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2008年02月03日

マンガ雑誌をシュリンクしちゃう効果−収集物としてのマンガ雑誌へ

コミック雑誌をシュリンクするか否か」−(らじかる☆ちゃんねる

シュリンクってぇのはコミック単行本に巻かれているビニールのこと。
んで最近はそれを雑誌類、コミック雑誌にもしているのは良いか悪いかという話。

参照記事にもあるとおり、あのシュリンクには

●本自体の鮮度維持
表紙を保護したりという意味合いです。

●立ち読みさせない
これは最近数多の論議がなされているので割愛。

●防犯プレートなどを挟んで万引き犯への威嚇
これも最近はわりと定番になりつつある?


という意図があるわけでして。

 
あともうひとつ考えられる理由としては、雑誌類における外付け付録の落下・分離防止があるかなぁ。
うちの場合はコミック誌の他にゲーム誌、アニメ誌、模型誌等が雑誌類において中心になるわけですが、とにかくもーごつくてでかいうえに増える一方である外付け雑誌には苦労させられるわけでして。
ゴム留めやひもがけなんかでもはみ出たり抜け落ちたりするもんで、袋詰めにしちゃったほうがてっとりばやいんですな。

で、
コミック誌に対するシュリンク。
上記記事内では、取り次ぎ発のデータによると売り上げが上がったとのことですが、確かに一定の効果はあるような気がします。
特に週刊少年誌なんかの場合、普通に積んじゃうと店頭に並んでから3日と経たずヘタれてくるので、それが一週間の間ずっとキレイなまま、というのは見た目にもけっこう効果があるんじゃないだろうかなぁと考えられます。

記事中では、本来、マンガ雑誌というのは立ち読みされてなんぼであったとされておりまして、単行本を買うまでの一種の見本としての役割を持っていたというのがあるわけですが、
しかし、ここ10年でマンガ雑誌は軒並み売れなくなってきています。
まず雑誌ありきというマンガの読み方ではなくなってきているために、雑誌を買うという行為の持つ意味合いも変わってきているのでしょうな。
そのため、マンガ雑誌にシュリンクしても売り上げが落ちないどころか、むしろよく売れるようになるという減少が起こるのかもしれません。

雑誌単位、出版社のレーベル単位で作品をチェックする買い方ではなく、掲載紙と無関係に作品そのものを読むようになってきているわけで。
そうなると、順序としては個別の作品単位で単行本から読むようになった人のうち、その一部が「この作品が載っている雑誌はどれなのだろう?」と雑誌をチェックするようになる。という流れが仮定できます。

まぁそれだけなら昔の単行本と雑誌の関係にもそういった側面があっただろうし、シュリンクがどうこうというのとはあまり関係ないと思うんですが、
「作品に対する副次的な購買」という意味合いを持ってマンガ雑誌を買うということになると、シュリンクすることでキレイな状態にしたほうが、よく売れるようになる、というのも想像に難くないところです。
つまり
「単行本で読んだこのマンガが面白かった」→「作品が好きになったので関連グッズを買うようになった」→「だからこの作品が載っている雑誌も集めるようになった」
という流れ。
となると、マンガ雑誌というのはすでに「雑誌」として読み捨てるものではなく、集めて揃えておくものになりつつあるのではないでしょうかね。
だからキレイなほうがいい、キレイな状態にしてあるお店に通うようになる。結果、マンガ雑誌もシュリンクすると売り上げが上がる、ということになるんではないかと。

そーいえばこないだ創刊されたジャンプSQの第2号には、特典としてジャンプSQが3冊入る収納ケースがついてました。こういった動きも、マンガ雑誌は読み捨てるものではなく集めて保管しておくもの、という流れを象徴しているのかもしれないですな。

参考:「コミックにシュリンクをしないとどうなるか?」−(本屋のほんね
こちらは単行本にシュリンクする−しないでの売り上げの変化について。
3部に分かれた長めの記事ですが、シュリンクされることでどのような客層の変化があったのか、グラフを交えて説明されています。

参考:「マンガ雑誌の落日(1)雑誌は売れず、単行本が売れる」−(ラノ漫―ライトノベルのマンガを本気で作る編集者の雑記―
雑誌が売れない、との記事ですが、文中にある「デスノート」により掲載誌である週刊少年ジャンプの部数にどのような変化があったかの引用が。

投稿者 bird_chief : 2008年02月03日 22:34

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