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2008年01月24日

1巻目の「友嬢サバイバル!/中村世子」


「友嬢サバイバル!」(1)/中村世子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
物凄いお金持ちな女の子と、団地住まいで特売セールに目が無い女の子。ある偶然から出会った二人の友情ドラマですな。形としては人情コメディにあたりますが少女漫画としてきれい目に明るくスカっと描いているので気持ちよく読める作品。
今月の花ゆめ初単行本作品は、『赤髪の白雪姫』といい当たりだなぁ。嬉しい。

 
とある団地に暮らし、小さい頃から新聞の折り込みチラシチェックが大好きで、特売セールに目が無い女の子がおりまして。彼女の部屋の隣に、ある事情から引越しすることになったという女の子がやってくる。
しかしやってきた彼女は超お嬢様であり、我がままで高飛車で、そのうえ極度に世間知らず。

なりゆきから付き合うようになった二人だったが、モノの考え方からまるで違うため衝突ばかり。しかし色んなトラブルを乗り越え、互いの本当の姿を目にするに従い、徐々に友達として結ばれていく、という感じ。

しょっちゅう意見の対立を起こして金持ちvs貧乏人の喧嘩を明るくコミカルに描きつつ、トラブルによりシリアス展開を見せてその後、うまく仲直り、という基本形であり、爽やかな人情コメディでありまして。
まぁ少女漫画としての喧嘩と仲直りのドラマなので重みや深みがあるわけではないんですが、この二人が実に良いキャラしてるのよね。
貧乏と金持ちと、という両極端でありながら、かたやプライドが高くて強気であり。かたやタフで打たれ強くてたくましい。どちらも我の強いハイなキャラなんですな。なので二人の対立と仲直りとがよりメリハリも付いて映るわけでして。

そういったキャラクター性をコメディとしてばしばしと主張しつつも、シリアスにまとめるところはきちんと友情のドラマとなっており、主人公の口にする「友情とはなんぞや?」という言葉も、そのひとつひとつが形式的にならず、キャラの内から発せられた自然な想いとして伝わってきます。けっこうハッとさせられるんだよな、これが。

少女漫画でさらに友情ドラマなので、読んでてけっこー照れ臭い気分にはなりますが、身をゆだねれば実にすがすがしく読める作品。
あと「主役が二人ともツンデレ」という面白い構図を持っているという意味でも、注目。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年01月24日 23:50

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