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2008年01月31日
1巻目の「「Tale of Rose Knight ばら物語/滝沢聖峰」

「Tale of Rose Knight ばら物語」(1)/滝沢聖峰
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
16世紀、フランスとイタリアの間で起こった戦争の中、薔薇の名を持つ二人の女性が戦場で出会い、戦乱の嵐の中で運命の物語が始まる、といった感じ。
いやー、表紙にピンと来て衝動買いしたんだけど、これいい漫画だなー。戦記ものとか好きだとたまらん。
舞台となるのは16世紀のイタリア北部。銃と火薬は既にあるが、戦場の花形は騎士と騎兵であり、近世を迎える最後の中世時代、といったところ。日本だとちょうど戦国時代にあたると考えればわかりやすい。
フランスの侵攻を食い止めるべく戦うイタリア軍の中にある一人の女性が主人公で、彼女が戦場でもうひとりの女性と運命的な出会いを果たす、というのが基本となる物語の軸としてひとつ。
そんでもって、中世ヨーロッパにおける戦術、戦闘の様子が克明に描かれた歴史・戦記ものとしての面白さがズバ抜けてるんですな。
このリアリティはもう、中世ヨーロッパを知るひとつの資料であると言っても過言ではないですな。
とにかく当時の戦場の様子を、歩兵の戦術から軍隊組織の機能と仕組み、野営地での過ごし方からもちろん鎧甲冑に装備品の数々まで、詳細に描かれておりまして。それらをつぶさに観察していくだけでも面白い。
ただし、読者向けに「解説」がなされているわけではないので、それらの設定や要素は絵やセリフから読み取っていく必要がありまして、このへんは読み手の力量が問われるところ。
しかしながら、変化していく戦局と戦術には立派にドラマがありまして。さらには2人の女性の物語と同時に、この戦場に集った敵味方様々な陣営の登場人物達が、それぞれに思惑を巡らせており、フランス対イギリスの戦いの奥に潜んだ人物同士のストーリーとして奥深く読めるのですな。
歴史ものとして、戦記ものとして、そして剣と騎士のファンタジーとして、様々な角度からじっくりと読める一品ですな。
あとおいらのお気に入りは、ドイツ傭兵隊長、マイスター・ローザ女史なのだ。胸元もあらわに色気がありつつも、スカートをひるがえしカルバリン砲部隊に指揮を下し、砲撃一発で槍兵部隊を蹂躙するその姿が実にかっこいい。
ぱらっと読んだだけでは地味な中世ヨーロッパマンガ、という印象しか残らないだろうけど、じっくりと読めば読むほど楽しめる内容になってます。
皇国の守護者とかをまっとうな軍事ものとして読める人ならこれは面白いはず。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 20:54
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1巻目の「くらしのいずみ/谷川史子」

「くらしのいずみ」/谷川史子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
センチメンタル読み切り作家の女王こと谷川史子の、少年画報社における男性向けレーベルにて出された1冊。
少女漫画作家でありながら男性向けレーベルの本として発行されてるのがなんとも「わかってるなぁ」と感心。
いやもーファンなんで。そしておいらの周囲でもなんだか男性ファンが多い。
読み切り形式にて6篇を収録した本作。
歳の差夫婦がいたり、別居夫婦がいたり離別があったりと少し変わった男女のカタチを取り扱っているものの、そのどれもが、ごく普通の人物を中心に据えた作品でして。ただ今回はどれも大人のカップルを取り上げ、「夫婦」というテーマでやってるようです。
日常的に起こる夫婦の中でのさりげないドラマを、変に盛り上げず静かに、しかし切なくきれいに謳い上げるスタイルでして、話として悲哀があったり重さがあったとしても、爽やかに実にいい気分で読める内容となっております。
ストーリーを読むというよりは、話の中で揺れ動き交錯する、男女の繊細な感情を的確にとらえ、その微妙な変化を味わう感じ。
あいまいであやふやで、けれどもしっかりと一人一人の中に起こる心の動きを実にあざやかに切り取って見せてくれるんですな。
乙女ちっくな恋愛ものであっても、男性が楽しめる作品。
世の男性にはもれなく乙女回路が備わってましてね、その回路にピリピリと気持ちよい刺激が走る本なんですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 20:51
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2008年01月30日
着ると不安になるTシャツ(周りが)
ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…
ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…

ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…
ざわ… ざわ… ざわ… ざわ…
投稿者 bird_chief : 22:56
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1巻目の「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ/岡昌平・GF」

「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」(1)/岡昌平/GF
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
その国を代表する超常的な巨大ロボによる対決が、国家間における世界の統一を賭けた戦争の替わりとなっている近未来の地球。最強の座にありそのため世界中から狙われる日本の機神「スサノオ」の戦いを描くバトルアクションもの。
ショタ気味の子供とロリっ娘がメカに乗って戦うのね。そういう趣味の漫画なのね、と思っていたらこれがどーして面白い。表紙のがきんちょに騙されるな!
設定だけ聞くとGガンダムもかくやという感じで、スポーツの試合的ななんかそういう熱血ノリを匂わせるところですが、未来的な超常兵器のぶつかりあう架空戦記ものとして読めるんですな。
超国家的機関の監視の下で行われる「決闘」としての、巨大兵器の一騎打ちですが、まぎれもなく戦争行為であり、その背景には戦略的な駆け引きがあり政治工作があり諜報戦がある、という描かれ方をしているんですな。
そのへんの軍事ディテールを可能な限り盛り込み、話の根っこから枝葉の部分まで緊張感のあるバトル作品として堪能できます。
このへんを強調し、また対戦相手となるパイロット達に課せられた使命や戦う意志を強調することで、表紙にあるお子様主人公のイメージからは予想もできない、タフでシビアな戦士達の物語りともなっているんですな。
そのためなんというかまぁ、こう、主人公以下主要な面々がいかにもそれっぽいお子様キャラというのが、このうえ無く作品全体から浮いた存在として、違和感になっちゃってるのがなんとも惜しい。
まぁアニメ原作が付いてるので設定上しかたないのでしょうが、この作品って本来は、巨大ロボの決闘という要素がたったひとつのファンタジーとして許された、現実的なSFストーリーなんだよなぁ。
漫画の著者もそれを自覚しているのか、主人公である少年の扱いにはどーにも手を焼いているようですな。たまに空気化するし。
とにかくまぁ、ロボアニメを単純にコミカライズしただけ、というんではないしっかりしたSF軍事漫画になってますんで。
もう一回言うが、表紙のがきんちょにだまされるな!
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:35
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1巻目の「神曲奏界ポリフォニカ カーディナルクリムゾン/榊一郎・緋呂河とも」

「神曲奏界ポリフォニカカーディナルクリムゾン」(1)/榊一郎・緋呂河とも
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
人類の隣人として、精霊が存在する世界。音楽を糧とする精霊達と契約を行い、自らの音楽をもって精霊を使役する「神曲楽士」という職業があった。という設定。
小説版ポリフォニカの前日譚にあたる内容であり、ゲーム版のコミカライズという位置づけの作品。
幼い頃にその才能を見初められ、強力な精霊と出会っていた主人公。
しかし成長した彼は何をやってもうまくいかず、見習い神曲楽士として伸び悩みを見せていた。そんな折、かつて出会っていた精霊との再開を果たす。という導入部。
小説版よりも時間として前にあたる部分をコミカライズしているわけで、ある意味ストーリーの始まりの始まり、にあたり、世界観等の設定もイチから説明してくれるため、原作を知らずとも読みやすいつくりになっています。
やっぱ、せっかく漫画版で読むんだから、原作小説に無い部分をこうして別媒体で披露してくれると、ファンにとっても読むべきものになると思うんですよ。
主人公が再会を果たした精霊は見た目こそ女性であるものの、長年にわたり放置されていたため能力が退行している、という設定。つまるところちんまい少女なわけでして。しかし性格はそのままなのでプライドは高く尊大で偉そうで。
……要するに「タカビーなロリっ娘」なんですな。ストーリー設定で説得力を持たせながらも、おいしい個性を持つキャラクターに仕立ててあるのはなかなかに巧いっすな。
で、そんな精霊との学園生活が主体に描かれながらも、そこらに溢れる美少女コメディのようになってないのは偉いですな。きちんと「未熟な主人公の成長」をメインテーマに据え、読者に対して明示してあるため、多少のサービスシーンやコメディリリーフがあっても、軸がぶれることなくストーリーを追うことができるわけです。
やっぱこう、ラブコメに見えようとなんだろうと「ちゃんと話を追って読める」てことは大事だと思いますよ。
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投稿者 bird_chief : 22:26
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2008年01月29日
馬鹿会議
お店のことについていろいろと話し合いをしていたところ
話題が流れに流れて2月の新刊展開についての打ち合わせに。
で
そこでもう「これは無いだろう」というくらいに素晴らしいネタが出る。
ひょっとしたら後日この場でお披露目できるかもしれません。写真画像かなんかで。
実現したら「うわこんなの見たこと無いよ!」というようなことになると思うんですが
阿呆すぎて本当にできるかどうか不明です。
…でも今のコミック担当ならやるかもなぁ
投稿者 bird_chief : 23:52
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1巻目の「まんまんちゃん、あん。/きづきあきら・サトウナンキ 」

「まんまんちゃん、あん。」(1)/きづきあきら・サトウナンキ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
大家族に生まれ苦労して育った少女がとあるお寺に嫁いだところ…。という作品。
10代でまだ若くてかわいいのに苦労しちゃってるヒロインが健気でねぇ。支えたくなるようないい子だ。
貧乏で家計は苦しくても明るく元気なヒロインが、高校卒業と同時にお坊さんと結婚するわけなんですが、のっけからいきなりショッキングな展開が待ってます。
そしてお寺を舞台とした、女1人にイケメンたくさん、というラブコメが始まるわけですが、そこはきづきあきら作品。刻まれてしまった心の傷と、悩み苦しむ主人公の姿を痛々しく描き、一筋縄ではいかないようになってます。
それでもだいぶまっとうな恋愛モノだよなぁ。この作者特有のカドが取れてだいぶ丸くなった内容で、するっと読みやすくなってます。
テーマとしては、心に穴の空いてしまったヒロインと彼女をとりまく坊さん達と、そして跡継ぎ問題に揺れる寺の事情とが絡み合い、障害と拘束力の働く設定でもって紆余曲折のあるドラマを描いておりまして、なかなか良い具合。
ただまー、貧乏性だけど等身大の明るいヒロインに、いい男だけどクセのある男性が数人で恋愛、という作りなもんで、構造的に少女漫画ラブコメに近いわけで。むしろ女性向けなのかもなぁ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:44
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1巻目の「モノノ怪」/蜷川ヤエコ

「モノノ怪(1)」/蜷川ヤエコ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
輿入れを控えたとある武家屋敷に謎めいた事件が起こり、そこに来ていた怪しげな薬売りが解決に乗り出す、という内容。
独特の雰囲気を紙面に再現した作風が目を引くところでして、濃密に描き込まれた背景作画により、作品世界に引き込まれる感じですな。
屋敷内で次々に起こる怪事件を化け物の仕業であるとして、薬売りが術を施し物の怪に対する手を打つと同時に、物の怪の存在は人間の因果と縁のためであり、物の怪を倒すにはその因果を解き明かさねばならないと、屋敷内の人々の、秘められた事情を解き明かしていくという展開。
妖怪漫画ではあるんですが、閉鎖された屋敷に、集められた人々とそれぞれの因縁が中心に語られ、どちらかというとストーリーは密室ミステリーに近い。
ただそこに、じわりじわりと姿の見えない化け物の存在が近づき、緊張感のある展開となっているという具合。
加えて、不気味さと美しさがありなんともおどろおどろしい作画により、ぐっと作品世界に引き込まれるようにできておりまして、いちいち手の込んだ背景をつぶさに眺めていくだけでもなかなか読めますな。
ただ、メリハリの付いたコントラストで描かれた背景に対し人物が幾分弱く、味のある容姿にしてるのにキャラが作品中でちょっと埋もれた印象になってるのがもったいない。ま、それも怪しげな空気の中に取り込まれた人々、という演出的な描き方として解釈することもできるけど。
しっかしストーリーとして流れが遅くて。コマごとに丁寧に情感を乗せる構成となっているため、シーン単位で見るとあちこち間延びしておりまして。話が全然進んでないのに1巻目終わっちゃってる印象に。
まぁそういった全体のトーン含めて楽しめたら勝ちなんだけど。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:20
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1巻目の「ウルトラバロックデプログラマー/いとうせいこう・浅田虎ヲ」

「ウルトラバロックデプログラマー」(1)/いとうせいこう・浅田虎ヲ」
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
企業や組織による洗脳が日常的に行われる世界。洗脳を行う者とそれを解除する者とが応酬を繰り広げている中で、主人公は精神と記憶を破壊された状態で登場する。
あるきっかけで目覚めた主人公こそ、洗脳の解除を生業とする「デプログラマー」であった。
主人公を救うきっかけとなった一人の少年とともに逃亡劇が始まると同時に、主人公を狙う洗脳屋集団の姿があきらかになり、そして洗脳について天性の才能を見せる子供が現れる。
とかいうような展開。
脳内における心理戦、精神の駆け引きといったものをグラフィカルに具体的に絵にすることでアクション劇として成立させているサスペンス劇といったところか。
「洗脳」をシステマチックに設定し、一種のサイバーパンク的なケレン味を持たせてあるのも特徴。
絵として描く際もCGを多様し、デジタル的でありつつも整然とした混沌を表現することで、記憶と精神の世界をよりロジカルに見せてくれています。
序盤のストーリーとしてはけっこうめまぐるしい展開でありながらも「洗脳屋」の世界を丹念に解説していく導入部となっているため、お話はほとんど何も始まっていないに等しく、まだまだ離陸前の助走段階といったところ。
要素として必要なものは揃ってますし、登場キャラと謎の見せ方、盛り上げ方も標準的なものですんで、まぁ普通に読めるとは思います。
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投稿者 bird_chief : 22:13
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2008年01月28日
びっくりするような販促素材
コミックの担当者が、つながりのある出版社の営業さんに連絡をとり、いろいろと情報を仕入れたりなんやかんやと提供してもらったりというのは売り場にけっこう影響の出る重要なもんなんですが、
今日もその成果があったようで、某出版社の新刊の販促素材データをいただきました。
で、普段だとそういった素材データってのは特典フリーペーパー用の素材とか、表紙画像だったりするんですが、今回はモノが違った
なんと作品のカラー原稿データそのまま、何点も。
しかも、担当者が
「50MBもあってさぁ、MOディスクで送られてきたよ」
なんて言うもんで、恐る恐る「全部で50メガですか?」と聞いてみたら
「いや違う、1枚50MB」
と。
待て待て待て、それあきらかに編集用の生データじゃないのか?
加工もなんもしてないデータが編集のほうからまわってきたってこと?
しかもなんかトンボ打ってある原稿データだし。
ファイル開こうとしたら作業用のPCが固まりまくりだ、と担当が言うのですが
そりゃそーだろうなぁ。
何年か店員やってると、こういった販促素材もいろいろと見てるんですが
こういった意味で凄いものっては珍しいなぁ
そういや前には同様に巨大なデータで、新刊の表紙の印刷用データそのまま来たってこともあったなぁ
投稿者 bird_chief : 23:11
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1巻目の「ぎぶそん/ゴツボ×リュウジ・伊藤たかみ」

「ぎぶそん」/ゴツボ×リュウジ・伊藤たかみ
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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友達と一緒にバンドを始めた中学生達が、恋に友情に家庭の事情にと悩みながらも、文化祭でのライブを目指す、という青春ドラマ。
いやー、なんかノスタルジー満載で気持ちよく読めたなぁ。毎日が楽しくて、でも大人になることへの不安もあるような。そんな10代の頃を思い出せる作品。
話の中心となるのは、男子4人に女子1人の同級生バンド。そこにほのかな恋心があったり、男同士の友達づきあいがあったり。少々複雑な事情を抱える子がいたり。
話はその女子1人の目線で語られ、まだまだ子供っぽい男子達を優しく見守るともに、この女の子自身も自らの友情が恋へと変化していくことに戸惑いを見せ、やがて少しだけ大人になっていく、という感じ。
時代背景は1988年。ファミコンがあってメガドラがあって、そして昭和最後の年。このへんの時代設定がなかなか憎いよねぇ。おいらは世代としてちょっと下なんだけれど、作中の主人公達と世代がばっちり合うお方はこれ読むとクるものがあると思う。
全編にわたり、おそらく原作そのままと思われる、少女のモノローグにより話は進むわけですが、このへんの心情の切り取り方が実に鮮やか。
普通の学校生活の中でのふとした出来事やなんてことのない風景。そこに意味と思いを乗せて語られる中学生女子の心情が実にキラキラと輝いており、また体温をもって活き活きと読者に伝わるのですな、そして思春期の不安や、大人への一歩を踏み出し変化していく心を的確に描き出してるんですな。
だから読んでてほんと10代前半のあの頃に戻れてしまうのだ。
単行本1冊分ときれいにまとまってるため、男の子達のエピソードをもう少し掘り下げて欲しかったなぁという気はするものの、気分良く読める一冊。
あといちおうまぁ、普通の中学生達のお話なので、ドラマとして何か事件が起こったり派手な展開があるわけではないのでそのつもりで。
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投稿者 bird_chief : 23:03
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1巻目の「SCHOOLMATE/あづまゆき」

「SCHOOLMATE」(1)/あづまゆき
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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主人公は新米の中学校教師。また、自分の妹とその友達がグラビアアイドルとしてデビューを果たしている。
さらに、その二人の女の子は教師として受け持つクラスの生徒だった、という設定。
グラビアアイドルとして、男からの目線を意識するようになった少女達が主人公を振り回しつつ、色々あって裸だったり水着だったり、という内容。サービスシーン中心に描かれる、寸止め型エロコメの一種ですな。
ヒロインは二人配置してあり、一人は主人公の妹として子ども扱いされながらも、性に対する意識が早熟で挑発的で、しかしロリ体型。もう一人は主人公を男性として意識していながらもどこか奥手で引っ込み思案。でも体は大人顔負け、という具合。この二人のヒロインと主人公とが、ちょっとした三角関係のようにお互いを意識しながら、それぞれに互いを見る目が少しずつ変化し、ラブコメとしての起伏を作るという流れになっています。
同時に、関係性の変化や当人達の意識の変化を男女の関係としてよりエスカレートさせ、その盛り上がりにシンクロさせるように、サービスシーンやエロシチュエーションもより過激に、より激しくなっていくんですな。このへんの盛り上げ方は実に巧い。
最初はまぁよくある萌え系絵柄のエロコメだなぁなんて思って読んでたものの、じわじわっと徐々に読んでて興奮してくるんですよ。SEX描写を封じているからこそ、シチュエーションとそこに至る盛り上げ方が丁寧になっているのかもしれませんな。
どこからどう見てもエロコメではあるものの、回を重ねることでエスカレートしていくシチュエーションとキャラの魅力の打ち出し方は、そこらの「エロけりゃいい」っていうラブコメとは一線を画す出来栄え。設定に特異性を持たせなくとも、心理面の描写と変化や成長をちゃんと描けば、読み物として成立するってことですな。
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投稿者 bird_chief : 22:57
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2008年01月27日
手書きPOPの練習中
店にあるPOPデザインのテキスト本を読みながら、POPらしい手書き文字のお勉強中。
ちょっとしたヒマを見付けてはいろいろ書いてます。
どんな文字かっつーとほらあれだ、雑多なドラッグストアなんかに目立つようなアレ。
いろいろコツを模索中ですが、理屈では分かってもなかなかうまく手が動かないもんだね。
で、文字を選んでは一つずつ何度も書いて練習してるわけですが
同じ文字をいくつも連続で書いてるとゲシュタルト崩壊を起こしちゃって、
うまく書けたんだかそもそも文字だがなんだか分からなくなっちゃうのがアレだなぁ。
投稿者 bird_chief : 23:07
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1巻目の「聖☆おにいさん/中村光」

「聖☆おにいさん(1)」/中村光
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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ブッダとイエス、本物の聖人2人が、現代日本の東京で人知れずルームシェアしてつつましく暮らしておりまして。
ふつーの日常なんだけれども、聖人なもんだからいろいろと騒動が起こってしまう、というギャグコメディ。
どこにでもいるそこらのお兄さん達の日常、でありながら、聖人ギャグにうっかり笑ってしまうんだなぁ。
設定としては、ブッダとイエスは天界から平和な地上へとお忍びで降りてきているものの、その言動はそこらの金のない男達と大差なく。しかし本物の聖人であるわけなので、後光が指したり奇跡を起こしちゃったりと。でも周囲の人々はそれと気付かず、ブッダもイエスもゆるーい日常を送っておりまして。
基本の部分にあるのは、20代真ん中くらいで金のない男達の地味〜な日々の生活でありまして。しかしながら、奇跡が起こせちゃったりとんでもないエピソードを持っていたりと。そんな感じ。…こんな所帯じみた聖人もなんか嫌ですが。
ギャグのポイントも、そういった日常風景の中にある聖人としての能力、みたいなとこにありまして。
イエスやブッダの逸話を元に繰り出されるこのギャグが、これまたスコンといい角度で決まるもんだから、うっかり笑ってしまうのだな。
設定のシュールさだけが目立つゆるい日常コメディなのかなー、と油断して読んでると不意を突かれて吹き出すので注意だ。
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投稿者 bird_chief : 23:04
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1巻目の「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ/佐伯淳一」

