「ひょうたん書店」で検索してきた方へ
  ひょうたん書店公式 Webひょうたん書店 コミック通信販売・ひょうたん書店

« 2007年12月 | メイン | 2008年02月 »

2008年01月31日

1巻目の「「Tale of Rose Knight ばら物語/滝沢聖峰」


「Tale of Rose Knight ばら物語」(1)/滝沢聖峰
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
16世紀、フランスとイタリアの間で起こった戦争の中、薔薇の名を持つ二人の女性が戦場で出会い、戦乱の嵐の中で運命の物語が始まる、といった感じ。
いやー、表紙にピンと来て衝動買いしたんだけど、これいい漫画だなー。戦記ものとか好きだとたまらん。

 
舞台となるのは16世紀のイタリア北部。銃と火薬は既にあるが、戦場の花形は騎士と騎兵であり、近世を迎える最後の中世時代、といったところ。日本だとちょうど戦国時代にあたると考えればわかりやすい。
フランスの侵攻を食い止めるべく戦うイタリア軍の中にある一人の女性が主人公で、彼女が戦場でもうひとりの女性と運命的な出会いを果たす、というのが基本となる物語の軸としてひとつ。
そんでもって、中世ヨーロッパにおける戦術、戦闘の様子が克明に描かれた歴史・戦記ものとしての面白さがズバ抜けてるんですな。
このリアリティはもう、中世ヨーロッパを知るひとつの資料であると言っても過言ではないですな。

とにかく当時の戦場の様子を、歩兵の戦術から軍隊組織の機能と仕組み、野営地での過ごし方からもちろん鎧甲冑に装備品の数々まで、詳細に描かれておりまして。それらをつぶさに観察していくだけでも面白い。
ただし、読者向けに「解説」がなされているわけではないので、それらの設定や要素は絵やセリフから読み取っていく必要がありまして、このへんは読み手の力量が問われるところ。

しかしながら、変化していく戦局と戦術には立派にドラマがありまして。さらには2人の女性の物語と同時に、この戦場に集った敵味方様々な陣営の登場人物達が、それぞれに思惑を巡らせており、フランス対イギリスの戦いの奥に潜んだ人物同士のストーリーとして奥深く読めるのですな。

歴史ものとして、戦記ものとして、そして剣と騎士のファンタジーとして、様々な角度からじっくりと読める一品ですな。
あとおいらのお気に入りは、ドイツ傭兵隊長、マイスター・ローザ女史なのだ。胸元もあらわに色気がありつつも、スカートをひるがえしカルバリン砲部隊に指揮を下し、砲撃一発で槍兵部隊を蹂躙するその姿が実にかっこいい。

ぱらっと読んだだけでは地味な中世ヨーロッパマンガ、という印象しか残らないだろうけど、じっくりと読めば読むほど楽しめる内容になってます。
皇国の守護者とかをまっとうな軍事ものとして読める人ならこれは面白いはず。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 20:54 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0131-2054.php

1巻目の「くらしのいずみ/谷川史子」


「くらしのいずみ」/谷川史子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
センチメンタル読み切り作家の女王こと谷川史子の、少年画報社における男性向けレーベルにて出された1冊。
少女漫画作家でありながら男性向けレーベルの本として発行されてるのがなんとも「わかってるなぁ」と感心。
いやもーファンなんで。そしておいらの周囲でもなんだか男性ファンが多い。

 
読み切り形式にて6篇を収録した本作。
歳の差夫婦がいたり、別居夫婦がいたり離別があったりと少し変わった男女のカタチを取り扱っているものの、そのどれもが、ごく普通の人物を中心に据えた作品でして。ただ今回はどれも大人のカップルを取り上げ、「夫婦」というテーマでやってるようです。

日常的に起こる夫婦の中でのさりげないドラマを、変に盛り上げず静かに、しかし切なくきれいに謳い上げるスタイルでして、話として悲哀があったり重さがあったとしても、爽やかに実にいい気分で読める内容となっております。

ストーリーを読むというよりは、話の中で揺れ動き交錯する、男女の繊細な感情を的確にとらえ、その微妙な変化を味わう感じ。
あいまいであやふやで、けれどもしっかりと一人一人の中に起こる心の動きを実にあざやかに切り取って見せてくれるんですな。

乙女ちっくな恋愛ものであっても、男性が楽しめる作品。
世の男性にはもれなく乙女回路が備わってましてね、その回路にピリピリと気持ちよい刺激が走る本なんですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 20:51 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0131-2051.php

2008年01月30日

着ると不安になるTシャツ(周りが)

ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…
  ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…

zawa-t.jpg

ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…
  ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…

投稿者 bird_chief : 22:56 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0130-2256.php

1巻目の「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ/岡昌平・GF」


「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」(1)/岡昌平/GF
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
その国を代表する超常的な巨大ロボによる対決が、国家間における世界の統一を賭けた戦争の替わりとなっている近未来の地球。最強の座にありそのため世界中から狙われる日本の機神「スサノオ」の戦いを描くバトルアクションもの。
ショタ気味の子供とロリっ娘がメカに乗って戦うのね。そういう趣味の漫画なのね、と思っていたらこれがどーして面白い。表紙のがきんちょに騙されるな!

 
設定だけ聞くとGガンダムもかくやという感じで、スポーツの試合的ななんかそういう熱血ノリを匂わせるところですが、未来的な超常兵器のぶつかりあう架空戦記ものとして読めるんですな。
超国家的機関の監視の下で行われる「決闘」としての、巨大兵器の一騎打ちですが、まぎれもなく戦争行為であり、その背景には戦略的な駆け引きがあり政治工作があり諜報戦がある、という描かれ方をしているんですな。
そのへんの軍事ディテールを可能な限り盛り込み、話の根っこから枝葉の部分まで緊張感のあるバトル作品として堪能できます。

このへんを強調し、また対戦相手となるパイロット達に課せられた使命や戦う意志を強調することで、表紙にあるお子様主人公のイメージからは予想もできない、タフでシビアな戦士達の物語りともなっているんですな。

そのためなんというかまぁ、こう、主人公以下主要な面々がいかにもそれっぽいお子様キャラというのが、このうえ無く作品全体から浮いた存在として、違和感になっちゃってるのがなんとも惜しい。
まぁアニメ原作が付いてるので設定上しかたないのでしょうが、この作品って本来は、巨大ロボの決闘という要素がたったひとつのファンタジーとして許された、現実的なSFストーリーなんだよなぁ。
漫画の著者もそれを自覚しているのか、主人公である少年の扱いにはどーにも手を焼いているようですな。たまに空気化するし。

とにかくまぁ、ロボアニメを単純にコミカライズしただけ、というんではないしっかりしたSF軍事漫画になってますんで。
もう一回言うが、表紙のがきんちょにだまされるな!
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:35 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0130-2235.php

1巻目の「神曲奏界ポリフォニカ カーディナルクリムゾン/榊一郎・緋呂河とも」


「神曲奏界ポリフォニカカーディナルクリムゾン」(1)/榊一郎・緋呂河とも
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
人類の隣人として、精霊が存在する世界。音楽を糧とする精霊達と契約を行い、自らの音楽をもって精霊を使役する「神曲楽士」という職業があった。という設定。
小説版ポリフォニカの前日譚にあたる内容であり、ゲーム版のコミカライズという位置づけの作品。

 
幼い頃にその才能を見初められ、強力な精霊と出会っていた主人公。
しかし成長した彼は何をやってもうまくいかず、見習い神曲楽士として伸び悩みを見せていた。そんな折、かつて出会っていた精霊との再開を果たす。という導入部。

小説版よりも時間として前にあたる部分をコミカライズしているわけで、ある意味ストーリーの始まりの始まり、にあたり、世界観等の設定もイチから説明してくれるため、原作を知らずとも読みやすいつくりになっています。
やっぱ、せっかく漫画版で読むんだから、原作小説に無い部分をこうして別媒体で披露してくれると、ファンにとっても読むべきものになると思うんですよ。

主人公が再会を果たした精霊は見た目こそ女性であるものの、長年にわたり放置されていたため能力が退行している、という設定。つまるところちんまい少女なわけでして。しかし性格はそのままなのでプライドは高く尊大で偉そうで。
……要するに「タカビーなロリっ娘」なんですな。ストーリー設定で説得力を持たせながらも、おいしい個性を持つキャラクターに仕立ててあるのはなかなかに巧いっすな。

で、そんな精霊との学園生活が主体に描かれながらも、そこらに溢れる美少女コメディのようになってないのは偉いですな。きちんと「未熟な主人公の成長」をメインテーマに据え、読者に対して明示してあるため、多少のサービスシーンやコメディリリーフがあっても、軸がぶれることなくストーリーを追うことができるわけです。
やっぱこう、ラブコメに見えようとなんだろうと「ちゃんと話を追って読める」てことは大事だと思いますよ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:26 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0130-2226.php

