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2008年01月28日

1巻目の「ぎぶそん/ゴツボ×リュウジ・伊藤たかみ」


「ぎぶそん」/ゴツボ×リュウジ・伊藤たかみ
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
友達と一緒にバンドを始めた中学生達が、恋に友情に家庭の事情にと悩みながらも、文化祭でのライブを目指す、という青春ドラマ。
いやー、なんかノスタルジー満載で気持ちよく読めたなぁ。毎日が楽しくて、でも大人になることへの不安もあるような。そんな10代の頃を思い出せる作品。

 
話の中心となるのは、男子4人に女子1人の同級生バンド。そこにほのかな恋心があったり、男同士の友達づきあいがあったり。少々複雑な事情を抱える子がいたり。
話はその女子1人の目線で語られ、まだまだ子供っぽい男子達を優しく見守るともに、この女の子自身も自らの友情が恋へと変化していくことに戸惑いを見せ、やがて少しだけ大人になっていく、という感じ。

時代背景は1988年。ファミコンがあってメガドラがあって、そして昭和最後の年。このへんの時代設定がなかなか憎いよねぇ。おいらは世代としてちょっと下なんだけれど、作中の主人公達と世代がばっちり合うお方はこれ読むとクるものがあると思う。

全編にわたり、おそらく原作そのままと思われる、少女のモノローグにより話は進むわけですが、このへんの心情の切り取り方が実に鮮やか。
普通の学校生活の中でのふとした出来事やなんてことのない風景。そこに意味と思いを乗せて語られる中学生女子の心情が実にキラキラと輝いており、また体温をもって活き活きと読者に伝わるのですな、そして思春期の不安や、大人への一歩を踏み出し変化していく心を的確に描き出してるんですな。
だから読んでてほんと10代前半のあの頃に戻れてしまうのだ。

単行本1冊分ときれいにまとまってるため、男の子達のエピソードをもう少し掘り下げて欲しかったなぁという気はするものの、気分良く読める一冊。
あといちおうまぁ、普通の中学生達のお話なので、ドラマとして何か事件が起こったり派手な展開があるわけではないのでそのつもりで。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年01月28日 23:03

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