「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(1)/佐伯淳一
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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どこにでもいる普通の高校生であった主人公が、謎のチェーンソー男と戦う女子校生と出会い、彼女と関わることで普通の日々からの脱却を図る、という内容。
設定こそなんだかラノベ風ファンタジー的ではあるものの、思春期における少年の、ある種の焦燥と自問自答を描いた内容。文学的なんだな。
でも女の子はエロ可愛い。
ハイティーン独特の、日常的な物に対する空虚さやあきらめを強調しつつ、そこに現れたファンタジーな存在である少女に、非日常的な何かを求め、積極的に関わっていくというストーリー。
アイデンティティの確認とそこに至る苦しみを、少年向けファンタジー的な設定を借りて語るといった感じで、読むとけっこうシリアスな重さと思春期の生暖かい青臭さがありまして。地に足の着いた青春ドラマなんですな。ファンタジーとかバトルな部分は中心ではないわけで。
もっとこう、内面的なのだ。しかしひたすら空回りする主人公の姿はどこか滑稽でもあり。湿っぽく説教臭いわけでもない。
これだけだとなんというかまぁ、内面描写が目立つ地味なバトルもの、といった具合なんですが、そこをきっちりと漫画として成立させている作画については褒められるべきかなぁと。
記号的要素が並んでいながらも独自の構成バランスで特徴的なストーリーとなっているわけでして。
そういった、ファンタジー、バトル、美少女、ラブコメ、青春、存在意義、内面描写と、どれかひとつでも比重を間違うと、話は同じでもなんか違うものになりそうなところを、かなり巧くやっていますよ。
そのため、女の子がかわいく、アクションシーンが目立ちつつも、ごく普通の少年の成長を見せる漫画となっているわけですな。
原作付き漫画にしちゃあ、そのへんの繊細な部分までよく描けてるのではないかと
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投稿者 bird_chief : 22:21
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1巻目の「わさびアラモードっ!!/もみじ真魚」

「わさびアラモードっ!!」(1)/もみじ真魚
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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ジャパニーズヤマトナデシコ萌えな金髪の娘さんがとある旅館にやってきて、そこで黒髪ロリ気味な女将さんに一目惚れ。なんだかんだとあって金髪の娘さんがそこに居着くようになったところ、毎回毎回いろんなヤマトナデシコがやってきて娘さんムッハーと大興奮、というような漫画。
忍者とか巫女さんとかいろいろとエロくてかわいいのだ。
1話読み切りスタイルで、毎回様々なコスプレ……もとい職種の娘さんたちがやってきては、金髪と女将さんと一緒になって明るくドタバタやっておりまして。底抜けなハイテンションさがスカっと気持ちよく、読んでて自然とハイになれる漫画です。
露出度高めの萌え系ドタバタコメディといった具合なんですが、基本的に♀×♀で脱いだり脱がされたり脱げたりしておりまして、ハーレム系やらエロエロ小僧が主人公だったりしないため、爽やかに明るくエロエロといったところだ。
キャラの造形が萌え系作画の中でもちょっと独特ではありますが、まぁパターンの一種として無い形でもないのでOKでしょう。
全般的にかなり際どいエロネタもやってるはずなんですが、絵のまるっこさと雰囲気の明るさのおかげで変に下品になっていないのは良いですな。
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投稿者 bird_chief : 21:59
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2008年01月26日
香港製「ラグナロクオンライン」?
香港製「ラグナロクオンライン」? 香港RUN UPの「梁山群侠 ONLINE」(4Gamer.net)
台湾のゲームショウイベントにて発見された香港製ゲームらしいのだが、あまりにもROに似すぎているというのでなんだか話題に。
ライターさんの「ええっと…いいんですかこれ?」というような調子がなんとも笑える
ちなみにアバター要素,つまり服を着替えさせたとき,キャラクターグラフィックスにそれが反映されるかどうか,おそるおそる聞いてみたところ,「頭装備だけ反映されます」という,最も引きたくないカードが返ってきた。え,ええと,不評な部分まで真似することないんじゃないかなって,先生は思います……。
しかしながら、あの手のタイプのネトゲがある種の行き詰まりを見せている中で、こういう方向性は有りといやあ有りなんだよなぁ。(おいらもPSU、MHF、DDOとやってきて、いまさらクリックゲーにはもう戻れなくなっちゃったし)
もう「どーせやることは全部いっしょ」と割り切っちゃって、ゲームとしてのフォーマットを一緒にして、設定やグラフィック、世界観で差を付けるとか。
しかしそれを本当にやっちゃうというのも凄い話ではある。
投稿者 bird_chief : 23:35
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1巻目の「FULLMOON/塩沢天人志」

「FULLMOON」(1)/塩沢天人志
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
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月の力を借りて魔と戦う「魔祓い師」の戦いを描くアクション作。
夜を舞台とするダークな雰囲気の中で、メカニカルな造形が目を引くクリーチャーと装備がバトル、という感じ。
通例に従ったアクションバトルものですが、「月が最も輝く夜の時間だけ地上から失われたものが存在することができる」という設定を、物語の上でのオリジナリティとして設け、とりあえずこの設定を縛りとしても見せ場の盛り上がりにも活用している感じ。
画面としては小さな子供がおぞましい怪物と戦う、というダークメルヘンっぽさがありまして。そこから武器や装備と怪物のデザインが特徴的で印象に残るんですな。
ただ全体的にすっきりとしたバトル物の基本形をなぞった構成のため、そのへんのデザインのかっこよさがいまひとつアピールしきれてないなぁというところも。
作品全体のトーンと趣向は割りとアリなんですが、きっちりとしたアクションものにまとまりきってるんで、その辺が読者にどう取られるかなぁという作品。
読み切り掲載であった1巻目前半から、後半で収録されている本格連載にあたり、美形の男キャラを加え主役の変更を行っていたり。
キャラ物路線も押していくようです。
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投稿者 bird_chief : 23:30
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1巻目の「神太刀女/タスクオーナ」

「神太刀女」(1)/タスクオーナ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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幼い頃、あるとき自分の家にいた一人の女性に触れただけで、手を切られてしまったという記憶を持つ、ごく普通の少年が主人公。
ある日、主人公は中学生くらいの少女が真剣を振るい大の男と果し合いに挑んでいる光景を目撃してしまう。少女を救おうとした時、かつて幼い自分を傷つけたあの女性が姿をあらわし、なんと日本刀へと姿を変え、そして主人公はそれを手にし、戦いの中へ身を置くことになる。といった設定。
刀の精として女性に姿を変える特別な刀と、それを巡るアクションドラマと、主人公と女日本刀との絆を描く伝奇ものですな。
ヒロイン=武器という構図を持ち、主人公がそれを振るうことで、ヒロインとの関わり合いや絆を描くわけでして。アクション主体ですがバトルがどうのこうのというよりは、一心同体となる主人公とヒロインとの、関係性の変化を読んでいく形になります。またこの関係性を、恋愛要素に近いポジションで、強い結びつきとして描いております。
元が日本刀なだけに、「斬ること以外に他人と関われない」というヒロインは設定としてなかなか特徴的ではあるものの、主人公との関わり方や互いに対する意識のあり方にもう少し深みは欲しいか。今後、回を重ねることでこのへんをじっくり描けるかどうかがポイントになりそう。
他にも、全体として標準的な伝奇アクションものっぽさは出ているんですが、あと2つ3つばかり独自性のある要素がどこかに必要かなぁとも思えます。
面白くなりそうな余地はあるんですが、そこをうまく見出して発展させることができるかが問題でしょう。
ヒロインはけっこういいキャラではあると思うので、そこの魅力を強く打ち出していけたら良い感じになっていくと思いますよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:23
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最低な休日の使い方
夜更かししすぎて朝まで起きて
お昼前に寝て
目が覚めたら深夜
……俺の休みを返せ…
投稿者 bird_chief : 03:22
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1巻目の「松ヶ丘エンジェル/めいびい」

「松ヶ丘エンジェル」/めいびい
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
ご町内に現れた敵を倒すべく戦う3人の娘の活躍を描く、ハイテンションエロギャグアクション作。
とにかくもうおっぱいおっぱいと脱いでばかりなんですが、馬鹿馬鹿しいのにアクションで読ませる作品。
いやー、エロエロなのにノリが良くてグイグイ読めていいわぁ。
全国各地にご当地ヒーローが存在している中、話の舞台となる松ヶ丘町には「松ヶ丘エンジェル」として3人の戦う女達がいた、という設定。
で、戦うといっても一応怪人達とか出てくるものの、どこか調子ハズレでギャグキャラやってるようなのと、お色気振りまきつつ戦ってます、という感じ。
設定とシチュエーションでコメディ作って、そこにエロのあるドタバタ劇を展開させているという感じか。
密度の濃いシーン描写とメリハリをわきまえたエロ要素と、それを可能にする絵と構成の巧さがありまして、ストーリー的にはひたすらにノリノリなドタバタコメディなのに、がっつんがっつん読めちゃう不思議な漫画。
地味な設定なのに、キャラと絵の力技が効いてます。
多分この人、いい設定といいストーリーあったら面白いもの描けると思うわぁ。
頭空っぽにして最初から最後まで一気にエロとアクションを堪能できる一品ですよ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 03:13
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1巻目の「殺戮姫/みさき速」

「殺戮姫」/みさき速
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
普段は人畜無害だが、実は最強最悪な殺人鬼である少女に惚れられてしまった主人公が、彼女とともに凶悪な殺人者を始末するという内容。サイコスリラーアクションとでも言ったもんかな。
気分が悪くなるような、心の底から憎むべき悪役がメタメタにされるのは気持ちいいんだけど…。
普通の無邪気な少女でありながら、他人の悪意を感じた時に無意識に最強の無差別殺人者となってしまうヒロイン。しかしそんな彼女が唯一、主人公の声だけは聞くという設定。
そして彼女は殺人を犯すことでストレスを軽減させないと、世間に満ちた悪意によりいつか爆発的に殺人を起こしかねないわけで、そこで彼女と社会の平和のために、主人公は救いようの無い殺人者に対してヒロインを向かわせる、という内容。
これだけならまぁサスペンス調のアクション劇なのかなぁという感じなんですが、悪人の描写、犯罪の様子、被害者の惨たらしい有り様を具体的かつ徹底的に強調し、重さと後味の悪さが特徴となっています。
とにかくもう、その場に俺がいたらなんとしてもこいつを殺してやる、というくらいに救いようの無い悪人ばかりでして。そんな連中も主人公達によって酷い制裁を受けるわけですが、描かれる犯罪の悪質さがあまりに際立っているため、悪役が殺されてもカタルシスが足りないくらいで。
描かれる犯罪者が皆一様に、理想や目的のために悪事を行うのではなく、一方的な快楽のために他者を傷つける者ばかりでして。いやもうこいつら殺すくらいじゃ足りないだろうと思えてきますよ。
同時に、他者の悪意により殺戮兵器となるヒロインの、この社会における危うさや、一個人としての彼女の存在意義そのものもテーマに据えており、ただ単にグロさや陰惨さを描くだけの漫画ではなく、どうしようもない内容の中に主題を読ませる作りになっています。
いろいろと重たい漫画ですが、これでまたヒロインを始めとする女性キャラがかわいいのが罪だよなぁ。
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投稿者 bird_chief : 03:09
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2008年01月24日
国内ブランドによる期待の高機能ゲーマー向けマウス
国内ブランド「DHARMAPOINT」初のマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」ファーストインプレッション
国産ブランドによるゲームマウスがついに発売っすな。
以前から注目してたんですよ。
・解像度変更機能付き高解像度レーザー
・左右メインボタン・ホイールクリック・サイドボタン・チルト・解像度変更ボタン(計10ボタン)
・小型・軽量
という、なんとも魅力的な仕様
ちょっと前に、新しいマウスをどれにしようかいろいろ調べた結果、
ロジクールのG5にしたわけですが
機能的には申し分無いのに、欧米向けであるためか、やたら大きいのが玉にキズでして
「んー、すっごい便利なんだけどもうちょっとこう…」と思っていたわけですよ。
そしていよいよ登場となった、このダルマタクティカル。
小さくて軽い上にG5並の機能性ということで期待なのだ。
小さくて高機能マウスとなると、G9かダルマということになりそうですが。
あとはドライバソフトの問題ですなぁ。
国内ブランドによる初の商品ということで、ドライバソフトがどこまでの完成度を持っているのかは、確かにけっこう不安ではあります。
…が、それを言ったらロジクールマウス用のドライバソフト、SetPointだって完成度はイマイチなわけですが…
しかし欲しいなー、ダルマにG9
どっちも値段が1万円前後なのでおいそれとは買えないけどねぇ
買ったばかりのG5を使い倒してからだなぁ。
投稿者 bird_chief : 23:58
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1巻目の「どきどき魔女神判!/八神健」

「どきどき魔女神判!」(1)/八神健
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
学園に潜む魔女を探し出すために、主人公が学園内のさまざまな女子にセクハラしまくる、というお馬鹿エロコメ作。
まっとうな一般向けゲームが原作のはずなのに、ここまでやりますか、というくらいにエロにパロにとてんこもり。
馬鹿でいいわー。
基本的には主人公の男の子が学校内のいろんな女の子をつかまえては、魔女かどうかを見破るためにおさわりしまくる、というだけの話でして。
そっから漫画としてどう話を膨らませていくのかと思いきや、エロとパロとギャグに走ったという感じ。
エロにパロにギャグといっても、そこまでとんがったことをやってるわけではないものの、今どきのオタク向けとしてけっこう新し目のネタを散りばめてあるのが目立つ。
…というか、メディアミックス作でこういうことをやりますかと、そういう意味でぶっ飛んでるんですな。
ゲームが原作なのにその原作を良い意味で無視して突っ走ってる、という意味では、かつての「超兄貴」を思い出しますなぁ。
そんくらい、最近じゃ珍しいくらいにはっちゃけてる内容。
終始こう、頭の悪いノリと問答無用のテンションが楽しい漫画でして。
表紙絵のイメージと「知らないゲームのコミカライズだから」と思って手に取らないのはもったいないぞ。
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投稿者 bird_chief : 23:55
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1巻目の「友嬢サバイバル!/中村世子」

「友嬢サバイバル!」(1)/中村世子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
物凄いお金持ちな女の子と、団地住まいで特売セールに目が無い女の子。ある偶然から出会った二人の友情ドラマですな。形としては人情コメディにあたりますが少女漫画としてきれい目に明るくスカっと描いているので気持ちよく読める作品。
今月の花ゆめ初単行本作品は、『赤髪の白雪姫』といい当たりだなぁ。嬉しい。
とある団地に暮らし、小さい頃から新聞の折り込みチラシチェックが大好きで、特売セールに目が無い女の子がおりまして。彼女の部屋の隣に、ある事情から引越しすることになったという女の子がやってくる。
しかしやってきた彼女は超お嬢様であり、我がままで高飛車で、そのうえ極度に世間知らず。
なりゆきから付き合うようになった二人だったが、モノの考え方からまるで違うため衝突ばかり。しかし色んなトラブルを乗り越え、互いの本当の姿を目にするに従い、徐々に友達として結ばれていく、という感じ。
しょっちゅう意見の対立を起こして金持ちvs貧乏人の喧嘩を明るくコミカルに描きつつ、トラブルによりシリアス展開を見せてその後、うまく仲直り、という基本形であり、爽やかな人情コメディでありまして。
まぁ少女漫画としての喧嘩と仲直りのドラマなので重みや深みがあるわけではないんですが、この二人が実に良いキャラしてるのよね。
貧乏と金持ちと、という両極端でありながら、かたやプライドが高くて強気であり。かたやタフで打たれ強くてたくましい。どちらも我の強いハイなキャラなんですな。なので二人の対立と仲直りとがよりメリハリも付いて映るわけでして。
そういったキャラクター性をコメディとしてばしばしと主張しつつも、シリアスにまとめるところはきちんと友情のドラマとなっており、主人公の口にする「友情とはなんぞや?」という言葉も、そのひとつひとつが形式的にならず、キャラの内から発せられた自然な想いとして伝わってきます。けっこうハッとさせられるんだよな、これが。
少女漫画でさらに友情ドラマなので、読んでてけっこー照れ臭い気分にはなりますが、身をゆだねれば実にすがすがしく読める作品。
あと「主役が二人ともツンデレ」という面白い構図を持っているという意味でも、注目。
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投稿者 bird_chief : 23:50
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1巻目の「キミキス‐スウィートリップス/糸杉柾宏」

「キミキス‐スウィートリップス」(1)/糸杉柾宏
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
(ひょうたん書店通販ページ)
ゲームを皮切りにアニメ化まで果たした美少女ゲームのコミカライズ作品。
複数の出版社からコミカライズされているので混同しそうなところですが、これは秋田書店版。
30〜40ページ程度の読みきり短編として、ヒロインひとりずつをメインに据えた連作形式となっております。舞台とキャラが同じでも、話は独立しているっていうやり方。
キャラを描ききったうえでエピソードを完結させていくにはさすがに短編の尺では長さが足りず、足早におおまかな筋だけ追うような形になっているのは仕方の無いところか。
枚数が足りないもんだから、ヒロイン達もキャラクター性を発揮する間もなく設定だけ披露して終わり、という感じになってしまうのね。枚数が少ないのはもうしょうがないんだから、描き方としてヒロインの個性を深める方向にのみ特化しても面白かったかもなぁ、と感じてしまうところ。
ただまぁサービスシーンとして女性キャラの肢体は存分に拝めるし、ヒロインの特徴もきちんと掴んでエピソードに反映させてあるとは思いますんで。
読みきり単発短編ラブコメものとしてはスタンダードにすっきりまとまっているとは思うんですよ。
物足りないと思った人はゲームを買えってことなのかもね。
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投稿者 bird_chief : 23:44
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2008年01月23日
マンガ大賞2008、ノミネート作品発表についての追記
前回、ちょろっと書きましたが
マンガ大賞2008のノミネート作品について
おいらの周囲に聞いてみたり、ネット上を見て回ったり、色々を意見を集めてみまして
おいら自身もいろいろと思うところはあるわけですが
まぁこんなところで言ってもしょうがないよなぁと黙っておくことにします
まだこれが設立第一回目だしね
でもこう…なんだろーね…うーん…
難しいもんだねぇ
投稿者 bird_chief : 22:58
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1巻目の「モンスターキネマトグラフ/坂木原レム」

「モンスターキネマトグラフ/坂木原レム」
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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怪獣に変身する女性として戦争に参加していた女性が、戦後の平和な日本の中でどう生きていくか、という話。
すっとんきょうだがアイディア賞物の設定が目を引くところですが、よく出来た1冊。
なんつってもあれだよ、主人公がちょっとだけオバチャン入った関西弁の大人の女性、てのが良くてね。
ストーリーは、怪獣に変身して戦争に参加していた女性が、戦後にその存在を政府から秘匿されながらも、幸せな生活を求めていた、という感じでして。静かに暮らしているはずなのに、不意に怪獣化しては勤め先を建物ごと破壊したり。と、このあたりをコメディとして描きながらも、バケモノ扱いされ日陰者として暮らし、戦争のつらい過去をひきずる姿にしっとりとした哀しさ、切なさもこめられておりまして。
不幸な女性ではあるんだけれど、その物憂い美しさもきちんと絵として表現できているのは巧いっすな。
この作品に描かれる、戦後日本と怪獣と言いますと、やはりゴジラなわけですが。
全体のストーリーから細かな要素に至るまで、古きよき円谷怪獣映画を如実に反映させた漫画でもあります。
昔の特撮映画、怪獣映画を知っていればニヤリと嬉しいシーンがいくつもありましてね。人が怪獣に化けるという設定を活かしながらそういうことやるかぁ、と読んでて楽しいのだ。
でもそういったオマージュやパロディを味付け程度に巧くとどめ、漫画自体は1人の女性の物語としてきちんと起承転結を付け、うまくきれいに着地させているのが偉いですな。
馬鹿馬鹿しい設定に不条理ギャグ調のコメディシーケンスがありながらも、読めば爽やかでちょっぴり泣けちゃう。
この1巻のみで完結だけど、作りを考えればこれがベストだなぁと納得。
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投稿者 bird_chief : 22:47
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1巻目の「カノジョは官能小説家/後藤晶」