2008年01月29日

馬鹿会議

お店のことについていろいろと話し合いをしていたところ
話題が流れに流れて2月の新刊展開についての打ち合わせに。

そこでもう「これは無いだろう」というくらいに素晴らしいネタが出る。
ひょっとしたら後日この場でお披露目できるかもしれません。写真画像かなんかで。

実現したら「うわこんなの見たこと無いよ!」というようなことになると思うんですが
阿呆すぎて本当にできるかどうか不明です。
…でも今のコミック担当ならやるかもなぁ

投稿者 bird_chief : 23:52 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0129-2352.php

1巻目の「まんまんちゃん、あん。/きづきあきら・サトウナンキ 」


「まんまんちゃん、あん。」(1)/きづきあきら・サトウナンキ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
大家族に生まれ苦労して育った少女がとあるお寺に嫁いだところ…。という作品。
10代でまだ若くてかわいいのに苦労しちゃってるヒロインが健気でねぇ。支えたくなるようないい子だ。

 
貧乏で家計は苦しくても明るく元気なヒロインが、高校卒業と同時にお坊さんと結婚するわけなんですが、のっけからいきなりショッキングな展開が待ってます。
そしてお寺を舞台とした、女1人にイケメンたくさん、というラブコメが始まるわけですが、そこはきづきあきら作品。刻まれてしまった心の傷と、悩み苦しむ主人公の姿を痛々しく描き、一筋縄ではいかないようになってます。

それでもだいぶまっとうな恋愛モノだよなぁ。この作者特有のカドが取れてだいぶ丸くなった内容で、するっと読みやすくなってます。

テーマとしては、心に穴の空いてしまったヒロインと彼女をとりまく坊さん達と、そして跡継ぎ問題に揺れる寺の事情とが絡み合い、障害と拘束力の働く設定でもって紆余曲折のあるドラマを描いておりまして、なかなか良い具合。

ただまー、貧乏性だけど等身大の明るいヒロインに、いい男だけどクセのある男性が数人で恋愛、という作りなもんで、構造的に少女漫画ラブコメに近いわけで。むしろ女性向けなのかもなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:44 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0129-2244.php

1巻目の「モノノ怪」/蜷川ヤエコ


「モノノ怪(1)」/蜷川ヤエコ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
輿入れを控えたとある武家屋敷に謎めいた事件が起こり、そこに来ていた怪しげな薬売りが解決に乗り出す、という内容。
独特の雰囲気を紙面に再現した作風が目を引くところでして、濃密に描き込まれた背景作画により、作品世界に引き込まれる感じですな。

 
屋敷内で次々に起こる怪事件を化け物の仕業であるとして、薬売りが術を施し物の怪に対する手を打つと同時に、物の怪の存在は人間の因果と縁のためであり、物の怪を倒すにはその因果を解き明かさねばならないと、屋敷内の人々の、秘められた事情を解き明かしていくという展開。
妖怪漫画ではあるんですが、閉鎖された屋敷に、集められた人々とそれぞれの因縁が中心に語られ、どちらかというとストーリーは密室ミステリーに近い。
ただそこに、じわりじわりと姿の見えない化け物の存在が近づき、緊張感のある展開となっているという具合。

加えて、不気味さと美しさがありなんともおどろおどろしい作画により、ぐっと作品世界に引き込まれるようにできておりまして、いちいち手の込んだ背景をつぶさに眺めていくだけでもなかなか読めますな。
ただ、メリハリの付いたコントラストで描かれた背景に対し人物が幾分弱く、味のある容姿にしてるのにキャラが作品中でちょっと埋もれた印象になってるのがもったいない。ま、それも怪しげな空気の中に取り込まれた人々、という演出的な描き方として解釈することもできるけど。

しっかしストーリーとして流れが遅くて。コマごとに丁寧に情感を乗せる構成となっているため、シーン単位で見るとあちこち間延びしておりまして。話が全然進んでないのに1巻目終わっちゃってる印象に。
まぁそういった全体のトーン含めて楽しめたら勝ちなんだけど。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:20 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0129-2220.php

1巻目の「ウルトラバロックデプログラマー/いとうせいこう・浅田虎ヲ」


「ウルトラバロックデプログラマー」(1)/いとうせいこう・浅田虎ヲ」
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
企業や組織による洗脳が日常的に行われる世界。洗脳を行う者とそれを解除する者とが応酬を繰り広げている中で、主人公は精神と記憶を破壊された状態で登場する。
あるきっかけで目覚めた主人公こそ、洗脳の解除を生業とする「デプログラマー」であった。

 
主人公を救うきっかけとなった一人の少年とともに逃亡劇が始まると同時に、主人公を狙う洗脳屋集団の姿があきらかになり、そして洗脳について天性の才能を見せる子供が現れる。
とかいうような展開。

脳内における心理戦、精神の駆け引きといったものをグラフィカルに具体的に絵にすることでアクション劇として成立させているサスペンス劇といったところか。
「洗脳」をシステマチックに設定し、一種のサイバーパンク的なケレン味を持たせてあるのも特徴。
絵として描く際もCGを多様し、デジタル的でありつつも整然とした混沌を表現することで、記憶と精神の世界をよりロジカルに見せてくれています。

序盤のストーリーとしてはけっこうめまぐるしい展開でありながらも「洗脳屋」の世界を丹念に解説していく導入部となっているため、お話はほとんど何も始まっていないに等しく、まだまだ離陸前の助走段階といったところ。

要素として必要なものは揃ってますし、登場キャラと謎の見せ方、盛り上げ方も標準的なものですんで、まぁ普通に読めるとは思います。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:13 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0129-2213.php

2008年01月28日

びっくりするような販促素材

コミックの担当者が、つながりのある出版社の営業さんに連絡をとり、いろいろと情報を仕入れたりなんやかんやと提供してもらったりというのは売り場にけっこう影響の出る重要なもんなんですが、
今日もその成果があったようで、某出版社の新刊の販促素材データをいただきました。

で、普段だとそういった素材データってのは特典フリーペーパー用の素材とか、表紙画像だったりするんですが、今回はモノが違った

 
なんと作品のカラー原稿データそのまま、何点も。
しかも、担当者が
「50MBもあってさぁ、MOディスクで送られてきたよ」
なんて言うもんで、恐る恐る「全部で50メガですか?」と聞いてみたら
「いや違う、1枚50MB」
と。
待て待て待て、それあきらかに編集用の生データじゃないのか?
加工もなんもしてないデータが編集のほうからまわってきたってこと?
しかもなんかトンボ打ってある原稿データだし。
ファイル開こうとしたら作業用のPCが固まりまくりだ、と担当が言うのですが
そりゃそーだろうなぁ。

何年か店員やってると、こういった販促素材もいろいろと見てるんですが
こういった意味で凄いものっては珍しいなぁ
そういや前には同様に巨大なデータで、新刊の表紙の印刷用データそのまま来たってこともあったなぁ

投稿者 bird_chief : 23:11 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0128-2311.php

1巻目の「ぎぶそん/ゴツボ×リュウジ・伊藤たかみ」


「ぎぶそん」/ゴツボ×リュウジ・伊藤たかみ
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
友達と一緒にバンドを始めた中学生達が、恋に友情に家庭の事情にと悩みながらも、文化祭でのライブを目指す、という青春ドラマ。
いやー、なんかノスタルジー満載で気持ちよく読めたなぁ。毎日が楽しくて、でも大人になることへの不安もあるような。そんな10代の頃を思い出せる作品。

 
話の中心となるのは、男子4人に女子1人の同級生バンド。そこにほのかな恋心があったり、男同士の友達づきあいがあったり。少々複雑な事情を抱える子がいたり。
話はその女子1人の目線で語られ、まだまだ子供っぽい男子達を優しく見守るともに、この女の子自身も自らの友情が恋へと変化していくことに戸惑いを見せ、やがて少しだけ大人になっていく、という感じ。

時代背景は1988年。ファミコンがあってメガドラがあって、そして昭和最後の年。このへんの時代設定がなかなか憎いよねぇ。おいらは世代としてちょっと下なんだけれど、作中の主人公達と世代がばっちり合うお方はこれ読むとクるものがあると思う。

全編にわたり、おそらく原作そのままと思われる、少女のモノローグにより話は進むわけですが、このへんの心情の切り取り方が実に鮮やか。
普通の学校生活の中でのふとした出来事やなんてことのない風景。そこに意味と思いを乗せて語られる中学生女子の心情が実にキラキラと輝いており、また体温をもって活き活きと読者に伝わるのですな、そして思春期の不安や、大人への一歩を踏み出し変化していく心を的確に描き出してるんですな。
だから読んでてほんと10代前半のあの頃に戻れてしまうのだ。

単行本1冊分ときれいにまとまってるため、男の子達のエピソードをもう少し掘り下げて欲しかったなぁという気はするものの、気分良く読める一冊。
あといちおうまぁ、普通の中学生達のお話なので、ドラマとして何か事件が起こったり派手な展開があるわけではないのでそのつもりで。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:03 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0128-2303.php

