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2008年01月27日

1巻目の「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ/佐伯淳一」


「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(1)/佐伯淳一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
どこにでもいる普通の高校生であった主人公が、謎のチェーンソー男と戦う女子校生と出会い、彼女と関わることで普通の日々からの脱却を図る、という内容。
設定こそなんだかラノベ風ファンタジー的ではあるものの、思春期における少年の、ある種の焦燥と自問自答を描いた内容。文学的なんだな。
でも女の子はエロ可愛い。

 
ハイティーン独特の、日常的な物に対する空虚さやあきらめを強調しつつ、そこに現れたファンタジーな存在である少女に、非日常的な何かを求め、積極的に関わっていくというストーリー。

アイデンティティの確認とそこに至る苦しみを、少年向けファンタジー的な設定を借りて語るといった感じで、読むとけっこうシリアスな重さと思春期の生暖かい青臭さがありまして。地に足の着いた青春ドラマなんですな。ファンタジーとかバトルな部分は中心ではないわけで。

もっとこう、内面的なのだ。しかしひたすら空回りする主人公の姿はどこか滑稽でもあり。湿っぽく説教臭いわけでもない。

これだけだとなんというかまぁ、内面描写が目立つ地味なバトルもの、といった具合なんですが、そこをきっちりと漫画として成立させている作画については褒められるべきかなぁと。
記号的要素が並んでいながらも独自の構成バランスで特徴的なストーリーとなっているわけでして。

そういった、ファンタジー、バトル、美少女、ラブコメ、青春、存在意義、内面描写と、どれかひとつでも比重を間違うと、話は同じでもなんか違うものになりそうなところを、かなり巧くやっていますよ。

そのため、女の子がかわいく、アクションシーンが目立ちつつも、ごく普通の少年の成長を見せる漫画となっているわけですな。
原作付き漫画にしちゃあ、そのへんの繊細な部分までよく描けてるのではないかと
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年01月27日 22:21

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