「カノジョは官能小説家」(1)/後藤晶
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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主人公はSM小説雑誌の新米編集者。とある女性SM小説家に惚れ込みこの業界に飛び込んだのだが、仕事上のちょっとしたきっかけで、その憧れの小説家の担当編集者となってしまう。しかし彼女は、作家として我侭で偏屈な上に、執筆のためと称して担当編集者に様々なSMプレイを強要するとんでもない人物であった。という感じ。
仕事に対する熱意だけは持っている新米編集者が、美人なのに無茶な作家に振り回されつつも、互いに信頼関係を築きつつ仕事をモノにしていく、という流れ
。基本的にはよくある読み切り単発寸止め型エロコメの体裁を持っており、コメディ調にドタバタ劇→ちょっとシリアスなトラブル発生→いい具合に解決という流れで、合間合間に際どいエロシーンが含まれるという具合。
けれどもこれが、意外にまっとうに、エロいとかそういうの抜きにして楽しめるのだな。
その理由としては、主人公とヒロインともに主張がはっきりと強いキャラクターであり、美人小説家先生の個性も非常に魅力的であること。
編集者をSM行為でいびったりだのなんだのしても、全ては仕事のためであり、作品に対して真摯に向き合う姿勢がかっこいいのですな。
また、コメディリリーフを散りばめつつ展開させながらも、話のヤマ場はエロに頼らず、編集者と作家である二人が信頼関係を築き上げていく様子を丁寧に見せているんですな。
仕事のうえで、そして仕事を超えたところで深まっていく二人の関係に、一種の純愛劇にも似た爽やかな盛り上がりがあるんですよ。
ところで作中にて、作家と編集者ともに持っている「エロ作品でもそこには愛がなければいけない」という主張がたびたび目に付くんですが、これは元々成人向け作品を多く手がけてきた作者自身の声なのかもしれないですね。
著者の成人向け作品って、エロなのに「読める」作品が多いんですよ。
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投稿者 bird_chief : 22:31
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1巻目の「腐女子彼女。/神葉理世・ぺんたぶ」

「腐女子彼女。」(1)/神葉理世・ぺんたぶ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
付き合ってみた彼女さんが腐女子でした、という困惑の日々を描くコメディ作。
モチーフを女性オタクとして男性目線の描き方をしつつも、女性向けに描かれた本であるというのがポイント。けど男性でも女性でもそれぞれがそれぞれに読めるんだよね。女子だけのものにしとくのはもったいない。
主人公は大学生の男の子。バイト先で知り合った気になるお姉さんといろいろとフラグ立ててイベント消化しつつ、いよいよ告白から始まり付き合うことに。ところが彼女はオタクなのだと言う。しかもBL大好き腐女子なのだと。少しでも彼女を知ろうと腐女子の世界を覗いてみるものの、理解の及ばぬ領域に困惑、という感じ。
序盤こそなんかいい感じのラブコメの体裁を取ってはいるが、付き合いだしてからはオタの生態コメディーと化しています。
まぁ実際のオタの姿を笑いとして描いているわけですが、変な人の生態観察漫画にはなってないのが特徴的か。
もともとこの本、女性向けレーベルの単行本として出ているわけで、対象となる読者は彼女と同じ側なわけでして。つまるところ、腐というものは当然あるものとして描き、それ自体の異様さとか滑稽さは中心に無いのですな。彼氏側目線で話を追うことで、むしろ腐趣味に混乱している彼氏の姿をおかしさとする内容となってます。
そのため女性読者にとっては、自分の趣味にとまどう彼氏の姿を見て楽しむ読み方となり、男性読者としては、なんだかわからんが熱い世界に主人公と同調して戸惑う、という読み方になります。
1冊で2度おいしい漫画ってことかね。いやちょっと違うか。でもそんな感じ。
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投稿者 bird_chief : 22:26
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2008年01月22日
マンガ大賞2008、ノミネート作品発表
以前に、
「面白い漫画を選ぶ」という苦労
Blog改装とマンガ大賞ノミネート選考
にてちょろっと触れておりました、マンガ読みが選ぶマンガ大賞2008
ノミネート作が発表になりましてね
そのノミネート作が発表になってる運営Blogがこちらなのだが……
あのさあ……
小売り書店員に候補作聞いておきながら、Amazonのアフィリエイト貼るなよ…
気持ちは分かるんだけど、せっかく参加した我々のことも配慮に入れてもらえませんかね…
こういうことされると、あまりいい気分しないんですけど…
気を取り直して、候補作を見ていきますと…
ノミネートに入ったのは12タイトル。(10作の予定が得票同数があり増えたらしい)
『海街diary1蝉時雨のやむ頃』・吉田秋生
『大奥』・よしながふみ
『岳』・石塚真一
『きのう何食べた?』・よしながふみ
『君に届け』・椎名軽穂
『皇国の守護者』・佐藤大輔、伊藤悠
『とめはねっ!鈴里高校書道部』・河合克敏
『夏目友人帳』・緑川ゆき
『ひまわりっ〜健一レジェンド〜』・東村アキコ
『フラワー・オブ・ライフ』・よしながふみ
『もやしもん』・石川雅之
『よつばと!』・あずまきよひこ
といった面々。ま、順当だよな。とおいらは思うんですが、
普段バリバリにマンガ読まないような人からすると、けっこう意外だったりするもんでしょうかね?
あとはこう、巧くてキレイによくまとまっている作品ばかりで、いまひとつ面白味や意外性には欠けますが。まぁマンガ読みを集めて多数決取るとこうなるよな、という感じ。
強烈な個性のあるものとかクセの強いものは、多数決となると弱いですからねぇ。
それぞれの作家の絵柄を見ても、好き嫌いの分かれる絵を描く作家は票が得にくいんだなーということがよく分かります。
でもまぁそのへんは予想通りでもあったりする。
それに、クセも無く読みやすい秀作揃いではあるわけで、読み手を選ばず楽しめるラインナップになってるのは確か。知らないのがあったら手にとってみるのも良いかと。
。
それにしても、よしながふみはすっかりメジャー化してるなぁ。
投稿者 bird_chief : 23:58
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1巻目の「星は歌う/高屋奈月」

「星は歌う」(1)/高屋奈月
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
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少しワケ有りな生活を送る女の子が、不思議な雰囲気を持つ男子と出会ってどうのというラブコメ作。
いやー、「フルーツバスケット」著者の最新作なんですが、格の違いを読んで感じますよ。なんかそこらの少女漫画とは明らかに別物だというくらいに出来が良く完成されてます。
作品全体を取り巻く空気や、主人公のキャラ設計と周囲のキャラの描き方は前作「フルーツバスケット」と似ておりますんで、前作から入ったファンもするっと読んでいけるでしょう。
主人公は高校生の女の子。ある事情から親代わりの従兄弟ととともに2人で生活しており、その生活費も自分で働いて工面しておりまして。周囲の大人たちから哀れみと蔑みの目で見られながらも、彼女は大切な家族と信頼できる仲間達のいるこの暮らしを充分に幸せだと思っていまして。
そこに、不思議な雰囲気を持つ男の子がやってくる、という展開。
舞台設定やストーリーの背景をあえて序盤から提示せず、話の入り口をかなり広くとった作りが印象的。そのためありふれたラブコメに見えるところなんですが、場面構成の巧さとキャラクターの良さがあり、独特の深みを持った作品となっております。
コミカルで賑やかな日常シーンの描写で人物の関係性を見せ、そこから一転してシリアスなシーンでは内面の心理描写でドラマを盛り上げる。少女漫画的なドラマ作りとしては普通の手法なのに、ひとつひとつのシーンとそこにいるキャラが非常に印象的でして。
この1巻目読んだだけで、場面ごとにさまざまな感情が湧き上がってくるんですよ。
ヒロインの生き方やその想いに優しい気持ちになり、彼女の置かれた境遇にいたたまれなくなり、しかし賑やかな学園生活は実に楽しく読めて、そして身を切られるような切ないドラマがある、という具合。
主人公の身に起こるドラマに、ここまでしっかり読者が同調できる少女漫画は多くないですよ。
特にキャラクターの見せ方が素晴らしく、単純に設定と性格だけでなく、生き方と価値観がしっかりと読み手に伝わり、またその価値観がドラマの盛り上がりを生むのですな。
登場人物同士が作る相関関係や構造が、設定からなる立ち位置だけでなく、もっと曖昧で繊細な心の距離感を出せているというのは、なかなかできることじゃないよなぁ。
派手ではなく目新しい設定があるわけでもないのに、読めば「ああ、もう全然違うレベルだ」と分かる出来の良さ。
あとはもう、キャラの好き嫌いだけですな。
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投稿者 bird_chief : 23:55
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1巻目の「俺様ティーチャー/椿いづみ」

「俺様ティーチャー」(1)/椿いづみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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気が強くて腕っ節もあり、男どもを部下に埼玉統一を果たすほどの女子校生が、心機一転ごく普通の高校へと転校し、そこで出会った男子とどうこう、という少女漫画ラブコメ。
ヒロインの暴れっぷりがいいよなー。読んでて楽しい。
やたらに喧嘩の強い女の子が、普通の高校生になろうとするんだけれども、なんでかやっぱり暴れる羽目になり、そこで出会った男性とラブコメ展開、といった具合。
トラブル体質であるヒロインがやたらとドタバタしてるのを眺めてるだけでページが進む内容でして、そこに絡んでくる男性キャラも一筋縄ではいかず、テンション高めの少女漫画ラブコメとしてなかなかに楽しめる内容。
その男性キャラ陣、いい具合に個性が立ってはいるものの、なんとゆーかこう、ヒロインの相方役となる男が憎まれ役半分のクールで美形な不良キャラであり、このへんのいかにもなキャラ作りは好みが左右しそう。
ヒロインは面白いキャラなんだけど男性陣は割りと典型的だしなぁ。
そして、普通の学校だとと思ってヒロインがやってきたこの高校も、なにやらいろいろと事情があるようでして、そのへんの舞台設定を基にしたストーリー展開がこの先待ってるようです。
キャラの存在だけが目立つドタバタコメディだけで終わらないってのは、期待できますな。
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投稿者 bird_chief : 23:51
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1巻目の「ちゅーぶら!!/中田ゆみ」

「ちゅーぶら!!」(1)/中田ゆみ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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主人公は春から中学生になったばかりの女の子。
入学式の会場で、もののはずみで黒のレースなオトナ下着を着けているところを目撃されてしまう。一気に同級生の注目を集めてしまう彼女だったが、実は新作下着の試着モニターをしていたところであり、また彼女自身も、下着が好きで下着のよさを広めようと熱心なのだった。という設定。
成長期のまっただ中にある女の子達の下着の悩みについて、主人公がその相談に乗り解決していく漫画でして。エロいしかわいいし、タメになる作品なのだ。
……ただ、この漫画で得られる下着の知識をどこでどう活用するかが問題ですが。
やたらに大人な下着を着けていたり、他人の下着について積極的にアドバイスする主人公なわけなんですが、周囲は多感な思春期の女の子ばかりでして。偏見があり白い目で見られたりもするんですが、「でも下着ってこんなにステキなものなのに!」とひたむきな主人公の姿勢が良いですな。
画面としてはまぁ、少女達が下着姿でどうのこうのとやっており、ロリエロ一直線なんですが、テーマに対する主人公の純粋な動機があるため、ただのエロコメディにならずに読むことができるんですな
。加えて、心も体も成長していく少女達にとってデリケートで重要な問題として「下着」をとらえ、大人と子供の境目にさしかかろうという時期にある、微妙な女の子の気持ちをうまく描きつつ、第二次性長期にある自分の体と向き合うことで、少しずつ大人へと近づいていくその姿が良いのですよ。
まぁなんだかんだ言ってもエロいのは事実でして。ころころふにふにした女の子達は非常にかわいいんで、それだけ目当てに読むのも当然アリ。というかむしろそっちがメインです。
あとさすがに下着漫画だけあって、ショーツ類の描き込みは物凄いです。柄や縫い目やレースの細かさに、思わずコマを凝視してしまいますな。
……いやほんと、エロいとかそういう気持ちとかでなくて。絵に対する興味として。本当だって。
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投稿者 bird_chief : 23:47
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2008年01月21日
スゴ腕早撃ちガンマン・実写版
↓の皆川亮二新作の西部劇モノが面白かったので、あれこれ早撃ちについて調べてみたれば
こんなものが
情報元:小太郎ぶろぐ−生まれる時代が違えば英雄となっていたはずの凄腕早撃ちガンマン
ニコニコ動画はこちら
スッゲーーー!
漫画やアニメの世界でしか見たことなかったような光景が!
スゴくて興奮したので、ついでにジャパニーズクイックドロウ・居合い斬りの動画とか甲野先生の動画とか見て回ったり。
投稿者 bird_chief : 23:42
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1巻目の「PEACEMAKER/皆川亮二」

「PEACEMAKER」(1)/皆川亮二
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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ガンマン同士が金と名誉を賭け、決闘で腕を競い合う西部劇の世界。
伝説的な早撃ちの名人を父に持つ早撃ちスゴ腕の主人公が、旅の途中でとある少女と出会ったことから悪魔のような傭兵集団との戦いを繰り広げる、という内容。
SFだなんだとやってきた皆川亮二の最新作が西部劇??、と思ってましたが、読めばしっかり面白いよなー。
主人公はムチャ強いんだけど平和主義者で、父親の形見として美しい彫刻の入ったコルトSAAを使う人物。
無闇な殺しはしない主義で、そのせいで決闘で賞金稼ぎすることもなくいつも空腹。おまけにバクチ好きだが賭け事の才能のカケラもなく、いつも貧乏。しかしいざという時はその表情も凛々しく、凄まじい早撃ちで敵を倒す、という感じ。
主人公の旅のお供についてくる少女とバクチ打ちの2人が、これまたクセの強いキャラでして。彼らの掛け合いや場面ごとの役割により、相互に個性と特徴が出てくるわけですな。
主人公しかりその周囲の面々しかり、シリアスな西部劇の世界でありながら、主人公達だけがいまいち2枚目になりきれない、というとこがキャラの創り方として巧いっすなぁ。
設定上派手な武器も無く、見せ場は一対一の決闘が多いため、これまでのアクション作に対して大立ち回りも無く、割合に静かなアクション漫画ですが、その分山場に向かうまでの場面ごとにキャラを巧く立ち回らせ、ここぞという見せ場の決闘シーンでは緊張感を最大限に演出。
そしてそこに実際の早撃ちテクニックをウンチクとして挟み込み、アクションシーンを盛り上げる小道具として活用しておりまして。
アイテムや設定が限定的になる分、うまくギュッと密度の濃いバトルが描けている感じです。
弘法筆を選ばずじゃあないけれども、キャラと構成と演出に長けた作家は、舞台や設定おかまいなしで面白いもん描くねぇ。
ところで主人公の得意技。
シングルアクションのリボルバーを、ホルスターから抜くと同時に3連射するという、「スポットバーストショット」ってさすがに架空のテクニックだよなぁ。実際にできたら凄いんだろうが。見てみたい。
このへんの虚実ギリギリのところのかっこよさも味。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:38
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1巻目の「我が家のお稲荷さま。/松風水蓮・柴村仁」

「が家のお稲荷さま。」(1)/松風水蓮・柴村仁
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
司祭としての家系に生まれた主人公のもとに、狐の守り神がやってきていろいろと戦ったりとかやってる和風伝奇ファンタジーコメディ。
ご家庭とご町内を舞台とする箱庭型コメディの典型ですが、守り神であるキツネ様のキャラがうまく立っているため、それだけで成立している作品。
なによりこのキツネ様が俺の好きなキャラなもんでね。ニヤニヤ。
主人公となるのは一見ごく普通の兄弟。この弟のほうがなにやら良くない妖怪に狙われてしまう。実は主人公達は代々陰陽五行に通じる力を持つ家系であり、そして妖怪を退治するべく狐の神様の封印を解く、という筋書き。やがて封印を解かれた妖怪は、主人公達の守り神として彼ら一家のもとで暮らすことになるわけです。
1巻目の構成として、前半部分を使い主人公達の紹介と簡単な背景設定の説明を行い、後半では守り神さまを交えての日常描写と主人公達の母親の姿を追い、今後のおおまかな展開の下準備としています。このへんは導入部としてしっかりしてるので読みやすいですな。
ストーリーは、既に他界している主人公の母親に秘められた謎を追う流れになっており、いちおう長編的要素もあるみたいです。
なによりやっぱ、おキツネ様がかわいいんですな。
人の姿になった場合の造形としては、ナイスバディなお姉さんという感じ(男性の姿にもなれんだけどそっちは無視だ)。で、性格や言動も、勝ち気で強気で尊大ながらも、好奇心旺盛で軽薄なところも。
つまるところやんちゃな姉御キャラって感じでしてね。
メインヒロインとして最近ではあまり見ないタイプだったりするうえに、年上キャラってのがいい具合ですな。非常に。
あともう一人の巫女さんもいいキャラだしな。
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投稿者 bird_chief : 23:25
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1巻目の「大江戸ロケット/浜名海」

「大江戸ロケット」(1)/浜名海
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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アニメ化まで果たした劇団☆新感線の舞台演劇を原作とするコミカライズ作。
江戸時代も末期差し掛かり、制度疲労を見せていた幕府が執った政策、「天保の改革」により、贅沢が大きく制限されていた頃。
改革により禁止されている花火を、江戸の町でゲリラ的に打ち上げていた少年が、月に帰れなくなったという奇妙な女性と出会う。
少年の持つ技術力に魅せられたその女性は、彼についていくと同時に、少年は自分の花火で彼女を月へと届けようと決意する。という設定。
江戸時代を舞台に宇宙的SF要素を盛り込み、かつ花火師がロケットでの有人飛行に挑むという、大胆で破天荒な主題がまず眼を引くところでして。このへんの荒唐無稽っぷりは劇作家・中島かずきならではといったところか。
全体を通してのストーリー要素は、主人公とヒロインとの月ロケットを巡る流れがあり、また江戸を騒がす怪異とヒロインとの謎があり、また、主人公を中心とする江戸の町人達との係わり合いがあり。ドラマ展開とキャラ関係とが複合的に混ざり合い、それぞれの部分ごとに読んでも楽しめるように構成が練られているのも良い点ですな。
漫画版ではさらに主人公とヒロインの結び付きを重点的に描くとともに、舞台やアニメでは果たされなかった、宇宙SF的要素も存分に取り入れていく模様ですな。このへんも期待。また、主人公の作るものや仕掛け等のオブジェに対し、前時代的でありながらSF的というアプローチを試みつつ、これが見ていて気持ちいい感じにサマになってるんですな。
メディアミックスとしてネームバリューが先行しそうなところですが、漫画家もなかなかどうして負けちゃいませんぜ。
そういえば原作の舞台はまだ見てないんですよね。これと轟天のDVDが欲しいんだよなぁ。
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投稿者 bird_chief : 22:57
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2008年01月20日
同人ソフトがー、入荷したぞー
たまにゃーおいらの担当分野の店頭の状況も報告しようということで

同人サークル、黄昏フロンティア様の冬コミ新作、「ぱちゅコン!」が入荷ですよ。
東方Project二次創作ゲームで、ストラテジーアクションって感じか。
待ってましたとコーナー展開だ。
ちまちま動き回るゴチャキャラ眺めてるだけで楽しいな。
投稿者 bird_chief : 22:27
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1巻目の「てるてる天神通/児玉樹」

「てるてる天神通り」(1)/児玉樹
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
突然に町内会長に任命されてしまった少年が、嫌々ながらも商店街の神様の力を借り、トラブルを解決しつつ素直じゃない自分の心も解き放っていくとゆー内容。
ご町内人情コメディのフォーマットに萌え系の美少女がいるという感じ。
底抜けに明るく賑やかなコメディでありつつも、ちょっとしんみり泣かせも。
高校を卒業して6年ぶりに生まれ育った町へと帰ってきた主人公。その日のうちに商店街の寄り合いに参加したところ、くじ引きで町内会長に任命されてしまう。嫌々ながらに町内会長の証であるバッジを付けたところ、少女の姿をした商店街の神様と出会うことになる。代々この商店街では、町内会長がこの神様の力を借りて、この町を平和におさめていたという設定。
んで主人公もやはり神様の力を借りて色々なトラブルを解決していくわけですが、町を離れていた6年の間に主人公の性格がひねくれた方向に曲がっておりまして、最初は卑屈だったりスネていたりするところ、町内会長として働くうちに、人間的にも成長していくという具合。んで神様がいるぐらいなのでモノノケがらみのトラブルもあって若干のファンタジー要素も。
んでお隣さんにはかわいい幼なじみの女の子がいたり、なにかと主人公にちょっかいをかける美人の姉がいたり。このへんはお約束。
全般的に賑やかなドタバタコメディやりつつ、人情話としてキレイにまとめる読切話であり、いかにも予定調和なところはあるもののだからこそ商店街という舞台がマッチするものでして。
泣かせの要素も重すぎず軽すぎず、定石をきちんとふまえて安心して読める作りになってます。
あと主人公の傍らの天神さまがかわいいよな。ちんまりとちびっこいけど強気で元気で。
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投稿者 bird_chief : 22:17
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1巻目の「コンビニDMZ/竿尾悟」

