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2008年02月02日

マンガ批評の分類と、レビューの目線

マンガ批評入門」−(漫棚通信ブログ版

を読みまして
「なぁなぁ、この分類にあてはめると、うちの1巻目レビューはどれにあたる?」
と聞きましたところ
自分では(1)群の作品語りかなーと思ってましたが
「4-1の『自分語り』じゃね?」
との答えが返ってきてびっくり

(4−1)自分語り
 普遍を求めず、読者である自分を前面に出す手法。自分の性別、年齢、経歴と照らし合わせてマンガを語ります。諸刃の剣ですが、ハマればとても有効。

なるほど自分でそのつもりがなくとも、外からはそう読まれてるんだなぁと興味深い(自分のことを知ってる人間に聞いたから、てのもあるかも)。

 
だからといって、別にこれが良いか悪いかというのは問題ではなく、
自分の立ち位置や目線を自覚しておかないと、誰に対して何のために発信しているのか、というとこがブレてしまうんですな。
けれども、上記分類のようなカテゴライズを無理に自分に課してしまうと、それはそれでやりづらいし無理が出て長く続かなくなるのでしんどかったりする。

1巻目レビューを始めるにあたっての一番最初の原型は、お店で配っている通信に載せる、新作新刊のレビュー記事だったわけでして。
しかしさらにそれ以前、レビュー文そのものを書き始めるに至ったのは、「いったい自分は何が好きなのか?」という己に対する問いかけがきっかけだったりします。

そのため「不特定多数に向けての普遍的価値」と「個人的な嗜好」という背反する価値基準を併せ持ったレビューを書くことになるわけでして。
このへんは星取りポイント制に反映されてるわけですな。
そのためレビューにおいては「好き」と「良い」を切り離して考える必要が出てくるわけで。けれどもどんなに稚拙でもレビュー文書く人間ならそのへんは基本だと考えています。
……んで書店員の立場だと、ここに「売れる、売れない」の価値基準も加えられるわけですが…。

あと、上記Blog記事のコメント内で書かれてますが、「直感」や「感覚」によるレビューというのも大切ですな。
大切なんですが、これが難しい。
理屈として説明できないようなインパクトや感動を伝えるには、言葉をいくら並べても全然足りないですな。書いても書いても「俺のいいたいことはこうじゃない!」と。
結果、「凄い」とか「大好き」とかなんか主観的な感嘆を述べて片付けてしまいがち。
特に好き度が高くなるものほどのこの傾向が強い。
もっと精進しなきゃなぁ

追記メモ
誉めまくり『漫画ノート』」−(漫棚通信ブログ版
他のマンガ批評はあまり読まないようにしてるのですが、これは買って読もう。

「まんがエリート」と「おたく」の間に(1)」−(たけくまメモ
おたくの起源についての話ですが、純粋なマンガ読み、という存在に興味があるのでチェック。

投稿者 bird_chief : 2008年02月02日 23:58

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