1巻目の「SCHOOLMATE/あづまゆき」


「SCHOOLMATE」(1)/あづまゆき
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
主人公は新米の中学校教師。また、自分の妹とその友達がグラビアアイドルとしてデビューを果たしている。
さらに、その二人の女の子は教師として受け持つクラスの生徒だった、という設定。
グラビアアイドルとして、男からの目線を意識するようになった少女達が主人公を振り回しつつ、色々あって裸だったり水着だったり、という内容。サービスシーン中心に描かれる、寸止め型エロコメの一種ですな。

 
ヒロインは二人配置してあり、一人は主人公の妹として子ども扱いされながらも、性に対する意識が早熟で挑発的で、しかしロリ体型。もう一人は主人公を男性として意識していながらもどこか奥手で引っ込み思案。でも体は大人顔負け、という具合。この二人のヒロインと主人公とが、ちょっとした三角関係のようにお互いを意識しながら、それぞれに互いを見る目が少しずつ変化し、ラブコメとしての起伏を作るという流れになっています。
同時に、関係性の変化や当人達の意識の変化を男女の関係としてよりエスカレートさせ、その盛り上がりにシンクロさせるように、サービスシーンやエロシチュエーションもより過激に、より激しくなっていくんですな。このへんの盛り上げ方は実に巧い。

最初はまぁよくある萌え系絵柄のエロコメだなぁなんて思って読んでたものの、じわじわっと徐々に読んでて興奮してくるんですよ。SEX描写を封じているからこそ、シチュエーションとそこに至る盛り上げ方が丁寧になっているのかもしれませんな。

どこからどう見てもエロコメではあるものの、回を重ねることでエスカレートしていくシチュエーションとキャラの魅力の打ち出し方は、そこらの「エロけりゃいい」っていうラブコメとは一線を画す出来栄え。設定に特異性を持たせなくとも、心理面の描写と変化や成長をちゃんと描けば、読み物として成立するってことですな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:57 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0128-2257.php

2008年01月27日

手書きPOPの練習中

店にあるPOPデザインのテキスト本を読みながら、POPらしい手書き文字のお勉強中。
ちょっとしたヒマを見付けてはいろいろ書いてます。
どんな文字かっつーとほらあれだ、雑多なドラッグストアなんかに目立つようなアレ。
いろいろコツを模索中ですが、理屈では分かってもなかなかうまく手が動かないもんだね。

で、文字を選んでは一つずつ何度も書いて練習してるわけですが
同じ文字をいくつも連続で書いてるとゲシュタルト崩壊を起こしちゃって、
うまく書けたんだかそもそも文字だがなんだか分からなくなっちゃうのがアレだなぁ。

投稿者 bird_chief : 23:07 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0127-2307.php

1巻目の「聖☆おにいさん/中村光」


「聖☆おにいさん(1)」/中村光
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ブッダとイエス、本物の聖人2人が、現代日本の東京で人知れずルームシェアしてつつましく暮らしておりまして。
ふつーの日常なんだけれども、聖人なもんだからいろいろと騒動が起こってしまう、というギャグコメディ。
どこにでもいるそこらのお兄さん達の日常、でありながら、聖人ギャグにうっかり笑ってしまうんだなぁ。

 
設定としては、ブッダとイエスは天界から平和な地上へとお忍びで降りてきているものの、その言動はそこらの金のない男達と大差なく。しかし本物の聖人であるわけなので、後光が指したり奇跡を起こしちゃったりと。でも周囲の人々はそれと気付かず、ブッダもイエスもゆるーい日常を送っておりまして。

基本の部分にあるのは、20代真ん中くらいで金のない男達の地味〜な日々の生活でありまして。しかしながら、奇跡が起こせちゃったりとんでもないエピソードを持っていたりと。そんな感じ。…こんな所帯じみた聖人もなんか嫌ですが。

ギャグのポイントも、そういった日常風景の中にある聖人としての能力、みたいなとこにありまして。
イエスやブッダの逸話を元に繰り出されるこのギャグが、これまたスコンといい角度で決まるもんだから、うっかり笑ってしまうのだな。

設定のシュールさだけが目立つゆるい日常コメディなのかなー、と油断して読んでると不意を突かれて吹き出すので注意だ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:04 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0127-2304.php

1巻目の「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ/佐伯淳一」


「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(1)/佐伯淳一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
どこにでもいる普通の高校生であった主人公が、謎のチェーンソー男と戦う女子校生と出会い、彼女と関わることで普通の日々からの脱却を図る、という内容。
設定こそなんだかラノベ風ファンタジー的ではあるものの、思春期における少年の、ある種の焦燥と自問自答を描いた内容。文学的なんだな。
でも女の子はエロ可愛い。

 
ハイティーン独特の、日常的な物に対する空虚さやあきらめを強調しつつ、そこに現れたファンタジーな存在である少女に、非日常的な何かを求め、積極的に関わっていくというストーリー。

アイデンティティの確認とそこに至る苦しみを、少年向けファンタジー的な設定を借りて語るといった感じで、読むとけっこうシリアスな重さと思春期の生暖かい青臭さがありまして。地に足の着いた青春ドラマなんですな。ファンタジーとかバトルな部分は中心ではないわけで。

もっとこう、内面的なのだ。しかしひたすら空回りする主人公の姿はどこか滑稽でもあり。湿っぽく説教臭いわけでもない。

これだけだとなんというかまぁ、内面描写が目立つ地味なバトルもの、といった具合なんですが、そこをきっちりと漫画として成立させている作画については褒められるべきかなぁと。
記号的要素が並んでいながらも独自の構成バランスで特徴的なストーリーとなっているわけでして。

そういった、ファンタジー、バトル、美少女、ラブコメ、青春、存在意義、内面描写と、どれかひとつでも比重を間違うと、話は同じでもなんか違うものになりそうなところを、かなり巧くやっていますよ。

そのため、女の子がかわいく、アクションシーンが目立ちつつも、ごく普通の少年の成長を見せる漫画となっているわけですな。
原作付き漫画にしちゃあ、そのへんの繊細な部分までよく描けてるのではないかと
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:21 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0127-2221.php

1巻目の「わさびアラモードっ!!/もみじ真魚」


「わさびアラモードっ!!」(1)/もみじ真魚
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ジャパニーズヤマトナデシコ萌えな金髪の娘さんがとある旅館にやってきて、そこで黒髪ロリ気味な女将さんに一目惚れ。なんだかんだとあって金髪の娘さんがそこに居着くようになったところ、毎回毎回いろんなヤマトナデシコがやってきて娘さんムッハーと大興奮、というような漫画。

 
忍者とか巫女さんとかいろいろとエロくてかわいいのだ。

1話読み切りスタイルで、毎回様々なコスプレ……もとい職種の娘さんたちがやってきては、金髪と女将さんと一緒になって明るくドタバタやっておりまして。底抜けなハイテンションさがスカっと気持ちよく、読んでて自然とハイになれる漫画です。
露出度高めの萌え系ドタバタコメディといった具合なんですが、基本的に♀×♀で脱いだり脱がされたり脱げたりしておりまして、ハーレム系やらエロエロ小僧が主人公だったりしないため、爽やかに明るくエロエロといったところだ。
キャラの造形が萌え系作画の中でもちょっと独特ではありますが、まぁパターンの一種として無い形でもないのでOKでしょう。

全般的にかなり際どいエロネタもやってるはずなんですが、絵のまるっこさと雰囲気の明るさのおかげで変に下品になっていないのは良いですな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 21:59 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0127-2159.php

2008年01月26日

香港製「ラグナロクオンライン」?

香港製「ラグナロクオンライン」? 香港RUN UPの「梁山群侠 ONLINE」(4Gamer.net)

台湾のゲームショウイベントにて発見された香港製ゲームらしいのだが、あまりにもROに似すぎているというのでなんだか話題に。

 
ライターさんの「ええっと…いいんですかこれ?」というような調子がなんとも笑える

ちなみにアバター要素,つまり服を着替えさせたとき,キャラクターグラフィックスにそれが反映されるかどうか,おそるおそる聞いてみたところ,「頭装備だけ反映されます」という,最も引きたくないカードが返ってきた。え,ええと,不評な部分まで真似することないんじゃないかなって,先生は思います……。

しかしながら、あの手のタイプのネトゲがある種の行き詰まりを見せている中で、こういう方向性は有りといやあ有りなんだよなぁ。(おいらもPSU、MHF、DDOとやってきて、いまさらクリックゲーにはもう戻れなくなっちゃったし)
もう「どーせやることは全部いっしょ」と割り切っちゃって、ゲームとしてのフォーマットを一緒にして、設定やグラフィック、世界観で差を付けるとか。
しかしそれを本当にやっちゃうというのも凄い話ではある。

投稿者 bird_chief : 23:35 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0126-2335.php

