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2008年01月21日

1巻目の「大江戸ロケット/浜名海」


「大江戸ロケット」(1)/浜名海
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
アニメ化まで果たした劇団☆新感線の舞台演劇を原作とするコミカライズ作。
江戸時代も末期差し掛かり、制度疲労を見せていた幕府が執った政策、「天保の改革」により、贅沢が大きく制限されていた頃。
改革により禁止されている花火を、江戸の町でゲリラ的に打ち上げていた少年が、月に帰れなくなったという奇妙な女性と出会う。

 
少年の持つ技術力に魅せられたその女性は、彼についていくと同時に、少年は自分の花火で彼女を月へと届けようと決意する。という設定。

江戸時代を舞台に宇宙的SF要素を盛り込み、かつ花火師がロケットでの有人飛行に挑むという、大胆で破天荒な主題がまず眼を引くところでして。このへんの荒唐無稽っぷりは劇作家・中島かずきならではといったところか。

全体を通してのストーリー要素は、主人公とヒロインとの月ロケットを巡る流れがあり、また江戸を騒がす怪異とヒロインとの謎があり、また、主人公を中心とする江戸の町人達との係わり合いがあり。ドラマ展開とキャラ関係とが複合的に混ざり合い、それぞれの部分ごとに読んでも楽しめるように構成が練られているのも良い点ですな。

漫画版ではさらに主人公とヒロインの結び付きを重点的に描くとともに、舞台やアニメでは果たされなかった、宇宙SF的要素も存分に取り入れていく模様ですな。このへんも期待。また、主人公の作るものや仕掛け等のオブジェに対し、前時代的でありながらSF的というアプローチを試みつつ、これが見ていて気持ちいい感じにサマになってるんですな。

メディアミックスとしてネームバリューが先行しそうなところですが、漫画家もなかなかどうして負けちゃいませんぜ。
そういえば原作の舞台はまだ見てないんですよね。これと轟天のDVDが欲しいんだよなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年01月21日 22:57

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