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2008年01月15日
1巻目の「異国迷路のクロワーゼ」/武田日向

「異国迷路のクロワーゼ」(1)/武田日向
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
時代は19世紀後半。近代化過渡期にあるパリの、とある鉄細工の店に、遥か遠くの日本から、一人の少女が奉公としてやってくる、という内容。
店を守る若い青年主人と、文化も価値観も違う中で一生懸命なちんまい少女との交流を描いておりまして。
このちんまいのがもう、かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいよ。
19世紀のフランスはパリにて、看板などに使われる鉄細工の店をかまえる一人の青年。彼のもとに、日本という国から一人の少女がやってくる。
日本文化自体が非常に珍しく、そして注目を持たれていたような時代、考え方や風習の違いから誤解や行き違いがありつつも、次第に少女がパリの街に馴染んでいくようになる、という話。
形式としてはハートフル人情コメディといったところか。舞台がパリなのであんまそうは見えないけどね。
人の役に立ちたい、と自ら望んでやってきた少女であるものの、家族の和を重んじる日本と、個人と自由のパリとでは勝手の違い、苦労するわけですな。そんな中にあって、ちんまいのに強い意志とまっすぐな心を持つその姿が共感を呼ぶようになってます。かわいくて健気なのだ。
また、それぞれ日本とパリの価値観を代弁する少女と青年とのドラマを通して、異なる文化が互いを尊重しあい共存する、という素晴らしさも描いているわけですな。
まぁ漫画的デフォルメとして相当にステレオタイプで古風な日本人女性像ではありますが、ちんまいかわいい少女であればそれがいじらしいとも思えるわけだ。
また、作画として、産業革命只中にあるパリの、鉄とガラスのアールヌーボー様式の中にたたずむ可憐な着物の少女、というのが実に絵になるんですよ。
1話目を初めて読んだのは雑誌掲載時でしたが、美しさに惚れ込んで単行本化を待ち望んでいた次第です。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 2008年01月15日 01:10
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