1巻目の「FULLMOON/塩沢天人志」


「FULLMOON」(1)/塩沢天人志
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
月の力を借りて魔と戦う「魔祓い師」の戦いを描くアクション作。
夜を舞台とするダークな雰囲気の中で、メカニカルな造形が目を引くクリーチャーと装備がバトル、という感じ。

 
通例に従ったアクションバトルものですが、「月が最も輝く夜の時間だけ地上から失われたものが存在することができる」という設定を、物語の上でのオリジナリティとして設け、とりあえずこの設定を縛りとしても見せ場の盛り上がりにも活用している感じ。

画面としては小さな子供がおぞましい怪物と戦う、というダークメルヘンっぽさがありまして。そこから武器や装備と怪物のデザインが特徴的で印象に残るんですな。
ただ全体的にすっきりとしたバトル物の基本形をなぞった構成のため、そのへんのデザインのかっこよさがいまひとつアピールしきれてないなぁというところも。

作品全体のトーンと趣向は割りとアリなんですが、きっちりとしたアクションものにまとまりきってるんで、その辺が読者にどう取られるかなぁという作品。
読み切り掲載であった1巻目前半から、後半で収録されている本格連載にあたり、美形の男キャラを加え主役の変更を行っていたり。
キャラ物路線も押していくようです。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:30 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0126-2330.php

1巻目の「神太刀女/タスクオーナ」


「神太刀女」(1)/タスクオーナ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
幼い頃、あるとき自分の家にいた一人の女性に触れただけで、手を切られてしまったという記憶を持つ、ごく普通の少年が主人公。
ある日、主人公は中学生くらいの少女が真剣を振るい大の男と果し合いに挑んでいる光景を目撃してしまう。少女を救おうとした時、かつて幼い自分を傷つけたあの女性が姿をあらわし、なんと日本刀へと姿を変え、そして主人公はそれを手にし、戦いの中へ身を置くことになる。といった設定。

 
刀の精として女性に姿を変える特別な刀と、それを巡るアクションドラマと、主人公と女日本刀との絆を描く伝奇ものですな。

ヒロイン=武器という構図を持ち、主人公がそれを振るうことで、ヒロインとの関わり合いや絆を描くわけでして。アクション主体ですがバトルがどうのこうのというよりは、一心同体となる主人公とヒロインとの、関係性の変化を読んでいく形になります。またこの関係性を、恋愛要素に近いポジションで、強い結びつきとして描いております。

元が日本刀なだけに、「斬ること以外に他人と関われない」というヒロインは設定としてなかなか特徴的ではあるものの、主人公との関わり方や互いに対する意識のあり方にもう少し深みは欲しいか。今後、回を重ねることでこのへんをじっくり描けるかどうかがポイントになりそう。

他にも、全体として標準的な伝奇アクションものっぽさは出ているんですが、あと2つ3つばかり独自性のある要素がどこかに必要かなぁとも思えます。
面白くなりそうな余地はあるんですが、そこをうまく見出して発展させることができるかが問題でしょう。

ヒロインはけっこういいキャラではあると思うので、そこの魅力を強く打ち出していけたら良い感じになっていくと思いますよ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:23 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0126-2323.php

最低な休日の使い方

夜更かししすぎて朝まで起きて
お昼前に寝て
目が覚めたら深夜

……俺の休みを返せ…

投稿者 bird_chief : 03:22 | コメント (1) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0126-0322.php

1巻目の「松ヶ丘エンジェル/めいびい」


「松ヶ丘エンジェル」/めいびい
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ご町内に現れた敵を倒すべく戦う3人の娘の活躍を描く、ハイテンションエロギャグアクション作。
とにかくもうおっぱいおっぱいと脱いでばかりなんですが、馬鹿馬鹿しいのにアクションで読ませる作品。
いやー、エロエロなのにノリが良くてグイグイ読めていいわぁ。

 
全国各地にご当地ヒーローが存在している中、話の舞台となる松ヶ丘町には「松ヶ丘エンジェル」として3人の戦う女達がいた、という設定。
で、戦うといっても一応怪人達とか出てくるものの、どこか調子ハズレでギャグキャラやってるようなのと、お色気振りまきつつ戦ってます、という感じ。
設定とシチュエーションでコメディ作って、そこにエロのあるドタバタ劇を展開させているという感じか。

密度の濃いシーン描写とメリハリをわきまえたエロ要素と、それを可能にする絵と構成の巧さがありまして、ストーリー的にはひたすらにノリノリなドタバタコメディなのに、がっつんがっつん読めちゃう不思議な漫画。
地味な設定なのに、キャラと絵の力技が効いてます。
多分この人、いい設定といいストーリーあったら面白いもの描けると思うわぁ。
頭空っぽにして最初から最後まで一気にエロとアクションを堪能できる一品ですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 03:13 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0126-0313.php

1巻目の「殺戮姫/みさき速」


「殺戮姫」/みさき速
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
普段は人畜無害だが、実は最強最悪な殺人鬼である少女に惚れられてしまった主人公が、彼女とともに凶悪な殺人者を始末するという内容。サイコスリラーアクションとでも言ったもんかな。
気分が悪くなるような、心の底から憎むべき悪役がメタメタにされるのは気持ちいいんだけど…。

 
普通の無邪気な少女でありながら、他人の悪意を感じた時に無意識に最強の無差別殺人者となってしまうヒロイン。しかしそんな彼女が唯一、主人公の声だけは聞くという設定。
そして彼女は殺人を犯すことでストレスを軽減させないと、世間に満ちた悪意によりいつか爆発的に殺人を起こしかねないわけで、そこで彼女と社会の平和のために、主人公は救いようの無い殺人者に対してヒロインを向かわせる、という内容。

これだけならまぁサスペンス調のアクション劇なのかなぁという感じなんですが、悪人の描写、犯罪の様子、被害者の惨たらしい有り様を具体的かつ徹底的に強調し、重さと後味の悪さが特徴となっています。
とにかくもう、その場に俺がいたらなんとしてもこいつを殺してやる、というくらいに救いようの無い悪人ばかりでして。そんな連中も主人公達によって酷い制裁を受けるわけですが、描かれる犯罪の悪質さがあまりに際立っているため、悪役が殺されてもカタルシスが足りないくらいで。
描かれる犯罪者が皆一様に、理想や目的のために悪事を行うのではなく、一方的な快楽のために他者を傷つける者ばかりでして。いやもうこいつら殺すくらいじゃ足りないだろうと思えてきますよ。

同時に、他者の悪意により殺戮兵器となるヒロインの、この社会における危うさや、一個人としての彼女の存在意義そのものもテーマに据えており、ただ単にグロさや陰惨さを描くだけの漫画ではなく、どうしようもない内容の中に主題を読ませる作りになっています。
いろいろと重たい漫画ですが、これでまたヒロインを始めとする女性キャラがかわいいのが罪だよなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 03:09 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0126-0309.php

2008年01月24日

国内ブランドによる期待の高機能ゲーマー向けマウス

国内ブランド「DHARMAPOINT」初のマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」ファーストインプレッション

国産ブランドによるゲームマウスがついに発売っすな。
以前から注目してたんですよ。

 
・解像度変更機能付き高解像度レーザー
・左右メインボタン・ホイールクリック・サイドボタン・チルト・解像度変更ボタン(計10ボタン)
・小型・軽量
という、なんとも魅力的な仕様

ちょっと前に、新しいマウスをどれにしようかいろいろ調べた結果、
ロジクールのG5にしたわけですが
機能的には申し分無いのに、欧米向けであるためか、やたら大きいのが玉にキズでして
「んー、すっごい便利なんだけどもうちょっとこう…」と思っていたわけですよ。

そしていよいよ登場となった、このダルマタクティカル。
小さくて軽い上にG5並の機能性ということで期待なのだ。

小さくて高機能マウスとなると、G9かダルマということになりそうですが。
あとはドライバソフトの問題ですなぁ。
国内ブランドによる初の商品ということで、ドライバソフトがどこまでの完成度を持っているのかは、確かにけっこう不安ではあります。
…が、それを言ったらロジクールマウス用のドライバソフト、SetPointだって完成度はイマイチなわけですが…

しかし欲しいなー、ダルマにG9
どっちも値段が1万円前後なのでおいそれとは買えないけどねぇ
買ったばかりのG5を使い倒してからだなぁ。

投稿者 bird_chief : 23:58 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0124-2358.php

1巻目の「どきどき魔女神判!/八神健」


「どきどき魔女神判!」(1)/八神健
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
学園に潜む魔女を探し出すために、主人公が学園内のさまざまな女子にセクハラしまくる、というお馬鹿エロコメ作。
まっとうな一般向けゲームが原作のはずなのに、ここまでやりますか、というくらいにエロにパロにとてんこもり。
馬鹿でいいわー。

 
基本的には主人公の男の子が学校内のいろんな女の子をつかまえては、魔女かどうかを見破るためにおさわりしまくる、というだけの話でして。
そっから漫画としてどう話を膨らませていくのかと思いきや、エロとパロとギャグに走ったという感じ。

