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2008年01月05日

1巻目の「楽園の条件」


「楽園の条件」/森島明子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
女性同士の恋愛を等身大の目線とキャラで活き活きと描く百合作品。
短編連作が2つとあと少々。
女性同士のカップルのカタチとして、それぞれの登場人物が自分の立場や悩みの中でまっすぐに相手と向き合う姿を描き、一人の人間として恋の有り方を問いかける作品となっています。
百合とかどうのという以前の恋愛ドラマとしてなかなかに質が高い。

 
同棲生活を送りながら互いのことを好きあいつつも、友達以上恋人未満を続ける2人の対照的な生き方とそれぞれの思いを描いたり。。
かたや、講師と生徒という立場であり、ひとまわり歳の離れた2人を明るいラブコメとして描いたり。
等身大の女性による恋愛に対する姿勢をありのままに、みずみずしく読ませてくれるんですな。
変にドロドロとしたドラマではなく、恋する女性のその気持ちに重点を置いた作品です。
また特徴として、描かれる主人公が年齢の高い「大人の女性」であるのもポイント。社会人としてOLやってたり、アーティストの卵として創作活動に勤しんでいたり。
こういった地に足の着いたキャラにより、共有の幻想としてではなく、百合のスタンスを借りて一人の人間の恋を表現することに成功しているわけですな。
なので女性同士のというのが変に不自然ということもないため、女性でも男性でも読めるんですな。

それにしてもあれだよな、女性同士の恋愛を女性が描くわけで、ちょっとしたことが面白いんだよな。
たとえば、互いに女の子なので、こまかいオシャレに気付いてもらえるから、デートの時の格好も頑張り甲斐があるとか。
互いに女の子であるせいで、相手のお肌とかプロポーションとか見て、逆に自分のスタイルやお肌が気になっちゃうとか。
なんかね、そーいうのがすごくいいんだよ、この作品。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年01月05日 00:49

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