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2008年01月09日
1巻目の「海の御先/文月晃」

「海の御先」(1)/文月晃
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
東京からとある島へと引越してきた17歳の少年が主人公。
島へやってきたその日、主人公はとあるきっかけで笑顔のかわいい一人の明るい少女と出会う。しかし、引越しを済ませ地元の学校へ転入してきた際、その少女との再会を果たすが、出会いのときとはうって変わって彼女の表情は冷たく、ほとんど口もきいてもらえないのだった。なんと彼女はこの島において、「御先の巫女」と呼ばれ、住人たちから神と奉られる存在だったのだ。といった内容。
前作「藍より青し」にてその名を馳せた、ラブコメの大御所たる手前を堪能できる1巻目となっております。
基本的には主人公のまわりにいろんな美女いっぱい、という形式のラブコメでありますが、学園生活と島の信仰とを話の軸として2種類据え、主人公を中心としたヒロイン達との人間関係が、日常生活と信仰の場と2つの次元でそれぞれに語れることになります。
これにより、互いの関係性も2つの次元を持つことになるわけですな。
とにかくなんか美少女いっぱい、とかいうラブコメはいっぱいありますが、人間関係に変化を与えるための舞台の作り方をこうしてきちんと仕込んである作品はそう多くないですよ。
けれどもやっぱ基本的にはラブコメなんですが、出てくるヒロイン達もその個性と魅力が高いもんなぁ。キャラクターが中心となるマンガの場合、その掛け合いやキャラの作り出す場の空気を先に描こうとしがちですが、この作品では1巻目まるまる使って、しかも一人ずつ非常に丁寧に登場人物のお披露目を行っているのが印象的。一人ずつじっくりとシチュエーションを重ね表情や言葉を見せており、それぞれのヒロインの魅力とその個性がしっかりと受け取れるようになっています。
やっぱこう、ラブコメの重鎮とでも言うべきか。キャラクターの挙動と魅力の高さに、読んでて期待を裏切らない安心感や安定感がありますなぁ。しかしながら本作ではいろいろと波乱と曰くを含んだ設定を用意して始まる内容なわけで。ストーリー面でも期待してよろしいのではないかと。
投稿者 bird_chief : 2008年01月09日 22:30
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