エロにパロにギャグといっても、そこまでとんがったことをやってるわけではないものの、今どきのオタク向けとしてけっこう新し目のネタを散りばめてあるのが目立つ。
…というか、メディアミックス作でこういうことをやりますかと、そういう意味でぶっ飛んでるんですな。
ゲームが原作なのにその原作を良い意味で無視して突っ走ってる、という意味では、かつての「超兄貴」を思い出しますなぁ。
そんくらい、最近じゃ珍しいくらいにはっちゃけてる内容。

終始こう、頭の悪いノリと問答無用のテンションが楽しい漫画でして。
表紙絵のイメージと「知らないゲームのコミカライズだから」と思って手に取らないのはもったいないぞ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0124-2355.php

1巻目の「友嬢サバイバル!/中村世子」


「友嬢サバイバル!」(1)/中村世子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
物凄いお金持ちな女の子と、団地住まいで特売セールに目が無い女の子。ある偶然から出会った二人の友情ドラマですな。形としては人情コメディにあたりますが少女漫画としてきれい目に明るくスカっと描いているので気持ちよく読める作品。
今月の花ゆめ初単行本作品は、『赤髪の白雪姫』といい当たりだなぁ。嬉しい。

 
とある団地に暮らし、小さい頃から新聞の折り込みチラシチェックが大好きで、特売セールに目が無い女の子がおりまして。彼女の部屋の隣に、ある事情から引越しすることになったという女の子がやってくる。
しかしやってきた彼女は超お嬢様であり、我がままで高飛車で、そのうえ極度に世間知らず。

なりゆきから付き合うようになった二人だったが、モノの考え方からまるで違うため衝突ばかり。しかし色んなトラブルを乗り越え、互いの本当の姿を目にするに従い、徐々に友達として結ばれていく、という感じ。

しょっちゅう意見の対立を起こして金持ちvs貧乏人の喧嘩を明るくコミカルに描きつつ、トラブルによりシリアス展開を見せてその後、うまく仲直り、という基本形であり、爽やかな人情コメディでありまして。
まぁ少女漫画としての喧嘩と仲直りのドラマなので重みや深みがあるわけではないんですが、この二人が実に良いキャラしてるのよね。
貧乏と金持ちと、という両極端でありながら、かたやプライドが高くて強気であり。かたやタフで打たれ強くてたくましい。どちらも我の強いハイなキャラなんですな。なので二人の対立と仲直りとがよりメリハリも付いて映るわけでして。

そういったキャラクター性をコメディとしてばしばしと主張しつつも、シリアスにまとめるところはきちんと友情のドラマとなっており、主人公の口にする「友情とはなんぞや?」という言葉も、そのひとつひとつが形式的にならず、キャラの内から発せられた自然な想いとして伝わってきます。けっこうハッとさせられるんだよな、これが。

少女漫画でさらに友情ドラマなので、読んでてけっこー照れ臭い気分にはなりますが、身をゆだねれば実にすがすがしく読める作品。
あと「主役が二人ともツンデレ」という面白い構図を持っているという意味でも、注目。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:50 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0124-2350.php

1巻目の「キミキス‐スウィートリップス/糸杉柾宏」


「キミキス‐スウィートリップス」(1)/糸杉柾宏
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ゲームを皮切りにアニメ化まで果たした美少女ゲームのコミカライズ作品。
複数の出版社からコミカライズされているので混同しそうなところですが、これは秋田書店版。

 
30〜40ページ程度の読みきり短編として、ヒロインひとりずつをメインに据えた連作形式となっております。舞台とキャラが同じでも、話は独立しているっていうやり方。
キャラを描ききったうえでエピソードを完結させていくにはさすがに短編の尺では長さが足りず、足早におおまかな筋だけ追うような形になっているのは仕方の無いところか。

枚数が足りないもんだから、ヒロイン達もキャラクター性を発揮する間もなく設定だけ披露して終わり、という感じになってしまうのね。枚数が少ないのはもうしょうがないんだから、描き方としてヒロインの個性を深める方向にのみ特化しても面白かったかもなぁ、と感じてしまうところ。

ただまぁサービスシーンとして女性キャラの肢体は存分に拝めるし、ヒロインの特徴もきちんと掴んでエピソードに反映させてあるとは思いますんで。
読みきり単発短編ラブコメものとしてはスタンダードにすっきりまとまっているとは思うんですよ。
物足りないと思った人はゲームを買えってことなのかもね。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:44 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0124-2344.php

2008年01月23日

マンガ大賞2008、ノミネート作品発表についての追記

前回、ちょろっと書きましたが
マンガ大賞2008のノミネート作品について
おいらの周囲に聞いてみたり、ネット上を見て回ったり、色々を意見を集めてみまして
おいら自身もいろいろと思うところはあるわけですが

まぁこんなところで言ってもしょうがないよなぁと黙っておくことにします
まだこれが設立第一回目だしね

でもこう…なんだろーね…うーん…
難しいもんだねぇ

投稿者 bird_chief : 22:58 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0123-2258.php

1巻目の「モンスターキネマトグラフ/坂木原レム」


「モンスターキネマトグラフ/坂木原レム」
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
怪獣に変身する女性として戦争に参加していた女性が、戦後の平和な日本の中でどう生きていくか、という話。
すっとんきょうだがアイディア賞物の設定が目を引くところですが、よく出来た1冊。
なんつってもあれだよ、主人公がちょっとだけオバチャン入った関西弁の大人の女性、てのが良くてね。

 
ストーリーは、怪獣に変身して戦争に参加していた女性が、戦後にその存在を政府から秘匿されながらも、幸せな生活を求めていた、という感じでして。静かに暮らしているはずなのに、不意に怪獣化しては勤め先を建物ごと破壊したり。と、このあたりをコメディとして描きながらも、バケモノ扱いされ日陰者として暮らし、戦争のつらい過去をひきずる姿にしっとりとした哀しさ、切なさもこめられておりまして。
不幸な女性ではあるんだけれど、その物憂い美しさもきちんと絵として表現できているのは巧いっすな。

この作品に描かれる、戦後日本と怪獣と言いますと、やはりゴジラなわけですが。
全体のストーリーから細かな要素に至るまで、古きよき円谷怪獣映画を如実に反映させた漫画でもあります。
昔の特撮映画、怪獣映画を知っていればニヤリと嬉しいシーンがいくつもありましてね。人が怪獣に化けるという設定を活かしながらそういうことやるかぁ、と読んでて楽しいのだ。

でもそういったオマージュやパロディを味付け程度に巧くとどめ、漫画自体は1人の女性の物語としてきちんと起承転結を付け、うまくきれいに着地させているのが偉いですな。
馬鹿馬鹿しい設定に不条理ギャグ調のコメディシーケンスがありながらも、読めば爽やかでちょっぴり泣けちゃう。
この1巻のみで完結だけど、作りを考えればこれがベストだなぁと納得。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:47 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0123-2247.php

1巻目の「カノジョは官能小説家/後藤晶」


「カノジョは官能小説家」(1)/後藤晶
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
主人公はSM小説雑誌の新米編集者。とある女性SM小説家に惚れ込みこの業界に飛び込んだのだが、仕事上のちょっとしたきっかけで、その憧れの小説家の担当編集者となってしまう。しかし彼女は、作家として我侭で偏屈な上に、執筆のためと称して担当編集者に様々なSMプレイを強要するとんでもない人物であった。という感じ。

 
仕事に対する熱意だけは持っている新米編集者が、美人なのに無茶な作家に振り回されつつも、互いに信頼関係を築きつつ仕事をモノにしていく、という流れ
。基本的にはよくある読み切り単発寸止め型エロコメの体裁を持っており、コメディ調にドタバタ劇→ちょっとシリアスなトラブル発生→いい具合に解決という流れで、合間合間に際どいエロシーンが含まれるという具合。
けれどもこれが、意外にまっとうに、エロいとかそういうの抜きにして楽しめるのだな。

その理由としては、主人公とヒロインともに主張がはっきりと強いキャラクターであり、美人小説家先生の個性も非常に魅力的であること。
編集者をSM行為でいびったりだのなんだのしても、全ては仕事のためであり、作品に対して真摯に向き合う姿勢がかっこいいのですな。
また、コメディリリーフを散りばめつつ展開させながらも、話のヤマ場はエロに頼らず、編集者と作家である二人が信頼関係を築き上げていく様子を丁寧に見せているんですな。
仕事のうえで、そして仕事を超えたところで深まっていく二人の関係に、一種の純愛劇にも似た爽やかな盛り上がりがあるんですよ。


ところで作中にて、作家と編集者ともに持っている「エロ作品でもそこには愛がなければいけない」という主張がたびたび目に付くんですが、これは元々成人向け作品を多く手がけてきた作者自身の声なのかもしれないですね。
著者の成人向け作品って、エロなのに「読める」作品が多いんですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:31 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0123-2231.php

