「ひょうたん書店」で検索してきた方へ
  ひょうたん書店公式 Webひょうたん書店 コミック通信販売・ひょうたん書店

« 正しい正月を久々に過ごす | メイン | 1巻目の「巨娘」 »

2008年01月03日

1巻目の「WAVE」


「WAVE」(1)/THE SEIJI
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
1980年代後半の日本、パソコンなんてなものがまだまだ一部のマニアのための高価なオモチャであった時代。
後にITバブルの波に乗り時代の先端を突き進むことになる三人の若者達の、パソコンならぬ「マイコン」に夢を賭けたサクセスストーリーであります。
いやー、これがね、今業界の最前線で活躍しているような、いい歳の方々が見たらたまんない内容になってると思いますよ。
高価なマシンを愛機として、日々プログラミングに励んだような、そんな人にオススメ。

 
舞台は現代から始まり、IT業界の中で様々な境遇にある3人の男が登場する。ある者は大金を掴み、ある者は公権力の手にかかり、ある者はしがないSIであり。しかしバラバラの立場にあるこの3人の男達が、実は以前は同じ夢を追いかけた仲間であり、そしてその思い出話として20年前の物語が始まる、という感じ。
ポケコンだZ80だMSXだ、PC-8801だ9801だのという時代の中で、技術と情熱はあるが金も地位も何も無いという若者達が歩む、成功と挫折のストーリーでして。情報もノウハウも何も無い中で、手探りで悪戦苦闘する様子は、技術者のココロを持つ者なら大いに痺れるものがあると思いますよ。
ラップに絵を描いてディスプレイに貼り付けてマウスでトレースとか、当時を知ってる人はニヤリとしちゃうはず。

で、作画のTHE SEIJI自身も、巻末の後書きで初のパソコンが8801だったと語っていることから、古い時代のパソコンの世界とその熱気を肌で感じて知っているようでして、原作付きであるのにその当時の熱さを紙面に表現できているのはかなり良いポイントですな。
あとまぁ特徴として過剰なエロとお色気シーンが目に付くところですが、3人とともに歩むことになるヒロインの存在が、男達の関係に深く関わってくることになるでしょうから、一応の必要性はあるかなぁ。

かくいうおいらは、ここに描かれている世界とはその年齢こそ一回り以上離れているんですが、父親の趣味がこっちだったもんで、生まれる前からパソコンが家にありまして。
Z80の昔話なんかさんざん聞かされたものです。
そうして間接的に当時のことを知っているおいらでさえ、これ読んで興奮するものがあるわけでして、リアルタイム世代には直撃なんだろうなぁ。かつてマイコン少年だった人たち全てに読んでもらいたいなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 2008年01月03日 01:32

Trackback Pings

このエントリーのトラックバックURL:
http://b-chief.org/mt/cgi/mt-tb.cgi/1358

コメント

コメントしてください




保存しますか?


 
なかのひと