「コンビニDMZ」(1)/竿尾悟
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
ここは某国の紛争地帯真っ只中。
銃弾飛び交う戦場のど真ん中、DMZとして一軒のコンビニがそこにあった……!というミリタリーギャグコメディ。
軍事・ミリタリーお得意の作者による、不謹慎でハチャメチャな漫画となっております。
笑顔で「いらっしゃいませ、ファッキンガイズ」て挨拶する店長がなんか良い。
DMZってのは非武装地帯のこと。対立する勢力同士の間で設けられる、一切の軍事活動が禁止された場所のことでして。「この中では武器持っちゃいけません。攻撃しちゃいけません」ていうこと。で、この漫画は、もしも一軒のコンビニが非武装地帯だったら、という設定から巻き起こる騒動を描いているわけでして。
日本中のそこらにあるようなコンビニに、迷彩服着たいかつい野郎どもが(たまに流血してる)買い物カゴ下げてレジに並んでる、という、ミリタリーのある日常というシュールな光景が拝めます。
そしてコンビニが非武装地帯といっても、自動ドアを一歩出たらそこは戦場のど真ん中。窓の外では戦車がいるは狙撃兵がいるわ、砲弾が飛んでくるわ兵士がボロボロ死んでいくわ…。それでも平然と営業するコンビニと、まるで顔に表情が張り付いたような笑顔を絶やさない店長がそこにいる、という具合。
ミリタリーをテーマに扱い、絵として描く際もそのへんに相当なこだわりを見せているのに、話のネタやギャグのエッセンスとしてはマニアックになりすぎないようにしてあるのは好感持てるところですな。
ミリタリーものなんだけど、そういうのあまり詳しくなくてもちゃんとギャグが理解できるようになってます。
投稿者 bird_chief : 22:10
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2008年01月19日
お店の手書きPOP、文面考える人とデザイン描く人と

PC上でのPOP作成なら、たいていのものはあらかた作れてしまえるんですが
キャッチーなものを、となると手書きPOPにはかないませんな。
PCで作ったPOPはきれいな反面、視界の風景に同化しやすいため、人の視線を集めにくく、特定の商品にワンポイントで、となると手書きのほうが良いわけです。
(逆に、大きいものとかサイン表示の意味を持つものや、長文を読ませるものはPCで作ったほうが良い)
で、手書きPOPとなると、おいらは文面を考えるのはすぐなんだけど、手書きでキレイに魅せるデザインというのがいまひとつ不得手でして。
逆に、他のスタッフにはデザインはキレイにできるけど文面を考えるのが苦手、という者もおりまして。
その結果として行っているのが冒頭の画像。これは今日「なんか文面考えてー」と頼まれて書いたもの。
コピー紙に手書きPOP用の文面だけが書かれております。
これを元に、店頭POPがそれぞれの担当の手で作られていきます。
要するに、文面とデザインとの分担作業。
おいらがテンプレートとしての文面を考えて、それを下書きとしてFAXなりで回して、それぞれの店舗で作成する。
ちっこい手書きPOPといってもそれなりに作業時間を食うので、こうして効率よく作成していくわけですな。
それでもちょっとした数になるので、この作業は週に一回のタイミングで時間を設けて、その週に発売されたものをチョイスして書いてます。
なんだかんだで店内POPの半分以上は、手書きPCともにおいらが手がけてるかなぁ。
そして実際に手書きPOPが仕上がってくるのは楽しみなもんで
自分で考えた文面だけど、自分では絶対できないキレイなPOPが棚にあるのは嬉しいもんですな
でも人まかせばっかでもいけないのでデザインのお勉強中
そーいや本のPOP文面の募集と配布してるサイトあったなぁ。
投稿者 bird_chief : 22:00
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1巻目の「魔女の騎士へクセン・リッター」/二ノ瀬泰徳

「魔女の騎士へクセン・リッター」(1)/二ノ瀬泰徳
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
大魔女に使え彼女を守るために、ショタっ子騎士がキスしたり戦ったり触手だったり女装だったりする漫画。
一応一般向け作品ではありますが、濃厚なエロがこれでもかと溢れております。
立派な騎士になるべく旅に出たショタっ子主人公。怪しい森の中で道に迷っていたところ、年恰好は少女のようだが強大な力を持つ一人の魔女に出会う。
魔女を孕ませようと狙う魔物達から守るため、彼女に見初められた主人公は彼女だけの騎士となる。そして彼女と口付けを交わすと、主人公は沸きあがる欲望を力と変えて、魔物をなぎ払うのだった、といった具合。
魔女とショタっ子が触手とかでエロく襲われ、エロいキスを交わし、パワーアップしてコスチュームも派手になった主人公が敵を倒す、といった具合でして。
色気とセクシーさを売りにした一種の変身ヒロインアクションものですな。エロゲなんかでもよくあるフォーマットでして、この作品がどういったエロゲと違うのは「入ってない」ことぐらいですな。
濃密な描写によりグロテスクに描かれる魔物たちに襲われ、少女と少年があられもない姿をさらしておりまして。内容としてはほとんどこれに尽きるのではないかと。
アクションシーンもけっこう力強さがあり、主人公や他の登場人物の衣装も凝った作りになってます。
そういった見せ場中心の展開のため、ちょいと大味な印象の作品ではあるんですが、手段と目的がはっきりしてる内容なだけに、分かりやすさはあるかな。
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投稿者 bird_chief : 21:57
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1巻目の「ご愁傷さま二ノ宮くん」/鈴呂灰司・浜田レイジ

「ご愁傷さま二ノ宮くん」(1)/鈴呂灰司・浜田レイジ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
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主人公は家事その他が得意な、高校生の男の子。ワケあってお屋敷のような自宅で一人暮らしをしていたところ、ある日突然、美少女と同居生活を送ることになる。
しかも実はその美少女、生まれながらに男性を惑わし、誘惑してしまう「サキュバス」でありながら、極度の男性恐怖症だった。という設定。
そんな男性恐怖症をなんとかすべく、主人公の姉とヒロインの兄とが結託し、主人公とヒロインを無理矢理にでもくっつけてしまおうと画策するわけでして。
そのおかげでお風呂が一緒になったり寝床が一緒になったり。欲望と理性のはざ間で主人公、悶絶。てな感じ。
そんでもって2人で学校に行っては、ヒロインのサキュバスとしての体質で男子生徒が我を失い騒動になったり。もう一人のヒロインとしてなんかお嬢様生徒会長が出てきたり。色々と。
典型的な軽めのエロラブコメですが、原作付きなだけあって設定とシチュエーションの組み立て方はまぁまぁかなぁ、というところ。
ヒロインが今のところ「エロい」以上のキャラクター性を発揮できていないんで、キャラクターコメディというよりはドタバタ劇の騒動そのものを読むしかない感じか。
キャラと世界が閉じた中でのエロコメなんで、それなりにドラマを盛り上げていかないと後が続かないと思うので、2巻目移行になれば物語として読めるようになってくるのかな?
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投稿者 bird_chief : 21:45
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美味い酒と美味いメシを求めて
うちの店の周辺は、駅の近くなのに意外とメシを食うところが少ない
休日前とか仕事場の近所で「ちょっとうまいもん食いに行きたいなぁ」というとき、ここっていう店が無く
最近ずっと探してたわけでして
メシオンリーじゃなくてもまぁ、居酒屋でもいいんだけど料理のおいしいところが無いかなぁと
で、あちこち廻って開拓するうちに、ついにジャストな店を発見
座敷とカウンター合わせて20席も無いようなちっこい和風居酒屋なんだが、小ぎれいで洒落ていて内装も良くて、かといって気取ったところがなく、店内にはゆるーいジャズのBGMが流れ、お客はみんな30代以上の男性ばかりで、賑やかなのに落ち着いた店なのだ。
料理はそこそこいい値段するものの、味もけっこうたいしたもんで、やや濃い目の味付けには酒が進む進む。特に焼き物がいける。
なによりいい歳した大人の男が一人でも居心地が良くて、初めての店なのに焼2時間以上居座ってしまったし。
マスターもとっつきやすくてこっちの様子を見ては話しかけてくれるし。
忙しくなって注文した料理が遅くなりそうな時は、気を利かしておつまみサービスしてくれるし。
いいとこ見付けたわぁ。
ちょくちょく寄らせてもらうことにしよう。
投稿者 bird_chief : 01:32
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2008年01月18日
久々に営業さんが来ました
PC流通の営業さんがご来店。
ほんともう鹿児島なんてところまで来ていただけるとありがたいわぁ。
うちのような専門店があまり無いので、よその店を見に行ったりとかできないし
さすがに本土の南端まで来てくれる広報さんやら営業さんやらそうそう無いし(出版社さんはよく来られるがおいらは担当外だし)
なのでこう、業界にいるんだというような実感が薄いし、なんか孤独。
んでまぁ、折角来てもらったのでいろいろとお話。
タメになる話をいろいろと聞けたなぁ。
前述の理由で業界内からの意見ってのがもらえないからほんと貴重。
あと大手メーカーの開発体制のこととか教えてもらったり。
たまーにこうしてメーカーやら流通さんやらとお話できると色々と励みになるんですよ。
売ってるもの、並べているものの向こうに生きた人間がいるのだという実感は大切よね。
それにこう、仕事にも慣れてきて惰性でやっているようなところに新鮮な感覚を取り戻せるし。
頑張るぞーって気になれるのだ。
投稿者 bird_chief : 01:08
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1巻目の「この世界の片隅に」(上)/こうの史代

「この世界の片隅に」(上)/こうの史代
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
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戦前の日本。広島に生まれ育った少女がやがて呉に嫁ぎ、そこで送る日常を時の流れとともに綴った作品。
こうの史代特有の繊細な日常性をもって描かれる静かなドラマですが、舞台が戦中の広島で呉で、となるともうね…。
広島の海辺で海苔作りを営んでいた家に生まれた少女。彼女がまだ幼かった頃から話は始まり、やがて人々の生活に戦時色が濃く反映されていく中で、絵を描くことが好きな少女だった彼女は、軍港・呉にある家に嫁ぐことになる。
少しばかりおっちょこちょいな彼女が送る、新しい家庭での新しい生活。やがて時が経つにつれ、そんなごく普通の家庭の普通の日常の中に、戦争の影響が出てきて…、という感じ。
舞台が戦時中であるものの、あくまでも中心に描かれているのは主人公が送る60年以上昔の生活そのもの。当時の資料を持ち出して描かれる家庭生活の描写は非常に丁寧であり、またそこでほのかな恋があったり、日々の細やかな出来事に心を動かしたりと、生活の中に人物の感情を乗せるのが非常に巧く、まさにそこに主人公達の人生の片鱗を感じることができます。
そんな日常が少しずつ、しかし確実に戦争の影響を受けていくわけですが、普通の生活が少しずつ戦時色に染まっていく様子も非常に丁寧に描かれ、巧いんですな。
…しかし日々の生活が変化していこうとも、まだこの上巻では、みんな笑って暮らしているんですな。
そんな彼女達が下巻でどうなっていくのかと思うと…。広島で、呉だもんな…。広島の原爆だけでなく、呉という都市は軍港であり日本一のであり工廠であり、重要な戦略拠点だったわけです。そのため、数度に渡る大空襲を受けたわけで…。
けれども、そういった悲惨な戦争の姿を陰に忍ばせながらも、戦時中にそこにあった人々の暮らしや日常までも否定していないのが特徴ですな。
戦争の影響を確かに受けながらも、そこに生き、人生を送る人々がいる。
その象徴として見開きを用いて描かれる、「タンポポと戦艦大和」が素晴らしい。
タンポポの綿毛が舞う丘の上から見下ろす、呉の海と港。やがて静かに巨大な姿を現す、戦艦大和。
その後数十年にわたり否定され続ける時代であろうとも、かつてそこにあったこの景色は、間違いなく美しかったのだろうなと、涙が出てきますよ。
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投稿者 bird_chief : 01:03
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1巻目の「レンタルマギカfromSOLOMON」/MAKOTO2号・三田誠

「レンタルマギカfromSOLOMON」(1)/MAKOTO2号・三田誠
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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魔法や呪術が存在する日本にて。巫女から魔女から様々な魔法使いを派遣し、魔を対峙する派遣会社があった。
その派遣会社の社長と、そのライバル格となるソロモンの血を引く娘とでどうのこうのとやっております。バトルしたりみんなで学校行ってラブコメやったりとか。
ライトノベルを原作に持つコミカライズですが、その中のヒロインの一人にスポットを当てた外伝的な側面が強い印象です。
登場人物の配置と読者への紹介は済んでいるという前提で始まる話であるため、概ね原作既読者向けと言えるでしょう。
ヒロイン一人をクローズアップさせただけあり、メインキャラのアピールは充分。典型的なお嬢様系キャラでありつつも、太古から続く家系に生まれた特殊な運命と生い立ちとを個性にうまく反映させ、インパクトのある人物として描くことに成功しています。
作画の面でも、キャラの性格を活かしつつ、ヒロインの想いや感情をうまく線に乗せ、ピンナップ的に読者へアピールを行っておりまして、1巻目にもかかわらず、かなりはっきりとした個性を持って彼女の魅力を捉えることができるでしょう。
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投稿者 bird_chief : 00:55
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1巻目「紅心王子」/桑原草太

「紅心王子」(1)/桑原草太
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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魔界の学園で、次の魔王として学んでいた魔界の王子が主人公。彼が研修として人間界へ降り立ち、そこで出会った一人の少女に恋をする、という内容。
設定としてはファンタジーでコメディでありつつも、人の絆やつながりを大事にするハートフルロマンスとなっております。
やさしい気分になれると同時に、全編に満ちた切なさに身をゆだねるのが心地よい作品。
主人公は魔界の学生で時期魔王であるプリンス。卒業のために人間の世界へ降りることになり、彼には「後に魔界をおびやかす存在となる人間の魂を奪ってくる」という使命が与えられる。
そして地上に降りた先で一人の少女と出会い、彼女に特別な感情を抱くことになる、という流れ。
ファンタジックコメディでありながらロマンス要素を主題に置き、登場人物もメインカップルに絞ることで非常に少女漫画らしくなった作品。
熱血アクションがある横でこういったハートフルラブロマンスも載ってたりするのはガンガンの面白さだよなぁ。
魔界に住む悪魔としての常識を持ち、人間の感情や常識をくだらないものとする主人公に対し、前向きで快活で常に笑顔で、他人と感情を共有できるヒロイン。
悪魔かどうかはまぁ設定として置いといて、こういう両極端な二人が互いに惹かれあう、というのもまた純愛ロマンスの王道ですね。
んで、ストーリーは主人公である王子サマの主観とモノローグで語られ、彼が人間と触れ合い、オープンな性格のヒロインにより徐々にその心に変化が現れていく様子が描かれるわけですが、同時に、一見するとにこやかで爛漫に見えるヒロイン側のほうでも、悩みや葛藤を描き、心情を吐露させているが良いですな。
これは、ラブロマンスであっても、ヒロイン側が分かりやすい女神像とならず、それぞれが互いに感情の変化を見せているということでして。主人公とヒロインと、そのどちらにも感情移入できるようになってます。
そういう意味では少女漫画的なロマンスを、男性でも女性でも読めるようにした漫画と言えますな。
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投稿者 bird_chief : 00:51
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2008年01月16日
お店巡りが楽しくなってきた最近
仕事始めて以来、休日はもう徹底的に家から出ないくらいの出不精で
仕事場と家との往復のみの生活を何ヶ月も続けたりとかそんなくらいだったんですが
ここ最近になって、割と積極的に外に出ていろんな店を見て回るようになりました
店長になってようやく自分の意識にそういうのが生まれてきたんでしょうなぁ
あとは年齢のせいか
別に若者ってわけでもないけど、よーやくこの年になって気負わずぷらぷらといろんな店見て回れるようになったわけでして
とは言っても余所の本屋さんを見に行くのは2の次ですが
むしろ他業種のお店を見に行ったほうが、参考になる新しい発見があったりするもんです
それも別にアパレルとかCDとかホビー・雑貨とか、趣味分野の小売り店舗に限らず、飲食店やスーパーなんかのほうが面白いのだ(あくまでも個人的意見)
立場が人を作るとはよく言ったもんだ
投稿者 bird_chief : 23:45
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1巻目の「だめよめにっき/私屋カヲル」

「だめよめにっき」/私屋カヲル
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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新婚ほやほや夫婦の、健気に家事に励む嫁の姿をコミカルに描くホームコメディ4コマ。全ページ雑誌掲載時のままにフルカラーという豪華仕様。
子猫のように実にかわいらしい嫁の姿に、読んでてニマニマしまくりでもう。
嫁さん欲しくなるなぁ。
そして作者自身もこの単行本が出た時は新婚であったようで、そのためか収録作の中で新しいものほど、良い意味で生活感が出ております。
まずこの嫁さんの姿形からしてズルいもんなぁ。
ハタチだけど見た目が小さくて小学生にすら間違われるくらいでむっちゃかわいい。なにこのロリ嫁、とまぁ。
ネタの方向性は日常家庭におけるあるあるネタと、小道具を使った軽めのギャグ。んでもって新婚ラブラブな夫婦の日常を見せるノロケネタ。そしてここに、たまーにアダルトなネタもあったりして。このへんの微エロが良いアクセントになってますな。
この夫婦生活の中での、ヨメの日常と家事と、夫にたいする愛情の大きさでニヤニヤしちゃうわけでして。
そしてこのマンガ、基本的に2頭身にデフォルメされたキャラクターで4コマやってるんですが、話と話の間の空白ページや、扉にあたる表題コマなんかでは、リアル頭身になったヨメの日常ピンナップが描かれてるんですが、これまたかわいい。
そしてかわいいうえにキャラとしての存在感もあるし。4コマ部分で描かれた日常風景をキャラの背景設定とすることで、女性キャラの一枚絵ピンナップが、そこに生きたキャラを感じさせるものになっているんですな。…このリアル頭身バージョンのヨメはもう、完全にロリ嫁でもう…。
作品後半から登場人物を新たに加えてあり、ネタの内容に幅も出て賑やかさも増しておりまして。なにより後半になるに従い、家庭を持つ主婦の目線がより日常生活に近くなっており、そこから生み出されるネタも良い具合にヒネリが利いておりまして。ページが後ろに進むほどに楽しく読める作品。
やっぱこれは、ちょうどこの後半部分を描いていた頃に、著者自身が結婚したからってのが大きいのかもなぁ。
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投稿者 bird_chief : 22:54
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1巻目の「ヤンキーフィギュア」/ミッチェル田中

「ヤンキーフィギュア」(1)/ミッチェル田中
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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なぜだか突然に小さくなってしまったケンカ上等の少女が、フィギュア大好きでひ弱な男の子と一緒に暮らすことになり、ついでにケンカも強くなっていこうとかいうような感じの、軽いエロ有りなギャグコメディ。
人形みたいになっちゃっても相変わらず強いヤンキー娘、桜井さんがかっこよくて素敵なのだ
主人公はフィギュア見て「萌え〜」とか言ってるいかにも弱そうなオタク少年。そんな彼が不良にからまれていたところ、素行は悪いが女だれらにケンカの強さで評判の同級生、桜井さんに助けられる。しかしその直後、謎の猫の謎の現象ににより、桜井さんはまるでフィギュアのような大きさにまで身体が小さくなってしまう。
しかも、小さくなった桜井さんは主人公以外の人の手に触れると、文字通り人形のように体が動かなくなってしまうのだった。かくして、ひ弱なオタと小さな喧嘩ムスメとの奇妙な生活が始まったのだった
というような設定。
ヤンキーと喧嘩と萌えとお色気のあるコメディといった具合でして、スタイル的にはサンデーの「美鳥の日々」が近いですな。
ただそこはチャンピオンらしさとして、ヤンキーと喧嘩のほうにウェイトがあったり、全体的に妙に垢抜けないところがあったりするものの、まぁ特色ではあるでしょう。
にしてもやっぱ、桜井さんが良いっすな。
メチャメチャ強いけど基本的に不良で、けど性根はまっすぐで頼もしくて。露出度も高いし。
そういや、彼女の喋り方、一人称が「わし」で主人公のことを「お主」と読んだり、ヒロインがサムライみたいな口調ってのはなんか懐かしいなぁと思ったら、そうかうる星のサクラさんなのか。
作品として荒削りでまだまだこれからというのはあるんですが、キャラの立たせ方に光るものはあると思います。注目の新人として期待していきたいところ。
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投稿者 bird_chief : 22:46
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1巻目の「ぷいぷい!/夏緑・なもり」