1巻目の「腐女子彼女。/神葉理世・ぺんたぶ」


「腐女子彼女。」(1)/神葉理世・ぺんたぶ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
付き合ってみた彼女さんが腐女子でした、という困惑の日々を描くコメディ作。
モチーフを女性オタクとして男性目線の描き方をしつつも、女性向けに描かれた本であるというのがポイント。けど男性でも女性でもそれぞれがそれぞれに読めるんだよね。女子だけのものにしとくのはもったいない。

 
主人公は大学生の男の子。バイト先で知り合った気になるお姉さんといろいろとフラグ立ててイベント消化しつつ、いよいよ告白から始まり付き合うことに。ところが彼女はオタクなのだと言う。しかもBL大好き腐女子なのだと。少しでも彼女を知ろうと腐女子の世界を覗いてみるものの、理解の及ばぬ領域に困惑、という感じ。
序盤こそなんかいい感じのラブコメの体裁を取ってはいるが、付き合いだしてからはオタの生態コメディーと化しています。

まぁ実際のオタの姿を笑いとして描いているわけですが、変な人の生態観察漫画にはなってないのが特徴的か。
もともとこの本、女性向けレーベルの単行本として出ているわけで、対象となる読者は彼女と同じ側なわけでして。つまるところ、腐というものは当然あるものとして描き、それ自体の異様さとか滑稽さは中心に無いのですな。彼氏側目線で話を追うことで、むしろ腐趣味に混乱している彼氏の姿をおかしさとする内容となってます。

そのため女性読者にとっては、自分の趣味にとまどう彼氏の姿を見て楽しむ読み方となり、男性読者としては、なんだかわからんが熱い世界に主人公と同調して戸惑う、という読み方になります。
1冊で2度おいしい漫画ってことかね。いやちょっと違うか。でもそんな感じ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:26 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0123-2226.php

2008年01月22日

マンガ大賞2008、ノミネート作品発表

以前に、
「面白い漫画を選ぶ」という苦労
Blog改装とマンガ大賞ノミネート選考
にてちょろっと触れておりました、マンガ読みが選ぶマンガ大賞2008
ノミネート作が発表になりましてね

そのノミネート作が発表になってる運営Blogがこちらなのだが……
あのさあ……
小売り書店員に候補作聞いておきながら、Amazonのアフィリエイト貼るなよ…
気持ちは分かるんだけど、せっかく参加した我々のことも配慮に入れてもらえませんかね…
こういうことされると、あまりいい気分しないんですけど…

気を取り直して、候補作を見ていきますと…

ノミネートに入ったのは12タイトル。(10作の予定が得票同数があり増えたらしい)

『海街diary1蝉時雨のやむ頃』・吉田秋生
『大奥』・よしながふみ
『岳』・石塚真一
『きのう何食べた?』・よしながふみ
『君に届け』・椎名軽穂
『皇国の守護者』・佐藤大輔、伊藤悠
『とめはねっ!鈴里高校書道部』・河合克敏
『夏目友人帳』・緑川ゆき
『ひまわりっ〜健一レジェンド〜』・東村アキコ
『フラワー・オブ・ライフ』・よしながふみ
『もやしもん』・石川雅之
『よつばと!』・あずまきよひこ

といった面々。ま、順当だよな。とおいらは思うんですが、
普段バリバリにマンガ読まないような人からすると、けっこう意外だったりするもんでしょうかね?

あとはこう、巧くてキレイによくまとまっている作品ばかりで、いまひとつ面白味や意外性には欠けますが。まぁマンガ読みを集めて多数決取るとこうなるよな、という感じ。
強烈な個性のあるものとかクセの強いものは、多数決となると弱いですからねぇ。
それぞれの作家の絵柄を見ても、好き嫌いの分かれる絵を描く作家は票が得にくいんだなーということがよく分かります。
でもまぁそのへんは予想通りでもあったりする。

それに、クセも無く読みやすい秀作揃いではあるわけで、読み手を選ばず楽しめるラインナップになってるのは確か。知らないのがあったら手にとってみるのも良いかと。

それにしても、よしながふみはすっかりメジャー化してるなぁ。

投稿者 bird_chief : 23:58 | コメント (1) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0122-2358.php

1巻目の「星は歌う/高屋奈月」


「星は歌う」(1)/高屋奈月
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
少しワケ有りな生活を送る女の子が、不思議な雰囲気を持つ男子と出会ってどうのというラブコメ作。
いやー、「フルーツバスケット」著者の最新作なんですが、格の違いを読んで感じますよ。なんかそこらの少女漫画とは明らかに別物だというくらいに出来が良く完成されてます。
作品全体を取り巻く空気や、主人公のキャラ設計と周囲のキャラの描き方は前作「フルーツバスケット」と似ておりますんで、前作から入ったファンもするっと読んでいけるでしょう。

 
主人公は高校生の女の子。ある事情から親代わりの従兄弟ととともに2人で生活しており、その生活費も自分で働いて工面しておりまして。周囲の大人たちから哀れみと蔑みの目で見られながらも、彼女は大切な家族と信頼できる仲間達のいるこの暮らしを充分に幸せだと思っていまして。
そこに、不思議な雰囲気を持つ男の子がやってくる、という展開。

舞台設定やストーリーの背景をあえて序盤から提示せず、話の入り口をかなり広くとった作りが印象的。そのためありふれたラブコメに見えるところなんですが、場面構成の巧さとキャラクターの良さがあり、独特の深みを持った作品となっております。

コミカルで賑やかな日常シーンの描写で人物の関係性を見せ、そこから一転してシリアスなシーンでは内面の心理描写でドラマを盛り上げる。少女漫画的なドラマ作りとしては普通の手法なのに、ひとつひとつのシーンとそこにいるキャラが非常に印象的でして。
この1巻目読んだだけで、場面ごとにさまざまな感情が湧き上がってくるんですよ。
ヒロインの生き方やその想いに優しい気持ちになり、彼女の置かれた境遇にいたたまれなくなり、しかし賑やかな学園生活は実に楽しく読めて、そして身を切られるような切ないドラマがある、という具合。
主人公の身に起こるドラマに、ここまでしっかり読者が同調できる少女漫画は多くないですよ。

特にキャラクターの見せ方が素晴らしく、単純に設定と性格だけでなく、生き方と価値観がしっかりと読み手に伝わり、またその価値観がドラマの盛り上がりを生むのですな。
登場人物同士が作る相関関係や構造が、設定からなる立ち位置だけでなく、もっと曖昧で繊細な心の距離感を出せているというのは、なかなかできることじゃないよなぁ。

派手ではなく目新しい設定があるわけでもないのに、読めば「ああ、もう全然違うレベルだ」と分かる出来の良さ。
あとはもう、キャラの好き嫌いだけですな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0122-2355.php

1巻目の「俺様ティーチャー/椿いづみ」


「俺様ティーチャー」(1)/椿いづみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
気が強くて腕っ節もあり、男どもを部下に埼玉統一を果たすほどの女子校生が、心機一転ごく普通の高校へと転校し、そこで出会った男子とどうこう、という少女漫画ラブコメ。
ヒロインの暴れっぷりがいいよなー。読んでて楽しい。

 
やたらに喧嘩の強い女の子が、普通の高校生になろうとするんだけれども、なんでかやっぱり暴れる羽目になり、そこで出会った男性とラブコメ展開、といった具合。
トラブル体質であるヒロインがやたらとドタバタしてるのを眺めてるだけでページが進む内容でして、そこに絡んでくる男性キャラも一筋縄ではいかず、テンション高めの少女漫画ラブコメとしてなかなかに楽しめる内容。

その男性キャラ陣、いい具合に個性が立ってはいるものの、なんとゆーかこう、ヒロインの相方役となる男が憎まれ役半分のクールで美形な不良キャラであり、このへんのいかにもなキャラ作りは好みが左右しそう。
ヒロインは面白いキャラなんだけど男性陣は割りと典型的だしなぁ。

そして、普通の学校だとと思ってヒロインがやってきたこの高校も、なにやらいろいろと事情があるようでして、そのへんの舞台設定を基にしたストーリー展開がこの先待ってるようです。
キャラの存在だけが目立つドタバタコメディだけで終わらないってのは、期待できますな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:51 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0122-2351.php

1巻目の「ちゅーぶら!!/中田ゆみ」


「ちゅーぶら!!」(1)/中田ゆみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
主人公は春から中学生になったばかりの女の子。
入学式の会場で、もののはずみで黒のレースなオトナ下着を着けているところを目撃されてしまう。一気に同級生の注目を集めてしまう彼女だったが、実は新作下着の試着モニターをしていたところであり、また彼女自身も、下着が好きで下着のよさを広めようと熱心なのだった。という設定。

 
成長期のまっただ中にある女の子達の下着の悩みについて、主人公がその相談に乗り解決していく漫画でして。エロいしかわいいし、タメになる作品なのだ。
……ただ、この漫画で得られる下着の知識をどこでどう活用するかが問題ですが。

