいけばいいのか読者として少々戸惑うようなところが気になる。なんでもかんでも詰め込んだ結果、何者にもならなくなったような。
作画の質はおおむね安定しており、アクション劇としての盛り上がりも巧いんですが、街一個分という舞台のスケールのわりには大仰だなぁと思ったりも。
他にも、設定やビジュアル、ストーリー面での少年漫画的誇張が大きいこともあり、全体的に大味ですがまぁ質は悪くないところ。
うまくその質を良い軌道に乗せて、長編としてじっくり付き合う作品か。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年02月05日 21:41
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