「ぷいぷい!」/夏緑・なもり
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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とある学園に通う男子高校生が主人公。父親の影響か、彼の趣味は考古学。
そんな彼が、寮の中に散乱する収集品を片付けていたところ、古びたランプをたまたまこすってしまう。すると、学園でも有名なお嬢様がメイド服を来て出てきてしまう。お嬢様の正体は、実はランプの魔神の末裔であり、ランプの所有者に仕えなければいけないのだった。という設定。
設定の力でシチュエーションとキャラ構造をうまく作った上で展開される、ドタバタ風味のファンタジーラブコメ。原作ノベルのイラストレーターが作画しているだけあり、画面から伝わるキャラの個性でしっかり読める作品です。
ヒロインとなるお嬢様は、学園の中では猫をかぶって清楚で可憐に振舞っているが、ランプの魔神として主人公の前に姿を現すとその態度は一変。途端に高飛車でわがままになってしまうのだ。お嬢様キャラが普通の高校生にお仕えすることになる、という逆転のシチュエーションのため、ランプの魔神という設定が用意されているのですな。構造からくる面白さを優先させ、設定本位になっていない作り方は好感が持てます。
しかしちょっと設定は特殊ではあるものの、スタイルとしては学園ラブコメと枠内に収まっていますし、絵柄も萌え系でありそこまで特徴的ではないです。けれどもキャラクター性を高く感じさせてくれるのは、やはりもともとのイラスト担当者が漫画を描いているからなのでしょうな。
どこでどのような表情を見せ、どこに魅力を打ち出しアピールのポイントとするのか。主人公がいる時の姿勢や態度や構図など。そのあたりをしっかりとわきまえた画面にしてありますんで、登場キャラがわりとパターンに即したタイプであっても、きちんと一人一人の個性を読者に示すことができていると思います。
原作ファンは安心して読めますねこういうのなら。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:29
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2008年01月15日
新ヤッターマンOP曲を巡り、山本正之に起こった悲しい事態
デモCDがいつのまに作られ、「若い人」を起用する話だったのが変わり、デモだと思っていたものが本番として使われるなど、山本正之さんが納得しかねる出来事がいくつもあったようだ。
ああやっぱりなぁ…ひどい有様に山本正之本人もかなり心を痛めていたんだなぁ…
「ファンのみなさまへ」と題して記された当人によるこの悲しい裏話、現在では削除されてしまっているものの、恨み節とも言うべきその内容は事態の経緯が克明に記されておりました。
現時点での概要はYahooニュースでも取り上げられております
「ヤッターマン」主題歌作者 リメイク版の曲に「恨み節」
氏のつづった文面全体は2chスレに引用として掲載されています
【ヤッターマン】主題歌作者の山本正之、世良のカバーに落胆 読売テレビ・永井幸治Pの独断に戸惑いも★9
投稿者 bird_chief : 22:38
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1巻目の「くるねこ/くるねこ大和」

「くるねこ」/くるねこ大和
全1巻
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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飼い猫との暮らしとそれぞれの出会いや別れを軽いタッチと適度な擬人化を加え、4コマの体裁で描いたペットエッセイ漫画。Blog本でもあります。
ちょっとオトボケ気味で適度なゆるさと軽い泣かせが持ち味。
でもって分厚くて内容盛りだくさんなのが嬉しいのだ。250ページ超えてるぞ。これだけあると4コマといえどそうそう読み終わらないぞ。
中心となるのは、著者と5匹の猫と。んでそれぞれ一匹ずつ、どのようにして出会いどんなで性格でどんな暮らしをしているか、かなり細かく描かれております。これだけどんな猫か描かれると、読んでてこっちも感情移入できますな。
そんでもって、とにかくやたら捨て猫を拾っちゃう著者の、捨て猫とのエピソードもなかなかに泣かせてくれますが、全編を通してデフォルメの利いたあっさりと軽いタッチの絵柄であるため、重たすぎないのは良いですな。
にしても分厚いなぁ。普通のエッセイ4コマ3冊分くらのページ数があります。多いことはいいことだ。
なので、1ページ目からつらつら読んでいくのではなく、思い出したように適当なページを開いて、猫と戯れる姿を好きなように好きなとこだけ読むのが楽しいっすな。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 22:15
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1巻目の「赤髪の白雪姫/あきづき空太」

「赤髪の白雪姫」(1)/あきづき空太
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(ひょうたん書店通販ページ)
中世ファンタジーな世界観のとある王国にて。非常に珍しい特徴を持った美貌の少女と王子様との出会いとロマンスを描く少女漫画ラブコメ。
全編を通して爽やかで清々しく、実にいい気分になれる作品。
著者はこれが初単行本となるデビューしたての新人さんとのことですが、この人は伸びるでしょうね。
良い作家になってくれると思いますよ。
舞台はフラットで最大公約数的な「ファンタジー」の世界。ある王国に暮らし、薬剤師として街で暮らす少女がいた。彼女はその姿も美しいがなにより、世にも稀なリンゴのような赤い髪の毛を持っており、そのため目立ちたがりで悪評の高い王子に見初められ、妾として王子に仕えるよう命令が下る。
そんなことは御免だと王国を逃げ出し、ある山小屋に隠れ住んでいたところ、ある少年達と出会う、という筋書き。
ほんで出会った彼らが例によって例の如く、とある王家の王子とその従者であり、主人公を狙うダメ王子の手から彼女を救う、という流れになり、その日から少女と王子との付き合いが始まるという具合。
舞台設定や全体的な骨格、物語は少女と王子とのハートフルな交流とロマンス、という普遍的なものではあるんですが、そこから肉付けとして描かれる二人のキャラクター性や関わり合いかた、二人の作る距離感や雰囲気といったものが非常に表情豊かであり、また繊細で心地よい作品となっています。
ヒロインと王子さまと、二人ともしっかりしてるんですよね。きちんと自分の立場や主張というものがあり、自立しており。互いに信頼し心を通じ合わせながらも依存せず、相手を認めることでまた自分というものをしっかりと認識する。
恋人同士というよりも、強い絆と信頼関係で結ばれた友情のドラマに近いですな。
それが、付き合いを重ねることで徐々に互いを異性として意識しはじめる、という感じ。
でもそれが、野暮な言葉や感傷的なドラマは無く、淡々と静かに展開されるんですよ。しかしこのことが、言葉にあらわれなくとも、お互いが信じあい心で通じ合っている姿として描かれ、また二人の関係が強調されるという形になっています。
そんな二人の付き合い方が、男女の良い関係、良い姿、対等な立場で向き合う理想の恋人像として、読んでいて美しいわけですね。これが非常に爽やかで気持ちいいんですよ。
ただまぁキャラとして二人ともお利巧さんすぎるところがありまして、他の恋愛ラブコメであるようなすれ違いのドラマとかも無く、きちんとしっかりしすぎているなぁ、と思うところでもあります。
もちろんそれが作品の個性、強さとなっているわけですが、恋愛作の長編としてどういう盛り上げ方をしていくのかな、と気にはなるところ。今のところは、ヒロインの自立と成長を描くことでストーリーラインの柱のひとつとしているようではありますが。
ともあれ、ドロドロベタベタしててわざとらしく暑苦しい恋愛モノに飽きているならこれはおすすめよ。
サラリと軽やかでありつつ、傍で見ていて気持ちのいいカップルの姿があるわけですから。
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投稿者 bird_chief : 22:05
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1巻目の「TRIBAL12/長田悠幸」

「TRIBAL12(1)/長田悠幸
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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「太古の者」と呼ばれる巨大な石像群が、目的も意思もまったく分からないままに世界を闊歩している世界。
ただの「行進」ではあっても、その巨大さゆえに進路となる町は破壊されてしまうため、一種の災害となっていた。
その石像を倒せるのは、「VISION」と呼ばれる特殊能力を持つ”12”トゥエルブと呼ばれる者たちだけであった。
VISION使いとして認められるべく最終試験に臨んだ主人公は、とある町で子犬を連れた一人の少年と出会う。
そしてその町に向かいつつある「太古の者」を撃退することが、試験の内容だった。という導入部。
主人公と同格となるキャラクター陣を最初に12人と設定してあり、かつ個々に異なる能力をそれぞれ持っている、といった明確な特徴を持ってまして、ヒーロー群像劇の側面を持つ能力バトルアクション漫画として話を組み立てていくようです。
いかにも少年漫画的で主張の強い、才能溢れる直情バカと、ちょっとだけ大人びて理屈っぽい真面目な努力家というコンビを中心に据えており、キャラ構造として少年向けヒーローアクションとヤングアダルト向けの能力バトル漫画とどちらでも読めるようになっています。
この作品にしかないようなはっきりとした特徴や強みというのは若干薄いところもありますが、登場人物一人一人の見せ方やバトル漫画としての基本はしっかりしており、構造的に巧くできている作品ではあります。基本的な質は高いんですよ。
あとはここから、人一人の登場人物の、その個性をいかに発揮していけるかがポイントになってくるんではないかと思いますな。
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投稿者 bird_chief : 21:37
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新ヤッターマン
本編はいいんだがOPとEDがひどすぎる
OP曲はおっさん激怒のアレンジだし
EDはあからさまタイアップだし
三悪のテーマは無しなんかなぁ
なんか腹立った
ニコニコ動画内であてつけるように旧テーマソングと差し替えたOPが続々と上がってて笑えるなぁ
投稿者 bird_chief : 01:33
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1巻目の「正しい国家の創り方。」/橘あゆん

「正しい国家の創り方。」(1)/橘あゆん
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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がっつりとオタクに染まり二次元を愛する能天気な漫画家のもとに、まったくそっちに免疫の無い女性編集者がやってきて、セクハラまがいの行為にいろいろと振り回される、というコメディ。
漫画家がどうだという以前に、割と形式的なドタバタ美少女コメディやってるなという印象ですが、ヒロインが好き放題にオモチャにされて困り顔見せる様子にニヤリと。
かわいい女の子がオタ趣味を持つ男性に振り回され、コスプレしたりラブコメ展開したり、パンチラしたりエロかったりと、このへんの部分は定型的にこなしつつ。
しかしこのヒロインに対するセクハラ強要展開の繰り返しと、そこで何度と無く描かれる照れ恥らう姿は、なかなかにねちっこさや偏執っぷりがあって良い。
変態的ではあるんですが、ヒロインを振り回すオタ漫画家は趣味が特殊なだけで爽やか天然系というキャラであり、ねちっこさが不快になってないため読みやすいっすな。
ほぼ全編通して、ヒロインとこの漫画家との掛け合いだけで描かれるコメディですが、この漫画家先生しかりヒロインしかり、パターン的なんだけれどちょっとしたクセを持っているため、結構楽しく読める萌え系微エロコメディとなっています。
女編集者のほうがアイドルマニアで、実はアニオタとは似たもの同士、なんてな要素もアクセントになってますしね。
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投稿者 bird_chief : 01:22
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1巻目の「異国迷路のクロワーゼ」/武田日向

「異国迷路のクロワーゼ」(1)/武田日向
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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時代は19世紀後半。近代化過渡期にあるパリの、とある鉄細工の店に、遥か遠くの日本から、一人の少女が奉公としてやってくる、という内容。
店を守る若い青年主人と、文化も価値観も違う中で一生懸命なちんまい少女との交流を描いておりまして。
このちんまいのがもう、かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいよ。
19世紀のフランスはパリにて、看板などに使われる鉄細工の店をかまえる一人の青年。彼のもとに、日本という国から一人の少女がやってくる。
日本文化自体が非常に珍しく、そして注目を持たれていたような時代、考え方や風習の違いから誤解や行き違いがありつつも、次第に少女がパリの街に馴染んでいくようになる、という話。
形式としてはハートフル人情コメディといったところか。舞台がパリなのであんまそうは見えないけどね。
人の役に立ちたい、と自ら望んでやってきた少女であるものの、家族の和を重んじる日本と、個人と自由のパリとでは勝手の違い、苦労するわけですな。そんな中にあって、ちんまいのに強い意志とまっすぐな心を持つその姿が共感を呼ぶようになってます。かわいくて健気なのだ。
また、それぞれ日本とパリの価値観を代弁する少女と青年とのドラマを通して、異なる文化が互いを尊重しあい共存する、という素晴らしさも描いているわけですな。
まぁ漫画的デフォルメとして相当にステレオタイプで古風な日本人女性像ではありますが、ちんまいかわいい少女であればそれがいじらしいとも思えるわけだ。
また、作画として、産業革命只中にあるパリの、鉄とガラスのアールヌーボー様式の中にたたずむ可憐な着物の少女、というのが実に絵になるんですよ。
1話目を初めて読んだのは雑誌掲載時でしたが、美しさに惚れ込んで単行本化を待ち望んでいた次第です。
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投稿者 bird_chief : 01:10
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1巻目の「電波の男(ひと)よ」/西炯子

「電波の男(ひと)よ」/西炯子
全1巻
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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表題作他複数の作品からなる短編集。
ちょっと変だけどキュートな男女が繰り広げる大人の恋愛模様。
著者独特の、コミカルなんだけれども甘さと切なさのある質の高い話が堪能できます。
男女間のドラマとして構造のシンプルな作品が多いため、この人の著作の中では割と真っ向勝負にクラシカルな恋愛モノやってるなぁと感じましたが、キャラのクセの強さは相変わらずで、ファンにとってはなんの気負いもなく読めるところ。
特にやはり今回も、登場人物の個性の強烈さ、インパクトが眼を引くところですな。
コンプレックスのためやたらに卑屈だったり、価値観や趣味が特殊だったりと「ちょっと変」が揃っておりましてね。そのため妙に恋愛には奥手だったり不器用だったり。
ただ変なだけでなく、恋愛に対して誰もがふと抱いてしまうような、後ろ向きな態度やネガティブな発想ををうまくキャラに反映させ、転じて読者に親近感を与えてくれます。そのため、どのキャラもどこかおかしいのに、憎めなくて愛すべき人物となっているんですな。
キャラの滑稽さが際立ちながらも、ドラマ展開はセンチメンタルで叙情的であり、おおむねハッピーエンドとなりますんで安心して読めますな。意外性に欠けると言えばそうなんですが、その分キャラの挙動や思惑を見てるだけで楽しいので、ここで変に物語として起伏を出されてグラグラ揺さぶられるよりは、こっちのほうが読みやすいかなぁとも思ったり。
それにしても表題作ともなってる「電波の男よ」。よりにもよってアマチュア無線とはまぁ。
そういうところが好きなんだけどね。
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投稿者 bird_chief : 00:58
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2008年01月14日
注意されたのとカイジ棚が始まったのと
(#^ω^)<よそであんまり具体的なことまで言うんじゃないよ
(´・ω・`)<...ゴメンナサイ
というやり取りがあったのはさておき
いよいよカイジの放送が始まりまして

棚も作ってデデンと構えております。
ただ、DVDとTVがあるんだけどここで何を流すかが問題でねぇ。
告知映像とか持ってないもんでどーしようかと。
1話目流してもストーリー全然おもしろみが無いし
本編の面白いとこ流すとネタバレがひどいし
OPだけだと尺が短すぎるし
逆転カイジとかも考えたけどやっぱネタバレが…
PVのような、こう、告知に適した動画がないもんだろうか
うーむ
投稿者 bird_chief : 02:28
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1巻目の「虐殺魔法少女ベリアル☆ストロベリー」/倉藤倖・日日日

「虐殺魔法少女ベリアル☆ストロベリー」(1)/倉藤倖・日日日
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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悪魔が暮らし悪魔に支配されてしまった現代社会。そんな悪魔の支配から脱するべく、妖精の力を借りて魔法少女が戦うものの、悪魔を退治したばかりに社会の敵となってしまう、という内容。
メガネで性格のきっつい魔法少女が良いなぁ。振るうエモノもなんだか悪質だし。
人間と悪魔の戦いにより、地上は悪魔のものとなり、一応文明的な社会が維持されているものの、悪魔が生活を送り人間を差別し虐げているという現代社会。
その状況を良しとしない妖精達によって、ヒロインは魔法少女としての力を得るわけですが、文明社会で暮らす悪魔には人権もあるし法で守られており。うっかりそんな悪魔を殺してしまったもんだから、ヒロインはただの犯罪者として社会の敵、「虐殺魔法少女」となってしまう。という設定。
そしてヒロインが天使に狙われたり、「伝説の剣」を持ちながらもただのいじめられッ子やってる女子高生が出てきたり。
美少女アクション物な体裁を成しながらも、シニカルでブラックな笑いの空気が全編に満ちており、同時に、心に問題を抱えた主要キャラの、内面的なドラマにシリアスな重さがあり、なかなか楽しめる作品。
ドタバタギャグやったかと思えば、痛さと生々しさを伴う少女達の暗い心の内側を見せたりしまして。硬軟のメリハリがなかなかに良く付いており、このへんのパターン外しと重たい雰囲気で読ませてくれる感じです。
作画としてけっこう淡白なタッチであり、絵柄としての特徴も薄いためキャッチーさは無いんですが、構成や構図はなかなか巧く、ギャグとシリアスの切り替えも違和感無く、また、主要人物の危うく不安定な姿も印象に残るように表現できており、読んで後に残るキャラになっています。
一見ちょっとぱっとしないかなーと思いきや、世界観や設定、内面描写でなかなか読ませてくれます。
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投稿者 bird_chief : 02:20
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1巻目の「ワルキューレの栄光」/富士宏

「ワルキューレの栄光」(1)/富士宏
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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前作「ワルキューレの降誕」の後の世界での、ワルキューレの活躍を描いた作品。初代「ワルキューレの冒険」の世界を補完する形で描かれる、ある種のサイドストーリー的な作品となっております。
なのでワルキューレの冒険にまつわる設定やら知ってるとより楽しめる内容。そしてやったことのない俺、涙目。ワルキューレは「〜伝説」からなんだよなぁ…。
しかし知らないと楽しめないというわけではなく、むしろ知らずにいたおかげで新鮮に堪能できたところはあります。
ちなみにiモードで携帯コンテンツとしてリリースされた新作ゲームも「ワルキューレの栄光」となっているため少々ややこしい。
舞台はマーベルランド。とある悲劇から永遠の命を望むようになった青年が、「時の鍵」を手にしたために、封印されていた悪魔が解き放たれ、世界が恐怖と混乱に包まれた時、人々を救うため天界から一人の女神が降り立った。というストーリー。
元となったゲームをより深く掘り下げる形となるため、ストーリーを追うというよりは、事件の背後にあった真相や設定を披露していく作りになっています。
漫画としては随分駆け足で淡々としているような印象で、アクションシーンもけっこう淡白で、ドラマとして必要最小限のシーンだけで構成されているので、ダイジェストのような錯覚にもなります。
が、これが面白いから不思議だ。
おそらく、漫画として何をどう描けばどのように読み手に伝わるのか、そのことを的確にわきまえた描かれ方をしているため、あっさりと淡白に見えてドラマの盛り上がりやキャラの主張がしっかり伝わってくるのだと思う。
元々がキャラクターデザインやイラスト分野の描き手であるため、まず絵として伝え、セリフで細部を整えるといった構成が巧いのだろうなぁ。
決して激しい内容ではないものの、静かな面白さのある作品。
ワルキューレのキャラクター性は素晴らしいしなぁ。
「〜降誕」の時よりも落ち着きが出てきてはいるものの、人間に対する思いと熱い情熱を持ち、そして女神としての本分も目覚めつつあり。人間的な情と神としての崇高さを兼ね備えたヒロインなのだ。
でも設定上、女神としてはまだ半人前なのよね。
そういうとこがまたいいのだ。
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投稿者 bird_chief : 02:17
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1巻目の「われは剣王っ!!」/城爪草・芝村裕吏