やたらに大人な下着を着けていたり、他人の下着について積極的にアドバイスする主人公なわけなんですが、周囲は多感な思春期の女の子ばかりでして。偏見があり白い目で見られたりもするんですが、「でも下着ってこんなにステキなものなのに!」とひたむきな主人公の姿勢が良いですな。

画面としてはまぁ、少女達が下着姿でどうのこうのとやっており、ロリエロ一直線なんですが、テーマに対する主人公の純粋な動機があるため、ただのエロコメディにならずに読むことができるんですな
。加えて、心も体も成長していく少女達にとってデリケートで重要な問題として「下着」をとらえ、大人と子供の境目にさしかかろうという時期にある、微妙な女の子の気持ちをうまく描きつつ、第二次性長期にある自分の体と向き合うことで、少しずつ大人へと近づいていくその姿が良いのですよ。

まぁなんだかんだ言ってもエロいのは事実でして。ころころふにふにした女の子達は非常にかわいいんで、それだけ目当てに読むのも当然アリ。というかむしろそっちがメインです。
あとさすがに下着漫画だけあって、ショーツ類の描き込みは物凄いです。柄や縫い目やレースの細かさに、思わずコマを凝視してしまいますな。
……いやほんと、エロいとかそういう気持ちとかでなくて。絵に対する興味として。本当だって。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:47 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0122-2347.php

2008年01月21日

スゴ腕早撃ちガンマン・実写版

↓の皆川亮二新作の西部劇モノが面白かったので、あれこれ早撃ちについて調べてみたれば
こんなものが


情報元:小太郎ぶろぐ−生まれる時代が違えば英雄となっていたはずの凄腕早撃ちガンマン

ニコニコ動画はこちら

スッゲーーー!
漫画やアニメの世界でしか見たことなかったような光景が!
スゴくて興奮したので、ついでにジャパニーズクイックドロウ・居合い斬りの動画とか甲野先生の動画とか見て回ったり。

投稿者 bird_chief : 23:42 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0121-2342.php

1巻目の「PEACEMAKER/皆川亮二」


「PEACEMAKER」(1)/皆川亮二
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ガンマン同士が金と名誉を賭け、決闘で腕を競い合う西部劇の世界。
伝説的な早撃ちの名人を父に持つ早撃ちスゴ腕の主人公が、旅の途中でとある少女と出会ったことから悪魔のような傭兵集団との戦いを繰り広げる、という内容。
SFだなんだとやってきた皆川亮二の最新作が西部劇??、と思ってましたが、読めばしっかり面白いよなー。

主人公はムチャ強いんだけど平和主義者で、父親の形見として美しい彫刻の入ったコルトSAAを使う人物。
無闇な殺しはしない主義で、そのせいで決闘で賞金稼ぎすることもなくいつも空腹。おまけにバクチ好きだが賭け事の才能のカケラもなく、いつも貧乏。しかしいざという時はその表情も凛々しく、凄まじい早撃ちで敵を倒す、という感じ。
主人公の旅のお供についてくる少女とバクチ打ちの2人が、これまたクセの強いキャラでして。彼らの掛け合いや場面ごとの役割により、相互に個性と特徴が出てくるわけですな。
主人公しかりその周囲の面々しかり、シリアスな西部劇の世界でありながら、主人公達だけがいまいち2枚目になりきれない、というとこがキャラの創り方として巧いっすなぁ。

設定上派手な武器も無く、見せ場は一対一の決闘が多いため、これまでのアクション作に対して大立ち回りも無く、割合に静かなアクション漫画ですが、その分山場に向かうまでの場面ごとにキャラを巧く立ち回らせ、ここぞという見せ場の決闘シーンでは緊張感を最大限に演出。
そしてそこに実際の早撃ちテクニックをウンチクとして挟み込み、アクションシーンを盛り上げる小道具として活用しておりまして。

アイテムや設定が限定的になる分、うまくギュッと密度の濃いバトルが描けている感じです。
弘法筆を選ばずじゃあないけれども、キャラと構成と演出に長けた作家は、舞台や設定おかまいなしで面白いもん描くねぇ。

ところで主人公の得意技。
シングルアクションのリボルバーを、ホルスターから抜くと同時に3連射するという、「スポットバーストショット」ってさすがに架空のテクニックだよなぁ。実際にできたら凄いんだろうが。見てみたい。
このへんの虚実ギリギリのところのかっこよさも味。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:38 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0121-2338.php

1巻目の「我が家のお稲荷さま。/松風水蓮・柴村仁」


「が家のお稲荷さま。」(1)/松風水蓮・柴村仁
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
司祭としての家系に生まれた主人公のもとに、狐の守り神がやってきていろいろと戦ったりとかやってる和風伝奇ファンタジーコメディ。
ご家庭とご町内を舞台とする箱庭型コメディの典型ですが、守り神であるキツネ様のキャラがうまく立っているため、それだけで成立している作品。
なによりこのキツネ様が俺の好きなキャラなもんでね。ニヤニヤ。

 
主人公となるのは一見ごく普通の兄弟。この弟のほうがなにやら良くない妖怪に狙われてしまう。実は主人公達は代々陰陽五行に通じる力を持つ家系であり、そして妖怪を退治するべく狐の神様の封印を解く、という筋書き。やがて封印を解かれた妖怪は、主人公達の守り神として彼ら一家のもとで暮らすことになるわけです。

1巻目の構成として、前半部分を使い主人公達の紹介と簡単な背景設定の説明を行い、後半では守り神さまを交えての日常描写と主人公達の母親の姿を追い、今後のおおまかな展開の下準備としています。このへんは導入部としてしっかりしてるので読みやすいですな。

ストーリーは、既に他界している主人公の母親に秘められた謎を追う流れになっており、いちおう長編的要素もあるみたいです。

なによりやっぱ、おキツネ様がかわいいんですな。
人の姿になった場合の造形としては、ナイスバディなお姉さんという感じ(男性の姿にもなれんだけどそっちは無視だ)。で、性格や言動も、勝ち気で強気で尊大ながらも、好奇心旺盛で軽薄なところも。
つまるところやんちゃな姉御キャラって感じでしてね。

メインヒロインとして最近ではあまり見ないタイプだったりするうえに、年上キャラってのがいい具合ですな。非常に。
あともう一人の巫女さんもいいキャラだしな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 23:25 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0121-2325.php

1巻目の「大江戸ロケット/浜名海」


「大江戸ロケット」(1)/浜名海
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
アニメ化まで果たした劇団☆新感線の舞台演劇を原作とするコミカライズ作。
江戸時代も末期差し掛かり、制度疲労を見せていた幕府が執った政策、「天保の改革」により、贅沢が大きく制限されていた頃。
改革により禁止されている花火を、江戸の町でゲリラ的に打ち上げていた少年が、月に帰れなくなったという奇妙な女性と出会う。

 
少年の持つ技術力に魅せられたその女性は、彼についていくと同時に、少年は自分の花火で彼女を月へと届けようと決意する。という設定。

江戸時代を舞台に宇宙的SF要素を盛り込み、かつ花火師がロケットでの有人飛行に挑むという、大胆で破天荒な主題がまず眼を引くところでして。このへんの荒唐無稽っぷりは劇作家・中島かずきならではといったところか。

全体を通してのストーリー要素は、主人公とヒロインとの月ロケットを巡る流れがあり、また江戸を騒がす怪異とヒロインとの謎があり、また、主人公を中心とする江戸の町人達との係わり合いがあり。ドラマ展開とキャラ関係とが複合的に混ざり合い、それぞれの部分ごとに読んでも楽しめるように構成が練られているのも良い点ですな。

漫画版ではさらに主人公とヒロインの結び付きを重点的に描くとともに、舞台やアニメでは果たされなかった、宇宙SF的要素も存分に取り入れていく模様ですな。このへんも期待。また、主人公の作るものや仕掛け等のオブジェに対し、前時代的でありながらSF的というアプローチを試みつつ、これが見ていて気持ちいい感じにサマになってるんですな。

メディアミックスとしてネームバリューが先行しそうなところですが、漫画家もなかなかどうして負けちゃいませんぜ。
そういえば原作の舞台はまだ見てないんですよね。これと轟天のDVDが欲しいんだよなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:57 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0121-2257.php

2008年01月20日

同人ソフトがー、入荷したぞー

たまにゃーおいらの担当分野の店頭の状況も報告しようということで

080120-patyuko.jpg

同人サークル、黄昏フロンティア様の冬コミ新作、「ぱちゅコン!」が入荷ですよ。
東方Project二次創作ゲームで、ストラテジーアクションって感じか。
待ってましたとコーナー展開だ。
ちまちま動き回るゴチャキャラ眺めてるだけで楽しいな。

投稿者 bird_chief : 22:27 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0120-2227.php

