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2008年01月23日
1巻目の「カノジョは官能小説家/後藤晶」

「カノジョは官能小説家」(1)/後藤晶
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
主人公はSM小説雑誌の新米編集者。とある女性SM小説家に惚れ込みこの業界に飛び込んだのだが、仕事上のちょっとしたきっかけで、その憧れの小説家の担当編集者となってしまう。しかし彼女は、作家として我侭で偏屈な上に、執筆のためと称して担当編集者に様々なSMプレイを強要するとんでもない人物であった。という感じ。
仕事に対する熱意だけは持っている新米編集者が、美人なのに無茶な作家に振り回されつつも、互いに信頼関係を築きつつ仕事をモノにしていく、という流れ
。基本的にはよくある読み切り単発寸止め型エロコメの体裁を持っており、コメディ調にドタバタ劇→ちょっとシリアスなトラブル発生→いい具合に解決という流れで、合間合間に際どいエロシーンが含まれるという具合。
けれどもこれが、意外にまっとうに、エロいとかそういうの抜きにして楽しめるのだな。
その理由としては、主人公とヒロインともに主張がはっきりと強いキャラクターであり、美人小説家先生の個性も非常に魅力的であること。
編集者をSM行為でいびったりだのなんだのしても、全ては仕事のためであり、作品に対して真摯に向き合う姿勢がかっこいいのですな。
また、コメディリリーフを散りばめつつ展開させながらも、話のヤマ場はエロに頼らず、編集者と作家である二人が信頼関係を築き上げていく様子を丁寧に見せているんですな。
仕事のうえで、そして仕事を超えたところで深まっていく二人の関係に、一種の純愛劇にも似た爽やかな盛り上がりがあるんですよ。
ところで作中にて、作家と編集者ともに持っている「エロ作品でもそこには愛がなければいけない」という主張がたびたび目に付くんですが、これは元々成人向け作品を多く手がけてきた作者自身の声なのかもしれないですね。
著者の成人向け作品って、エロなのに「読める」作品が多いんですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年01月23日 22:31
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