「われは剣王っ!!」(1)/城爪草・芝村裕吏
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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ヒロイン=王 主人公=王を守る剣 という概念を抽象的ではなく作品の根幹となる設定に据えた作品。
主人公は喧嘩馬鹿とでも言うべき腕っ節の強さを持っており、14万3200分の1の確率で「剣」となる男でありまして。彼が謎の招待状によってとある学園に転入してくるわけですが、その学校では各地の「王」が「剣」を携え、この国の領土を賭けてまさに戦国乱世の群雄割拠バトルロワイヤルを繰り広げていた、という設定。
そんでもって、稀代の名剣としての能力を持つ主人公は、「王」ではあるが領土も剣も無く最低ランクに位置する一人の少女と出会うわけです。
基本的には学園バトルアクション漫画であるわけなんですが、ただの成り上がり系な能力ケンカ漫画に終始していないのは舞台設定の作り込みが冴えているからですな。
ルールを細かに決めておきながら、きちんと実際のアクションにもそれを反映させ、さらには設定をふまえたところで見せ場となるシーンを描いており、アクションにウェイトを置きすぎない所もあり、読んだ印象はそこらのバトル漫画とは随分違うはず。
このへんは、「ガンパレード・マーチ」を手がけた芝村裕吏の原作手腕によるところが大きいでしょう。
しかしながら、いかにバトルアクション漫画とはいえ、「普段はまともな学校だけど、ひとたび事が起これば全国各地の代表者がバトルを繰り広げ、毎年けっこうな死者も出てる」てのは設定として破綻スレスレの荒唐無稽にも程があるんじゃね?と突っ込み入れたくなりもするんですが、そのへんを払拭してくれるのは主人公に個性の強さですな。
一本気で喧嘩っ早いが情に厚く女性に優しく、それでいて無茶苦茶強い。そんな彼の破天荒な勢いに、無茶な設定に突っ込み入れたくなる気分はキレイに吹き飛ばされるわけで。
そうそう、確かに設定を作りこんでそれを活かしているんですが、そこに頼り切らずキャラの個性で読ませる漫画となっているのがポイント高いんですよ、これ。
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投稿者 bird_chief : 02:11
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2008年01月13日
Blog改装とマンガ大賞ノミネート選考
まとまった時間を作ってちまちまと変更
まだちょっと直したいところはあるけれども
読みやすさ重視で修正かけてみました
あと店のサイトへのバナーもでっかく
うちは個人サイトなのでねー
で
こないだちょろっと触れました、マンガ大賞に何推すかを色々と選ぶ。
これがもう候補が多いんで、しょうがないから2007年の発売一覧を端から端まで総当たりでチェック。
新刊が出てて「8巻目以内」っていうのはやっぱ多いよなぁ…
週刊掲載でおよそ2年以内、ていうことなんだろうけど
竹本泉の「ねこめ〜わく」も入っちゃうぜ?と極端な例を挙げてニヤニヤしてみたり。
で、とりあえずまー「これは好きだな」というやつを選んでったら80タイトル超えまして
その中から絞り込んで数点を候補として挙げることになるわけですが、
せっかくこれだけ抽出したので、80個分を追記部分に一覧としてまとめました
Excelに落として整形するなりすればよかったのですが、時間が無かったので
片っ端から並べたものが順序もバラバラに並んでます。
大変に見づらいうえに、作者表記が原作者だけだったりと不備があります。
モノ好きな人用ってことで
…でもこれだけ並べてもまだ何か忘れてるような気がする…
秋田書店 明日のよいち! みなもと 悠
マッグガーデン ワルキューレの栄光 富士 宏
集英社 ハチワンダイバー 柴田 ヨクサル
白泉社 大奥 よしなが ふみ
講談社 巨娘 木村 紺
講談社 Dear Monkey 西遊記 白井 三二朗
小学館 金魚屋古書店 芳崎 せいむ
集英社 エム×ゼロ 叶 恭弘
芳文社 だって愛してる むんこ
双葉社 光の大社員 オイスター
集英社 皇国の守護者 伊藤 悠
スクウェア・エニックス 鬼切様の箱入娘 有楽 彰展
朝日新聞社 ねこめ〜わく 竹本 泉
小学館 とめはねっ! 河合 克敏
芳文社 らいか・デイズ むんこ
角川書店 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 佐藤 ショウジ
ソフトバンク マップス ネクストシート 長谷川 裕一
小学館 ブラック・ラグーン 広江 礼威
スクウェア・エニックス ちょこっとヒメ カザマ アヤミ
講談社 ZOOKEEPER 青木 幸子
講談社 乱飛乱外 田中 ほさな
講談社 とりぱん とりのなん子
エンターブレイン 庭先案内 須藤 真澄
スクウェア・エニックス FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE 1 太田垣 康男
白泉社 まじかるストロベリィ まつもと 剛志
小学館 竹光侍 松本 大洋
集英社 ショートソング 小手川 ゆあ
講談社 Kiss×sis ぢたま某
講談社 Pumpkin Scissors 岩永 亮太郎
秋田書店 ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日 戸田 泰成
講談社 もっけ 熊倉 隆敏
講談社 少女ファイト 日本橋 ヨヲコ
講談社 黒博物館 スプリンガルド 藤田 和日郎
スクウェア・エニックス 精霊の守り人 藤原 カムイ
メディアワークス よつばと! あずま きよひこ
小池書院 鳴渡雷神於新全伝 もりもと 崇
少年画報社 翠水惑星年代記 大石 まさる
少年画報社 それでも町は廻っている 石黒 正数
新書館 ひらひらひゅーん 西 炯子
集英社 BIOMEGA 弐瓶 勉
講談社 へうげもの 山田 芳裕
メディアワークス シャイナ・ダルク 黒き月の王と紺碧の月の姫君 中山 文十郎
小学館 さらい屋五葉 オノ ナツメ
双葉社 鈴木先生 武富 健治
角川書店 いいなり!あいぶれーしょん 中嶋 ちずな
講談社 溺れるナイフ ジョージ 朝倉
講談社 ラブやん 田丸 浩史
エンターブレイン イムリ 三宅 乱丈
角川書店 日常 あらゐ けいいち
リイド社 黒田・三十六計 平田 弘史
講談社 Y十M(ワイじゅうエム) 柳生忍法帖 せがわ まさき
ソフトバンク マップス ネクストシート 長谷川 裕一
集英社 B型H系 さんり ようこ
集英社 Real Clothes 槇村 さとる
白泉社 悪魔とドルチェ 鈴木 ジュリエッタ
講談社 もやしもん 石川 雅之
メディアファクトリー ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド 環 望
スクウェア・エニックス ニコイチ 金田一 蓮十郎
角川書店 ターンエーガンダム 月の風 安田 朗(あきまん)
メディアワークス BLOOD ALONE 高野 真之
芳文社 棺担ぎのクロ。 懐中旅話 きゆずき さとこ
小学館 土星マンション 岩岡 ヒサエ
集英社 重機人間ユンボル 武井 宏之
双葉社 光の大社員 OYSTER
エンターブレイン まんが極道 唐沢 なをき
双葉社 忍者パパ 山本 康人
マッグガーデン なかよし公園 ねじまき 我人
芳文社 リカってば! 長谷川 スズ
講談社 仮面ライダーをつくった男たち 村枝 賢一
小学館 岳 石塚 真一
新書館 魔法使いの娘 那州 雪絵
メディアファクトリー オーバーマンキングゲイナー 中村 嘉宏
講談社 蟲師 漆原 友紀
芳文社 教艦ASTRO 蕃納 葱
小学館 宗像教授異考録 星野 之宣
太田出版 青い春 志村貴子
芳文社 ○本の住人 kashmir
小学館 海街diary 蝉時雨のやむ頃 吉田秋生
イーストプレス 予言者ピッピ 地下沢中也
エンターブレイン 長い長いさんぽ 須藤真澄
集英社 リアル 井上 雅彦
小学館 PLUTO 浦沢直樹
投稿者 bird_chief : 06:06
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2008年01月12日
1巻目の「GIRL FRIENDS」/森永みるく

「GIRL FRIENDS」(1)/森永みるく
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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少し地味目な女の子と、オシャレで明るい女の子とが仲良くなり、親しくなるうちにやがて友情が恋に変わっていくという百合ラブコメ。
女子高生の日常がキラキラとなんだかまぶしくもあり、その日常の中でのささいなきっかけを通して少しずつ芽生えてゆく恋心にニヤニヤ。
こういうのってやっぱ、同性同士の恋を端から見る楽しさなんだよな。BL読む女性の気持ちが少しわかったり。
ごく普通の高校の、ごく普通の高校生の女の子が主人公。真面目でおとなしく、本を読むのが好きな彼女だったが、明るく遊びとオシャレが好きな友達ができて、少しずつ変化していくという展開。
そして友達として付き合いを重ねる中で、大切な友達だと思っていたところが、少しずつ彼女にたいする気持ちの変化が生まれていく、という流れ。
友達同士の関係が恋へとつながっていく女の子同士のラブコメとなっております。
中心となって描かれるのは、10代の女の子達の日常の姿。
買い物行ったり写メの見せ合いしたり、休み時間にいろんなおしゃべりしたり。そういったごく普通の日常風景をキラキラと実に華やかに描いていると同時に、そこに主人公のモノローグを重ねることで、気持ちの変化と友達に対する思いを見せていくわけですな。
そしてそんな毎日の中での、ちょっとしたきっかけや触れ合いによって、少しずつ友情が別の何かに変わっていくわけですが。
日常描写に重きを置いたラブコメであり、ドラマチックな何かが起こるわけではないのですが、いかにも楽しげな日々の中で、当人達も気付かないうちに互いの距離が縮まっていく様子は、下手な少女漫画よりもドキドキしてしまいますな。
仲の良い友達同士にやがて恋心が芽生えるという、同性同士のキャラだからこそ描ける恋愛コメディ。
絵柄もあいまって少女漫画読んでるような感じなのに、仲良くじゃれあう二人の姿に、読んでるこっちがどんどん盛り上がってくるんですな。男性としてまったく未知の、秘められた女の子達の姿を垣間見ているような、そういう面白さもあったり。
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投稿者 bird_chief : 23:12
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1巻目の「オニナギ」/石田あきら

「オニナギ」(1)/石田あきら
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
ごく普通の女子校生であったヒロインの前に、異様な剣を手にした同じ年くらいの女性が立ちはだかる。
ヒロインに妖怪の力を感じ取った彼女の手により討伐されようとしたそのとき、ヒロインの身に異変が起こる。そしてこの事件に端を発し、怪異である「オニ」とそれを狩る「討伐者」たちとの戦いが始まる。ってな内容。
和風伝奇アクション漫画にキャラクターコメディの要素を散らして、軽く百合風味にしました、といったところか。
元々は4コマコメディ系での作品が多かった著者の長編漫画となりますが、下手に肩肘突っ張らず、自分の得意とするスタイルをもって長編連載に向き合っているようですな。
アクションファンタジーの器としては馴染みやすくすんなり読めて、変に小難しい設定も無いんですが、代わりに登場人物達の個性とその係わり合いでストーリーの盛り上がりを高める作りになってます。
これは単純に物語の上での役割分担というだけでなく、性格設定によるキャラ同士の関連性に面白さを持たせてあるってことでして。こういうことができる漫画は設定や展開に頼らない分、強いですな。
お話のほうはというと、ごく普通の女子校生だった主人公が、実はその家系に重大な秘密を持っており、その秘密を巡り、敵味方問わず様々な方面から彼女にいろんな輩が近づいてきて、ヒロインピンチでトラブル起こっていろいろとアクション、という感じ。
設定、ストーリーはよくある体裁をとっているので、キャラクターの個性と魅力で読ませる分、シリアスとコメディとうまく使い分けての展開が求められるところ。
(ひょうたん書店通販ページ)
投稿者 bird_chief : 23:04
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2008年01月11日
Blogの改装中...
本格更新を再開してからしばらく経ちましたが
ぼちぼち細部の改修にかかろうかと。
以前からあっちゃこっちゃ直したり加えたりしたかったところ一気に手を入れてしまおうと。
MTいじるの久々だからなんかまごついてますが
んで現在もやってる最中ではあるものの
次から次に修正箇所が出てきて終わりが見えない…。
有用なMTカスタマイズのサイトも、こないだHDD吹っ飛んだ時でお気に入り消失しちゃってるしなー
投稿者 bird_chief : 22:58
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1巻目の「マイティ・ハート」/マツリセイシロウ

「マイティ・ハート」(1)/マツリセイシロウ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
変身美少女ヒロインによるアクションコメディもの。なんだかんだとあっておっぱいとかおっぱいとか触手とかそういう感じ。
適度に良い具合のエロコメ系ではあるんですが、登場人物の一人であるイケメン怪人が非常に良くてね。
作品の視点は、主人公は悪の組織の怪人であり、この怪人が普段は高校生として暮らしているんだけど、同じクラスに正義のヒロインがやってくる、という内容。んでこのへんのカップリングでラブコメしちゃったりも。
基本的にはなんかバトルがあって、結果エロい、という話であり、脇役やアイテムの登場で話のバリエーションを広げる作りで、そこにストーリー要素としてラブコメ展開を加えてあるという感じ。
お色気巨乳ヒロインとしての役目はきちんとこなしており、おっぱいおっぱいでエロくて良い。
が、なんつってもやはりイケメン怪人の存在感が圧倒的。ヒロインの敵であり、主人公ともライバル関係となるイケメンであり、モテる=強いという姿をまんま体言しているわけでして。
モテるから無敵、イケメンだから強い、という滅茶苦茶な理屈を展開する彼の言動がいちいち突き抜けており、キャラとして完全に主人公達を食っちゃってますな。
名言多いキャラなんだよなぁこいつ。
「イケメンが本気でモテる時は 植物すら受胎する!」
とかもう、サイコー。
ラブコメ要素やら変身ヒロイン要素やらはわりと丁寧にかっちり組み立てられているんですが、そういう場を全部もってっちゃうような、強烈なキャラだ出せるというのは期待できますな。
今後も変なの出てくるといいなー。
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投稿者 bird_chief : 22:13
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1巻目の「病院のないしょ」/NYAN」

「病院のないしょ」(1)/NYAN
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(ひょうたん書店通販ページ)
元看護婦の経験を持つ著者が、あまり一般的に知られていない病院の内部での日常的な光景を、シャレと笑い話でおさまる程度に披露してくれる内容。
実話系のコメディエッセイとしてなかなかに面白いぞ、これ。
しかしこんなん読まされると病院に対するものの見方が変わっちゃうなぁ。
看護婦経験を持つ漫画家ということで、作中のネタの視点もナースから見たものが多く、たとえば「急性アル中で連れてこられた意識の無い患者は、新米ナースの練習台になる」といった、医者や看護婦のごく日常的な、でもあまり知られていない様子を中心に描かれています。
なんかこう、病院のシャレにならない暗部とか秘められた謎とかそういった大げさなものではなく、素直に、「へぇ〜、そんなことになってたんだ」と面白く読めるところに収まってます。まぁこういう漫画でシリアスにシャレにならんこと描かれてもしょうがないわけですがね。
それでもやっぱ病院なので、ネタとして肉だの血だのというものもあったり、人命にかかわることだけに素直に笑えないものもあるわけなんですが、そこんところは絵でだいぶ救われてますな。
柔らかなタッチによるかわいい絵柄なもんで、内容としてちょいグロ気味で「うっ…」と引いちゃうようなところが、ひとつのコメディとして楽しめるようになってます。
病院にまつわるいろんな雑学がつまっているうえに、重々しくなることなく軽く読める作品。
「そうだったのか〜」というちょっとした驚きと発見が楽しいのだ。
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投稿者 bird_chief : 22:01
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1巻目の「護くんに女神の祝福を!」/C-SHOW・佐藤利幸

「護くんに女神の祝福を!」(1)/C-SHOW・佐藤利幸
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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アニメ化もされた、電撃文庫のコミカライズ作品。
ビアトリスという奇跡の物質による魔法の存在する世界。そのビアトリスを学問として扱っている学校へと転入してきた主人公は、上級生であり生徒会役員であり、世界でもトップクラスのビアトリス使いであり、おまけに超美人なヒロインにいきなり告白されてしまう。といった内容。
強くて美人なツンデレヒロインと、無垢なショタっ子主人公と、このカップルに対して何かとちょっかいをかけてくる生徒会の面々が繰り広げるドタバタスクールライフラブコメ漫画でありまして。基本的にはヒロインのツンデレっぷりを眺めつつ、たまに赤面、俺ニヤニヤ、という感じ。メインヒロインのアピールはキャラとして不足の無い程度にうまく見せてはいるものの、他の様々な設定やらキャラクターやらを忠実に原作通りに反映させようとしたせいなのか、何を一番の売りとする作品なのかが少々ブレている面が見受けられます。
結果としてあらすじと設定を読まされているだけ、という感じがしてくるのはちょっとばかりもったいない。まぁそれだけ丁寧に原作を追っているということでもあるし、生徒会のドタバタっぷりとそれに翻弄されるヒロインの姿はこれだけでも充分にかわいいわけで。やっぱりニヤニヤ読んでしまいますな。
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投稿者 bird_chief : 21:51
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2008年01月10日
棚の不思議
先日、店で人事異動がありまして
おいらのいる西田本店のコミック棚担当が変わったんですが、やっぱ人が変われば棚も変わりますなぁ。
これが本屋さんの面白いところ(小売業ならだいたいそうだけど)
見えなかったものが見えたり、見えていたものがより強いアピール力を持つようになったり
最近じゃおいらが積極的に棚を触りに行くことは減りましたが、このへんの感覚は磨いておかないとなぁ。
本屋は商品点数とジャンルが多いので、棚の陳列や品揃えについては、ある程度まではパターン化したりデータを参考にしたりできるのですが、感性がモノを言うことが多いです。
実は商品知識よりも重要だったりします。
磨いて鍛えねば。
投稿者 bird_chief : 23:51
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1巻目の「オリハルコン・レイカル」/綱島志朗

「オリハルコン・レイカル」(1)/綱島志朗
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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美少女フィギュアの造形を得意とする主人公が、ファンタジーな素材でフィギュアの原型を作ったら、それが動き出して意志を持ってしかもなんかバトルとかしちゃう、という内容。
設定はなんか無茶でご都合主義もいいところのですが、なんだこりゃと思ってページを進めていくと、これがなかなかに読める。
主人公は学生で、フィギュアの造形を特技としておりまして、教師からもらったパテのような素材でフィギュアを一体作ってみたら、それが実は造形により生命を宿す素材、オリハルコンであり、という導入。
んで同じオリハルコンでできた動くフィギュア同士のバトルがあったり事件があって動くフィギュアで解決したりと、そういった感じ。
美少女アクション漫画のひとつであり、ただそのバトルしてるヒロインがフィギュアであるわけですな。
んでまー、なんだ美少女変身アクションか、と思って読んでるとこれがけっこう面白い。
コメディを交えながら展開されるドラマにおいて、コメディリリーフを活用しての人物描写と個性のアピールがなかなかに巧く、かと思いきやシリアスなシーンでもキャラの持つ主題を前面に押し出し、その真面目な主張そのものでも個性を発揮できておりまして。
争いが嫌いで平和主義な主人公と、戦うために作られ、戦うことを存在意義とするオリハルコンとの対比という構図が、ドラマに骨格を作り一定の重さを出すことに成功しているんですな。
ほんでもって主人公自身が造形者でありオリハルコンの世界における造物主である、というのもうまく話に組み込んであるしなぁ。
また、美少女アクションものということでの作画造形もなかなかかっちょよい。絵ぇ読む楽しさもあるし。
あくまでも、中身としてはオタ向け変身ヒロインアクションそのものなんですが、このジャンルの中ではかなり読める出来栄え。
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投稿者 bird_chief : 23:46
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1巻目の「鋼殻のレギオス/深遊・雨木シュウスケ」

「鋼殻のレギオス」(1)/深遊・雨木シュウスケ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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SF的な未来世界における、学園都市を舞台としたアクション作。
原作ノベルのイラストレーター自らが作画しているだけあり、全体の雰囲気やキャラの強さといった作品の個性はきっちり出ておりまして。
特に主人公である強気のヒロインがいいよね。強気っ娘大好き。おまけに黒ニーソで絶対領域だし。たまらん。
ヒロインを始めとする個性的な主人公達が学園都市内で起こる事件に対してアクションしたり、または学園コメディやったりという内容でして。
キャラクターの特徴はしっかりと打ち出されており、割と分かりやすいタイプのキャラが中心であるにもかかわらず、きちんと個性的になっているのはさすが絵師自らが描いただけはあるなぁというところ。
ストーリーは割りと定型的で読みやすさと飲み込みやすさが優先なのか、シリアス部分は予定調和気味で少々単調なのが気にかかる。
その分コメディパートではシーン単位のはっちゃけ具合が高く、そのうえキャラを崩してドタバタやっていても人物の個性を維持できているのはなかなかに良い点。シリアス部分とコメディ部分とで振れ幅が大きいのも特徴か。
世界観を描きキャラを見せる作品としては質が高く、衣装や小道具その他の作画も楽しめる内容。ただもうちょいとドラマ部分に深みや重みが欲しいかなぁとは感じます。
でもこの出来なら原作ファンも満足でしょう。
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投稿者 bird_chief : 23:43
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1巻目の「天元突破グレンラガン/森小太郎・中島かずき」

「天元突破グレンラガン」(1)/森小太郎・中島かずき
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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ガイナックス×中島かずきという、話題と人気を兼ね備えたアニメのコミック版となります。
人々は穴を掘り地下で暮らしていた未来世界。地下にある村のひとつに住む主人公。ある日、「地上」からガンメンと呼ばれる巨大な化け物ロボットが村へと落下してきて、偶然掘り当てたメカとともに、地上を巡る冒険と戦いの中へと身を置くことになる、というストーリー。
男気溢れる熱い登場人物と熱血アクションと、テンション高く疾走感が気持ちのよい内容となっております。
展開はほぼアニメに準拠しており、細かなシーケンスを省いているくらいなので、アニメから入る読者でもすんなりついていけるでしょう。
ただ漫画として描くにはページ数の尺が足りなかったのか、かなり無理をして全体の構成を詰め込んでいる印象。
ページ数に制限のある中で原作どおりのシナリオを再現しようとした結果、読者をぐっと惹き付けるべきシーンが埋もれてしまっており、キャラの言葉が読んでて伝わってこない部分が少々気になる。長台詞や見栄切りが連発するだけに、確かにこの調子をうまく漫画にしようとするとページがいくらあっても足りないだろうなぁとは思いますが。ただ作画に関してはなかなかしっかりしたもんで、キャラの魅力や個性は絵のほうから汲み取るような読み方になるでしょう。アクションシーンもまずまずの迫力がありますんで、まぁ不足は無いかなと。
以下、完全な予断ですがアニメの脚本・シリーズ構成を手がけた中島かずきというお方は、もともとは「劇団☆新感線」という劇団の座付き作家でありまして。舞台演劇の脚本家なわけですな。特撮ファンを自ら公言する人でもありまして、彼の生み出す演劇は「現代の歌舞伎」と言われるくらいに熱くて派手でアクション満点なんですな。
こーいう分野からアニメ・漫画へ面白い人物が関わってくるってのは、なかなかに嬉しいことでありますな
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投稿者 bird_chief : 23:41
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2008年01月09日
エロゲーへの転用が期待されるグッズ
ゲーム内の衝撃を体に伝えるデバイス「Mindwire V5」が登場
『コンシューマ機やPCに接続し(PCで利用する場合は、アダプタを用いてUSBポートに接続する)、付属のパッドを両手、両足、そして腹部に装着することで、ゲーム内の衝撃がフィードバックされる仕組み。筋肉を引き締めるといわれるダイエット器具と同じ原理を用いているようだ。』
振動コントローラーを直接体に付けるようなデバイスですな
フォースフィードバックに対応したゲームでないと振動効果は出ないようですが。
で
これを利用して…エロゲで……こう……
っていうかこの記事読むと絶対にエロへの活用を期待しちゃうってば。
まずはフォースフィードバック対応エロゲの登場を待つべきか。
投稿者 bird_chief : 23:52
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1巻目の「薔薇のマリア/是美三々・十文字青」

