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2008年01月26日
1巻目の「殺戮姫/みさき速」

「殺戮姫」/みさき速
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
普段は人畜無害だが、実は最強最悪な殺人鬼である少女に惚れられてしまった主人公が、彼女とともに凶悪な殺人者を始末するという内容。サイコスリラーアクションとでも言ったもんかな。
気分が悪くなるような、心の底から憎むべき悪役がメタメタにされるのは気持ちいいんだけど…。
普通の無邪気な少女でありながら、他人の悪意を感じた時に無意識に最強の無差別殺人者となってしまうヒロイン。しかしそんな彼女が唯一、主人公の声だけは聞くという設定。
そして彼女は殺人を犯すことでストレスを軽減させないと、世間に満ちた悪意によりいつか爆発的に殺人を起こしかねないわけで、そこで彼女と社会の平和のために、主人公は救いようの無い殺人者に対してヒロインを向かわせる、という内容。
これだけならまぁサスペンス調のアクション劇なのかなぁという感じなんですが、悪人の描写、犯罪の様子、被害者の惨たらしい有り様を具体的かつ徹底的に強調し、重さと後味の悪さが特徴となっています。
とにかくもう、その場に俺がいたらなんとしてもこいつを殺してやる、というくらいに救いようの無い悪人ばかりでして。そんな連中も主人公達によって酷い制裁を受けるわけですが、描かれる犯罪の悪質さがあまりに際立っているため、悪役が殺されてもカタルシスが足りないくらいで。
描かれる犯罪者が皆一様に、理想や目的のために悪事を行うのではなく、一方的な快楽のために他者を傷つける者ばかりでして。いやもうこいつら殺すくらいじゃ足りないだろうと思えてきますよ。
同時に、他者の悪意により殺戮兵器となるヒロインの、この社会における危うさや、一個人としての彼女の存在意義そのものもテーマに据えており、ただ単にグロさや陰惨さを描くだけの漫画ではなく、どうしようもない内容の中に主題を読ませる作りになっています。
いろいろと重たい漫画ですが、これでまたヒロインを始めとする女性キャラがかわいいのが罪だよなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年01月26日 03:09
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