1巻目の「てるてる天神通/児玉樹」


「てるてる天神通り」(1)/児玉樹
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
突然に町内会長に任命されてしまった少年が、嫌々ながらも商店街の神様の力を借り、トラブルを解決しつつ素直じゃない自分の心も解き放っていくとゆー内容。
ご町内人情コメディのフォーマットに萌え系の美少女がいるという感じ。
底抜けに明るく賑やかなコメディでありつつも、ちょっとしんみり泣かせも。

 
高校を卒業して6年ぶりに生まれ育った町へと帰ってきた主人公。その日のうちに商店街の寄り合いに参加したところ、くじ引きで町内会長に任命されてしまう。嫌々ながらに町内会長の証であるバッジを付けたところ、少女の姿をした商店街の神様と出会うことになる。代々この商店街では、町内会長がこの神様の力を借りて、この町を平和におさめていたという設定。

んで主人公もやはり神様の力を借りて色々なトラブルを解決していくわけですが、町を離れていた6年の間に主人公の性格がひねくれた方向に曲がっておりまして、最初は卑屈だったりスネていたりするところ、町内会長として働くうちに、人間的にも成長していくという具合。んで神様がいるぐらいなのでモノノケがらみのトラブルもあって若干のファンタジー要素も。
んでお隣さんにはかわいい幼なじみの女の子がいたり、なにかと主人公にちょっかいをかける美人の姉がいたり。このへんはお約束。

全般的に賑やかなドタバタコメディやりつつ、人情話としてキレイにまとめる読切話であり、いかにも予定調和なところはあるもののだからこそ商店街という舞台がマッチするものでして。
泣かせの要素も重すぎず軽すぎず、定石をきちんとふまえて安心して読める作りになってます。
あと主人公の傍らの天神さまがかわいいよな。ちんまりとちびっこいけど強気で元気で。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:17 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0120-2217.php

1巻目の「コンビニDMZ/竿尾悟」


「コンビニDMZ」(1)/竿尾悟
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
ここは某国の紛争地帯真っ只中。
銃弾飛び交う戦場のど真ん中、DMZとして一軒のコンビニがそこにあった……!というミリタリーギャグコメディ。
軍事・ミリタリーお得意の作者による、不謹慎でハチャメチャな漫画となっております。
笑顔で「いらっしゃいませ、ファッキンガイズ」て挨拶する店長がなんか良い。

 
DMZってのは非武装地帯のこと。対立する勢力同士の間で設けられる、一切の軍事活動が禁止された場所のことでして。「この中では武器持っちゃいけません。攻撃しちゃいけません」ていうこと。で、この漫画は、もしも一軒のコンビニが非武装地帯だったら、という設定から巻き起こる騒動を描いているわけでして。

日本中のそこらにあるようなコンビニに、迷彩服着たいかつい野郎どもが(たまに流血してる)買い物カゴ下げてレジに並んでる、という、ミリタリーのある日常というシュールな光景が拝めます。
そしてコンビニが非武装地帯といっても、自動ドアを一歩出たらそこは戦場のど真ん中。窓の外では戦車がいるは狙撃兵がいるわ、砲弾が飛んでくるわ兵士がボロボロ死んでいくわ…。それでも平然と営業するコンビニと、まるで顔に表情が張り付いたような笑顔を絶やさない店長がそこにいる、という具合。

ミリタリーをテーマに扱い、絵として描く際もそのへんに相当なこだわりを見せているのに、話のネタやギャグのエッセンスとしてはマニアックになりすぎないようにしてあるのは好感持てるところですな。
ミリタリーものなんだけど、そういうのあまり詳しくなくてもちゃんとギャグが理解できるようになってます。

(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 22:10 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0120-2210.php

2008年01月19日

お店の手書きPOP、文面考える人とデザイン描く人と

pop-text.jpg

PC上でのPOP作成なら、たいていのものはあらかた作れてしまえるんですが
キャッチーなものを、となると手書きPOPにはかないませんな。

 
PCで作ったPOPはきれいな反面、視界の風景に同化しやすいため、人の視線を集めにくく、特定の商品にワンポイントで、となると手書きのほうが良いわけです。
(逆に、大きいものとかサイン表示の意味を持つものや、長文を読ませるものはPCで作ったほうが良い)

で、手書きPOPとなると、おいらは文面を考えるのはすぐなんだけど、手書きでキレイに魅せるデザインというのがいまひとつ不得手でして。
逆に、他のスタッフにはデザインはキレイにできるけど文面を考えるのが苦手、という者もおりまして。
その結果として行っているのが冒頭の画像。これは今日「なんか文面考えてー」と頼まれて書いたもの。
コピー紙に手書きPOP用の文面だけが書かれております。
これを元に、店頭POPがそれぞれの担当の手で作られていきます。

要するに、文面とデザインとの分担作業。
おいらがテンプレートとしての文面を考えて、それを下書きとしてFAXなりで回して、それぞれの店舗で作成する。
ちっこい手書きPOPといってもそれなりに作業時間を食うので、こうして効率よく作成していくわけですな。
それでもちょっとした数になるので、この作業は週に一回のタイミングで時間を設けて、その週に発売されたものをチョイスして書いてます。
なんだかんだで店内POPの半分以上は、手書きPCともにおいらが手がけてるかなぁ。

そして実際に手書きPOPが仕上がってくるのは楽しみなもんで
自分で考えた文面だけど、自分では絶対できないキレイなPOPが棚にあるのは嬉しいもんですな

でも人まかせばっかでもいけないのでデザインのお勉強中

そーいや本のPOP文面の募集と配布してるサイトあったなぁ。

投稿者 bird_chief : 22:00 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0119-2200.php

1巻目の「魔女の騎士へクセン・リッター」/二ノ瀬泰徳


「魔女の騎士へクセン・リッター」(1)/二ノ瀬泰徳
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
大魔女に使え彼女を守るために、ショタっ子騎士がキスしたり戦ったり触手だったり女装だったりする漫画。
一応一般向け作品ではありますが、濃厚なエロがこれでもかと溢れております。

 
立派な騎士になるべく旅に出たショタっ子主人公。怪しい森の中で道に迷っていたところ、年恰好は少女のようだが強大な力を持つ一人の魔女に出会う。
魔女を孕ませようと狙う魔物達から守るため、彼女に見初められた主人公は彼女だけの騎士となる。そして彼女と口付けを交わすと、主人公は沸きあがる欲望を力と変えて、魔物をなぎ払うのだった、といった具合。

魔女とショタっ子が触手とかでエロく襲われ、エロいキスを交わし、パワーアップしてコスチュームも派手になった主人公が敵を倒す、といった具合でして。
色気とセクシーさを売りにした一種の変身ヒロインアクションものですな。エロゲなんかでもよくあるフォーマットでして、この作品がどういったエロゲと違うのは「入ってない」ことぐらいですな。

濃密な描写によりグロテスクに描かれる魔物たちに襲われ、少女と少年があられもない姿をさらしておりまして。内容としてはほとんどこれに尽きるのではないかと。
アクションシーンもけっこう力強さがあり、主人公や他の登場人物の衣装も凝った作りになってます。
そういった見せ場中心の展開のため、ちょいと大味な印象の作品ではあるんですが、手段と目的がはっきりしてる内容なだけに、分かりやすさはあるかな。
(ひょうたん書店通販ページ)

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちら)

投稿者 bird_chief : 21:57 | コメント (0) | トラックバック
この記事のURL http://b-chief.org/archives/2008/0119-2157.php

1巻目の「ご愁傷さま二ノ宮くん」/鈴呂灰司・浜田レイジ


「ご愁傷さま二ノ宮くん」(1)/鈴呂灰司・浜田レイジ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
 
(ひょうたん書店通販ページ)
主人公は家事その他が得意な、高校生の男の子。ワケあってお屋敷のような自宅で一人暮らしをしていたところ、ある日突然、美少女と同居生活を送ることになる。
しかも実はその美少女、生まれながらに男性を惑わし、誘惑してしまう「サキュバス」でありながら、極度の男性恐怖症だった。という設定。

 
そんな男性恐怖症をなんとかすべく、主人公の姉とヒロインの兄とが結託し、主人公とヒロインを無理矢理にでもくっつけてしまおうと画策するわけでして。
そのおかげでお風呂が一緒になったり寝床が一緒になったり。欲望と理性のはざ間で主人公、悶絶。てな感じ。
そんでもって2人で学校に行っては、ヒロインのサキュバスとしての体質で男子生徒が我を失い騒動になったり。もう一人のヒロインとしてなんかお嬢様生徒会長が出てきたり。色々と。

典型的な軽めのエロラブコメですが、原作付きなだけあって設定とシチュエーションの組み立て方はまぁまぁかなぁ、というところ。
ヒロインが今のところ「エロい」以上のキャラクター性を発揮できていないんで、キャラクターコメディというよりはドタバタ劇の騒動そのものを読むしかない感じか。
キャラと世界が閉じた中でのエロコメなんで、それなりにドラマを盛り上げていかないと後が続かないと思うので、2巻目移行になれば物語として読めるようになってくるのかな?
(ひょうた