「薔薇のマリア」(1)/是美三々・十文字青
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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角川書店スニーカー文庫のコミカライズ。
ファンタジーな世界のとある街。そこでは街の地下に、幾重にも張り巡らされた迷宮があり、「クラッカー」と呼ばれる冒険者達が迷宮に潜っては怪物を倒してアイテムを手に入れ、それを売って収入としていた、という設定。
そんなクラッカーの一人で、小さな背と赤い髪と、その整った顔立ちのおかげでいつも女の子だと思われてしまう主人公がおりまして。彼が仲間と一緒に迷宮に潜って色々あってアクションしたりとかそういう内容。
ファンタジーアクションとしてはフラットでとっつきやすい世界観を持ち、基本的にストーリーや主人公がどうのというよりも、主人公の周囲にいる個性的な面々との賑やかな騒動を読んで楽しむ漫画。
男だか女だか分からない主人公を筆頭に、なんかもう頭おかしい変態とか半魚人呼ばわりされる魚顔の奴とか、ぱっと見だけでもけっこうなインパクトを残すキャラが多いですな。
ただ、キャラの個性で読ませる内容なのに、そういった面々がいまひとつハシャぎきれてないよなーというのが多少読んでてモヤモヤしてきます。ストーリーと関係無いところでドタバタやるのはいいものの、いまひとつアクが弱いというか。何を売りとする漫画として描いていくのか、まだはっきりと定まってないなぁとも感じたり。
けれどもまぁまだ1巻目でもあるし。設定や世界観の奥の深さもまだ見せてもらってませんので、これだけで質を決め付けるのは時期尚早。
全体的なバランスは非常に整ってますし、安定感もありますんで、2巻目以降の展開とキャラの掘り下げ方に期待しましょう。
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投稿者 bird_chief : 23:41
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1巻目の「海の御先/文月晃」

「海の御先」(1)/文月晃
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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東京からとある島へと引越してきた17歳の少年が主人公。
島へやってきたその日、主人公はとあるきっかけで笑顔のかわいい一人の明るい少女と出会う。しかし、引越しを済ませ地元の学校へ転入してきた際、その少女との再会を果たすが、出会いのときとはうって変わって彼女の表情は冷たく、ほとんど口もきいてもらえないのだった。なんと彼女はこの島において、「御先の巫女」と呼ばれ、住人たちから神と奉られる存在だったのだ。といった内容。
前作「藍より青し」にてその名を馳せた、ラブコメの大御所たる手前を堪能できる1巻目となっております。
基本的には主人公のまわりにいろんな美女いっぱい、という形式のラブコメでありますが、学園生活と島の信仰とを話の軸として2種類据え、主人公を中心としたヒロイン達との人間関係が、日常生活と信仰の場と2つの次元でそれぞれに語れることになります。
これにより、互いの関係性も2つの次元を持つことになるわけですな。
とにかくなんか美少女いっぱい、とかいうラブコメはいっぱいありますが、人間関係に変化を与えるための舞台の作り方をこうしてきちんと仕込んである作品はそう多くないですよ。
けれどもやっぱ基本的にはラブコメなんですが、出てくるヒロイン達もその個性と魅力が高いもんなぁ。キャラクターが中心となるマンガの場合、その掛け合いやキャラの作り出す場の空気を先に描こうとしがちですが、この作品では1巻目まるまる使って、しかも一人ずつ非常に丁寧に登場人物のお披露目を行っているのが印象的。一人ずつじっくりとシチュエーションを重ね表情や言葉を見せており、それぞれのヒロインの魅力とその個性がしっかりと受け取れるようになっています。
やっぱこう、ラブコメの重鎮とでも言うべきか。キャラクターの挙動と魅力の高さに、読んでて期待を裏切らない安心感や安定感がありますなぁ。しかしながら本作ではいろいろと波乱と曰くを含んだ設定を用意して始まる内容なわけで。ストーリー面でも期待してよろしいのではないかと。
投稿者 bird_chief : 22:30
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深夜枠のスポンサー〜地元でアニメ放送するために〜
すっかり告知すんの先送りにしてましたが、
このたび、以下のアニメが鹿児島でも放送になります
「逆境無頼カイジ」 KYT 1月11日(金)25:50〜
「さよなら絶望先生」(1期) KTS 1月17日(木)26:10〜(初回26:25〜)
で、それについてこのような言及をいただきまして (DeepParanoiaブログ出張所)
指摘されて初めて知りましたが、なるほど関西で絶望先生やるのは非常に珍しいことだったのですな。
去年からひょうたん書店のTVCMを作り深夜枠のスポンサーになり、深夜アニメの放送を開始していますが、実際にそこに関わっている立場だと、地方におけるアニメ放送の仕組みが分かっていろいろと面白いですよ。
地方で深夜アニメが放送されないのは、色々と事情はあるにせよ、スポンサー不足ということに尽きるんではないかなぁと思います。
母体となるキー局主導のゴールデンタイム枠でもなければ、お金を出してくれるところが無い以上、わざわざアニメ買ってきてまで放送しないですからね。
しかし実際にスポンサーとなり深夜枠を使えるとなると、色々とできるのも面白いもんです。
スポンサー契約とかCM制作について動いていたのはもっぱら上司の勤めだったわけで、おいらは直接的にはタッチしていません。
が、どういうCMを作ろうか、何のアニメをいつから流そうか、ということに関しては、おいらも含めたスタッフみんなで色々と意見を出し合いました。これが面白かったなぁ。
上司と広告代理店の方とおいらと他スタッフとで、あれがいいのこれはどうだの、片っ端から面白そうなアニメを挙げていって、局のほうに流してもらえないかと交渉したわけですな。
特に今回から始まる、「さよなら絶望先生」の放送に関しては、局との間でひとつ面白いエピソードがあったのですが、こういう場で公言するにはちょーっっとはばかられるので割愛。
なんにせよ、フットワークの軽さとある程度の資金があれば、希望のアニメを地元に引っ張ってくるというのはそうそう難しいことでもないのかもな、と感じています。もちろん、横から意見を出していただけだから簡単に感じちゃうというのはあるのでしょうが。
ある一定の人数でカンパを募ればけっこうあっさり放送できちゃうんじゃないの?くらいの。
そのへんの金銭的なものとか実際の動きとか、かなーり具体的なところまで知っちゃったので、ネタとしてここで言ってしまいたいですが、おおっぴらにできることではないので割愛ということで勘弁してください。
それでも、端で見ていて、そんなに大げさで大層なことではないな、と感じました。ある程度の週遅れは仕方がないとしても、放送が決まるまでは意外にあっけない。
スポンサーになってアニメを引っ張ってくるにあたり、一番手間と資金がかかったのはCM制作だったりしますしね。
……それもまぁ、例外的に妙に豪華なCMを作ってしまったから、というのが大きいんですが。
にしても、アニメ好きマンガ好きでやってきた自分が、まさか地元に何のアニメを放送するかとか、そういうことに関わるようになるとは思いもしなかったなぁ。ある意味、凄く幸運です。
だからといって自分の見たい、好きなアニメを流そうというのではなく、地域的な戦略やお店での展開を考えてのチョイスになるわけですが、それでもこう、実際に選べる立場にあるというのは、ちょっと興奮しますよ。どんなのがいいだろうかと熱くなってしまうのも仕方のないくらい。
広告代理店の方も、「普通のスポンサーの方々は、こんなに熱心に放送内容について口を出さないですよ」と舌を巻いてたほどですし。
こうして深夜枠のスポンサーになることで、視聴率も取れて広告効果もあるということがちゃんと示されて、地方におけるアニメ放送になんらかの良い影響が出れば幸いです。
うちの上司なんかに聞くと、単に自らスポンサーとなってアニメを流すだけでなく、もう一歩先を見た構想が持ってるようですがね。
それを聞かされた時、なるほど実現すれば地方の状況はぐっと変わってくるだろうなぁと関心したもんです。
地方が地方がと嘆く声は多いですが、やれることは意外にあるわけですな。
(1/11追記)
「深夜枠のスポンサー料は安い」「U局でも簡単」というような文章になってますが、
あくまでもうちの場合が特殊、と思ってもらったほうがいいかもしれません。
スポット広告料については、同じ県内にあっても局ごとにだいぶ異なり、上下幅がかなりあります。
番組編成についても、地方局はキー局の番組を流したいのが当然です。
たまたまうちがラッキーだった、というだけの話なのかもしれないのですが、このへんは比較対象が無いのであまりよく分からないというのが本音です。
あくまでも、当事者同士の専門的な話を横で聞きかじっていた程度の情報、くらいに受け取ってもらえれば…。。
投稿者 bird_chief : 01:22
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2008年01月08日
1巻目の「カプレカ/松本真・ネツマイカ」

「カプレカ」(1)/松本真・ネツマイカ
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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ふたりの女の子がキスを交わすことで、1人の変身ヒロインへと変身する、というファンタジーアクション作。
王道的、お約束的に百合だのキスだのとやちゃってるわけでして。
変身解除で全裸、なんてのもいかにもですなぁ。だがそれがいい。
百合を謳い文句にしているものの、系統的には魔法少女アクションモノに近く、特撮アクション的な設定と変身ヒロイン的な魅力とをミックスさせた最近流行の分かりやすいパターンと言えるでしょう。
設定やバックボーンとなるエピソードでシリアスさのある緊張感を出しており、絵柄の良さとケレン味もありアクション作としてみた場合はきっちり及第点になる出来。
ただ、それらの設定も含めて、登場人物や全体の流れがきっちりと枠におさまりすぎているところがあり、今ひとつこれという強みの無い印象。
けどまー、質はしっかりしたものだし、ストーリー面でも1巻目後半から傍観者として男性キャラを配置し、ヒロイン2人のパートナーとしての位置づけを持たせることでそれなりに話を作っていくようでもあります。
あとはヒロイン2人の絆や繋がりの強さを描き、キャラをしっかり立たせていければ読める漫画になっていくと思いますよ。
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投稿者 bird_chief : 23:55
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1巻目の「黒博物館スプリンガルド/藤田和日郎」

「黒博物館スプリンガルド」/藤田和日郎
全1巻
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
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19世紀のイギリスで実際にあった都市伝説事件「バネ足ジャック」をモチーフに、藤田和日郎の強みが存分に発揮されたアドベンチャー活劇となっております。この1冊は読みきり中篇連作ではあるんですが、今後もこのシリーズ続けてくれないかなぁ。いえね、博物館のキュレーターさんがかわいいのよ。この1冊で彼女の出番を無くすにはもったいないよなぁと思ってしまったわけで。
話の舞台は19世紀、ビクトリア朝時代のイギリスはロンドン。かつてそこで、両手両足にスプリングを仕込み、大きな跳躍とともに人々を驚かせたり悪戯や騒動を起こす怪人「バネ足ジャック」がいた。しかしいつの間にか行方をくらませていたバネ足ジャックが、3年ぶりにその姿を現す。しかし今度は、悪戯だけにとどまらず、猟奇殺人まで行うようになっていた。というお話。
怪人による猟奇殺人を皮切りに、都市伝説的な怪奇性を持ったミステリーなのか、と思いきや、事件を巡る刑事や容疑者を含めてドラマはゴリゴリと展開し、気づけば熱血アクションロマンになっているという具合。このへんの展開の巧さはさすがだよなぁ。
事件の真相というか、ミステリー的に言うところの「犯人」はけっこうあっけなく判明されるものの、そこから盛り上がってくるんですよ。
「バネ足ジャック」が生まれるに至ったエピソードから、放蕩貴族の秘められた恋、マッドサイエンティストの狂気、幸せな二人の行く末を阻む悪意の影…。などなど、物語を引き立てる要素がいろいろ詰まってまして。エンターテイメントとしてサービス満点で最初から最後まで飽きさせない内容になっております。
盛り上がりが最高潮に達したところで迎えるクライマックスも、いかにも王道的でかっこいいんだな。いろいろと工夫を凝らした展開を見せておきながらも、最後は奇をてらわず、しっかりとヒロイックに、かつ切ない愛の直球ストレートで、読者としても素直にカタルシスを受けられるようになっています。
長編ではないこともあり、非常にすっきりコンパクトに読めて面白い、という1冊。
あと表題本編が終わった後に、その後日談的エピソードも有り。これもなかなかかっちょよい。
それとそう、意外にちょっとしたところで女性キャラの露出度も高いんだよな。こういうとこでもサービス精神旺盛なのだ。
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投稿者 bird_chief : 23:50
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2008年01月07日
「面白い漫画を選ぶ」という苦労

※掲載画像と本文とはあまり関係がありません
ちなみに上の画像の光景はかなり珍しいものです
なんせこの本、こうして書店で店頭販売されることがほぼ無いですから
さて
このたび
公共的な意味合いを持つ「マンガ大賞」っつーものが新設されまして。
リリー・フランキーが受賞した「全国書店員が選んだいちばん売りたい本 本屋大賞」のマンガ版みたいなもんです。
業界的にかなり前から「やるらしい」ってのは聞いてましたが、いよいよ2007年度の選考に入るようです。
んで、おいらのとこにもその声がかかりまして、コミック担当と二人で推薦作を選ぶことになったわけですが
これがなんだか大変だ。
大賞作品が「2007年の1年間に、単行本が出版された、最大8巻までの作品」となっておりまして。
幅がめちゃくちゃあるじゃん。
「自分の好きなマンガ挙げればいいじゃん」と思われるかもしれないですが、これがなかなかうまくいかない。
推薦する基準をどこに置くのか、誰を対象にするのか、自分の好みはどこまで反映させるのか。考え出すとキリがないです。
おまけにおいらは1巻目だけ色々と読んでるし
おかげで、出来の良い悪いで漫画を読むクセが付いちゃって、好き嫌いが無いし
漫画店員が「コレ!」と選ぶのはけっこう大変
まぁ楽しいけどね
投稿者 bird_chief : 23:55
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1巻目の「おまかせ!さやなのもえろ部!/水兵きき」

「おまかせ!さやなのもえろ部!」(1)/水兵きき
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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純真な少女がいろいろとやむにやまれる事情の末に、いろいろと露出するという作品。
強烈なインパクトを我々に残した「みかにハラスメント」から久々の水兵きき新刊ですよ!
生半可なエロマンガなんかよりもエロいんだからもう!マジで!(興奮してる)
いちおう設定としては、部活動として様々な場所へお手伝いや助っ人に向かう少女が、何故か行く先々でトラブルにあってしまうというギャグコメディではあるものの。
描かれる内容はただひとつ。「ウブな少女」が「衆人環視のもと」で「エロい目に遭ってしまう」というポイントが貫かれております。
いたいけな少女が自分の役目として、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのに、どんどん自らのあられもない姿をさらしてしまうという、言ってみれば露出漫画。
しかしこれが、一応は一般紙に載ってる萌え系エロコメディなのにすんごいエロいんですよ。
とにもかくにも、少女のモノローグを中心に組み立てられる、心理的シチュエーションの盛り上げ方と、それによる少女の恥ずかしさが実にこうねちっこくてたまらんのですな。
恥ずかしくて嫌なんだけれど、お仕事としてなぜだかどんどんエロいことになってしまうという、この「半分だけ強制」という状況が良いわけですよ。
そして状況がエスカレートするうちにどんどんとエロい方向へと追い詰められていく過程が、実にこと細かでじっくりネチネチとしていまして。
ジャンルが違えば、こういった細かく積みあがる状況と展開の巧さや、じわじわとした内面描写で盛り上げる手腕は恋愛漫画や泣かせるドラマでも発揮されそうなところ、全力を持ってエロについやす、という著者の心意気も素晴らしいっすな。
とにかくエロい。エロじゃないのにエロい。いやもうエロいというか興奮する。
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投稿者 bird_chief : 23:45
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1巻目の「怪談と踊ろう そしてあなたは階段で踊る」

「怪談と踊ろう そしてあなたは階段で踊る」/竜騎士07・野沢ビーム
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
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とある中学校に通い、受験勉強に追われ、特にこれという夢もない。
そんなごく普通の男子中学生が、イタズラ目的で呪いや祟りのある「学校の怪談」を作り出し、学校内にその噂を広め、生徒達の間に浸透させていく。生徒達の間でその怪談「お骨サマの呪い」が広まるにつれ、ちょっとした小遣い稼ぎも兼ねていたそのイタズラはやがてイタズラの域を超え、やがて呪いの対象が生徒の一人に向けられたことから、現実に事件が発生してしまう。というお話。
「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07原作小説コミカライズであります。
漫画としては1巻読みきりであり、中篇ミステリーとして読める作品。ストーリーを広げすぎず膨らませすぎず、しかし怪奇的で予断を許さない展開に、真相や舞台設定の底が見えない構成に巧さがありまして。しかし事件の鍵となるポイントをほぼ1点に絞り込むことでストーリー自体を無理なくすっきりまとめあげ、なかなかに面白くできております。学校という閉鎖された空間の中で発生した「呪い」や「祟り」が仕掛けた張本人の意図を超えて増幅を始め、それが沸点に達したところで事件に至りまして。そしてやむをえず犯人を捕まえなくてはならなくなった少年が、事件の真相を解き明かそうとする、という流れ。
学校を舞台に怪談や都市伝説をテーマとするホラー的なスタイルを取りながら、事件を解き明かそうとする姿は聞き込みから始まりアリバイ探しとミステリー的でありまして。果たしてこれはオカルトホラーなのかそれとも推理サスペンスなのか?と読者も一緒になって考え込んでしまう作りになっています。やがて明かされる事件の全容もなかなかに目を見張るものがありまして、作者の思惑に翻弄されながらもそれが心地よい1冊。
ミステリー的であり原作付きでテキスト量も多く、どーしても絵を見るよりセリフやナレーションに引きずられるように言葉だけ読む漫画になってしまってますが、まぁそこはそれ。
ところで予断ですが、この作品、「ひぐらしのなく頃に」と一部の世界観を共有してます。そっちの面でもチェックしといて損は無いかと。
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投稿者 bird_chief : 23:31
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2008年01月06日
商戦後の店内を考える
お盆でも年末年始でもなんでもそうなんだが
商戦期間中よりも商戦後のほうがけっこう大変だったりする
売り時を狙って発売されるソフトはたいてい出そろってて
長期休みと重なってるとしばらく新作のリリースもないわけで
店内で展開しかけることがなくなってくるわけですな
ぼつぼつ冬コミ新作同人ソフトの入荷も落ち着いてきまして
店内は平穏無事
悪く言うとなんかつまらんわけで
でも、こういう時になんか遊び心のある仕掛けもできるんですな
で、今がちょうどそんな時期なわけですが
何しようかなぁ
ミクとレンのコーナー作ってムービー流すかなぁ
投稿者 bird_chief : 22:10
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1巻目の「片恋の日記少女」

「片恋の日記少女」/中村明日美子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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少々アウトロー気味に特殊なタイプの男女が、恋とそこにまつわるドラマを繰り広げるオムニバス作。
おかしくてやがて切なく、読後感は爽やか。
っていうか全然知らない人だったんだけど、予想外の発見だったなぁ。
ちょっとばかりややこしい境遇にある男女のつながりを多彩に描く、しっとり切ない少女漫画。
オカマとして生きる男性とその父、風俗まがいの仕事をする中学生といったキャラの作りこみがなかなかうまく、設定が先走らず細かなしぐさや言葉のひとつひとつを大事にし、それぞれに滑稽さと親しみの持てる愛すべき登場人物になってます。
ストーリーも全体的にコメディっぽくありながら、なんかちょっと泣けるドラマでオチにひとつ笑いを持たせてあり、軽すぎず重すぎず読みやすい。
大人の読む少女漫画としてけっこう高いクオリティを持っている一冊でして。キレイにまとまっているのに適度なクセがあるのもいいっすな。
それにしても、いやー、ここまでしっかり読める漫画を描く人なのに、今までまったく知らなかったとは不勉強だなぁおいらも。
世間は広いもんだ。
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投稿者 bird_chief : 21:42
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1巻目の「デッドマン・ワンダーランド」

「デッドマン・ワンダーランド」(1)/片岡人生・近藤一馬
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
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東京を中心とした大震災が起こった後の日本。
ごく普通の学生として暮らしていた主人公は、突如学校にて超常的な怪人に襲われる。が、クラスメイト全員が死亡したにも関わらず主人公は生き延びており、あれよあれよという間に死刑囚となり、民間の刑務所に入れられる。その刑務所は一般にも開放され、囚人が刑務を全うしながら従業員として労働しているテーマパークでもあった。という舞台設定。
ほんで主人公が刑務所で出会った謎の少女とともに、自由に見えて厳しいルールの敷かれた刑務所内でいかに生き延びていくか、というアクションドラマを送ると同時に、主人公が巻き込まれた事件とそこに関わる謎の怪人と、ひいては刑務所自体の謎や東京で起こった震災の謎などなど。スケールの大きな秘密が色々と見え隠れしながらも、主人公自身はまだその事の大きさに気付いていない、という1巻目。
話としてけっこう陰惨なわりに雰囲気が明るめでポップなアクション漫画になってるのもなんか違和感を感じますが、まぁこれも味付けのうちか。
あと設定やら伏線やらとでかい風呂敷を色々と広げすぎなんじゃなかろうかなぁという印象が強いものの、まだまだ話の全容は見えておらず、ドラマとしての盛り上がりもこれからというところでしょう。
なにせ主人公自身が物語の中での役目や立場にもまだ気付いておらず、周囲が色々と動き回っている、というような具合であるわけで。
漫画としてどーなっていくのかも含めて、この話に付き合うなら3〜4巻分くらいは付き合う必要がありそう。
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投稿者 bird_chief : 21:39
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2008年01月05日
独立空間騎兵隊所属・トリー准将
昨日ちょろっと言った、メガハウスの宇宙家族カールビンソン・おとうさん変形フィギュア


可動がいろいろ利いてオプションもそこそこあるのでぐにぐに遊ぶと面白い
ただ手が細くてジョイント部がなんかこころもとないので、うっかりポッキリやりそうでもある
コロナちゃんもついてるんだが割愛。
おとうさんの充実ぶりに対してコロナちゃんあんま遊べないんだよなぁ
投稿者 bird_chief : 22:21
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1巻目の「魍魎の匣」

「魍魎の匣」(1)/京極夏彦・志水アキ
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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京極夏彦原作小説のコミカライズ作品。
不思議な絆で結ばれた二人の少女。やがて起こる事故と誘拐事件。そして時を同じくして起こる連続バラバラ殺人。いわくだらけの登場人物。
オカルトホラー的な、なんとも怪しい雰囲気の中で起こる事件を描くミステリー作となっております。
1巻目では、キーとなる人物が行方不明となり、いよいよ事件の発生、というところまでが描かれます。
……というかあんなところで1巻目終わらされてしまっては生殺しだぜ。はやく2巻目が読みたいよう。
角川で京極夏彦といいますと、以前にコミック版の出た「嗤う伊右衛門」の出来がなかなかに良かったもんで、同じく角川からのコミカライズということで期待していた作品なんですよ。
いやしかし、優れた原作があるとはいえ、人物描写や雰囲気の描き方がうまいもんで、のめりこむように読める作品となっておりますよ。
互いに惹かれ合い強い結びつきを持つ女学生が二人。このうちの一人が電車事故を起こしてしまう。
たまたま現場に居合わせた刑事が捜査に関わることになる。瀕死状態となった少女は実はとある血筋にある身分であり、死ぬわけにはいかないとある研究所に移される。そしてそこに、誘拐の予告状が届く。といったおおまかな流れ。
…なんですが、実際にはもう、それぞれに様々な事情をかかえたキャラが次から次へと出てきまして、猟奇殺人はその背景で起こってるわ怪しい研究所は出るわなんだかもう…!という感じです。
しかしそれらを丁寧にまとめあげた作画の腕前はたいしたもんじゃなかろうかと思いますよ。
インパクトの強い個性を持つ登場人物達それぞれに、はっきりとした印象の残る魅力を与え、怪奇的でありながらもミステリとしての現実味を残したタッチと画面作りが効果的に生きてます。
あとこれ、いちおう雑誌連載という形をとってはいるものの、1話あたり100ページを超え、この単行本に収録されている分だけで2話、つまり連載2回分なのですが、このへんは作りとして良いですな。構成が複雑に入り組んでるので、ぶつ切りにせずに一気に読めるようになってるのはありがたい。
しかしまぁ、1巻目であれですよさんざんひっぱっておいてあれですよ。
京極堂が出てくるのは最後の1ページだけだし。
これ次も買わないわけにはいかないじゃないか。
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投稿者 bird_chief : 21:56
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1巻目の「臨場」

「臨場」(1)/横山秀夫・上農ヒロ昭
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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おおっと、横山秀夫の警察ドラマのコミック化じゃないですか。と嬉しい1冊(俺が)。
主役となるのは某県警の検視捜査官たち。その中でも類まれなる能力を発揮し、誰にも彼の代わりが勤まらないため「終身検視官」として常に現場に赴く男、倉石義男が話しの中心となります。彼らが事件現場にある遺留品から事件の真相を解き明かしていき、死者の姿とそこにあるドラマを浮き彫りにしていく、という内容になっています。
要は推理モノです。それもかなりの本格派。
極めて現実的な警察組織が舞台となっているため、漫画としての華を犠牲とした実直なリアリティから生まれるストーリーは重さ充分で。これ以上無いくらいに地に足が付いてます。また、話は基本的に読みきりスタイルをとっており、1つのエピソードが4話で完結し、1巻目ではエピソードが3つ収録されておりまして。気軽にさっくりと短く読めてそれぞれの話が面白い、というのは非常に良いですな。ダラダラやらないのだ。
あと、短くまとめておきながらも、トリックや謎解きだけに終始しない展開を見せるのもポイントですな。事件と被害者とその裏にあるドラマ。男女間の情と涙のささやかに盛り上がる物語や、警察組織内部でのシリアスな上下関係や組織と個人といったものも織り交ぜてありまして。
大人の漫画だぜ、といった感じです。
それにしてもやっぱ、話が話であるだけに、主人公の倉石を始めとして主要登場人物がほぼ全員、中年男性です。でもかっこいいんだよなー、倉石が。
そうそう、横山秀夫原作の警察モノ漫画というと、所十三の作画による「強行-捜査一課強行犯係」(全4巻)っつーのもありまして。これまたシリアスで重厚な推理サスペンスであり、かっこいい中年男性の漫画なのよ。
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投稿者 bird_chief : 21:53
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年明け後の報告
初商からこっち、なんか売れ行きが昨年の正月よりだいぶ上向いてるなぁ。
なんなんだこれ。
実は今度の年末年始、いろいろと不安要素が多くて、どんだけ前年比マイナス出るかと戦々恐々としてたんだけどなぁ。
PCまわりをいろいろと強化。
メモリを2GBに。マウスをロジクールG5に。
ヘッドセットも購入。
メガハウス、エクセレントモデルA.I. おとうさん&コロナちゃん(宇宙家族カールビンソン)、購入
おとうさんが飛行形態に変形するスグレもの。でも値段が高い…
画像貼るかリンク貼るかしようかと思ったけど、
なんでかおとうさん、メガハウスの公式サイトどこ見ても載ってない
むぅ
自前で写真撮るかな
投稿者 bird_chief : 01:15
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1巻目の「セーラー服と重戦車」

「セーラー服と重戦車」(1)/野上武志
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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秋田書店の萌えエロコミック誌にて。
女子中学生のお色気と戦車を組み合わせたらどんなこっちゃという、なんかもういろんな欲望が直球ストレートに出て非常にお馬鹿な漫画(褒めてる)。
根拠など無いのだこういうものは。美少女と戦車。ミリタリズムとエロス。素晴らしいじゃないか。
初掲載時から単行本化を待ち望んでおりましたですよ。いぇい。
北関東にあるとある中学校にて、戦車同好会の一員としてパンター戦車を駆る巨乳の女子中学生が主人公。搭乗員もみんな女の子で、夏の浜辺ではビキニ着て戦車乗り回すのだなぁ。
そんでもって、インネン付けてきた地元暴走族のT-55を返り討ちにしたり、他校のライバルであるロリっ娘が駆るティーガー戦車と駄菓子屋の表で決闘したり。好き放題。
「オモテのパンターFはあんたのかい」というセリフに笑った。走り屋が顔つき合わせてんじゃないんだから。
とまぁ美少女と戦車とを脈絡もなく結びつけて学園コメディでバトルとお色気あるよー、お兄さんよってかない、というひどい趣味の漫画なわけでありますが、そういうのにまんまと釣られてほいほいひっかかる野郎がここにいるからしょうがない。
美少女好きです。戦車も好きです。両方好きなんだからいいじゃない!
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投稿者 bird_chief : 00:59
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1巻目の「楽園の条件」

「楽園の条件」/森島明子
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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女性同士の恋愛を等身大の目線とキャラで活き活きと描く百合作品。
短編連作が2つとあと少々。
女性同士のカップルのカタチとして、それぞれの登場人物が自分の立場や悩みの中でまっすぐに相手と向き合う姿を描き、一人の人間として恋の有り方を問いかける作品となっています。
百合とかどうのという以前の恋愛ドラマとしてなかなかに質が高い。
同棲生活を送りながら互いのことを好きあいつつも、友達以上恋人未満を続ける2人の対照的な生き方とそれぞれの思いを描いたり。。
かたや、講師と生徒という立場であり、ひとまわり歳の離れた2人を明るいラブコメとして描いたり。
等身大の女性による恋愛に対する姿勢をありのままに、みずみずしく読ませてくれるんですな。
変にドロドロとしたドラマではなく、恋する女性のその気持ちに重点を置いた作品です。
また特徴として、描かれる主人公が年齢の高い「大人の女性」であるのもポイント。社会人としてOLやってたり、アーティストの卵として創作活動に勤しんでいたり。
こういった地に足の着いたキャラにより、共有の幻想としてではなく、百合のスタンスを借りて一人の人間の恋を表現することに成功しているわけですな。
なので女性同士のというのが変に不自然ということもないため、女性でも男性でも読めるんですな。
それにしてもあれだよな、女性同士の恋愛を女性が描くわけで、ちょっとしたことが面白いんだよな。
たとえば、互いに女の子なので、こまかいオシャレに気付いてもらえるから、デートの時の格好も頑張り甲斐があるとか。
互いに女の子であるせいで、相手のお肌とかプロポーションとか見て、逆に自分のスタイルやお肌が気になっちゃうとか。
なんかね、そーいうのがすごくいいんだよ、この作品。
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投稿者 bird_chief : 00:49
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2008年01月04日
美しい書店員を目指して
年末に買って以来バタバタとしていてまだ読んでなかった、「金魚屋古書店」の第6巻
新刊書店についての話を描いていて、それがけっこう良いと聞くので読んでみた
やばかった、なんかじーんと来ちゃったぞ
内容としてはちょいとキレイすぎるというか、煩雑な業務とかは省いて、表面上の美化された書店と書店員の姿を分かりやすく描いてあり、現場の人間としてはちょいと苦笑い、といった感じなんですが。でも良かったなぁ。
特にやっぱ最後の言葉ですよ。あれにやられた。
「一瞬のきらめき」かぁ。
そういうきらめきのある売り場を作れているかなぁ、俺。
まだまだだよなー。
あと、作中に描かれている品揃えに関する店員哲学みたいなもんは、なんかおいらのやり方と反対なのも興味深かったなぁ。
大手の総合書店のコミック棚だとそういう観点になるってことなんだろうか。
投稿者 bird_chief : 02:56
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1巻目の「巨娘」

「巨娘」(1)/木村紺
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
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その身体の大きさ以上に、破天荒でパワフルな生き様を見せる焼き鳥屋店長・ジョーさんの生き様を描くコメディ。
日常シーンにウェイトを置き、ジョーさんを等身大の人間としての面白さ、凄まじさがとっても痛快な作品。
いやー、無茶苦茶なんだけどかっこよくて憧れるわぁ、こういう女性に。
話の舞台となるのは、ジョーさんが店長を勤める焼き鳥屋チェーン店。ジョーさんを中心に職場の女性達や友人や恋人とのちょっと規格外な日常の中で、ジョーさんの素敵な暴れっぷりが楽しいのだ。
身長181cmで「巨娘」であるジョーさん。力持ちでめちゃめちゃ強くて、性格は短気で粗暴でおおざっぱ。怠け者やヌルい奴らが大嫌いで、彼氏といえど気に入らない男は容赦なくぶっとばす。で、店長としてもかなりのやり手で、やるべき仕事はきっちりこなし。しかしその本性は餓えた狼のごときスケベ女でもありまして。ショタロリ彼氏ができちゃったもんだからハァハァとえらいことになる。というヒロイン。見た目もオットコ前でモテモテだし。かっこいいよジョーさん。
「ジョーさんとその他の愉快な日常」を描いたコメディであり、男女問わず惚れ込むこと間違いなしなその女っぷりを読む漫画ではあるんですが、ジョーさんだけじゃなくて周囲のキャラクターも面白いのだ。
小悪魔的に計算高くて気も強い、ジョーさんの女友達とか。頭はいいが電波でキレやすくて超危険な元ファイター女とか。サボり魔で生意気で役立たずで、人生をどこか甘く見ている女とか。大卒の元OLで仕事が出来て接客も巧いが、決定的に男運が悪くて男性恐怖症な女とか。
こういったキャラクターの作り方が非常によくできておりまして。ちょっとオーバーなんだけど、実際いるよなこういう女性、というコメディであり、常に誰かに感情移入しながら読める漫画になっております。
なんだか人物紹介しかしてないようなレビューですけれども、面白いですよこれ。
男として女として社会人として、強く生きるジョーさんに惚れろ!
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投稿者 bird_chief : 02:52
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2008年01月03日
1巻目の「WAVE」

「WAVE」(1)/THE SEIJI
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
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1980年代後半の日本、パソコンなんてなものがまだまだ一部のマニアのための高価なオモチャであった時代。
後にITバブルの波に乗り時代の先端を突き進むことになる三人の若者達の、パソコンならぬ「マイコン」に夢を賭けたサクセスストーリーであります。
いやー、これがね、今業界の最前線で活躍しているような、いい歳の方々が見たらたまんない内容になってると思いますよ。
高価なマシンを愛機として、日々プログラミングに励んだような、そんな人にオススメ。
舞台は現代から始まり、IT業界の中で様々な境遇にある3人の男が登場する。ある者は大金を掴み、ある者は公権力の手にかかり、ある者はしがないSIであり。しかしバラバラの立場にあるこの3人の男達が、実は以前は同じ夢を追いかけた仲間であり、そしてその思い出話として20年前の物語が始まる、という感じ。
ポケコンだZ80だMSXだ、PC-8801だ9801だのという時代の中で、技術と情熱はあるが金も地位も何も無いという若者達が歩む、成功と挫折のストーリーでして。情報もノウハウも何も無い中で、手探りで悪戦苦闘する様子は、技術者のココロを持つ者なら大いに痺れるものがあると思いますよ。
ラップに絵を描いてディスプレイに貼り付けてマウスでトレースとか、当時を知ってる人はニヤリとしちゃうはず。
で、作画のTHE SEIJI自身も、巻末の後書きで初のパソコンが8801だったと語っていることから、古い時代のパソコンの世界とその熱気を肌で感じて知っているようでして、原作付きであるのにその当時の熱さを紙面に表現できているのはかなり良いポイントですな。
あとまぁ特徴として過剰なエロとお色気シーンが目に付くところですが、3人とともに歩むことになるヒロインの存在が、男達の関係に深く関わってくることになるでしょうから、一応の必要性はあるかなぁ。
かくいうおいらは、ここに描かれている世界とはその年齢こそ一回り以上離れているんですが、父親の趣味がこっちだったもんで、生まれる前からパソコンが家にありまして。
Z80の昔話なんかさんざん聞かされたものです。
そうして間接的に当時のことを知っているおいらでさえ、これ読んで興奮するものがあるわけでして、リアルタイム世代には直撃なんだろうなぁ。かつてマイコン少年だった人たち全てに読んでもらいたいなぁ。
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投稿者 bird_chief : 01:32
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2008年01月02日
正しい正月を久々に過ごす
ここ3年くらい、親戚一同が集っての年始の挨拶の場にいない正月が続いていたので、今年こそはと気合いで起きて顔を出す。
行ってみたれば義姉と甥もいるではないか。
写真でしか知らなかった自分の甥と初対面である。
てゆうか、こないだまで男の子なのか女の子か知らなかったし名前を今日になって知ったくらいだし。
すでに2歳で言葉も喋ってるし。
なんかもう、いろいろとダメだよなぁ俺、と。
反省。
そぉいやその甥っ子が、山手線だのなんだのの電車のオモチャでずっと遊んでいたのだが
これってやっぱ首都圏に暮らす子供だからなのかなぁと思ったり。
いえね、鹿児島含め地方都市では電車ってそんなにすぐそこで目にするものでもないわけで
電車ってものに愛着が無いから、小さい頃にそういう電車のオモチャで遊んだ記憶が無いんですよね。
もしそうだとしたら面白いもんだよな、と。
投稿者 bird_chief : 03:20
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1巻目の「Doubt」

「Doubt」(1)/外海良基
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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性別も年齢もバラバラの男女が、突如密室に放り込まれ、犠牲者も出る中で疑心暗鬼に陥りながら脱出策を見つけるという、密室パニックサスペンス作。
なんちうかこう、雰囲気だけのスリラーだったりしないかなぁと変な不安があったのですが、いやいやどうして。
けっこう読ませるドラマになってますよ。
ストーリーは、ネットで集う仲間達のオフ会、という形で集まった主人公達が、その最中に全員が突然の拉致にあい、目が覚めた時には廃ビルの密室に監禁されていた、というもの。そして1人ずつ犠牲者が出ていき、「この中に犯人がいる」と互いに疑惑を持ちながらも、限られた情報とルールの中で脱出を試みるというもの。
主人公達は互いに疑いの目を向けながら、密室の中を探索していくわけですが、探索手段の制約と制限を設けてありまして、これが話のキーとなっております。
このへんの作りは非常にゲーム的でありまして、能力バトルものを読んでるくらいに分かりやすい。
ゲーム的要素を複雑になりすぎないようにし、登場人物同士の心理戦を中心に据えるという作りも的を射ている点だと思いますよ。掲載紙はガンガンだし。
普通の密室サスペンスとは一味違う仕掛けを用意しながらも、人物ドラマとして盛り上げ方が非常に巧い作品。
設定には色々とツッコミどころといいますか、無茶もあるんですが、それを感じさせない張り詰めた雰囲気の盛り上げ方で一気に読めちゃいますな。
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投稿者 bird_chief : 03:06
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1巻目の「かぶく者」

「かぶく者」(1)/たなか亜希夫
1・2巻同時発売
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
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現代における歌舞伎の世界をテーマに、才能に恵まれながらも対照的な境遇にある2人の歌舞伎役者を描く作品。
芸能というものは、理解を深め知識を覚えることよりも、まず感じることが大事なのだと思い白されてくれる作品。
おいら歌舞伎なんて全然分からないんだけれども、ここに描かれるかっこよさ、美しさはビシバシと伝わってきましてね。ああこういうのはもう言葉なんて要らないのだなぁと、軽く感激しましたよ。
1人は、家柄に恵まれ7代目として伝統ある名を継いだ役者。もう1人は、家柄にまったく関係はないが、「かぶく」ことにかけては天性の才能を持った役者。この2人が互いを意識しながら、それぞれにみずからの芸の道を究めていくというストーリーでして。
演じることについて悩み、苦しみ、その末にひとつの光明を見出し芝居として演じる、というシンプルなドラマでありながらも、読み応えはなかなかに重く、また痛快でありました。
歌舞伎を読むための最低限の情報と知識を与えてくれながらも、決してそこが中心にならず、ここ一番の見せ場と盛り上がりは言葉を廃してドカンと絵で訴えてくるんですな。これが実にインパクトも有り、見惚れてしまう力強さに満ちています。
歌舞伎という、読者にとって縁遠い世界が舞台なため、そこで起こる努力や苦労になかなか共感できず、主人公達が遠く感じてしまうところがあるんですが、しかしそういうのを全て見開きでねじ伏せる力を持ってるんですな。
これはかっこいいぞ。
歌舞伎が好きとか知らないとかそんなことはどうでもいいのだ。美しさ、かっこよさに痺れる快感ですな。
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投稿者 bird_chief : 02:57
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2008年01月01日
あけましておめでとうございます、このやろう
年があけましたが
大晦日までしっちゃかめっちゃでした
2007年は予告通りいろいろと動きのある一年でしたが
2008年もいろいろとありそうです
しっちゃかめっちゃかです
とりあえず今夜は寝ます……
投稿者 bird_chief : 03:25
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